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『五等分の花嫁』47話 感想、世界を広げるのはいつだって勇気!さよならを越えて二乃はまた強くなる!

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五等分の花嫁 47話 「七つのさよなら⑨」 感想

 

五等分の花嫁 最新話 感想 ネタバレ注意本当に凄い作品だ・・・

 

今週の『五等分の花嫁』を読み終えて確信したことがあります。この漫画は本当に面白い!もしかしたら、人生の中でこれほど自分の価値観を刺激してくれる作品に巡り合うことはもうないかもしれないと思えるほどに。

 

人が本当の意味で成長するために大切なモノってなんでしょうか。きっと、様々答えはあるのでしょうけど、個人的には『勇気』なんじゃないかなと。『自信』とか『勇気』って「自分のものさし」を持つ上でやっぱり何よりも重要なものだと思うんです。

 

というのも、人は往々にして「正解」を求める生き物なんですよね。身も蓋もないことを言えば「間違える」のが怖いからなんだと思います。だから『自信』がない時ほど画一的であろうとする。誰だって『指標』があれば安心感を得られますから。43話で二乃が「全員が同じだった頃は居心地が良かった」と言っていたのも、根源的にはこれに近いものがあったのかもしれません。

 

「同じである」ということの安心感。特にそれが自分にとって大切な人であればなおのことです。いつまでも変わることなく自分たちの巣の中にいられたなら間違えることもない。だから二乃は外からの侵入者であるフータローを初めはなかなか受け入れることが出来なかった。

 

でも、巣の中から飛び立つことでしか見ることの出来ない景色がある。前向きになった三玖が、また自信を持って女優の道を目指し始めた一花さんが、そしてフータロー(外の世界/変わっていくことのメタファー)を受け入れた五月が、その姿を以って二乃に語り掛ける。変わっていくこと、みんなが違うことは「独り」になることじゃない。むしろ、それぞれが違う経験をすることで一緒に世界を広げることなのだと。

 

これこそが「七つのさよなら編」が掲げるテーマでした。変化を受け入れる『勇気』。二乃がそれを獲得するまでの軌跡。その集大成が今週の物語の中に詰まっていたように思います。

 

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変わっていくこと、違いを受け入れること

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「違うこと」

さて、今週のお話は、四葉ちゃん救出大作戦として、四葉ちゃんの変装をすることになった五月のシーンから。が、案の定速攻で代役であることを看破され、万事休す状態に陥ります。まぁ前回の感想でもツッコミましたが、全然髪の長さ違いますからね...笑。

 

ただ、前回までのお話の流れを汲むと、陸上部の江場部長が言った「似てるけど 違うよ」というセリフには(江場さんが意図したわけではなく、あくまでも物語的にですが...)それ以上の意味があるようにも思えます。

 

五月と四葉ちゃんは似ているけど違う人。ゆえに、表面上はともかく、本質的には五月に彼女の代役は務まらないのだと

 

 

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二乃による変装

 

その事実を踏まえると、今回髪を切った(「変わっていくこと」/「違うこと」を受け入れた)二乃が四葉ちゃんの変装をして、有無を言わさず江場さんを威圧して見せる姿は秀逸でした。

 

だって、これこそが「二乃らしい」じゃないですか。これが二乃のやり方ですよ。髪の長さが同じで、容姿が完全に一致していて、表面的には同じでも、五月とも四葉ちゃんとも二乃は違う。

 

そもそも二乃は似せる気さえないのです。表面的に変装しているだけで、全く四葉ちゃんらしく振る舞うつもりがない。四葉ちゃんや五月がこんな風に人を威圧する姿なんて想像もできないでしょう。

 

そういう意味において、二乃は自分の「やり方」を示しました。「私が辞めたいのは本当ですけど」。その言葉は確かに四葉ちゃんの本音を代弁したもの。でも、それはあくまでも代弁であって、四葉ちゃん自身の言葉じゃない。

 

 

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今度は二乃が四葉ちゃんに語り掛ける

 

だからこそ、二乃は四葉ちゃんにこう言ったのだと思います。「あんたも変わりなさい」と。きちんと、四葉ちゃんの本音で陸上部と話をしなさいと。辛いことも、不安なこともあるけれど、「自分のものさし(やり方)」を持つことはとても大切なことだから。

 

本当にこのシーンに至るまでの流れは凄かった....。個人的には、もうこのセリフを二乃が語るという点こそが、この長編ストーリーで春場先生が描きたかったことなんじゃないかとそう感じるほどのインパクトさえありましたよ....。

 

 

二乃の覚悟

 

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過去とのさよなら

 

また、今回思わず膝を打ったのが、二乃が「過去」を乗り越えて、「未来」への一歩を踏み出すシーン。誰よりも姉妹を愛し、誰よりも「中野家」という世界を守ってきた彼女は、ようやく新しい世界への扉を開きました。

 

家出から始まった「七つのさよなら編」。でも、家出をして「独り」の世界に立てこもることが巣立つことじゃないんですよね。「巣立つこと」は世界を広げること。それぞれがそれぞれのやり方で、異なる経験をしながら、広い世界・遠い未来に向かっていく。

 

それでいいんです。好きな飲み物も好きなTV番組も趣味も将来も違っていい。正解は一つじゃないから。変わることを恐れずに突き進んだ道。それこそが彼女たちだけの正解になる。

 

 

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二乃と五月

そして、この先彼女たちがどれだけ変わろうとも、変わっていくことを前向きに捉えることが出来た彼女たちならば、突き進んだ道の先で、また何度だって交わることができるのだと思います。

 

好きな映画が違っても、たとえどれだけ変わろうとも、変わらないものがある。それが『姉妹』への想い四葉ちゃんの変装という舞台装置を用いて、殊更に二乃と五月の違いを強調しながらも仲直りのやり方は同じというのは本当に最高の締め方だったなと。

 

やっぱり二乃の心の扉を開くための鍵は『姉妹』への想いにこそあったというわけですよね。それをこんなにも鮮やかに描き切るとはホントさすがとしか言いようがないですよ...。

 

本当に今週のお話はこれまでの二乃エピソードの集大成だったなって。やっと、ここから新しい二乃の物語が始まるんだと思うと胸が熱くなりまくりですね!

 

 

二乃の気持ちがどう変わっていくかも注目!

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二乃の想いの変化は...?

 

というわけで、今後二乃がフータローにどんな想いを抱いていくのか、わたしとても気になります!

 

キンタローへの『恋心』とさよならをし、新しいスタートを切った二乃ですが、果たしてこれからフータローとどんな関係を築いていくのかなぁ...。もう本当に楽しみしかないよ!

 

ひとまず、来週は期末試験に突入でしょうか。フータローの言う秘策も気になるところ。バラバラだったパズルのピースを最後には綺麗に収めてしまうような展開を描くことに定評のある春場先生ですから、期末試験もどう締めてくれるのか超期待大ですね!

 

 

 

つまり、今週の感想を総括すると...

 

 

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髪を切った二乃も最高に可愛かったなってことです!

 

「変わっていくこと」に対する二乃の覚悟を示す描写としても、このイメチェンはこれ以上ないアイディアだったと断言できる。あぁ、二乃は本当に「人間的にも」魅力的な人になってくれましたよ...。

 

変わることを恐れないで、未知の世界(=未来)へ踏み出していく勇気。「七つのさよなら編」はまさに一人の少女が、大きな世界への扉を開くに至るまでの大きな成長を描いた物語でした。そして、フータローと結ばれる『花嫁』という未来はその一つの形であって「それぞれに違う未来がある」ということを改めて示唆してくれたエピソードでもあるのでしょう。

 

そう考えると、今後の物語の大きな軸や焦点は、彼女たちの『将来』を感じさせるものになってくるのかもしれませんね。どこまでも「人間」を描いていく『五等分の花嫁』というストーリー。今、個人的に最も熱いラブコメ漫画です!

 

 




 ※本記事にて掲載されている情報物は「『五等分の花嫁』/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。