ふわふわびより

『五等分の花嫁』67話 感想、中野三玖がもう一度取り戻した自信!”今”の積み重ねが”未来”を作っていく!

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五等分の花嫁 67話 「スクランブルエッグ⑦」 感想

五等分の花嫁 最新話 感想 ネタバレ注意

 

今週の『五等分の花嫁』を読みました。

 

2週間ぶりの最新話更新でしたので、いつも以上に脳が『五等分の花嫁』を求めてしまっていた...ということは、言うまでもないわけですが、しかし、そんな状況を差し引いても今回のお話は最高に面白かったと思いますね。三玖らしさが詰まったストーリーが描かれていて個人的にはとても良かったなと。

 

正直、この展開を心待ちにしていました。”最後の試験”で一花さんに負けてしまった三玖の心の内。そこに、どんな感情があったのか。ずっと気になっていたんです。なんせ、55話で三玖が見せてくれた”決意”は、彼女自身、様々な気持ちを乗り越えた末に辿り着いたものでもあったはずですから。

 

だから、その”決意”(=それは自信であり希望でもある)が、打ち砕かれてしまった時、彼女は一体どういう心境だったんだろうって。その部分について掘り下げて欲しいなぁと思っていた方も、実際のところ、少なくなかったのではないでしょうか。

 

 

 

中野三玖というヒロイン

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中野三玖というヒロイン(4話より)

 

少し、三玖のこれまでについて振り返ってみましょう。

 

フータローに出会った当初、物語の始まりの頃の三玖はとても後ろ向きな女の子として描かれていました。自分自身に「自信」がない。それゆえ、高いハードルを前にすると、三玖は下を向いて諦めてしまう子でもありました。それは、ネガティブ思考であったがゆえに、自分がそのハードルを乗り越えていくイメージを抱くことが出来なかったからですね。

 

しかし、彼女はフータローとの出会いによって少しずつ「自信」を獲得していきます。何よりも自分自身の中に「可能性」があることを知った。いえ、「可能性」があると信じることが出来たのです。自分を信じると書いて「自信」。あの日、抹茶ソーダと共に三玖がフータローから受け取ったものは、きっとそういう類のものであったことでしょう。

 

だからこそ、彼女は自分自身に試験(=ハードル)を課すことにしたんですよね。それを飛び越えることが出来れば、きっと「こんな私でも自分を認められる」と思えるようなハードルを。もう、5人の中で私が一番の落ちこぼれだから...と悩んでいた頃の自分じゃない。それを証明し、確固たる「自信」を携えて、今度こそフータローにこの想いを伝えよう。文字通り彼女にとって”最後の試験”とは、そのための試験だったわけですよ。

 

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一縷の望み、砕かれた自信

 

でも、彼女は一番になることが出来なかったのです。

 

ゆえに、「生徒」という関係から降りようと考えた。理由は、彼女が語っているように「今のままの関係では前に進むことができない」と思ったから。要するに、「自信」が持てなくなってしまったんですね。自分自身に。というより、もっと言えば、「フータローと自分の関係性」に...でしょうか。そして、これこそが三玖の抱えている悩みでもありました。

 

ここでポイントになるのは、「生徒」と「教師」という関係性から、いつか「自信」を持って「卒業」しようと”決意”していたはずの彼女が、「自信」を喪失し、中途半端なままの状態でその関係から「リタイア」しようとしていたことでしょう。形式上の結果は似ていても、「卒業」と「リタイア」ではその根本がまるで違いますよね。

 

 

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上を向いていた三玖(55話より)

 

なんせ、「可能性」とは、言い換えれば、「未来」のことでもありますから。「可能性」を信じるということは、即ち、前向きに「未来」を信じるということ。そう、あの日三玖がフータローから受け取ったものは、そういうものだったはずなのです。

 

だから、高いハードルに躓いて、何かを諦めるんじゃない。そこからまた立ち上がり、「未来」に向かって、今をきちんと積み上げる。それは恋も勉強も変わりません。片側の意見だけでは人間関係は進まない。お互いを大切に思う気持ちが理屈を超えた「愛」を生む。今回の一件を通じて、彼女はもう一度、そんな気持ち(=自信)を取り戻すことが出来たのかもしれませんね。

 

 

.....というわけで、今回はそんなフータローと三玖の想いを繋いだ「未来の可能性」にまつわる物語。今週の見せ場はそこにありました。

 

 

<家族旅行編>

 

 

三玖の悩みとフータローの覚悟

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三玖の謝罪

 

さて、今回のお話は三玖と五月が言葉を交わす場面から。

 

この冒頭のやり取り、とても良いですよね。五月の姿のまま「この関係に終止符を打ちましょう」と告げてしまったことを謝罪する三玖の姿もフェアで非常に好感が持てますが、それ以上に「三玖(わたし)として言えなかった」ことをきちんと自身の弱さとして自覚している点が素晴らしい。やはり三玖自身もこの点に関しては思うところがあったわけですね。

 

とは言うものの、フータローに自分を見つけて欲しいという気持ちが彼女の中にあることもまた事実なんですよね。でも、この想いを直接、自分の姿でフータローに伝える勇気が今はまだ持てなかった。ゆえに、五月の姿を借りて、フータローの「愛」を確認したいと思ってしまったのかもしれません。これが三玖らしくもあって、個人的にはとても可愛いなぁと思いました。

 

 

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フータローの覚悟

 

そんな三玖(=偽五月)に対して、フータローが一歩詰め寄ろうと、自身の覚悟を示していくシーンは熱いの一言でしょう。

 

自身の正体を打ち明けようとする三玖に対し、その声を制止してリベンジを買って出るフータロー。それこそが、彼の覚悟の表れであり、また姉妹たちを大切に想う彼自身の気持ちを如実に表現したシーンでもありますよね。

 

しかし、なおも理詰めで正体を暴こうとする彼は、やはり最後の答えを誤ってしまうわけです。

 

なぜなら、違いを探すことに目がいって、本当の意味で、目の前の少女をきちんと見れていなかったから。もちろん、それ以上に「理屈」ではない理由があって然るべきかもしれませんが、三玖はずっと「私のこと見ててね」と言っていたわけですからね。あくまでも今回の描写に限って言えば、そういう構図になっていたのかなと。この部分に関しては色々な意見を聞いてみたいなぁと思います。

 

 

 

フータローの愛、三玖の笑顔!

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フータローの”愛”

 

で、問題はこちらのシーンなわけですよ!

 

もう本当に最高としか言いようがありませんでした。一旦、間違えてからの「三玖か?」という鮮やかなまでの切り替えし。目の前にいる少女とこれまでに見てきた三玖の姿がダブり、自分の導き出した答えに違和感を覚えるフータロー。

 

もはや、一発目で当てるよりはるかに破壊力の高い演出だったと言えるのではないでしょうか...。まだまだ「愛」と呼ぶには不完全なものではあるけれど、彼らの間には確かに積み重ねてきたものがある。6人の未成熟な恋の関係と照らし合わせても、この2段オチは素晴らしすぎるというもの。

 

 

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バレンタイン

また、三玖の悩みについて、「バレンタイン返してないことに腹立ててんのかと思った」とフータローが照れながらコメントしていた点も無限にニヤニヤ出来ますよね。

 

実際にどこまでの認識でいるのか定かではありませんけれど、しかし、三玖からのチョコがバレンタインのチョコだったのではないかという感情が彼の中に芽生えていたことはもう疑いようがないわけです。

 

バレンタイン当日は何の特別性も感じぬまま食べていたように見えたフータローではありますが、そんなわけないと思いながらも、心の何処かで少しはイベント性を感じていたのかもしれませんね。そんなバレンタイン回の余波を時限爆弾式にこの場面で放ってくるなんてなぁ...。春場先生の策士っぷりにはホント驚愕の念を禁じ得ませんよ!

 

 

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三玖の笑顔

 

そして、それ故に、このとびきりの笑顔が最高に輝いて見えるのでしょう。

 

どこまでもフータローらしい一幕で。でも確実にその関係は前に前に進んでいる。それを確かに実感することが出来たから。だから、実際に彼女が抱えていた「悩み」そのものに気付けたわけではないけれど、しかし、これ以上ない「大正解」でもあったと言える。きっと、三玖の曇りなき最高の笑顔がその証明なんだと思いますね。

 

 

というわけで、今週の感想を総括すると...、

 

五月がラブコメ主人公すぎる!

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五月気付いてなかったの...!?

 

本格的に五月とフータローが似た者同士過ぎるなってことですよ!

 

さすがに少しは勘付いているものだとばかり思っていましたが、まさかまさか、三玖がフータローに好意を持っていることに欠片も気付いていなかったとは...。一つ屋根の下で共に暮らしていてその認識って...。末恐ろしい鈍感力。さすが末っ子でございますわ....。

 

 

ということで、今週はそんなお可愛い五月ちゃんの今後の恋愛模様もちょっぴり気になる回だったのかなと思いますね。次回は「表紙&カラー&増ページ」という特別仕様みたいなので、超期待していく所存!アニメも楽しみです!

 

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『五等分の花嫁』/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。