五等分の花嫁 36話 感想
二人きりでデート！
のっけからニヤニヤもんである。連休はさんで、二週間ぶりに最新話を読んだらこれですよ。いつき派が患っている不治の病....五月病も吹っ飛ぶほどの幸せを脳が感じております...。やっぱり、一花さんがメインヒロイン！（※勝手に決定）
時は勤労感謝の日、せっかくの休日ということで、フータローをデートに誘おうと画策していた一花さんと三玖なわけですが、この2人の対比がなかなかどうして...いいものですね...。
「二人きり...じゃないほうがいいのかな」とモジモジする一花さんに対し、「二人きりでデート」と張り切る三玖の構図。三玖の成長っぷりも素晴らしいけれど、一花さんが見せる普段とのギャップがたまりません。完全に恋する乙女じゃないですか...。
もはや、感謝しかありませんな。そうか...。勤労感謝の日とは、春場ねぎ先生に全力で感謝を申し上げる日だったのか！ありがとうございます、春場先生！今回のデート回、全力でテンションを上げていく所存です！
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フータローと四葉ちゃんのデート開幕！
四葉ちゃんのターンがはじまったな！
というわけで、今週からはじまった休日デートイベント。三玖とのデート回になるのか、一花さんとのデート回になるのか、はたまた3人で修羅場デートになるのか。
あれこれ考えながらページをめくったら、なんと...四葉ちゃん回がはじまっていたのである。そろそろ、四葉ちゃん回が来るかもとは思っていましたけど、まさかこういう展開でくるとは...。本当に、胸が熱くなりますね！
ヒロイン2人から一緒に出掛けない？と誘われ、「今日は休日だから断る」とかいう謎のパワーワードを返して凡百のラブコメデートフラグを一瞬でへし折りにかかるフータローはさすがですが、そこはラブコメの神も一枚上手。
らいはちゃんの後押しにより、林間学校で色々と助けてくれた四葉ちゃんへお礼をすることになったフータローでございます。ラブコメ展開では動かないのに、こういうお礼や感謝に対する義理堅さ、律義さはフータローらしいし、好印象ですよね....。
し・か・も！
なんだ...このかわいさは....
この表情がたまらんね。今週の四葉ちゃんかわいすぎる.....。「楽しい一日になりそうですね」からの「デートですよ デート」ときたもんです。ただ歩いているだけ、それが楽しい。そういう空気感を自ら作れるのも四葉ちゃんの性格あってのものでしょう。
なんだかんだで、休日に一対一でフータローとデートをしたのは四葉ちゃんが初めてなんですよね。7話で五月とフータローが休日一緒に出掛けているけど、あの時はらいはちゃんも一緒でしたし。
ゆえに、四葉ちゃんはフータローの初デートの相手ってことですよ！これで、四葉ちゃんが始まりの「写真の女の子」だったら面白いんだけど、さてどうなのでしょうね。
誰のためのデートか
この2人の雰囲気好きだなぁ・・・。
レストラン、スパ、映画、ショッピングと回ってきた2人のデート。「428」プリントの服ってオーダーメイドじゃなかったのかよ、と思ったのも束の間、店員からの「彼氏様とペアルックなんていかがでしょう」攻撃である。やめて...これ以上は...悶絶死する！
まぁ、休日に2人でショッピングしていたらそりゃカップルに見えますよ。しかも、この2人、凄くお似合いだと思うわけで...。
あくまでもフータローとの相性で言えば、五姉妹で一番しっくりくる（※現時点では）のは四葉ちゃんかなって。フータローのようなタイプには持ち前の明るさで周囲をも巻き込んで、楽しい時間へと引っ張り上げてくれる女の子が合ってるのかもしれませんね。
四葉ちゃんかわいすぎる問題！
加えて、この表情がまたなんとも素晴らしい...。今までメイン回がほとんどなかっただけに、今週の四葉ちゃんかわいい欲張りセットの威力が桁違いに感じます...。なんなん、このかわいさは...？
カップルに間違われた嬉しさゆえか、一瞬あたふた赤面しちゃう四葉ちゃんのヒロイン力が凄まじすぎるという...。「やっちゃいます？」って......なにそれ？かわいすぎるんだけど...！
とは言え、その反面で、すぐに茶化して笑いにしてしまう所はどうなんだろう...。四葉ちゃんらしいけれど、思っていた以上にラブ方面では一歩引いてしまっている印象も受けるかなぁ...と。
フータローが指摘しているとおり、思えば、今回四葉ちゃんが提案したお出かけスポットは、「五月の気に入っているレストラン」、「三玖が会員のスパ」、「一花さんの出演する映画」、「二乃のための買い物」と、全てが他の姉妹たちの好きなものでした。
要するに、四葉ちゃんがしていることは、フータローに姉妹たちの好みを教えているだけなんですよね。自分の好きなもの、欲しいものを聞かれているのに、それは、二の次、三の次。文字通り、五の次にしてしまっている。
デートをしているのは四葉ちゃんなのに、自分ではなく他の姉妹のことを考えてしまう。二乃が喜ぶ姿を想像しながら幸せな顔になる。なぜか？考えられるのは、やっぱりお母さんの言葉でしょうか。
四葉ちゃんはお母さんの影を追っているのか
「誰かの失敗は五人で乗り越える」「誰かの幸せは五人で分かち合う」「大切なのはどこにいるかじゃなく五人でいること」。
今までにも幾度か語られてきたお母さんの言葉。今回もまた、お母さんの言葉について四葉ちゃんが触れているシーンがあるわけですが、お母さんが言っていたことを一番大切にしているのは、実は四葉ちゃんなのかもしれません。
だから、本当の意味での「自分の望み」がわからない。みんなの幸せが自分の幸せだから。そうやって、子供の頃から、みんなの好きなもの、みんなの幸せに、自分の幸せが寄せられてきたから。
そういう風に考えると、今までの四葉ちゃんの行動や言動にも説明がつくシーンが多々あるんですよね。
例えば、以前「五人の誰かが成績不良で進学できなかったとする その時 お前はどうする？」とフータローに問われて「私も もう一回 二年生をやります」と答えていた四葉ちゃん。
このセリフを見ても四葉ちゃんが「五人で一緒にいること」に対して強い想いがあることは明白でしょう。全員で進学できなければ意味がない、という考え方は、失敗も困難も喜びも、五人で分かち合う、というお母さんの言葉に通じるものがある。
思えば、今までにも四葉ちゃんって、「五人仲良し！」をずっと掲げてきた人なんですよね。三玖も吹っ切れるまでは『五等分』の考え方をとりわけ大事にしてきたヒロインとして描かれていたけれど、それでも二乃と対立することはしばしばあったわけで。
でも、四葉ちゃんは違う。フータローの一番最初の協力者として、対立ではなく、初めから五人が仲良く勉強出来るように動いてきた人でした。この点を考えれば、お母さんの言葉を一番実践しようとしていたのは四葉ちゃんだと言える。
しかも、これは写真の女の子が言っていた「私がみんなのお手本になるんだ」というセリフにもつながるものがあります。
お母さんの代わりに自分がお手本になる。お母さんの考え方を守ることが、みんなのお手本になるという意味であれば、「写真の女の子＝四葉ちゃん」説が濃厚になったんじゃなかろうか。どのみち、四葉ちゃん関連の伏線は色々裏がありそうで楽しみだなぁ...。
四葉ちゃんの望み
天使だ・・・（確信）。
四葉ちゃんが真に欲しいものはなにか。それはズバリ、フータローでしょう！（えっ）
いや、もちろんみんなの幸せも大切なのですけどね。でも、エヴァ風に言わせてもらえば、だけど いつか気づくでしょう その心には 遥か未来 目指すための”想い”があること！ですよ。
誰と結ばれようとも、未来の結婚式、花嫁としてのハッピーエンドを五等分することは出来ない。だから、いつかお母さんの言葉から卒業する日がやってくるのでしょう。
『五等分』にできない幸せをみんなで祝福できるようになる。それが『五等分の花嫁』のテーマになっていくのでしょうか。そうだったらいいな。やっぱり、みんなが幸せな気持ちで終われる結末がいいですよね。
ひとまず、やっと訪れた待望の四葉ちゃん回がどうなるか期待大！表題に「勤労感謝ツアー①」とあるので、数話は四葉ちゃん絡みの回が続くのでしょう。果たして、三玖と一花さんにバレて修羅場が始まるのか。わたし、気になります！
