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『五等分の花嫁』69話 感想、新しい春とそれぞれの道!”夢”と”恋”に満ちた3年1組へようこそ!

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五等分の花嫁 69話 「ようこそ3年1組」 感想

す五等分の花嫁 最新話(69話) 感想 ネタバレ注意

 

今週の『五等分の花嫁』を読了。

 

今回からまた新章の開幕です!.......が、その前にまずグッときたのは、今回の扉絵にもなっているこちらのカラーイラスト。察するに、アニメで描かれる範囲のエピソードを意識した一枚絵なのだとは思いますが、こうして見るとやっぱり感慨深いものがありますよね。

 

花火大会編の一花さん、扉を開ける前の二乃(6話)、林間学校編の三玖、バスケと四葉ちゃん(13話)、そして...出会ったばかりの”変わる前の”五月。

 

これまでの半年間を振り返るかのように、5人と共に過ごしてきた”思い出”の断片が、この1枚のイラストの中に込められていました。

 

だからこそでしょうか。これから新学期が始まっていくというタイミングも手伝って、これまでのエピソードの数々がとても懐かしく感じられる。もう彼らは高校2年生ではないんだなと。泣いても、笑っても、フータロー達の物語はついに、高校生活最後の1年間に突入してしまったんだなと。今回の最新話は、そんなひとつの節目にいることを実感させられるエピソードでもあったんですよね。

 

 

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大人になっていく

 

とはいえ、フータローの言葉を借りるなら、そう感じることは「悪いことではない」のだと思います。

 

きっと、同じ巣の中で共に成長し合ってきた彼女たちにも、いつか、自分自身が見つけた未来に向かって、力一杯、羽ばたいていく時がやってくる。時の流れは、誰にも止めることはできないし、いつまでも”子供”のままではいられません。これは僕ら読者にも言えること。いずれ終わりがあるからこそ、今この時が大切で幸せで、切なくて楽しいと思える。ゆえに、そんなかけがえのない青春の日々を愛おしいと感じる日が、やがて彼女たちにも訪れることになるのでしょう。

 

でも、たとえそうだとしても、これまでの”思い出”は決して消えたりはしないんですよね。だから、生涯のパートナーとして、フータローの隣を歩いていく女の子がただ1人であろうとも、”恋”をした経験も、”夢”を追いかけたその努力も、必ず彼女たちの糧になっていく。歩いてきた道のりはいつまでも残り続ける。むしろ、そう思えるだけの時間をこれから積み重ねていくのです。高校三年生という期間は、6人にとって、そんな1年間になっていくのかもしれませんね。

 

さて。今週はそういったことを念頭に置きながら、お話を振り返って参りましょう。

 

 

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新しい春とそれぞれの道!

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家賃の五等分

 

というわけで、今回から新章の開幕です。

 

波紋を呼んだ「スクランブルエッグ」編が終わり、めでたく全員揃って新たな春(=3年生への進級)を迎えることになった五つ子達。が、同時にここで一つの試練が与えられることになりました。

 

まぁ、これは物語の文脈からいっても、非常に納得のいく展開と言えますよね。一花さんだけが無理を背負うことはない。そういう意味での「長女」という役割を演じるのは、もう辞める。これからは自分の気持ちに従って、それぞれが”やりたいこと”に挑戦する。自分が敷いた道を自分の足で立って歩いていく。それが『自立』を始めるということ。

 

そう、彼女たちはいつまでも「卵」のままではいられないのです。スクランブルエッグ編で描かれた「混ぜ卵=混ぜた孫」たちは、これから一人前を目指していかなければいけない。だから、まずは「家賃を五等分」にする。まだ、「五人で一人前」ではあるけれど、いつの日か、それぞれが「自分らしい」一人前の女の子になるために。きっと、これはその第一歩でもあるのでしょう。

 

 

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一花さんの”やりたいこと”

 

そんな文脈を踏まえると、やっぱり一花さんが、(”夢”という軸において...、)4人の妹たちよりも一歩先を歩いているような印象はどことなくありますよね。

 

そしてこれは、彼女が「長女」として胸を張れるようになりたいと頑張ってきたからこそ、切り拓くことのできた道でもある。要するに、”お姉ちゃんらしく”という役割から脱却し、”自分らしく”という軸を取り戻した今もなお、彼女が悩み奮闘してきた過去は決して無駄になんてなっていないのです。

 

故に、今度こそ彼女は自分の本当に目指すモノ(=53話で演じていた端役と対になるモノ?)に対して、自信を持って挑戦をしていくことができるのかもしれません。もちろん、彼女の言う通り、家賃の問題が解消されるという実際的な理由もあるでしょうけど、家族旅行を通じて彼女は自分の望みを肯定することが出来るようになったわけですからね。

 

まぁ、その”やりたいこと”が自分らしい仕事なのか、そうでないのかは現状まだわかりませんが(そもそも様々な役を演じるのが仕事である女優業にこの表現が適切なのかも難しいところですが...)、きっと、やりたいことに挑戦してみようというセリフには「フータローに対する”恋”」の挑戦という意味も掛かっていると思うので、ひとまず彼女のこれからに期待したいところ。一花さんの”恋と”夢”を全力で見守っていきたいですね。

 

 

広がっていく三玖の世界!

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二乃と三玖

 

また、今週はフータローのバイト先で二乃と三玖が料理対決をすることになったシーンも大きな見所であったと思います。

 

これまでにも繰り返しブログ内で触れてきましたが、やっぱりこの2人は本当に対照的な子たちなんだなと。「今の自分を好きにさせてみせる」と意気込む二乃に対して、「フータローに好きになってもらえる私になる」と決意する三玖の対比構図。

 

そう、2人とも「フータローが好き」という同じ地点からスタートをしているのに、そこからのアプローチが真逆なんですよね。それはまるで、同じ葉っぱから出来上がる紅茶と緑茶のように。そして、それはどちらが良いのかというものでもありません。「好きになってもらえる私になる努力」も「今の私を好きにさせる努力」もどちらもとても熱量のいること。要はそれぞれの考え方なのです。

 

 

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世界を広げていく三玖

 

私の目的はフータローじゃないから

 

しかし、それを踏まえても、正直この三玖のセリフには個人的に凄くグッとくるものがありました。

 

ケーキ作りで負けても、切り替えて次(=パン作り)を見据える三玖。これは、最後の試験で一花さんに負けたことによって、彼女の世界が広がったことの証ですよね。負けることは確かに悔しいことだけれど、でも「勉強」だけが全てじゃないし、「ケーキ」だけが世界の全てでもないわけです。

 

色々なことに挑戦して、自分の道を見つけていく。その中で、今回彼女は「作ることが好き」という自分の感情に気付きます。その理由がフータローに褒めてもらえたから、というのが何とも彼女らしい。どこまでもフータローへの想いが行動の軸になっているんですね。フータローへの好きの気持ちを動力源にして、世界を広げようとしている三玖の姿は、やはりとても愛おしく見えるというものでしょう。

 

 

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世界を広げていく三玖

 

そして、世界を広げて行った先で、三玖は一体何を手に入れるのか。個人的にはそこが気になってます。

 

今の彼女を見ていると、そのままフータローの「好き」を掴んで欲しいとも思うし、その反面、フータローを中心に据えなくても強く羽ばたいていける女性になって欲しい気持ちもある。葛藤ですけどね。

 

でも、三玖の場合は、後者の方が最終的には魅力的に映るのかもしれない。だって、たとえ花嫁であろうとなかろうと、三玖はフータローに恋をしたことで絶対物語の初めの頃では考えられなかったくらい素敵なヒロインになっていると思うから。

 

もちろん5人全員がそういうラストを歩むことになるだろうと確信はしていますけど、特に三玖はそういう余韻を感じさせてくれそうな気がするので。まぁ、まだ三年生編が始まったばかりなので、そんなことも含めて、気長に彼女たちの「これから」を見守っていきたいですね。

 

 

.......というわけで、今週の感想をまとめると、

 

”夢”と”恋”に満ちた新学期の開幕!

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ようこそ3年1組へ!

 

全員が同じクラスなのはとってもワクワクが止まらないなってことですよ!

 

きっと、わざわざ6人を同じクラスにしたということは、2年生時にはあまり描かれてこなかった「学校での出来事」が描かれていくことになるのでしょう。それも試験以外のイベントがメインになる可能性も?あくまでもストーリー的には、”最後の試験”はもう終えてしまっているわけですし。

 

そこへ行くと、大きな行事の定番としては、修学旅行(高2のうちに終わっていなければですけど...)や学園祭あたりが有力になるのでしょうか。修学旅行でもう一度京都へ!という流れならまた面白い気もするのですが、わりと旅行自体は既に行っているので外してくる気もするしなぁ...。

 

まぁ、そんなこんなで、結論としては予想が立たないくらい楽しみが一杯ってことですね。彼女たちの”夢”はもちろん、フータローの”やりたいこと”も気になりますし、3年生編も全力で期待!来週以降の展開にも注目です。

 

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『五等分の花嫁』/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。