『かぐや様は告らせたい』104話 感想
かぐや様は告らせたい 最新話 感想 ネタバレ注意
お、おう.....
今週の『かぐや様は告らせたい』がなかなかどうして。うん。今週も実に狂ってて笑うしかないですね!
迫るタイムリミットを前にかぐや様との関係に決着をつける決心をした白銀会長。まさに覚悟を決めた「男」である。しかし!藤原書記にポンコツ認定を喰らって、自分を客観視する必要があると考えたようで...。
で、なにを始めるのかと思えば、ミコちゃんに「俺の事を男としてどう思う?」と一言。アカン・・・。もうそれそのまんまかぐや様に言えば万事オッケーなのによぉぉぉぉ!(←野暮なツッコミ)
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伊井野ミコちゃんチョロすぎる問題!
ミコちゃんの反応がお可愛い.....
というわけで、"客観的"に見て「告白」にしか思えない奇行に走り出した童貞モンスターの白銀会長ですが、対するミコちゃんも満更でもない感じである。「あの...少し考える時間をください!」って...。ミコちゃんチョロ過ぎィィ....!(←かわいい)
初登場時のミコちゃんと言えば、品行方正・正義感の塊・真面目を擬人化したらミコちゃんが生まれる。そう思えるほどお堅い系ヒロインだったのに...。いつからだ...。いや、もうだいぶ前からだ...。完全に愛すべき「アホの子」ヒロインになっとる...。
以前はかぐや様と会長の関係を誤解して「生徒会室であんな事しますか?非常識極まりないと言う他ありません(62話/単行本72話)」なんて言っていたのにね。その生徒会室で会長に告白(?)されたら赤面しちゃうんですか。そうですかー。
もうね、お可愛すぎると言う他ありません!まぁ、ベクトルは「アホの子」方面だけど、お堅かったミコちゃんが少しずつ柔らかくなっていくのも、それはそれで一つの成長を描いているわけでもあって。なんだかほっこりはするよなぁ...と。
しかし!この完膚なきまでのフラグブレイクっぷりよ...。
「顔が全然タイプじゃない」とかもうそれ全否定じゃん!クラスで「4~5番目」って、完全にメダル圏外じゃん!というか、相変わらず藤原書記は何の忖度もなくぶっかましてくるな...。ちょっとだけでもいいからオブラートに包んで差し上げて!
「全然タイプじゃない」って言われた後に「白銀会長はカッコいい方だと思いますよ!」って言われても、それ傷口に塩塗られてるだけですからね。信憑性ゼロだから!そんなとこで忖度してももう遅いから!
伊井野ミコ恐るべし....
ほんの数分前までは告白(?)されてモジモジしまくりだったんだぜ...。満更でもない感じだったんだぜ...。それなのに、この圧倒的落差である。なんでタイプじゃないのにフォーリンラブ!しそうな雰囲気出してんのよ!ミコちゃん恐るべし!
しかも「白銀会長”やっぱり”私をそういう目で...」 とか言ってるのも地味にじわる...。どうやら、ミコちゃんの脳内妄想は現実の遥か先を進みすぎているようですな。夢見がちなミコちゃんは最高にお可愛いと思います。
藤原書記のお可愛さはハッキリ言って異常!
うわぁぁぁぁ・・・
さて、会長の「自分が男として魅力があるのか検証」シリーズ2人目として、藤原書記にもアタックをかけることに。んで、案の定というかなんというか、めちゃんこバッサリいかてしまう白銀会長なのであった...。
曰く、「一切男らしさを感じない」である。しかも「死んだ方がマシ...」からの連コンボ。やべーな!今の会長が一番言われたくない言葉を的確に突いてきやがりますよこの人!要するに「男」としての魅力ゼロ判定。さすがは藤原書記ですわ...。
まぁ確かに、これまでの藤原ママの苦労を考えると「駄目な子供の躾をしてる気分」という評価は仕方ない面もあるんでしょう。特訓シリーズとかもね、色々あったしね...。
なんだ、このかわいさは・・・!
しかし!同時に「できないことに挑戦する頑張り屋さん」が藤原書記の好みでもあるようで。みっともなくてダメな子ほど可愛い...と。いいじゃん!いいじゃん!素晴らしいじゃん!
要するに、自分の気持ちを主観的に見ると「会長は恋愛対象にはならない」が、客観的に自分の好みのタイプを判断すると「会長のようなタイプが好みである」と。そういうことか。今回のテーマと照らし合わせてもこれは非常に面白い構図だなぁ。
そもそも藤原書記の立ち位置はかぐや様とは対極なんですよね。藤原書記は会長のダメなところを見る役目だし、対するかぐや様は、かぐや様フィルターがそう見せているというのもあるにせよ、基本的に会長のカッコイイところを見るポジションなわけです。
だから、そういった「会長との関係性から生じる2人の認識の差異」も多少は2人の感情に作用してるんだろうと思います。
まぁ、会長自体が完全にかぐや様以外アウトオブ眼中な状態なので、他のヒロインたちと恋愛フラグが成立することはなさそうですが、藤原書記の会長に対する微妙な感情がここで明かされたのは個人的には大変ニヤニヤできました。ごちそうさまです!
というわけで....
やっぱりかぐや様こそがメインヒロイン!
これですよ!これこそがかぐや様ですよ!もはや、メインヒロイン色の覇気が全身から溢れ出してるレベル。今週のかぐや様の何ともお可愛すぎること...。
ここまでドMも裸足で逃げ出すレベルにフルボッコ完全否定でKO寸前だった会長ですが、かぐや様の「私は今の会長で良いと思います」という完全肯定で息を吹き返すのでした。マジで客観性とか必要なかったな!
まぁ、それこそ恋愛なんて100%主観でしかないものだし。100人の異性がいて99人が魅力的だと思っても意中の1人にそう思ってもらえなければ、客観的な魅力など何の意味もない。そして、その逆もまたしかり!である。
白銀御行にとって、四宮かぐやが認め、慕い、肯定してくれればそれ以外は些末なことなのです。ミコちゃんや藤原書記が何を言おうとも変わる必要はない。かぐや様も会長もそのままの彼・彼女を好きになったのだから。やはりこの2人の関係性は素敵ですわ...。
つ・ま・り!結論としては....
今週の夢見る少女のミコちゃんが最高に可愛かったなということです!
会長が「いねぇよそんな奴」と言ってるけど、「いつもかぐや様の事を見てて」「かぐや様の気持ちを考えて」「困った時は颯爽と助けに来てくれる王子様」って、それ完全に会長のことじゃないですかー!そりゃ、かぐや様も惚れるっつーの!
まぁ、ミコちゃんにとっての王子様は石上になるのでしょうけど。犬猿の仲と書いて、未来のカップルと読むのはラブコメでは常識ですし。「かぐや様×白銀会長」はもちろん、「石上×ミコちゃん」の進展も楽しみですね!
※本記事にて掲載されている情報物は「『かぐや様は告らせたい』/赤坂アカ/週刊ヤングジャンプ」より引用しております。