ぼく勉 問80 感想「湯煙の果て 前任者は散々たる[x]にたゆたう」
『ぼくたちは勉強ができない』 最新話 感想 ネタバレ
今週の『ぼく勉』は真冬先生回です。
真冬先生といえば、これまでのストーリーでも制服デートとか海でToLoveるとか学校の屋上でフルピュアとか、それはもう数々の素敵イベントを生み出してきた、ジャンプが世界に誇る最強の「ハッピーメーカー」であるわけでございますが、
いやはや、今週も「半端ないな...」としか言いようがないほどに安心と信頼の真冬先生クオリティを発揮しておりました。さすがは顧客満足度ナンバーワン!...じゃなかった、人気投票ナンバーワン!ですね。この究極とも言えるヒロインからチャンピオンベルトを勝ち取るのは相当に至難の業というものでしょう。
やはり今の時代が求めているのは年上系ヒロインなのかもしれませんな...。というわけで、以下は、桐須真冬の桐須真冬による桐須真冬のための、全力お色気コメディ回のレビューになります。
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さて、今週のお話は、成幸くん(with 葉月&和樹)が真冬先生とあしゅみー先輩に銭湯の前でばったり遭遇するところからストーリーが展開されておりました。
もうね、この時点で読者の笑顔が絶頂を迎えたことは言うに及びません。ヤバいですわ...。こんなん笑うしかない。絶対に事件が起こるじゃん...。過去に積み上げてきた実績の説得力が「これは最大のフラグだ...」と脳内へ語り掛けてくるかのよう。
だって、銭湯の前で成幸くんと真冬先生が偶然(笑)にもばったりですからね。もはや運命の導きを感じるレベルじゃないですか....。
やっぱり筒井先生はラブコメ読者のツボを的確に突いてくるなぁ...と。ジャンプを買うだけでこのニヤニヤ感ですよ。お値段以上ニトリも裸足で逃げ出す実績を持った真冬先生クオリティに僕らの期待も全力で跳ね上がったというものです。
で、実際にどうなったかといえば.....
お姫様抱っこである
すげぇ...。色々なラブコメでよく見る(実際に『ぼく勉』でも過去に事例があった...)ような、手違いで女湯に入ってしまったとか、もはやそういう次元でさえなく、堂々と女湯に入ることを許され、そのままお姫様抱っこを決めてきましたよ...この男!唯我君本当に君ってやつは.....さすがにこれは半端ないって!(超褒めてます)
まぁ、成幸くんが半端ないのも勿論ですが、その後の真冬先生の赤面超反応も神懸かりの一言でした。やはり真冬先生は強ヒロイン過ぎる...。以前の感想でも書きましたが、まず真冬先生のなにが素晴らしいって、成幸くんとの関係性が絶妙なところだと思うんですよね。
ストーリー的な観点で見れば、初めは相反する教育イデオロギーを掲げていた真冬先生が、物語の進行とともに次第に相互理解を深めていき、その過程で「気持ち」の変化が起こっていく。そして、その変化は「恋愛軸」だけではなく、彼女の過去に対する「後悔(=気持ち)」も含まれているという構図が素晴らしいですし、
コメディ的な観点で見ても、学校では完全無欠の美人教師として一目を置かれている存在なのに、私生活では唯我成幸という生徒を巻き込んで、超絶ニヤニヤドジっ子ワールドを展開していく始末というね...。
し・か・も!
なんという破壊力なんだ....
今週みたいに、裸状態でお姫様抱っこをされて慌てふためいちゃう様子とかもそうですけど、ラブコメ的に一番美味しい「主人公にのみ見せる顔がある」(普段は氷の女王)という要素を地で持っているのがまた何ともたまらなく最高なわけでして...。
既に学校を卒業し、直接的に真冬先生の教育領域にいないあしゅみー先輩は少し例外的ですが、今回彼女のドジっ子ぶり(彼女の裏の姿)が発揮されていた銭湯回において、文乃さんたちが登場しなかった理由にしても現段階ではこういう部分を徹底しているからなのでしょう。
す、素晴らしい....
要するに、ストーリーを通じて、唯我成幸という生徒があらゆる面で彼女の包み隠さない内側の姿を知っていく(63話でうるかは文字通り先生の「裸」を見てはいるんですが、あの回の要点がうるかが真冬先生の優しさを理解するという点にあったことを踏まえても面白い構図だとは思います...)という構造になっているわけです。
そりゃもう手が付けられませんよ。最高にニヤニヤ出来ます。ストーリー的にもコメディ的にも、そして視覚的にも(←これが重要)、『ぼく勉』という作品の中でいかに真冬先生のポジショニングが優れているかがわかるというものじゃないですか。
常々、ラブコメの真髄は「関係性だ...」と思いながら読んでいるんですけど、真冬先生を見ていると特にそう思いますな。
結局、「教師」という立場や「ドジっ子」という属性にしても、唯我成幸という「生徒」の「世話焼き」属性との結びつきがあってこそ輝くもんですからね。うーん、やはりこの二人の関係性は大好きだ!(魂の叫び)
桐須真冬先生の気持ちが気になります...!
また、今回非常に興味深かったシーンは、真冬先生とあしゅみー先輩が、それぞれが抱く唯我成幸像についてトークを交わしていたところかなと。
まぁ、今回この2人がきちんと共有した会話は「成幸くんは親切で頑張り屋さんで良い人です!」というくらいのものではあったんですけれど...、
でも、読者視点では、2人とも成幸くんと繰り広げた恥ずかしいエピソードについて思い返しながら、(サウナとの相乗効果でぼかしてはいても、)「ぐわん ぐわん」していたところがあえて描写されているわけなので、「成幸くんを特別な人として見ている」という段階はやはり越えているんだと思います。
少なくとも、単なる「生徒」や単なる「後輩」という枠のみで語れる関係でないことは本人たちも感じているところなのかなと。
そして、まふゆちゃんが正式に唯我家のお嫁さんに行くことになるのかも非常に気になるところ(真顔)。「論外」とか言っておきながら、葉月ちゃんに押されて「いつか...」と言ってしまいましたからね。
教育者として子供に嘘を付くのは良くありませんし。完全に「言質 取ったからね」案件ですよ。いやはや今週の葉月ちゃんは色々MVPでしたわ。真冬先生のバスタオル引っ張ったり、真冬先生をノーパンノーブラにさせたりとかさ...!
うん、もしSEISAIの水希ちゃんがこの場にいたら軽く戦争になって危うく「銭湯回」が「戦闘回」になっていたところでしたな。いやそれも見たかったんですけど!まぁ、きっと結婚したらいつでも見れることになるからオッケーという筒井先生からのメッセージが今週のお話には込められているのかもしれませんね(※違います)。
つ・ま・り!今週の感想を総括すると...
敏感な真冬先生(妄想)が大変エッチだったな...ってことですよ!
まさか2連続でお色気アクセルを加速させてくるとは...。筒井先生も何かにお目覚めになられたのでしょうか。個人的にはどういうお話も好きなので、バランス良く展開してくれるのが嬉しいなっていう感じです。
まぁ、お色気回だと文乃さんの精神ポイントが大変なことになっちゃいますし、とはいえ、ニヤニヤ出来るくらいの文乃さんのサービスシーンも見たい(ド直球)わけですので、そこを踏まえると個人的には78話みたいな話が理想と言えるのかもなぁ...と。
要するになにが言いたいかっていうと、文乃さんはどんなときも女神ってことなんですけどね。来年の文乃さんへの誕生日プレゼントは結婚指輪しかない(勝手に決定)と思うな。というわけで、当ブログは古橋文乃さん結婚エンドをお待ちしております!
※本記事にて掲載されている情報物は「『ぼくたちは勉強ができない』/筒井大志/週刊少年ジャンプ」より引用しております。