ふわふわな日記

『かぐや様は告らせたい』104話 感想、夢見がちなミコちゃんとデレる藤原書記がお可愛すぎる問題!

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かぐや様は告らせたい』104話 感想

かぐや様は告らせたい 最新話 感想 ネタバレ注意

お、おう.....

 

今週の『かぐや様は告らせたい』がなかなかどうして。うん。今週も実に狂ってて笑うしかないですね!

 

迫るタイムリミットを前にかぐや様との関係に決着をつける決心をした白銀会長。まさに覚悟を決めた「男」である。しかし!藤原書記にポンコツ認定を喰らって、自分を客観視する必要があると考えたようで...。

 

で、なにを始めるのかと思えば、ミコちゃんに「俺の事を男としてどう思う?」と一言。アカン・・・。もうそれそのまんまかぐや様に言えば万事オッケーなのによぉぉぉぉ!(←野暮なツッコミ)

 

 

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伊井野ミコちゃんチョロすぎる問題!

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ミコちゃんかわいい

ミコちゃんの反応がお可愛い.....

 

というわけで、"客観的"に見て「告白」にしか思えない奇行に走り出した童貞モンスターの白銀会長ですが、対するミコちゃんも満更でもない感じである。「あの...少し考える時間をください!」って...。ミコちゃんチョロ過ぎィィ....!(←かわいい)

 

初登場時のミコちゃんと言えば、品行方正・正義感の塊・真面目を擬人化したらミコちゃんが生まれる。そう思えるほどお堅い系ヒロインだったのに...。いつからだ...。いや、もうだいぶ前からだ...。完全に愛すべき「アホの子」ヒロインになっとる...。

 

以前はかぐや様と会長の関係を誤解して「生徒会室であんな事しますか?非常識極まりないと言う他ありません(62話/単行本72話)」なんて言っていたのにね。その生徒会室で会長に告白(?)されたら赤面しちゃうんですか。そうですかー。

 

もうね、お可愛すぎると言う他ありません!まぁ、ベクトルは「アホの子」方面だけど、お堅かったミコちゃんが少しずつ柔らかくなっていくのも、それはそれで一つの成長を描いているわけでもあって。なんだかほっこりはするよなぁ...と。

 

 

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し、辛辣ゥー!

しかし!この完膚なきまでのフラグブレイクっぷりよ...。

 

「顔が全然タイプじゃない」とかもうそれ全否定じゃん!クラスで「4~5番目」って、完全にメダル圏外じゃん!というか、相変わらず藤原書記は何の忖度もなくぶっかましてくるな...。ちょっとだけでもいいからオブラートに包んで差し上げて!

 

「全然タイプじゃない」って言われた後に「白銀会長はカッコいい方だと思いますよ!」って言われても、それ傷口に塩塗られてるだけですからね。信憑性ゼロだから!そんなとこで忖度してももう遅いから!

 

 

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やっぱり私をそういう目で...

伊井野ミコ恐るべし....

ほんの数分前までは告白(?)されてモジモジしまくりだったんだぜ...。満更でもない感じだったんだぜ...。それなのに、この圧倒的落差である。なんでタイプじゃないのにフォーリンラブ!しそうな雰囲気出してんのよ!ミコちゃん恐るべし!

 

しかも「白銀会長やっぱり”私をそういう目で...」 とか言ってるのも地味にじわる...。どうやら、ミコちゃんの脳内妄想は現実の遥か先を進みすぎているようですな。夢見がちなミコちゃんは最高にお可愛いと思います。

 

藤原書記のお可愛さはハッキリ言って異常!

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一切男らしさを感じない

うわぁぁぁぁ・・・

 

さて、会長の「自分が男として魅力があるのか検証」シリーズ2人目として、藤原書記にもアタックをかけることに。んで、案の定というかなんというか、めちゃんこバッサリいかてしまう白銀会長なのであった...。

 

曰く、「一切男らしさを感じない」である。しかも「死んだ方がマシ...」からの連コンボ。やべーな!今の会長が一番言われたくない言葉を的確に突いてきやがりますよこの人!要するに「男」としての魅力ゼロ判定。さすがは藤原書記ですわ...。

 

まぁ確かに、これまでの藤原ママの苦労を考えると「駄目な子供の躾をしてる気分」という評価は仕方ない面もあるんでしょう。特訓シリーズとかもね、色々あったしね...。

 

 

 

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デレる藤原書記!

なんだ、このかわいさは・・・!

 

しかし!同時に「できないことに挑戦する頑張り屋さん」が藤原書記の好みでもあるようで。みっともなくてダメな子ほど可愛い...と。いいじゃん!いいじゃん!素晴らしいじゃん!

 

要するに、自分の気持ちを主観的に見ると「会長は恋愛対象にはならない」が、客観的に自分の好みのタイプを判断すると「会長のようなタイプが好みである」と。そういうことか。今回のテーマと照らし合わせてもこれは非常に面白い構図だなぁ。

 

そもそも藤原書記の立ち位置はかぐや様とは対極なんですよね。藤原書記は会長のダメなところを見る役目だし、対するかぐや様は、かぐや様フィルターがそう見せているというのもあるにせよ、基本的に会長のカッコイイところを見るポジションなわけです。

 

だから、そういった「会長との関係性から生じる2人の認識の差異」も多少は2人の感情に作用してるんだろうと思います。

 

まぁ、会長自体が完全にかぐや様以外アウトオブ眼中な状態なので、他のヒロインたちと恋愛フラグが成立することはなさそうですが、藤原書記の会長に対する微妙な感情がここで明かされたのは個人的には大変ニヤニヤできました。ごちそうさまです!

 

というわけで....

 

やっぱりかぐや様こそがメインヒロイン!

 

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さすがかぐや様やで!

 

これですよ!これこそがかぐや様ですよ!もはや、メインヒロイン色の覇気が全身から溢れ出してるレベル。今週のかぐや様の何ともお可愛すぎること...。

 

ここまでドMも裸足で逃げ出すレベルにフルボッコ完全否定でKO寸前だった会長ですが、かぐや様の「私は今の会長で良いと思いますという完全肯定で息を吹き返すのでした。マジで客観性とか必要なかったな!

 

まぁ、それこそ恋愛なんて100%主観でしかないものだし。100人の異性がいて99人が魅力的だと思っても意中の1人にそう思ってもらえなければ、客観的な魅力など何の意味もない。そして、その逆もまたしかり!である。

 

白銀御行にとって、四宮かぐやが認め、慕い、肯定してくれればそれ以外は些末なことなのです。ミコちゃんや藤原書記が何を言おうとも変わる必要はない。かぐや様も会長もそのままの彼・彼女を好きになったのだから。やはりこの2人の関係性は素敵ですわ...。

 

 

つ・ま・り!結論としては....

 

 

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今週の夢見る少女のミコちゃんが最高に可愛かったなということです!

 

会長が「いねぇよそんな奴」と言ってるけど、「いつもかぐや様の事を見てて」「かぐや様の気持ちを考えて」「困った時は颯爽と助けに来てくれる王子様」って、それ完全に会長のことじゃないですかー!そりゃ、かぐや様も惚れるっつーの!

 

まぁ、ミコちゃんにとっての王子様は石上になるのでしょうけど。犬猿の仲と書いて、未来のカップルと読むのはラブコメでは常識ですし。「かぐや様×白銀会長」はもちろん、「石上×ミコちゃん」の進展も楽しみですね!

 

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『かぐや様は告らせたい』/赤坂アカ週刊ヤングジャンプ」より引用しております。

 

『五等分の花嫁』44話 感想、二乃とキンタローのバイバイ!風太郎の想いを知った彼女は...?

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五等分の花嫁 44話 「七つのさよなら⑥」 感想

五等分の花嫁 最新話 感想 ネタバレ注意

うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!

 

今週の『五等分の花嫁』が驚愕の展開を迎えております。ついにキンタローの正体が二乃にバレてしまいました。しかも「変装を見破られる」という形で。あーなるほど!そうきたかー!

 

いやはや凄まじい展開になったものですね。なんだかんだでお互いの胸の内を少しは語り合える仲になったように見えた二乃とフータローの2人。前回のお話でそんな雰囲気を提示しておいて、今回の急展開ですよ。春場先生凄過ぎィィィ!

 

とはいえ、詳しくは後述しますが、今回の展開は二乃とフータローの距離が近付いたからこそのものでもあるのだと思います。だからこそ、今の2人の状況に「一区切り」をつける必要があった。

 

その点を踏まえると、やっぱり「さよなら」というタイトルの秀逸さが光るし、今週の二乃のセリフにも興味深いものがあるなって。期末試験編、本当におもしろすぎるな.....。

 

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 二乃の真意は...?

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キンタロー君さえいればいいから

 二乃の真意は...?

 

というわけで今回、ついに二乃にキンタローの正体がバレてしまったわけですが、ここで気になるのは、「①いつから気付いていたのか、②二乃の心境はどういうものだったのか」の2点。今後の展開を読んでいくうえでもこの2つは見逃せません。

 

で、まず①ですが、これまでのお話を振り返っても、最初の出会い(26話)から気付いていたということはまずないでしょうね。

 

そもそもあの林間学校における出会いは、フータローから正体を偽る意志があったわけではなく、二乃の勘違いから始まったものなので、この時点からキンタローの正体を確信し、偽りの関係を演じていたと考えるには無理がある。さすがにそれはないかなと。

 

とはいえ、それなりに前から「もしかしたら...?」という疑惑が二乃の中にあったであろうことも事実だと思います。33話で”ミサンガ”を身につけているフータローを意味深な表情で二乃が見ていたのも、疑惑の段階」であったと考えれば説明がつきますし。

 

まぁ、読者からすれば漫画的お約束の範疇ではありますが、林間学校で偶然出会うとか、突然の再会のセッティングとか、変装以外にも「フータロー=キンタロー」を疑える要素はそれなりにありましたからね。

 

そういう意味でも、二乃が疑惑を感じていてもなんら不思議はありません。

 

 

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二乃の想い

 

ただ、それはあくまでも疑惑であり、確信ではない。いや、少なくともこれまでの二乃の姿からは「確信」を得ようという意志は全く感じられませんでした。

 

だって、二乃は最後の最後まで疑惑を追求しようとしていなかったですから。

 

むしろフータローが打ち明けようとするたび、それを遮っていたようにさえ見えた。まるで疑惑を抱えた歪な関係であってもこのまま(恋心を忘れさせてくれないまま)でいい...と言わんばかりに。

 

最終的に二乃がキンタローの正体を見破るという行動に出たのも、フータローが確固たる意志を持って真実を打ち明けようとしたからですよね。真剣な顔で本音を語り「大切な話がある」と言われた時の二乃の表情を見てもそれは明らかです。

 

 

 

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二乃は忘れられないままでいいと思っていた?

 

その証拠に、この事実を裏付けるセリフとして「今日はずっと付き合ってくれる約束でしょ」というセリフが今週のお話の中で上手く機能しているのだと思います。

 

これは言わば「このままでいい」「真実はどうでもいい」という二乃からの予防線だった。正体が誰であれ、彼がキンタローという仮面を被り続け、「そのままの状態で付き合ってくれる」なら、これからも(少なくとも今日は)キンタローとして接することが出来る。

 

それなのにフータローは真実を打ち明けようとした。「このままではいけない」と思ったから。結果「キンタローのままでいい」という二乃との約束を図らずとも破ってしまった。そう考えれば、「約束を破ったら許さない」という二乃のセリフにも繋がる。

 

 

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関係に一区切りをつけるわ

二乃の覚悟.....

 

しかし、二乃もまた覚悟を決めたのでしょう。これ以上この関係にごまかしがきかないことを悟って、二乃は「疑惑」を「確信」に変えようとした。どういう結果になっても、この関係に一区切りをつける「覚悟」が彼女の中で決まったからです。

 

そして、その覚悟を決めさせてくれたのは他でもないフータローの心からの言葉なんですよね。「五人で一緒にいてほしいんだ」。そもそもこのセリフは、キンタローがフータロー自身であると告白しているようなもの。

 

だからこそ、あの「バイバイ」はフータローへ向けたものではなくキンタローに向けたものと考える方が自然だと思います。ずっとケリをつけられなかった自分の気持ちに二乃は「さよなら」が出来たのだろうと。

 

要するに....、

 

~二乃の真意~

いつからフータロー=キンタローに気付いていたのか

確信を持ったのはフータローの本音を聞いてから。これまでは「疑惑」を抱いていたが「確信」に触れることを避けようとしていた。(キンタローとのさよなら=恋心とのさよならを避けてきた)

 

②二乃の心境はどういうものだったのか

「真実はどうあれキンタローのまま(恋心を忘れさせてくれないまま)でよかった」→「フータローの本音を知って疑惑と向き合うことに決めた」

 

二乃の心情をまとめると、こんな感じかなと。ひとまず二乃の中でキンタロー問題はほぼ決着したと言っていい。

 

ただ、今回の描写では「二乃が会っていたキンタロー」=「フータローの変装」というのが明らかになっただけで、写真で見た金髪の小学生がフータローかどうかまで理解しているかは不明なんですよね。そういう意味ではまだ一波乱あるのかもしれません。

 

 

フータローの本音と期末試験の行方

 

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フータローの本音

初めて明確に本音を吐露したフータロー

 

また、今週の大きなポイントになるのがフータローが初めて自分の想いを誰かに打ち明けたことです。「試験なんてどうでもいい」「五人で一緒にいてほしいんだ」。これはもう家庭教師としての立場を完全に逸脱したセリフである。

 

以前にも触れましたが、既にフータローにとって、姉妹たちの存在は「教え子」という単一のカテゴリで括れるものではないんですよね。あれだけ「勉強」を盲信していたフータロー「試験なんて」と言っている姿がまさにその事実を物語っているといえる。

 

なぜか?それはもう、5人の姉妹たちがフータローにとっても必要な存在になっているからでしょう。これまでフータローは姉妹たちに必要とされる存在になってきたけれど、彼女たちの問題や悩みに触れていく過程で、彼もまた「勉強」以上に大切なものを見出していったわけです。

 

 

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驚く二乃

 

ゆえに、二乃はフータローの本音を聞いて驚きの表情を隠せなかった。それは初めて出会った時の彼にはなかったものだから。それは、時間をかけて少しずつ芽生えていった彼女たちの知らない今」の彼の想いだったからです。

 

これまでのフータローは『勉強』という軸へ彼女たちを向き合わせるために動いてきました。自信のなかった三玖を前向きにさせ、役者の道に迷いのあった一花さんの背中を押し、「過去」に捉われている五月と対等に向き合う。

 

それは全て、最終的には彼女たちが『勉強』へと向き合えるようにすることが動機でした。程度の差はあれ、どこまで言っても『勉強』に向き合うためという軸はこれまで一度としてブレることはなかったわけです。

 

でも、今回は明確に事情が違う。「試験なんてどうでもいい」。ただ5人が5人で居られる場を守りたい。フータローが動いたのはただその一点のみだった。

 

この点を踏まえても「七つのさよなら編」はこれまでのどのストーリーとも違い、今後の物語を左右する強烈な転換点になりそうな気もしますね。もしかしたら、「家庭教師」という関係性(=『勉強』軸の象徴)からの「さよなら」になるのかもなあ...。

 

 

姉妹たちそれぞれの今後は...

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期末試験はどうなる...?

 

というわけで、様々な問題が未解決なまま「期末試験」まで残り3日となったわけですが...。これからどうなっていくのでしょうか。まともに勉強しているのは現状では五月だけっぽいし...。

 

まず気になるのは通帳を眺める一花さんでしょう。これは独り立ちフラグなのか。はたまた海外で役者の勉強する!フラグなのか。いずれにせよ穏やかではない意味深な描写。一花さん派としては来週の展開が気がかりでマガジンを叩きつけそうになりました。

 

また、物憂げな表情の四葉ちゃんも気になるところ。「みんな仲良く」「五人で一つ」をこれまでにも掲げてきた四葉ちゃんですから、今の状況は彼女にとって好ましくないはず。夜まで陸上部の助っ人に駆り出されているあたりまたひと悶着ありそうですね...。

 

あと、二乃の背後から三玖が接近してきているように見えるのは春場先生完全に狙ってるでしょ!遊び心全開じゃん!笑。きっと三玖も今回のことに責任を感じて謝罪をするのだろうとは思いますけど、少しホラーっぽく思える不思議。三玖さん怖いよう....。

 

 

つ・ま・り!今回の結論としては....

 

今週の二乃も最高にかわいかった!

 

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今週も表情豊かな二乃が最高に可愛かったってことですよ!

 

乙女モードとドSモードの二刀流とかそんなん反則すぎる....。今週の二乃はかわいさ日本代表だと思います!

 

キンタローとの関係に一区切りをつけた二乃。ひとつの「過去」にけじめをつけた彼女がこれから先どこへ向かうのか。「五人で一緒にいてほしい」。そんなフータローの心からの想いを知った彼女が姉妹たちとどう向き合うのか。来週も超楽しみですね!

 

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『五等分の花嫁』/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。

 

 

 

『ぼくたちは勉強ができない』7巻 感想、真冬先生の躍進が輝く2学期!愛してるゲームで見えてくる関係性とは...!?

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ぼく勉 7巻 感想「彼らは戯れに[x]なる言の葉を披瀝する」

 

真冬先生とあしゅみー先輩!

 

ぼくたちは勉強ができない』第7巻が発売されました。今回の表紙のメインを飾るのは真冬先生とあしゅみー先輩である。もっときちんとしがみついていないと、2人乗りは危ないと思います!(※『ぼく勉』は百合漫画ではありません...)

 

また今回の表紙で特徴的な点は、やはり主人公の成くんも表紙の中に描かれているところでしょう。これは4巻ぶりで2回目ですけど、その時の表紙も真冬先生とあしゅみー先輩の2人がメインだったんですよね。

 

1巻:理珠ちん、文乃さん、うるか

2巻:理珠ちん、文乃さん、うるか、(真冬先生、関城さん )

3巻:理珠ちん、文乃さん、うるか、(海っち、川っち)

4巻:真冬先生、あしゅみー先輩、成くん、

5巻:あしゅみー先輩、文乃さん、(理珠ちん、うるか、真冬先生)

6巻:理珠ちん、文乃さん、うるか、(あしゅみー先輩)

7巻:真冬先生、あしゅみー先輩、(成くん、小林くん&海っち)

※()内は後方にいる人物

 

現時点での表紙構成はこういう状況であります。こうしてみると、筒井先生は1つの表紙の中でメインとして目立たせる人物を3人までと決めているのかな。まぁ、確かに印象を強くするなら3人くらいまでの方が良いのかもしれません。

 

それよりも未だに3人娘と成くんが一度も同じ表紙に描かれていないことの方が気になる。しかも、成くんが描かれた2つの表紙にはどちらも先生と先輩がいるっていうね。7巻までこの状況が続いているのは意図的なものがあるのかなぁ。

 

最終的に成くんが誰かと結ばれるまでそのヒロインとは一緒の表紙に描かれません!っていう「仕掛け」だったら面白いけどさすがにそれはないか。でも今後も表紙担当キャラの組み合わせがどうなるのかは楽しみなところですね。

 

 

<前巻感想記事>

 

 

 

武元うるかの恋愛事件簿!(53話、59話)

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うるかの夢キス事件!

うるかわいい!

 

さて。7巻の見どころを振り返っていくなら、うるか関連のエピソードは外せないでしょう。

 

高校生最後の夏休みが終わりを迎えて、物語は2学期に突入したわけですが、新学期一番槍で大きな動きを見せた(?)と言えるのは、やっぱり我らが”恋する乙女”の武元うるかちゃんなり!

 

中学時代からの共通の知人「海原さんと小林くん」のキス現場を目撃してしまった2人である。「イケメンがモテる」なんて現実的過ぎて切ないよ!ってのはさておき、キス現場を目撃してドキドキ赤面しまくりのうるか&成くんの姿に読者の頬が緩む緩む。

 

んで、「キス...成幸も したことあるんだよね 誰かと...」とうるかちゃんから儚げに一言。くっ...、これ以上は眩しすぎて死ぬ!控えめに言っても、この展開は神かなと思ったものです。

 

そして....

 

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うるかキッス!

うるかが決めたー!

お互いを意識してしまって、気まずくなって...というラブコメにおける超最高の決定機で武元うるか選手が見事なほっぺたキスを決めました!圧倒的ファインプレーである。ヒュー!ヒュー!

 

.....と思いきや、ここで主審(読者)からホイッスルが!どうやら今のプレーは夢だったのではないか?という疑惑が浮上しているようです。

 

あ~なるほど。確かにね、成くんうとうとしちゃってるもんね。しかも自分で「夢!?」と言ってしまってるし。これは疑問の声が上がるのも無理はない。非常に微妙な描写であると言わざるを得ません。

 

というわけで、主審(読者)が今大会から導入されたビデオアシスタントレフェリー(ビデオ判定)の確認に向かいます。これがキスプレー(事実)なのか、トリックプレー(夢)なのか。さぁ、審議の結果は....

 

 

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うるかは最高のプレーをした!

 

うるか派解説者A「あ~武元選手、口元をおさえていますねー。これはキスをしたということなのではないでしょうか。というかゴールイン!でいいんじゃないでしょうか。」

元ラブコメカップ日本代表解説者B「いやーでも武元選手はこういう(読者を喜ばせる)テクニックに関しては一流の選手ですからね~。マリーシアかもしれませんよー。」

 

~審議中~

 

主審「キス!(事実)」

 

 

あ、はい。

 

まぁ、個人的にはうるかのキスは現実ってことでいいんじゃないかなって。結局、現状では明確にどちらとも断定できる材料がないので、キスの真相は筒井先生とうるかのみぞ知る...なわけですから、読者が信じる方でいいんですよ。(えっ)

 

ただ一言申し上げるなら、やはり理珠ちんとの事故キス(14話)の方がインパクトとしては強いなとは思います。いや、アレが強すぎるだけなんですけどね。事故とはいえ、成くんと理珠ちん双方にとってのファーストキスイベントだしなぁ...。

 

 

 

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うるかの恋はまだまだ発展途上!

 

誤爆告白で逃げ出しちゃううるかちゃん!(59話)

 

まぁ、うるかは既に好感度MAXなのに(それゆえとも言えるけど...)『告白できない』『勇気が足りない』がテーマのヒロインなので、そのもどかしさこそがウリなのでしょうけど。それが59話で逃げてしまうシーンにも上手く表現されていたと思います。

まだまだ発展途上なうるかの恋。もう一歩が踏み出せるのか。いつか正真正銘、審議必要なしの本物キスが描かれるのか。楽しみなところですね。

 

 

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愛してるゲームと真冬先生の快進撃!(54話~56話)

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『ぼく勉』ワールドの5大ヒロイン×愛してるゲーム

 

「愛してるゲーム」勃発!

 

また、7巻のサブタイトル回にもなっている55話の「愛してるゲーム」も今巻の見どころでしょう。片方が「愛してる」、もう片方が「もう一回」と言い合い照れた方が負け!というブコメ漫画のためにあるようなゲームが『ぼく勉』でも披露されました。

 

まぁ、要するにこの手のゲームは、本当に意識している相手には「愛してる」の言葉が言えない...というのが基本ではあります。「言える」のであれば、その時点では恋愛対象として意識していないし、「言えない」なら少なからず意識はしているということ。

 

で、まず第一陣として、ゲーム大好きっ子の理珠ちんが超張り切って成くんに挑みますが、「愛してる」が言えずに惨敗。(←かわいい。)

 

続く、第2戦の文乃さんも理珠ちんとうるかの注目に耐え切れず不完全燃焼で敗北。理由はどうあれ、文乃さんも「愛してる」を最後まで言えませでした。(←超かわいい)

 

そ・し・て!

 

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言えや

成くんも「愛してる」が言えない!

 

やはり注目すべきは、成くんがうるかに「愛してる」と言えなかった点でしょう。ゲームであるとわかっていても、恥ずかしくて言えない。そこを考えれば、うるかに対して意識する気持ちが少なからずあるということになる。

 

ただね、それでうるかちゃん大勝利!っていうのとも違うのが面白いところ。だって、成くんが「愛してる」を言う側に回ったのはうるかの時だけなんで、理珠ちんや文乃さんとは条件が違いますから。条件を変えてぼかしているのがその証拠。

 

成くんが、理珠ちんや文乃さんには「愛してる」が言えたの?って話になればまた微妙な話になってくるわけで。

 

というか、基本的に『ガリ勉』属性で「恋愛事に耐性のない主人公」なのだから、ゲームであっても、同学年の女子に安易に『告白』なんて出来るタイプじゃないと考える方が自然。うるかに「愛してる」が言えなかったのも、そういう側面の方が強いと思う。

 

まぁ「言えや」なんて言ってるうるかちゃんが、59話で「my precious steady」って言われて自分も逃げちゃってるじゃん!というところまでセットでニヤニヤなのでそこは超最高だったんですけどね!単行本で通して見ると破壊力もひとしおですよ。

 

 

一方・・・。

 

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真冬先生とのフラグはありえるのか...?

 

真冬先生には「愛してる」が言えたが...?

成くんが真冬先生には「愛してる」が言えた事実からもスルーは出来ません。少なくともこの「愛してるゲーム」の時点では、真冬先生とのフラグは成立していないとも取れる。

 

けどな!真冬先生が「教師と生徒という間柄である以上」という言葉を発している点だけは声高に主張したい。もう何度か言ってますけど、これって「教師と生徒」でなければそういう言葉が交わされてもいいってことでしょ?卒業すればオッケーなんでしょ?

 

もちろん、現段階では成くん自体が真冬先生を『先生』と認識しているわけなので、恋愛対象として意識しているとは考え難い。そこの部分は成くんが真冬先生に「愛してる」を言えたことからも明らかでしょう。

 

でも同時に未だ特定のヒロインと成くんが恋愛的に進展しているわけでもない(最近伏線は張られたが...)ので、真冬先生も十分に筒井先生のメインヒロイン構想の一人に入ってると思う。

 

 

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2人は夫婦!

真冬先生の快進撃が止まらない!

 

だってもう2人は夫婦みたいなもんですからね。どこの世界に自分の部屋を生徒(男子)に片付けさせる女教師がいるってのさ!この時点で「教師と生徒だから」なんていう論法が通用するわけないじゃん!(超褒めてます)

 

そりゃ、真冬先生エンドになったら色々な意味で盛大に盛り上がることになるのは目に見えてるけど、卒業してからならなんの問題もないし、物語的には全然アリな範疇だと思うな。

 

まぁ、「希望は残っているよ。どんな時にもね!」理論で最後まで「夢」を見て楽しんでいくことも大切だってことですよ。真実はいつもひとつ!だけど、可能性はいつだって無限大なんだからさ!

 

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文乃さんの恋模様にも変化が...?(52話)

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7巻のキモは文乃さん!

文乃さんが今日も世界一かわいい。

 

というわけで、他にも理珠ちんのイメチェンとか、からかい上手のあしゅみー先輩とか、攻めの姿勢が感じられる一冊だったわけですが、なんと言っても7巻最大のキモは文乃さんがめちゃくちゃかわいかったこと。これに尽きるでしょう。

 

もうね「なぜ古橋文乃さんはこんなにもかわいいのか?」というテーマの論文で10万字のレポートが書けるレベルにお可愛いんですよ。いや、ホントなんで文乃さんってこんなにかわいいんだろうか...。(錯乱)

 

 

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文乃さんのモノローグ

あー、もうなんなんだこのかわいさは...!

 

これ、これ。こういうの!こういうのが大好きなんですよ!(※言語中枢が死滅してる人)

 

文乃さんの「2人っきりになるのって...あれ以来だよね...」攻撃である。無理...。7巻の文乃さんは可愛さに溢れすぎていて脳が危険信号を発している。このままでは脳が貯蔵できる一生分の幸せの許容量を越えてしまう!

 

問39.のお布団イベントで添い寝をした時のことを思い浮かべ、「成幸くん...あの時どうして...」と頬を赤らめる文乃さん。その御姿はこの世全ての「かわいい」をかき集めても遠く及ばず、まさにエントロピーさえも凌駕していた。文乃さんマジ女神!

 

これは持論ですが、ラブコメには最高にニヤニヤ出来る段階が大きく2つあり、それが「①なんとなく意識してしまう恋心の自覚手前段階」「②もしかして自分のことが好きなのかな?とお互いがゴールライン手前で右往左往してしまう段階」です。

 

で、言わずもがな文乃さんはまだ①の段階なわけですけど、この最高に楽しい時間を見せつけられた後に、時間をかけて②の段階へと進展していくのがまたストーリーとして最高でもあって。

 

「こういう時はさ...デートみたいって言うもんだよ」に始まり、セリフの端々から恋心を匂わせる要素が滲み出ていて今の時点で神懸かりなのに、ここから更にギアが上がるって考えるだけでもう一生ニヤニヤ出来るからヤバイ。あー、くっそにやけるな!

 

 

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降り止まない雨はない!相合傘と雨宿りが示唆する未来とは...?(58話)

 

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相合傘キター!

文乃さんと成くんの相合傘!

 

また、文乃さんの複雑な家庭事情が見え隠れした58話も物語としては非常に重要な位置づけになりそうな回と言えるでしょう。

 

降りしきる雨と文乃さんの抱える悩み。本来負のメタファーである「雨」を文学的に用いて「文乃さんの心情を雨が降る」という形で表現する。相合傘によって2人の今後の関係性(一緒の傘に入る=文乃さんの問題へ踏み込む)を示唆しているのも素晴らしいの一言。

 

でも、傘は折れてしまった。それもまた文乃さんの抱えている問題が簡単に解決できるものでないことを表しているようでもあって。

 

だから今はまだ一緒に「雨宿り」をしてあげることしか出来ない。けれど...、それでも確実に2人の関係性は進んでいる。そんなことを感じさせてくれる回でもありました。

 

 

そして...

 

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いつか雨は上がる!

文乃さんの笑顔が尊い

文乃さんの笑顔とともに「雨」が止んだ今回の描写を見れば、きっといつの日にか本当の意味で文乃さんの心の「雨」も上がる日が来るのだと思います。そこに一役を買うのが成くんであるというのが、改めてこの回で見て取れたのも良かったなって。

 

「雨」が止み「雲」が晴れたときに見えるもの。それこそが文乃さんが大好きな『星』ですからね。文乃さんが理系の道を志望した動機(将来)とも作劇場の絡みがある。やはり文乃さん関連のイベントは悩みの解決という軸も超大切なので目が離せません!

 

 

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要するに、なにが言いたいのかと言えば....。

 

 

7巻の文乃さんも最高にかわいかった!

 

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文乃さんは食いしん坊

 

ケーキを前にしてテンションが上がる食いしん坊な文乃さんが最高にかわいかったってことです!やっぱり古橋文乃さんがナンバーワン!

 

少しずつ動き出していく恋物語。変わっていく想いが輝いたり、変わらない想いが尊かったり。色々な想いが絡まる中で、彼・彼女たちの物語がまたどういう方向に進展していくのか楽しみですね!

 

 

 <連載最新話感想>

 

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『ぼくたちは勉強ができない』/筒井大志週刊少年ジャンプ」より引用しております。

 

『ぼくたちは勉強ができない』69話 感想、文化祭の終演!打ち上がる恋花火!ジンクスで結ばれたメインヒロイン[x]は誰なのか...?

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ぼく勉 問69話 感想「祭りの終わりは寂しくも華やかに[x]どもを祝福する」

ぼくたちは勉強ができない』 最新話 感想 ネタバレ注意

なんだ、このかわいさは...

 

のっけからありえんかわいさである。「はいっ 成幸っ♡」からの「あ~ん」って。なんだよ、それ....。うるかちゃん....さすがにそれは可愛すぎるわ。

 

しかも「せっかく作ってもらっちゃったし...いっぱい着てあげた方が喜ぶかなって」と、成幸くん謹製のフルピュアダークネスの衣装を着たまんまのうるかちゃんですからね。もじもじしながら「服がね!」とか言っちゃう始末。うるかぁぁぁぁぁぁぁ!

 

ただ....個人的に少し気になるのが「恋人のフリ」をする役目はやはり基本的にうるかなんだなと。問10のお姫様抱っこ回もそうでしたし。別にサクラをやるだけなら、それこそ偽の恋人関係を築いているあしゅみー先輩でもいいのにね。

 

まぁ深読みならそれでいいんですけど、うるかエンドがあるのかどうかを考える際、「フリ」というのがどことなく意味深な気もしてくるのは個人的にはちょっと興味深いなと思ってます。

 

 

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お祭りの終わり!うどんの完売!

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カップルにうどんを!

 

さて。前回、理珠ちんとのイチャイチャの末にうどん1000食完売に向けて妙案を思いついた成幸くんでしたが、やはり「後夜祭のジンクス」と絡めたPR戦略を打ってきました。

 

その名も「熱々えんむすぶっかけうどん」。うん。正直もの凄いベタな売り方&名前キターという感じですが、軽く頭がおかしくなるレベルにうるかが可愛かったので個人的にはこれ以上ないくらい最高の展開だったと思います。うるかわいい...!

 

 

加えて....、

 

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みんなの協力!

全員かわいすぎるな...

 

最後はみんなが「うどん完売」という目的の元に集まり、協力し合って文化祭の最後を締めくくる展開になっていたのも素晴らしいの一言でした。真冬先生が完売達成のためにロスタイムを設けてくれた&えんむすうどんを食べていた描写も良かったなと。

 

言ってしまえば、一日で1000食完売なんて不可能もいいところなんですよね。

 

でも、だからこそそんな途方もない目標を成し遂げるために色々なイベントをリレー形式でつなげていき、最後にはみんなが理珠ちんに協力して完売を達成するという一連のストーリーが出来上がったわけでもあって…。

 

 

 

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ありがとう!

 

そして、それこそがまさに「友情」「努力」「勝利」を掲げる王道のジャンプイズムにも繋がっているのですから展開として巧みです。

 

人付き合いが得意ではなかった機械仕掛けの親指姫の精神的な成長。たくさんの人の優しさや「友情」を肌で感じることになった理珠ちん。それもまた文化祭編で描きたかった一つのテーマであったと。

 

こういう幕引きにしたのは本当に良かったなと思います。ラブコメ的なニヤニヤも然ることながら、今回の文化祭編は普通に綺麗な締め方で思わずほっこりさせられましたよ。ひとまず文化祭お疲れ様でした!

 

 

 

ジンクスで結ばれたヒロイン[x]は誰なのか...?

 

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後夜祭の花火!

 

というわけで今週の本題である。

 

「後夜祭の花火」がガチのマジで爆弾すぎてここまでの展開が脳内から吹き飛ばされそうなんですけど、これ一体どうなってしまうのでしょうか...?

 

なんだかんだで5人全員と触れ合う展開になるかと思われていた「ジンクスの花火」。いや実際その流れも描かれているんですが、それがまさかの不発という...。

 

で、そこから一人のヒロインと本物のジンクスを達成という二段構えになりました。本気ですか筒井先生!そんなん超盛り上がってきちゃうじゃん!って。

 

これは『ぼく勉』ラブコメワールドを大きく揺るがす大・大・大事件だと思います。相当攻めた展開を持ってきたと言えるんじゃないかと。

 

 

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成くんの瞳にも明確にヒロインの姿が映っている

 

というのも、誰と手が触れ合ったのか、成幸くん視点でもわかっていないならどうとでもなるんです。主人公が相手を誰だかわかっていないならいくらでも描きようがある。主人公視点で謎解き要素も出来るわけですからね!

 

でも、今回のように両者が明確に「触れ合っている事実」を共有している場合はそうはいかない。この事実をどういう風に「認識している」のかで、今後の展開に大きな影響を及ぼしてしまう。

 

そもそもラブコメ的な大前提として「ジンクスを意識→誰かを選ぶ」ではなく、結ばれた相手がジンクスの相手だった」という結末でないと「結ばれた理由」に納得性が薄くなるので、ストーリーの軸としては少し歪んでしまうわけじゃないですか。

 

だからこそ今回ラストのアオリ文にもあるとおり、主人公・唯我成幸の認識としては「いつかきっと思い出す」程度のものでないといけない。漫画としては重要な伏線だけど、主人公の認識としてはジンクスなんて「結ばれた」時に思い出すくらいでちょうどいいわけです。

 

そこを踏まえると、各ヒロインたちがジンクスの花火に関してどんな「認識」でいたのかも重要になってくるはず。ヒロインが何を意図して(もしくは特別な意図もなく)手を差し伸べたのか。ここに、ジンクスで結ばれたメインヒロイン[x]の正体を考えるヒントが隠されている気がします。

 

 

それぞれのヒロインたちの認識に注目!

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それぞれのヒロインたちの認識は...?

 

とまぁそんなわけで、それぞれのヒロインたちが「花火のジンクス」をどう認識していたのかについて考えていきたいのですが...。

 

その前に個人的な結論を言ってしまえば、今後のラブコメ展開をある程度の合理性を担保して描いていくと考えるなら、「ジンクスの達成」を意識することなくストーリーを展開できるヒロインの方が[x]の正体である可能性は高いだろうと思っています。

 

 

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ジンクスに対しての認識は...?

 

なぜか?あくまでも可能性の高さの問題でしかありませんが、今回の[x]が仮に「ジンクスを意識して」手を差し伸べていた場合、今後の展開を描く上で「ジンクスの達成」を少なからず意識している描写がないとやや違和感が生まれてしまうからですよ。

 

特に「結ばれる」ヒロインが作中で確定するまで[x]の正体を明かさないつもりなのであれば、物語終盤までの間、[x]はジンクスについて全く言及せずにいかないといけないので「ジンクスを意識していない」ヒロインの方が話を運ぶうえでは自然なわけです。

 

そして、その点を踏まえたうえで各ヒロインたちが「後夜祭のジンクス」に関して、どんな認識を持っているのかを考えていくと....、

 

後夜祭のジンクスを「意識している」

 →うるか

 

後夜祭のジンクスを「意識していない」

 →理珠ちん、真冬先生

 

現時点ではどういう認識なのか判断が難しい

 →文乃さん、あしゅみー先輩

 

おそらく上記のとおりですよね。

 

「メーシンジョートーっしょ!!」と意気込んでいたうるかが”ジンクス”を意識していたことは言うに及ばずですし、うどんの販売に利用したとはいえ「結ばれる」の意味がピンと来ていなかった理珠ちんは「意識していない」と判断した方が理に適っている。

 

 

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真冬先生は高校時代一度も文化祭に参加してない(問.65)

 

また、学生時代一度も文化祭に参加したことがない真冬先生が「ジンクス」をきちんと認識していたかと言えば、それも可能性は低いでしょう。

 

物心ついた頃から個人競技に打ち込み「まわりは全て敵だ」と教え込まれてきた真冬先生ですから、そういう恋話を振ってくる友達がいたなんてこともまずありえないと思いますし。

 

まぁ、今回のうどん販売の件は知っているわけなので「ジンクス」の噂自体は認識しているかもしれませんが、この手のジンクスを真冬先生が「信じて意識している」とはやはり考え難い。ゆえに、真冬先生に関しては「意識していない」と解釈してよいかと。

 

 で、やはり問題になってくるのはあしゅみー先輩と文乃さんの2人。

 

 

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あしゅみー先輩と文乃さんは...?

 

正直なところ、あしゅみー先輩に関しては未知数と言わざるを得ません。

 

「えんむすぶっかけうどん」の販売をしていた張本人なので「ジンクス」自体を知っていることは確定なのですけど、それを迷信だと思っているか否かは微妙なところ。まぁ、心象で語るなら本気で信じるタイプには見えませんが確実ではないからなぁ....。

 

そして、それは基本的に文乃さんも似たようなものです。噂の認知はしているけど、どんな認識をしているのかは断定できない。そういう意味では2人ともグレーゾーンと言えるでしょうね...。

 

 

文乃さんの認識と成くんの認識!

 

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文乃さんと成くん(問64)

 

ただね、文乃さんに関しては意味深な描写があるのも非常に気になるところではあるんです。

 

というのも、64話で成幸くんが「ジンクスの花火」について「統計的にそういう関係にあることが多いってだけなんじゃ...」と指摘しているんですが、その時に隣に描かれているヒロインが他の誰でもなく文乃さんなんですよ。ここに僕は注目したい。

 

もちろんこれだけであれば偶然の域を出ない推論ですが、三人娘のスタンスを見ていくと、うるかは「ジンクス盲信派」理珠ちんは「ジンクス無心派」じゃないですか。

 

であるならば、三人娘のスタンスの差別化という意味でも、文乃さんは2人の中間に位置している気もする。つまり成くんと同じで「認知はしているが迷信だと思ってる派」なんじゃないかなぁ。そう考えれば、2人が隣同士で描かれたことにも意味が生まれてくるし!

 

し・か・も!

 

 

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2人の反応が似ている

 

間接的な描写ですが「キスの一件」に関して、2人の反応に似たものがあることも見逃せません。2人とも「平常心を保てていない」ですからね。本当こういうのでいいんですよ。もんもんとしてる文乃さんが最高に可愛かったなぁ...。(何の話だ?)

 

まぁいずれにしても、結論から筋道を逆算していく「演繹法」で考えれば「恋心の自覚」と「ジンクスへの理解」が明確なヒロインの方が可能性としては低くなる気はします。今後の展開を描くうえで隠すことなく「ジンクス」を意識した描写があるなら話は別ですけどね。

 

一方、今後のラブコメ展開を描いていく過程で、必要以上に「ジンクスの達成」を意識することなくストーリーを展開できる「理珠ちん」「真冬先生」「文乃さん」の3人の可能性は高まったように思います

 

特に文乃さんが、「ジンクスの存在を知っているけど現状ではあまり気にしていない」「成くんと同程度の認識」であるという仮説が成立するなら、結ばれた後の「あの日の花火を思い出す...」な展開を考えたときに、ベストポジションなんじゃないかなぁ...。

 

だって、結ばれた後に「そういえば文化祭の日、あんなことがあったよね...」と、成くんと一緒に2人で認識を共有できる(=思い出せる)わけですから。そういうスタンスにいるヒロインの方がストーリーとしては無理なく綺麗につながる気はする。(願望)

 

要するに、結論としては...

 

やったね!文乃さん大勝利!

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今週の文乃さんもかわいい

 

やっぱり、文乃さんが大勝利なんじゃないかな!ってことですよ。

 

というか、ジンクスのオチは想像できる範疇ではありましたけど、本当にこういう描写にしてくるとは思わなかったのでわりと驚きの方が強いってのが正直なところです...。

 

「今思い返してみれば...あの『ジンクス』はまさしく本物であった」と銘打っている以上、今回のジンクスヒロイン[x]と結ばれることは確実なわけですからね。そこはもう明確に示してしまった。筒井先生にもその『覚悟』が決まったということでしょう。

 

とは言え、5人全員に可能性があるのも事実。シルエットにしている時点で髪型などから特定することに意味はないし、倒れ込んだ際の成くんとの位置関係等もそれこそ解釈次第でどうとでも取れるのでそんなところで消去法は使えない。

 

つまり誰なのか絞らせない意図があることは明白なんですけど、以前にも触れたとおり、個人的には「誰かエンドで終わる」ということが確定した点にこそ今回の大きな意味があると思っています。

 

ただその中でも、個人的な印象で[x]の正体が誰なのか、ストーリー展開的に可能性を語るなら「①文乃さん、②真冬先生=理珠ちん=あしゅみー先輩、③うるか」くらいの順番かなって。まぁ、50%の推論と10000%の願望がブレンドされた意見ですけどね!

 

とりあえず、当面は文化祭編最大の収穫である「文乃さん×成くんによるキスの余波」がどこで爆発するのかが一番の見どころになるでしょうからその点に注目していきたい。徐々に変化していく2人の関係性をこれからも全力で期待していく所存です!

 

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『ぼくたちは勉強ができない』/筒井大志週刊少年ジャンプ」より引用しております。

 

『かぐや様は告らせたい』103話 感想、本気になった白銀会長!かぐや様との恋愛頭脳戦が最高すぎる件!

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かぐや様は告らせたい』103話 感想

かぐや様は告らせたい 最新話 感想 ネタバレ注意

かぐや様vs白銀会長!

 

いやはや最近の『かぐや様』は大変素晴らしいですね。アニメ化決定という追い風も影響しているんでしょうか、アクセルをガンガン踏んだラブコメ展開が繰り広げられております。かぐや様お可愛すぎるな.......。

 

暫く息を潜めていた本作最大のウリ恋愛頭脳戦」の本格再始動である!いつまでも高校生ではいられない。誰しもが同じ道を進むわけではない。

 

ずっとこんな時間が続けばいいのに...。もうそんな幻想に浸っていられる場合じゃなくなった。白銀会長はスタンフォードへ海外進学を決めていた。親の言いつけで内部進学をするかぐや様とは卒業したら離ればなれになる

 

もうタイムリミットは刻一刻と迫ってきているのだ。だからこそ、文化祭の最終日までに決着をつける。その日までにかぐや様から告らせてみせる。それが出来なければ...と覚悟を決めた白銀会長。はてさてどうなることやら楽しみですね!

 

 

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かぐや様と白銀会長の恋愛頭脳戦!(102話~103話!)

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攻める会長

 

というわけで、かぐや様をデートに誘おうとする白銀会長である。

 

まさにベタベタな展開なんだけど、なんだろう...猛烈に会長を応援したい自分がいるんだよなぁ...。会長がかぐや様へ向ける熱量や誠実さは確かなものだし、それなのに一歩を踏み出せないもどかしい感じが改めてたまんないなって...。

 

しかも、作中でも「白銀がイケイケモード」とあるように、最近の会長は本当に頑張っていると思う。かなりギリギリのラインを踏み抜いていくんだけど、そこはもうかぐや様も一枚上手(?)でガチガチの守りの体制に入っちゃうもんだから上手くいかない。

 

 

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ほぼ告白やん!

ミニスカートかぐや様が至高!

 

なんたってかぐや様が色々なコスプレを披露すれば、「スカートが短すぎる」「他の男共に四宮の肌をジロジロ見られるのは我慢ならない」と、”ミニスカートアウト宣言”しちゃうんだからさ!こんなんほぼ告白やん!

 

もうね言ってしまえばこんなん彼氏の発言ですよ。ここまで真剣にストレートに言うのは、ある意味において「告白」よりも恥ずかしいんじゃないの?ってレベルのセリフなわけです。

 

ホント、Youたち早く付き合っちゃえYO!な状況で、かぐや様もこの際どいセリフに赤面ドキドキフィーバーなんだけど、あと一歩が踏み出せないってのがね...。どっちかが告白すれば成功率10000%でエヴァにも乗れちゃうのにね。はぁ...(ニヤニヤ)

 

 

 デートを巡る駆け引き!2人の「勇気」が交錯する!

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またしてもかぐや様は...

ドキドキのかぐや様...!

で、今週のかぐや様もまた失策をしてしまうのであった...。

 

「北高の文化祭偵察に行っておかないか?」という会長のセリフの真意(=お誘い)に気付かず、「そんな事しなくても大丈夫ですよ」と一蹴。かぐやさまぁぁぁぁぁぁぁぁ!

 

痛恨のミスである。ワールドカップの大舞台で超最高の決定機にシュートを外すくらいのやっちまった感。「ちょっと待って!!」「やり直し!やり直し!」って...。超かわいいけど、ビデオ判定を見てもこの事実は覆らないよ...。完全にやっちまってるよ!

 

そろそろ、「上手くいかないことかぐや様の如し!」っていう格言が生まれちゃいそうなレベルに上手くいかなくて泣けるってもの。そりゃ、ハーサカさんも「あ~サカさん」になっちゃうわね...。

 

 

 

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かぐや様、頑張る!

だが、しかし...!

 

勇気を振り絞り、もう一度決定機を掴みにいくかぐや様である。会長の勇気に応えるために、恥とプライドを忍んで振り絞った「やはり偵察に行くべきなのでしょうね!」の言葉!最高にお可愛すぎる!

 

いやはや成長したものですな...。初期の頃はいかにして相手に告白させるか、主導権を握るのかに注力してきた2人だけど、そんな「頭脳戦」を経た2人だからこそ、「相手の勇気」を推し量って、告白紛いのことをやってのけてるってのが最高の一言ですよ。

 

2人とも似た者同士なんですよね。しかも2人はもうお互いの気持ちに気付いてる。ただ自分から告白する「勇気」が足りないだけ。

 

 

 

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私だけ逃げるのは...

 

だからこそ、相手の勇気に対しては誠実でありたいと思うのでしょう。

 

「(自分からデートに誘うのは)そんなの無理!恥ずかしい!」と言いながらも、でもそれは会長だって同じだったはずだし、その「勇気」を踏みにじってしまったのは他でもない自分。

 

その事実に自責の念を抱いたから、会長の「勇気」に応えるべく、かぐや様は「勇気」を振り絞る。この構図が凄く良いし、積極的になった会長だけではなく、かぐや様も確かに成長しているんだなぁ...というのを感じさせてくれた描写だったなと思います。

 

お互いがお互いの「勇気」を尊重し合う。そして、『告白』に至るまでに2人に足りないのは「勇気」だけですから。どちらから『告白』をすることになっても、きっと2人でこの足りない「勇気」を埋め合う展開になるのでしょうね。

 

 

本番は文化祭で!

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藤原書記ー!

 

というわけで、最後は安心と信頼の藤原書記のぶっこみで「会長×石上」のデートと相成るのでした...。「勇気」とか「策略」を掃除機のように簡単に吸っていく藤原書記は本当ハンパないって!

まぁ、本番は「文化祭編」でということなのでしょう。今は会長がいかに本気になっているのか、積極的になっているのかをかぐや様が認識する段階でもあるし、こういうフラグの積み重ねが「文化祭」で花開くのだと思いたい。

 

最終的にどちらから『告白』することになるのかな。本命は「会長から」ではあるけれど、竹取物語』のかぐや姫と『俺たちの物語』との対比(56話)を考えても、かぐや様がただ(月で)待っているだけのヒロインとも思えないし。ここは個人的に注目したい点。

 

 

つ・ま・り!結論としては、

 

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今週のかぐや様も表情豊かで最高でしたね!ということです。

 

「私から...」とあるように、タイトルを越えて『かぐや様』から告白する展開でも熱いと僕は思うな!「文化祭」で2人の恋にどんな進展が見られるのか超楽しみですね。

 

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『かぐや様は告らせたい』/赤坂アカ週刊ヤングジャンプ」より引用しております。

 

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