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『五等分の花嫁』121話 感想:幸せな結婚式と最後の五つ子ゲーム!風太郎と五つ子たちの"愛"を見せて…!

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五等分の花嫁 第121話「五分の一の確率」 感想

五等分の花嫁 最新話 感想 ネタバレ注意

 

今週の『五等分の花嫁』はセンターカラーです。

 

本当に次週で終わってしまうんだなぁ...と思うともはや扉絵の時点でしんみりしてしまってヤバいですが、桜舞う「卒業」のシーンを一枚絵のみで表現してくる演出が何ともこの作品らしくてとても趣深さを感じる冒頭でもありました。

 

五人の問題児たちを無事「卒業」へと導く。第1話の出会いを踏襲する並びで五つ子たちが描かれていることも、そんな目的の元に引き合った6人の始まりを思い起こさせる意図が込められているのでしょうか。

 

「卒業」という一つの区切りと転換点を経てそれぞれが定めた道に進んで行く6人のその後。ついに描かれる「結婚式」を以ってどんなラストを飾ってくれるのか。早速、その前編となる今週のエピソードを見ていきたいと思います。

 

 

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第121話:五分の一の確率

 

さて。そんなわけで今回の舞台は「五年後」です。

 

アメリカへ旅行に行っていた一花さんが結婚式の招待状を片手に帰国し、空港まで出迎えに来ていた五月と落ち合う。

 

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一花さんと五月

 

導入部の何気ないやり取りでありながら、五月が車を運転していたり敬語を使わずに話していたりする状況が自然な形で描かれている点がとても印象的に思えました。

 

一足先に「女優」として活動していた一花さんだけでなく、「教師になること」を目指していた五月も自分の夢を叶えて前に進んでいる。たとえ活躍の場が違っても、前に進み続ける限り五人の心はいつも同じ場所にあるんです。

 

かつて零奈さんが語っていた「大切なのはどこにいるかではなく五人でいること」という言葉の意味するところ(=心のつながり)もまた、こういった部分に根付いているのかもしれません。

 

 

そんな一花さんと五月が向かう先で待ち受けていたのは、若くしてカフェの共同経営者となっていた二乃と三玖の2人。

 

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二乃と三玖

 

なるほど...。

現実的なお話、「自身のお店を出す」というのは想像以上に大変なことです。資金面を考えても調理学校を卒業してすぐにというのは中々にチャレンジングな試みで、ある程度のキャリアを積んでからの方が一般的。

 

ただ、そのあたりのミスマッチを解消する布石として上杉母の夢が提示され、十数年前に夢半ばで終わってしまった彼女の想いを引き継ぐ形で空き店舗を借り受けたという展開であれば凄く納得がいきますよね。

 

上杉家がどうしてあれほど「貧しい家庭」だったのかという疑問に対するアンサーだけでなく、二乃と三玖が自分のお店を出すことができている背景にも関与している風太郎のお母さん。

 

不慮の事故で亡くなってしまった悲しみこそあれど、彼女の想いと挑戦は決して無駄ではなかった。ずっと空き店舗として空白になっていた場所が想いを同じくする者達の手でもう一度息を吹きかえしていくこと。

 

 

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私たちだけの力で

 

最近は常連さんも増えてきたんだ

こんな設備の整った場所を貸してくれたお父さんのためにも…

もう少しだけ私たちの力だけでやってみたい

 

そういう全ての前提に感謝と覚悟を持ち「私たちの力だけでやってみたい」と意気込むところに彼女たちの本気が伺えて凄く良かったなと。

 

風太郎との交流を通じて向き合うに至った夢が奇しくも上杉母の夢とも共鳴していて、彼女たちがこの物語のヒロインであった必然を改めて実感したお話でもありました。

 

 

 

 

2人の父のように

 

そんなヒロインたちの現況が描かれていた一方、場面はついに結婚式当日における風太郎の視点へと切り替わっていくことに。

 

突如現れたマルオパパとの対面に畏まりつつも、四葉は心から喜んでいるかい?」と問われて力強く言葉を返す風太郎の姿に、きっと一人の男としてマルオも思うところがあったのでしょうね。

 

 

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新郎とお義父さん

 

最愛の人が遺した忘れ形見でありずっとその成長を見守ってきた娘がついに結婚の日を迎え、新郎と共にこれから新しい生活をスタートさせていく。

 

それは、未来への希望と喜びに満ちた出来事でありながら、親にとっては「喜び」と「寂しさ」が入り混じる"子育て卒業式"でもあるのかもしれません。

 

零奈さんの代わりに自分がこの娘たちを育てる。そんな決意の日を思い出しながらこの会場を訪れ、新郎である風太郎に娘が「心から幸せになれているか」を問う。

 

血のつながりを越えた深き"愛"がそこにあって、マルオなりのやり方で2人の幸せな門出に向き合おうとしている姿が何とも感動的に映る一幕でした。

 

 

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風太郎とマルオ

 

『一人の女性を一生かけて愛する』。

 

尊敬する『二人の父』たちがその人生を賭してそうあり続けてきたように。そんな上杉風太郎の想いを聞いた時のマルオの心情はきっと、自分の娘を花嫁として送り出す父の立場になって初めてわかることなのだと思います。

 

様々な感情に区切りをつけ「祝い事の場でしか飲まない」と語っていたお酒を口にする中野マルオの胸中。

 

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二人の父親

 

最愛の人に先立たれてしまった二人の父たちの姿を描くことで『結婚』というイベントの持つ特別さにより深みが増していたのかなと。

 

そんなことを思う、第121話のエピソードでありました。

 

 

 

五つ子ゲームファイナル

 

...という流れでマルオパパとのやり取りもきちんと描かれていた今回のお話ですが、姉妹たちが誰一人式に参加していなかったことには流石の風太郎も疑問を抱いており、最後の最後でその理由が明かされることになりました。

 

手配ミスとしか思えない数用意されていた「ウェディングドレス」と「結婚指輪の交換」が式の最中に行われなかった理由。

 

第32話の感想で僕自身も取り上げていましたし、既に多くの人が予想していたことだろうとも思いますが、それらの謎に納得のいく解釈をつけるならやっぱり答えはもう一つしかありません。

 

 

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最後の五つ子ゲーム

 

「姉妹たちによる最後の五つ子ゲーム」を行い、風太郎の"愛"を確かめる。

 

それに、ただ単に「花嫁」を当てるだけならここまで大掛かりな状況を作る意味もないでしょうから、おそらくは一人一人に向き合う形で風太郎がそれぞれのヒロインたちに対して「想い(=4つの親愛と1つの恋愛)」を伝えていくことになるのでしょうね。

 

絶対に間違えることの出来ないこの流れで風太郎が一体どんな風に彼女たちへの"愛"を示してくれるのか。

 

 

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愛があれば見分けられる

 

一応僕個人の予想を書いておくと、

 

「五月・二乃・四葉ちゃん・三玖・一花さん」の並びが一番しっくりくるのかなと。

 

①両手を前に組む姿勢に礼儀正しい五月の特徴を感じる(左から一番目)

②手をグーに握っているところが勝気な二乃を思わせる(左から二番目)

③確証は正直ないですがやはり花嫁は真ん中かな...というメタ読み(左から三番目)

④右手で左腕をおさえる仕草は以前に三玖がしていた(左から四番目)

⑤上記の①~④に当てはまらないのは一花さん(左から五番目)

 

まぁ理由としては概ね上記の通りなのですが、正直あまり自信はありません。

 

第35話の探偵回で風太郎が言葉にしていた並びが今度は正解だった...というユニークな伏線回収のパターンもあると思いますし、オーソドックスに「一花さんから順番に並んでいた」という可能性も全くのゼロとは言い切れないと思います。

 

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以前のエピソードを踏襲するなら...(第35話より)

 

いずれにせよ、外見(≠仕草や癖)の様子だけで見分けることが物語のテーマになるとは考えにくいので、風太郎自身はまた違った形でこの問いに向き合っていくのかなと。

 

薬指担当である四葉ちゃんの手に「指輪」をはめる展開も必ず来るでしょうし、次回はいよいよフィナーレということで色々と楽しみですね。

 

 

....というわけで今回の感想を一言でまとめると、

 

 

 

最高の最終回に期待!

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風太郎呼びの四葉ちゃん

 

風太郎」呼びの四葉ちゃんが尊すぎて流石にヤバい!ってことですよ。

 

直接的なイチャイチャこそ作中ではあまり描かれていないものの、ちゃっかり同棲生活が始まってますし、そりゃ姉妹たちもニヤニヤするってものです。

 

夫婦なんだから当たり前と言えば当たり前なんですが、四葉ちゃんと風太郎の2人に関してはそんな「当たり前さえも最高に感じられてしまう」から凄いですね。

 

最終回は大増30ページの表紙&巻頭カラーとのことですが、ここまできたら奇抜な演出も予想外の展開も正直必要ないと思います。特別なことをせずとも、全てが特別な思い出になる。そんなグランドフィナーレに期待しつつ、来週の水曜日を楽しみにしております!

 

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『五等分の花嫁』/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。