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『五等分の花嫁』72話 感想、中野四葉の欲しいもの!笑顔の裏に隠された”愛情”と”哀情”が交錯する...!

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五等分の花嫁 72話 「学級長の噂」 感想

五等分の花嫁 最新話 感想 ネタバレ注意

 

今週の『五等分の花嫁』を読了。

 

あぁ、本当にヤバいですね...。正直なところ、四葉ちゃんのあまりの可愛さに、脳の処理が追いついていません。何度読み返しても四葉ちゃんのことが愛おしくてたまらなくなる。だから、何度でも読み返したくなる。

 

もはや、胸の奥がぎゅっと締め付けられて、涙が止まらなくなりそうな勢いですよ。僕の全部が、痛いくらいに、好きなんだって悲鳴を上げています。改めて、四葉ちゃんが好きで、好きで、大好きなんだ...ということを、思い知らされた回でもありました...。

 

 

 

中野四葉が欲しいもの

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中野四葉というヒロインについて(36話より)

 

少し、これまでの四葉ちゃんについて振り返ってみましょう。

 

物語の始まりの頃から、フータローの味方として彼を頼りにしてきた中野四葉という女の子。モノローグの絶対的な少なさ故に、どことなく心情の機微が掴み辛い印象もある四葉ちゃんですが、その実、彼女の行動原理はいつだって一貫していました。

 

誰かのためになること(=”必要とされる”こと)

 

そう、上記の通りですね。これは、彼女の生き方そのもの。その事実は、バスケ部や陸上部などの件からもよくわかります。

 

もちろん、厳密に言えば、「約束」を優先して入部を断る事が出来たバスケ部と、合宿の参加を断る事が出来なかった陸上部という違い(これは、41話-42話でフータローの”想い”を知ってしまったが故の心情変化...とも解釈できる?)はありましたが、いずれにせよ、これまでの彼女が「誰かのためになりたい」と頑張ってきたことに変わりはないでしょう。

 

そんな彼女の努力は、今週描かれていた50m走の結果にも表れていましたよね。

 

 

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四葉ちゃんの欲しいもの(36話より)

 

しかし、それ故に彼女は、自分自身の”欲しいもの”がわからなくなってしまったんですね。

 

誰かの望みを叶えることが、自分の望み。だから、彼女は「自分の欲しいもの」を聞かれても、具体的な”なにか”を答えることが出来なかった。そして、これこそが、中野四葉という女の子が抱える最大の問題でもありました。

 

無論、「誰かのために何かをしたい」という気持ち自体はとても素晴らしいことです。間違いでもなければ、悪いことでもなんでもない。誰かの笑顔が、自分の笑顔になるなんて、本当に人として立派で誇らしいことですよね。

 

 

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笑顔の裏にある気持ちは...?

 

でも、今回の四葉ちゃんは、果たして本当に心の底から笑顔を浮かべていたでしょうか....。

 

「自分の欲しいもの」も言えないまま、誰かの笑顔のために、彼女の笑顔が失われる。それは、37話で描かれたデート回の結末(=フータローの笑顔四葉ちゃんの笑顔の同時成立)とは、まるで真逆のもの。

 

今週のお話は、まさにここがポイントになっていたように思います。今回はそういった点を踏まえながら、本編について触れていきましょう。

 

<関連記事>

 

 

四葉ちゃんの抱えるキモチ

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2人は付き合ってる?

 

四葉ちゃんと上杉君が付き合ってるって噂

 

というわけで、今週のストーリーの発端は、こちらのセリフから。

 

まぁ、2人の関係性をよく知らない外部の人達から見れば、こういう風に勘ぐってしまうのはわかる気がしますね。自ら”学級長”に名乗りを挙げただけでなく、相方としてフータローを任命したのも、他でもない四葉ちゃんなのですから。

 

ゆえに、恋バナ好きの女子高生がこの手のトピックに食いつくのは無理もないこと。何か、特別な理由があるんじゃないか。もしかして、2人は付き合っているんじゃないか。そう受け取られてしまっても、不思議なことではありません。

 

 

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四葉ちゃんのキモチ

みんなに悪いよ... 私はただ..

上杉さんが凄い人だって みんなに知って欲しかっただけなのに...

 

しかし、四葉ちゃんとしては、純粋に、フータローが凄い人であることをみんなにも知って欲しかっただけのようで...。

 

それなのに、「変な噂」が流れてしまった。そんなつもりじゃなかったはずなのに...。結果的に見れば、自分がフータローを指名して独占するような形になっている。だからこそ四葉ちゃんは、「みんなに悪いよ...」と思い、五月に学級長を代わってもらおうとしたわけですね。

 

 

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フータローを意識する四葉ちゃん

 

とはいえ、フータローに対して距離を置かなければ...(=みんなに悪いよ...)という感情に至ったのは、当然、外野の声が無視できないくらい、四葉ちゃんがフータローのことを意識してしまっているからですよね。

 

もちろん、彼女の言葉が『嘘』だったとは思いません。フータローを学級長に指名した理由は、「上杉さんが凄い人だって みんなに知って欲しかった」から。この気持ちに嘘偽りはない。それは間違いないでしょう。

 

でも、今はもう、フータローと2人で学級長をやることに、それ以上の気持ちが混ざり始めている。今週の四葉ちゃんの様子からは、そんな恋の波動が感じられましたよ....。

 

 

笑顔の裏に隠された”愛情”と”哀情”

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フータローの変化

あそこまで真剣な気持ちを

前ほど馬鹿にする気もおきないな

 

一方で、今週はフータローが示して見せた”変化”もお話の大きなポイントになっていました。

 

あれだけ『勉強』というものに捉われてきたフータローが、「学業から最もかけ離れた行為」と評してきた”恋愛”に歩み寄り、理解を示すセリフを言葉にしている。

 

そう、「旅行でのキス」や、「二乃の真っ直ぐな想い」が、少しずつ彼の”何か”を変え始めているのです。それはまるで、この半年間の間、フータローが姉妹達の”何か”を変えてきたように...。この”相互変化”こそが物語における最大の肝。本当に秀逸と言うほかありませんよね。

 

 

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愛情と哀情

 

そして、四葉ちゃんはきっと、そんなフータローの変化が嬉しくて...、また同時に切なくもあったんだと思います。

 

それはどうしてか。1つは、彼女が彼の生き方を縛ってきた(と自分では認識している)「写真の子」本人だからなんじゃないかなと。だからこそ、彼が”勉強”という枠から一歩前進し、誰かに恋をしていく兆しを見せたことが嬉しかった。

 

その証拠に、42話でも描かれた通り「俺は あの日から何も変わってない」と自信を喪失していたフータローの姿を見て、写真の子は「じゃあ... 君を縛る私は消えなきゃね」と責任を感じていましたから...。今週の四葉ちゃんの姿と重ね合わせても、しっくりくるものがある。

 

 

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笑顔の裏に隠された表情

 

また、もう一つの「切ない」表情の理由は、変化したフータローがこれから恋をしていく相手として、自分は「ありえない(=相応しくない)」と思っているから...と解釈することができるのではないでしょうか。

 

フータロー自身の口からキッパリ、「(本当に私のことを!?)⇒ねーよ」と言われたからなのか、あるいは、フータローを縛ってきた写真の子としての責任にも近い感情を引き摺っているからなのか。

 

現状ではまだその真意まではわかりませんけれど、姉妹以外には基本どんな時だって敬語を崩さなかった四葉ちゃんが、フータローから言われた言葉の繰り返しに近いセリフをそのまま踏襲し、クラスメイトに「ないよ」と呟いているシーンはやっぱりとても印象的。これは普通に、事件とも受け取れますよね...。

 

 

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写真の子(=零奈)とフータロー

 

5年前、フータローの隣に立ってくれた「写真の子」。

 

その子の正体が仮に四葉ちゃんであったなら、今の彼女はもうフータローの隣に立つことはできないと思っているわけでもあって....。

 

そして、それゆえに、精一杯の明るい笑顔を浮かべながら、本当に言いたいことも言わず、真に欲しいものも望まず、只々フータローの味方として彼の恋を応援することを選ぶなんて...。

 

そんなのあまりにも、あまりにも辛すぎるじゃないですか.....。僕は、たとえ花嫁が誰になろうとも、写真の子が誰であっても、四葉ちゃんが「自分の欲しいもの」をきちんと笑顔で言葉に出来る日が来てほしいんです。今週はそんなことを強く思わされた回でした....。

 

というわけで、今週の感想をまとめると...、

 

修学旅行編に期待!

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修学旅行編に期待!

 

いずれ描かれる”修学旅行”編が楽しみで楽しみで仕方がないってことですよ!

 

四葉ちゃんエピソードが本格的に展開されていきそうですし、修学旅行が1学期にあるイベントなのも意味深ですよね。34話の感想でも触れましたけれど、チューリップの開花時期4月中旬~5月にかけてなので、過去に写真の子とフータローが出会った京都への修学旅行と今回の修学旅行の時期を合わせてくるような気もしますし。

 

であれば、やっぱり”修学旅行”編の舞台は思い出の地・京都で、写真の子エピソードが描かれることになるのかな...。

 

まぁ、その前にまずはフータローの誕生日イベントがくるでしょうし、武田くん絡みでも何やら動きがありそうなので、そちらにも期待したいですね。来週も楽しみです!

 

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『五等分の花嫁』/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。