ふわふわびより

『ぼくたちは勉強ができない』81話 感想、”恋”と”友情”を教えてくれたこの青春の日々を緒方理珠は忘れない...!

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ぼく勉 問81 感想「人知れず天才は彼らの忖度に[x]する」

ぼくたちは勉強ができない』 最新話 感想 ネタバレ注意

今週の『ぼく勉』は理珠ちん&関城さん回です。

 

勉強のモチベーションアップを図るため、うるかの時と同様に、理珠ちんをオープンキャンパスに誘う成幸くんでしたが、まさかまさか、関城さんも同じことを考えていたという....。なるほど、こういうパターンできたかという感じでした。

 

というか、理珠ちんと関城さんの志望大学が同じであったというのがまず今週の大きなポイントの一つでしょうか。

 

12話で「あいつが文系行っちゃったら...私その大学受けられないじゃない...」と言っていましたけれど、同じキャンパス内に文系と理系の学部が併設されている大学を選べばそんな懸念もなんのそのですからね。

 

そういう意味でも「弓弦羽大学」...、実に素晴らしい大学じゃないですか。もはや、来年この大学に通っている2人の姿がありありと浮かんでくるレベルですよ。詳しくは後述しますけど、やっぱりこの2人って、物語を通して『親友』になっていくんだなって。そんなことを感じさせる回でもありました。

 

 

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服装が62話と同じ

 

また、今週のお話を踏まえると、3人とも服装が62話と同じになっているのがまた面白いところかなと。

 

今週の冒頭、図書室で勉強をしている際にも、62話のお話の中で関城さんと一緒に選んだウサギ型のペンケースが意図的に描写されているわけですけど、あの日もまた成幸くんと理珠ちんを2人きりにするために身を引く関城さんの姿が描かれていたんですよね。

 

それを考えると、やっぱり今週のお話があの日の文法で展開されていたのは興味深いですし、結果的にあの日の問題点も含めて、今回この3人の関係性における一つの「解」が示されたのもお話としては綺麗だったと思います。

 

まぁ、重要なお話の中にもコミカルさを忘れないのが『ぼく勉』流なので、幾分かコメディタッチではありましたが...、オープンキャンパスというのも物語的に言えば、「未来」を想起させるものですからね。今回はそんな視点で物語を見ていきましょう。

 

<前回記事>

 

 

 

『ぼく勉』81話:「恋」と「友情」が空回る3人のオープンキャンパス

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弓弦羽大学と譲る2人

 

というわけで、今週は3人で「弓弦羽大学」のオープンキャンパスへ行くことになるお話なわけですが、初っ端から「何やってんのよこの2人は...!」と読者がツッコミを入れたくなる場面から物語は展開されておりました。

 

「好きな人と2人きりで出かけられるチャンスを奪うわけにはいかない」と身を引く関城さんに対して、「なんとか自然に(理珠ちんと関城さんを)2人きりにしてやりたい」と画策する成幸くん。

 

息ピッタリなんだか、噛み合ってないんだか...、という実に面白い状況ではあるのですけれど、まぁ要するにこの3人の関係性を通して描かれていた今回のお話のテーマは「恋」「友情」の2軸にあったわけですね。

 

 

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一人になる理珠ちん

 

で、そういう観点で今週の物語を見ていくと、まぁ構図的には、見事に「恋」(=成幸くん)と「友情」(=関城さん)は空回りしていたと言えるのでしょう。

 

だって、本来この2つの軸は両立できるものですから。決して、どちらかを得るために、どちらかを犠牲にしなければいけないものじゃない。

 

「恋」も「友情」もどちらだって手に入れられるんです。それなのに、2人ともに相手のことを思いやって、無理に「2人きり」の状況を作ろうとしていた。それが今週のポイントでもありました。

 

もちろん、(特に)成幸くんには「恋愛」軸の認識なんて全くないわけですけれど、でも、「3人で行きましょう!」と提案した理珠ちん本人の気持ちを汲み取れていなかったわけですからね。そりゃ色々と上手くいかないのも物語的に納得というもの。

 

 

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3人でおでかけできるのうれしかったんです

 

以前の感想でも少し触れましたが、やっぱり理珠ちんの成長物語は「恋」や「勉強」だけには留まらないのだろうなぁ...と思います。

 

なんせ、今回のオチを見てもわかりますが、(無論まだ本人にその自覚はないでしょうけど...)理珠ちんの言う「3人でおでかけできるのうれしかったんです」というセリフは、要するに彼女にとって、「恋」と「友情」のどちらも大切なものであるということの示唆にもなっているわけですから。

 

そういう意味でも、今後関城さんが理珠ちんにどんな影響を与えていくのかは個人的にとても楽しみなところです。

 

もちろん、文乃さんと理珠ちんの出会いの物語、並びに『友達』になっていった過程も気になりますが、理珠ちんが人(=主に成幸くん)の『感情』を理解していくうえで、文乃さんたちとも異なる『親友』という立場から、関城さんが一体どういう関わり方をしていくのか。今後ともそこには全力で注目していきたいですね。

 

 

緒方理珠の成長!

 

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ファーストキス!

また、今週のお話で一番のニヤニヤポイントは、やはり「ファーストキス」を思い返して悶々とする2人の姿でしょうか。控えめに言ってこれが最高でした。こういうのに本当弱いんですよね、自分......。

 

無論、上段でも語ったとおり、『友情』も『感情』の一つなわけですから、理珠ちんの物語にとって『友情』も欠かすことのできない非常に大切なファクターであることは間違いありません。

 

が、しかし!『ぼく勉』はラブコメストーリーですから。当然、より『恋愛』軸の方へと、読者の視点が吸い寄せられていくのは、自然の摂理というものでしょう。

 

つ・ま・り!

 

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理珠ちんの成長

 

今週の理珠ちんの赤面した顔がお可愛いことこの上ないってわけでして....。

 

もう最高に素晴らしいとしか言いようがありませんでした。何が素晴らしいかと言えば、やっぱり初期の頃と比べて「キス」という事象に対して、理珠ちんの中で認識が少しずつ変わってきているところかなと。

 

もちろん、事故キスが発生した当初もドキドキはしていたんですけど、それでも初期の頃は「キスとはなんなのか」ということに迷走して、暴走したりもしていたわけじゃないですか。

 

それが今やどうかというと、「ノーカン」とか言ってる成幸くんとは対照的に、完全にカウントしちゃってる恋する乙女の表情になっちゃってるわけですよね。

 

これは、数学講師がきっちりと代弁してくれたように、(起こった事象の奥にある)「情緒」を理珠ちんが理解できるようになりつつあるということの証左でもありますし、

 

また、心理学講師の言葉が示唆するように、「恋」と「友情」を教えてくれたこの青春の日々を理珠ちんはきっと一生忘れることはないという表現でもあるように思えるんですよね。

 

 

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寝不足な理珠ちん(このイチャイチャっぷりである)

 

「3人で」オープンキャンパスに行くのが楽しみで寝不足だったというのも初期の彼女にはなかった大きな変化を象徴するシーンでしたし。

 

どんな結末を迎えようともこの1年間は彼女にとって「特別」な時間になるんだろうなって。今週はそんなことを感じさせてくれる素晴らしい回だったなと思います。

 

 

....というわけで、今週の感想を総括すると、

 

文乃さんのオープンキャンパス回に期待!

 

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文乃さんのオープンキャンパス回が俄然楽しみになってきたってことです!

 

「うるか→理珠ちん」ときたら、これはもう近いうちに文乃さんのオープンキャンパス回が来るのは明らかですからね。

 

王道に「2人きり」で行くことになるのか、はたまた変化球でくるのか。まぁどちらにしても約束された勝利の神回になることは間違いないので、今から楽しみしかありません!

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『ぼくたちは勉強ができない』/筒井大志週刊少年ジャンプ」より引用しております。