ふわふわな日記

『五等分の花嫁』感想、写真の子は誰だ!?五等分に出来ない恋が煌めく物語!

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五等分の花嫁 4巻 表紙

 

4巻表紙の三玖がかわいい!(挨拶)

 

もうすぐ4巻が発売される『五等分の花嫁』ですが、いやはや、最近の展開がめちゃんこ熱いのです。今、マガジンで一番輝いているラブコメ漫画は?と聞かれたら、僕はなんの迷いもなくこう答えるでしょう。『五等分の花嫁』である!と。

 

今の週刊少年マガジンは半分ラブコメ雑誌みたいになってますが、そんな群雄割拠のマガジンの中にあっても、『五等分の花嫁』の面白さは群を抜いていると言わざるを得ませんね。

 

5つ五姉妹という設定の面白さと、設定を活かしたキャラの魅力、そして謎解き要素を加えながらのラブコメ展開。

 

どれもが作品の中で非常に上手く練り込まれていて、非常に読ませるストーリーになっているのです。本当に凄い漫画ですよ・・・。

 

 

 

 

"平等"ではなく"公平"に ~想いを語り合う少女たち

 

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三玖の想い

 

中でも4巻収録(予定)の林間学校編で三玖が一花さんへ自分の想いを正々堂々にぶつけたシーンはラブコメ史に残る神展開だったと言えるでしょう。このシーンは本当に熱すぎて最高に泣けるというもの。

 

 

<関連記事>

 

 

 

 

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キャンプファイヤーのダンスを一花さんに譲る三玖

 

これまでの三玖は『五等分』であることにこだわってきました。もはや、囚われていたと言っても言い過ぎではないほどに。

 

フータローのことを好きになって.....だけど、自分だけが特別ではいけない。独り占めをしたいと思ってはいけない。自分たちは5人で一つ。ゆえに、みんなが"平等"でなければいけない。そう考えていた三玖。

 

でも、"平等"でいることは、すなわち「自分たちの努力を否定すること」なのだと彼女は気付きます。

 

五つ子とはいえ、みな一人一人違う人間。得意科目も違えば、身体能力だって違う。それは、そこに至るまでの各々の積み重ねが確かに存在しているからである、と。

 

だから、"平等"ではなく、"公平”でいい自分がそうであるように、一花さんもフータローに惹かれている。それでいいのです。

 

それぞれが自分の思うようにフータローを好きでいよう。自分の努力、自分の気持ちを否定したくないから。それこそが林間学校を通して、三玖の心に確かに芽生えた覚悟でした。

 

 

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そのうえで、「負けないから」と笑顔で一花さんに語る三玖の姿は、もはや感無量と言う他ないほどのインパクトがありました。

 

彼女たちは『五等分』にできない恋を目一杯経験している。林間学校編はまさにそれを改めて教えてくれたエピソードだったなと。ホントに林間学校編は神回のオンパレードですよ!

 

 

<林間学校編感想>

 

 

物語の鍵を握る写真の子は誰だ!?

 

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五年前に出逢った写真の子

写真の子は誰なのか問題・・・。

 

さて、上述したように熱いラブコメ展開が繰り広げられている『五等分の花嫁』ヒロイン戦線ですが、一筋縄ではいかない、重要な謎が未だに隠されています。それが、5年前の京都でフータローと出逢っていた、はじまりの「写真の子」についてです。これはラブコメ的に言って極めて重大な案件と言えるでしょう。

 

なにせ、過去のつながりはラブコメではとてつもない強イベントですからね。しかも、フータローにとってその少女は、自分の価値観を変えてくれた存在なのだからなおのこと。まず間違いなく、物語の鍵を握る超重要な伏線になってくると考えられます

 

 

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容疑者は5人

名探偵フータローの事件簿!

 

しかし、容姿が同じ五つ子ゆえに、それが誰だか「写真」だけではわかりません。実際にフータローが「この中で昔、俺に会ったことがあるよって人ー?」と問いかけても、誰も名乗り出ないという...。難儀なものですね。

 

なぜ、誰も名乗り出ないのか。まぁ、単純に「写真の子」がフータローのことを覚えていないのでは?という可能性もありますが、以前の感想でも触れたとおり、その線はやはり薄いのではないでしょうか。

 

だって、「写真の子」にとってもフータローにとってもその出会いが「特別」なものであるからこそ、過去のつながりに意味が生まれるわけですから...。簡単に忘れてしまうようなものだったら、殊更に”謎”を引っ張ったりする必要はないでしょう。

 

というわけで、今回は「写真の子」がフータローを覚えているということを前提に、それぞれの姉妹について現在わかっている情報を少し振り返っていきたいと思います。今までの感想でも触れてきたので、まとめ的な感じにはなりますが...。

 

 

一番可能性が薄いのは二乃

 

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二乃は過去のフータローを知らない?

 

まず、「写真の子」候補として一番可能性が薄いのは二乃でしょうか。以前触れたとおり、二乃は一番最初に5年前の金髪フータローの写真を見た際、覚えてる風でもなく「めっちゃタイプかも!」と言っていました。

 

しかも、二乃はキンタロー(金髪フータロー)に惚れていて、完全にフータローと金髪のフータローが違う人物だと思っているので、ほぼ可能性はないと言っていいかと。

 

というか、そもそも高校生時点での出会いの反応を見ても印象最悪なんてレベルではないので、まぁ厳しいですよね...。

 

ただ、第23話で再度5年前のフータローの写真を見て、「どこかで見たような...」とは言っているので、「写真の子」ではないにしても、5年前にフータローを目撃している可能性は大いにあると思います。

 

 

 

三玖もおそらく違う...?

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三玖も違う...?

 

次いで、三玖の可能性も現状判断では相当薄いと言えるでしょう。

 

明確な根拠に基づいた否定材料が三玖にはありませんが、これまでの描写的に三玖が過去にフータローと出会っていた事を認識していると考えるには、些か以上に不可思議な反応が散見されるからです。まぁ、ブコメ文脈的に「三玖=写真の子」はさすがに大穴過ぎるかなぁ...と。

 

もちろん、二乃のように明確な発言として、過去のフータローを知らないだろうと断定できるシーンはないので可能性がゼロとまでは思いませんが、三玖がフータローに嘘をついてまで隠すというのも考えづらいため、可能性は限りなく低い気はしますね。



五月はミスリードの可能性大か...?

 

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で、次はメインヒロイン筆頭候補との呼び声も高い五月さんですが....うーん、「写真の子」かどうかという観点で言えば、正直、違和感は強いと言ったところでしょうか。

 

というのも、五月はフータローの口から直接、5年前の写真の子との思い出を聞いているわけですけど、当の五月は身に覚えのない様子なんですよね。

 

「写真の子」と重なるような発言をしたり、重ね合わせるような描写はあるのに、肝心要のメモリーがないのです。さすがに、それでは候補としては考え難いわけで...。

 

まぁ、以前の感想でも言いましたが、五月っぽい描写は完全にミスリード狙いなのかなという印象はどうしても抱いてしまいます。

 

仮に写真の子にフータローとの思い出が残っていないとするならば、五月は候補として最右翼と言ってもいいくらい申し分ないとは思いますが、5倍頑張ると語ってまで買った御守りのことを覚えていない点も気に掛かるので、個人的に現状ではあまり可能性が高いようには感じません。

 

 

 

一花さんは微妙なところ...

 

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そしてそして。お次に、我らが一花さんがどうなのかと考えていきたいのですが...、正直、判断材料が少な過ぎて何とも言えないんですよね...........。

 

ストレートに読むなら、三玖と同様、一花さんも「過去」ではなく、物語の進行とともにフータローの人柄を知っていき恋心を芽生えさせていったヒロインだとは思いますので、そこを考慮すると可能性が薄いようにも見えるんですけれど、物語的な矛盾が発生するレベルかと言うと微妙なところ。

 

二乃・三玖・五月(五月についてはファーストインパクトは好意的でしたが...)と違い、出会いの時点からフータローに嫌悪感を抱いていた様子もありませんし(同時に協力的というわけでもなかった)、それこそ全部隠していて「演技」をしていたならわからない話でもないのかなと。だから可能性としては十分ありえると考えられる範疇です。

 

 

 

 

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なんでキミなんだろうね....

 

また、「なんでキミなんだろうね」と、深読みすれば少しばかり運命めいたものを感じられる発言をしていたりもするので、そういった点も気になるところでしょうか。

 

まぁ、「みんなのお手本になる」というのも、素直に受け入れば「長女らしい」セリフではありますし、あまり可能性が高い方だとは思わないものの、一花さんに関しては今後の描写に注目してきたいなというところですね。

 

 

 

やはり大本命は四葉ちゃん!

 

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大本命は四葉ちゃん!

 

というわけで、やっぱり「写真の子」大本命は個人的に四葉ちゃんですよ!四葉ちゃん!(←正直、今回一つの記事にまとめたかったのは四葉ちゃん関連の伏線です、はい。)

 

これまでの感想記事内でも散々言ってきましたが、四葉ちゃん関連のエピソードは未だにヴェールを脱いでいない部分が多いですから。他のヒロインズにはメイン回があるのにです。ある意味凄いことですよ、これは!

 

 

<関連記事>

 

 

 

四葉ちゃん=写真の子」説が濃厚だと思われる大きな理由としては、やはり以下の2つの理由が挙げられます。(※細かい理由を挙げるとキリがないので、それは関連記事の参照をお願いします...。)

 

四葉ちゃんは最初からフータローに対して好意的だった(名前も知っていた)

②五つ子ゲームにおける薬指が意味するもの...。

 

 

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検証①写真の子はフータローの名前を知っている


まず注目すべき点は、四葉ちゃんが第1話の出会いの時点で、フータローの名前を呼んでいたことでしょう。

 

仮に「過去」に出会っていないなら、これが2人にとってのファーストコンタクトであったはず。五姉妹は転校生なので、以前からフータローを見かけていたという線もありえません。

 

それなのに、四葉ちゃんはフータローの名前を知っていたわけです。それに、四葉ちゃんは姉妹の中で唯一最初からフータローに対して協力的でした。自ら「上杉さんの味方」だとも語っている。状況証拠的には、なにかある...と思わずにはいられません。

 

し・か・も!

 

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②五つ子ゲームにおける薬指が意味するもの...。

 

薬指担当は四葉ちゃん! 

 

作中で登場した「五つ子ゲーム」で四葉ちゃんが薬指のポジションなのも意味深だと言えるのではないでしょうか。

 

だって、薬指は結婚指輪をはめる場所ですからね。カップルを誕生させるラブコメならまだしも、『五等分の花嫁』は将来、フータローと5姉妹の誰かが結婚することが確定している漫画ですので、示唆的なものを感じずにはいられないじゃないですか...。

 

 

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結びの伝説

 

その証拠に、キャンプファイヤーのフィナーレの瞬間に手をつないだペアが結ばれる「結びの伝説」で、5姉妹がそれぞれフータローの指を一本ずつ握る展開になった際にも、左手の薬指を握っているのが四葉ちゃんでした

 

全員でフータローの手をつなぐ。オチだけを見れば、五人一線横並びにも思える描写でずが、「結びの伝説」は、現在と未来が交わる重要な伝説であることは明らかなので、四葉ちゃんが薬指担当であることは、意味のある伏線なんじゃなかいなぁ...と。

 

 

ただ、「写真の子=将来の花嫁」にはならないのかも...?

 

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第1話のモノローグ

 

とは言うものの・・・。『五等分の花嫁』は、第1話の時点で、5つ子の誰かと結婚する未来のエピソードが描かれているのがポイントなのですが、その際に「君と出会った高校二年の日」というモノローグがあるのが気になります。

 

間違いなく「写真の子」はこれからの物語の鍵を握るキーパーソンになるのでしょうけれど、「写真の子」とフータローが初めて出会ったのは小学6年生の時なので、このモノローグをそのまま受け取ると、「写真の子=将来の花嫁」にはならないという...。

 

ただ、それでもやっぱり四葉ちゃんが物語の中で重要な役割を担っていそうな気は個人的にはしてしまうんですよね。

 

将来の花嫁候補は正直五月が一番しっくりきますし、四葉ちゃんが花嫁でないなら結婚指輪を「薬指」以外の指にはめる展開もあるとさえ思っていますが、しかし、ずっとフータローの味方であり続けてきた四葉ちゃんには何かあると思うのです。

 

 

 

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愛が大切!


だからこそ、これからの四葉ちゃんの活躍に期待したいなと全力で願わずにはいられません。

 

将来の花嫁が誰になるのか、それはまだ僕らにはわからないことですが、たった一つわかるのは、将来の花嫁は1人しかいないということ。

 

でも、『五等分』に出来ない”恋の結末”(結ばれる花嫁の幸せ)をみんなが祝福する。それこそが、『五等分の花嫁』というタイトルにこめられた最大のテーマなのではないでしょうか。

 

五等分に出来ない恋が煌めく物語。ラブコメスキーには是非読んで頂きたい大傑作のラブコメ漫画です!もうすぐ4巻発売ですよ!

 

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