『ぼくたちは勉強ができない』135話 感想:理珠ちんと真冬先生の節分バトル開幕!
ぼく勉 問135 感想「時に彼らは鬼のいる間に[x]を選択する」
『ぼくたちは勉強ができない』 最新話 感想 ネタバレ注意
今週の『ぼく勉』を読了。
ついに成幸くんたちの高校生活も終盤の2月に突入し、今回は節分回です。季節の行事をきちんと描いていく方針を取るのなら、やはりラブコメ最大級の聖なるイベント『バレンタインデー』も描かれるとみて間違いなさそうでしょうか。
残りの主要なイベントとしては、
◆2月
バレンタインデー、受験本番
◆3月
卒業式、ホワイトデー、うるかの留学(予定)
あたりが考えられそうですが、果たしてここからどのように物語が動いていくのか。
留学イベントを残している「うるか」、積極的な駆け引きでアプローチを図る「理珠ちん」、そして様々な葛藤を秘めている「文乃さん」。エンドロール間近の三人の気持ちに注目をしつつ、今週も物語を振り返っていきたいと思います。
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<※アニメ情報>
「第9話 :最愛の星に[x]の名を(前編)」と「第10話:最愛の星に[x]の名を(後編)」の二部構成で文乃さん長編がアニメ化されるみたいですね。原作屈指の神回がどうアニメで再現されるのかも要チェックです!
ぼく勉 135話:時に彼らは鬼のいる間に[x]を選択する
さて。そんなわけで今週は「節分」をテーマにしたお話です。
お祖母ちゃんの手作り衣装を寝かせておくのもしのびない...という理由で鬼のコスプレを披露してくれた理珠ちん。
いいねいいいね!コスプレいいね!と思いきや、勉強疲れで眠そうにしている成幸くんの様子を見て水を得た魚のように「甘やかしてあげます」と五円玉を取り出し始める少女の姿がそこにはありました。
なるほど.....。
いや、一応申しておきますと、こういう強引さ、僕は嫌いじゃないですよ!いいと思います!正直ロジックは全く感じませんが、まぁコメディですからね。これくらいのお遊びは許容内。「かわいければなんでも許される」という先人たちの名言が思い出されます。
そんな「理珠ちん&成幸くん」のイチャイチャ珍事件が勃発している中で普通にうどんを食べに「緒方うどん」にやってきた真冬先生。当然何も起きないはずもなく.....。
愚問
私が君に甘えるのは当然でしょう?
などとお可愛い供述を繰り返しながら、勝手に催眠術にかかって成幸くんに甘え始めるのであった。
ふむふむ。
今週のお話、さてはかなりヤバいな...。凄まじい狂気!「お酒」に弱いだけでなく、「暗示」にもかかりやすいとは流石です。理珠ちん回かと思わせて、全てを持っていく女教師・桐須真冬。読者的には2人のコスプレが見れて眼福ではあるものの、女として当然ここは引くわけにもいかず....、
すみません成幸さん...
私も甘えてしまっていいですか...?
と「嫉妬心」メラメラに甘え始める理珠ちんが最後にお可愛かったなと。真冬先生の鬼のコスプレも大変似合っていて、とてもセクシーだなと思いました。
桐須真冬と緒方理珠の交流
さて。そんな経緯で開幕した「理珠ちんvs真冬先生」による鬼のコスプレ大会。
位置づけとしては、問130で描かれた「文乃さんvs真冬先生」のカレー作り回を意識した展開と言えるでしょうか。和解を果たした後の日常的な交流を描き、彼女たちの間に存在していた精神的遠慮を「1対1の構図」を用いて取り除いていく。
お互いの本質を認め合い「感謝の気持ち」と「再びの訪問」を言葉にし合った真冬先生と理珠ちん。
元々、真冬先生が「緒方うどん」にやってきたところからして「歩み寄り」が感じられるシーンだったわけですし、今回の2人の様子はもう立派に「生徒」と「先生」の関係と言って差し支えないものだったと思います。
ハチャメチャなコメディ劇場を繰り返しながらも、同じ日は一度として存在せず、常に今日は新しい。過ぎ去った季節と、これから来る新しい季節。
そんな、たった一つの「グランドルート(=春)」に向かって彼女たちがどのような旋風を巻き起こしてくれるのか。恋愛の駆け引きを会得した緒方理珠さんの活躍に期待しております。
.....というわけで今回の感想をまとめると、
ついにくるのか"神回"が...!
次号、成幸に対する文乃の気持ちに変化が現れて...!?
!!!!!?????
次回予告から漂ってくるオーラがヤバ過ぎる...!!ってことですよ。ついにきたということになるのですかね、我々文乃さんスキーたちが年単位で待ちわびていた完全無欠の"神回"が!
「文乃さんが動けばヒロインレースが動く」とまで言われていた『ぼく勉』ラブコメワールド。ついに真打ちの輝きを見る時が来たのかもしれません。"変化"とは「今までと同じではない」という意味を持った言葉なわけですから。
そんなわけで、やったね!文乃さん大勝利!な展開を渇望しつつ、来週の月曜日を心から楽しみにしております!
※本記事にて掲載されている情報物は「『ぼくたちは勉強ができない』/筒井大志/週刊少年ジャンプ」より引用しております。