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『五等分の花嫁』第8巻 感想、初めての”キス”と試される”愛”!秘められた”想い”に風太郎は気付けるのか...!?

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五等分の花嫁 第8巻 感想

五等分の花嫁 最新話 感想 ネタバレ注意

『五等分の花嫁』の第8巻が発売されました。

 

正直、2月は少しバタバタした毎日を送ってはいるのですが、しかし今回の第8巻について語らないままでいられようか。無理である。まずね、二乃が可愛いんです。それとね、二乃が可愛いんです。そしてそして、やっぱり二乃が可愛いんです!あぁ、素直になれない自分との「さよなら」を果たした二乃は本当に素敵な女の子に成長してくれましたよね...。

 

特筆すべきはやっぱり表紙でしょう。これが凄い。7巻表紙の一花さんもそうですが、満を持しての花嫁衣裳」です。さすがに初めて見た時は尋常じゃないくらいテンションが上がりました。

 

しかも、9巻~11巻の表紙についても、順に三玖、四葉ちゃん、五月の花嫁衣装がフルカラーの一枚絵として描かれることが確定したわけですから...。もはや朗報なんてレベルじゃありませんよ。

 

ウェディングドレスに身を包む彼女たちの晴れ姿。後に控える3人は、一体どんな表情を見せてくれるのか。個人的に四葉ちゃんには素敵な衣装に負けないくらい最高に晴れやかな天使スマイルを浮かべていて欲しいところですが、実際に一花さんと二乃を見てみると、第2巻・第3巻で描かれてきた表紙と第7巻・第8巻で描かれている表紙は明らかに対照的な関係になっているので、第8巻以降もそういう方向性になるのかもしれませんね。いずれにしても、続刊の表紙に期待です!

 

 

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 (以下、最新刊の感想になりますが、8巻に収録されている各話の細かい感想については、連載時に書いた記事をご参照くだされば幸いです。)

 

 

 

第8巻:初めての”キス”と試される”愛”!(「スクランブルエッグ=混ぜ卵=混ぜた孫」)

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初めての”キス”の物語(61話より)

 

さて、それでは早速、第8巻の内容について振り返っていきましょう。

 

単行本で改めて一気に読み返すと、やっぱり今巻も非常に盛りだくさんなお話が繰り広げられていて、さすがは春場先生だなぁと思わされます。

 

「七つのさよなら」や「最後の試験」では、”過去とのさよなら”や”五つ子達の5人暮らし”といった人間的側面における成長を軸に据えて恋愛物語が展開されていたような印象も少なからずありましたけれど、「家族旅行編」ではより”恋愛”に比重を置いたうえで、人間的に成長を見せていく彼・彼女らの姿が描かれていたようにも感じますね。

 

 

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二乃の再告白と揺れる一花さん(60話より)

 

①止まらない「二乃の再告白」

②長女という役割から脱却した「一花さん」

③偽五月の正体と、「成長に寄せる三玖」の姿

④五月の森!キスの相手は誰なのか!?

 

で、第8巻のお話を大きく分けるなら、上記の4点がお話の縦軸的なポイントになっていたと言えるでしょうか。

 

「聞こえない告白」というラブコメあるあるを真っ向から叩き破り、もう一度自身の想いをきちんと言葉として伝える二乃。

 

フータローの特別になりたくて「教師と生徒」という今の関係性に後ろ向きになってしまった三玖。

 

そんな2人に遠慮をして自身の想いに真っ直ぐになれずにいた一花さん。

 

 

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三者三様の"恋"

 

忍ぶ恋(一花さん)」と、「止まらぬ恋(二乃)」と、「寄せる恋(三玖)」。

 

未だに明確な発露を見せない「秘められし想い」の存在を匂わせながらも、第8巻では「五月の森(=混ぜた孫)」という舞台設定の中で、三者三様に異なる恋心を抱く3人のヒロインの姿に着目し、彼女達の揺れ動いていく心情とその成長が丁寧に描かれていたように思います。

 

 

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フータローの”愛”(67話より)

 

一方で、フータローの”愛”が「家族旅行編」における最も大切なメインテーマとして作中でも繰り返し語られていましたよね。

 

「愛」があれば見分けられる。身体的な要素や言葉遣いに依らず、その子だけが持つ特別な何かに気付くこと。そして、それはきっと、頭(=理屈)ではなく、心(=愛)で理解することである。これこそが「家族旅行編」の根幹を成すテーマでもあって...。

 

これまでは、姉妹達からフータローへの「気持ちの矢印」が印象的に描かれていましたけれど、今後の物語ではフータローが”愛”を持って、少しずつキスの相手が誰であったのかに近付いていくんだろうなと。自分にとって「特別な相手」が誰であるのかを心の底で実感していくんだろうなと。そんな事を考えさせてくれた巻でもありました。

 

 

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これまでの積み重ねを肯定する五月(63話より)

 

そういう意味でも「家族旅行編」は、高校2年生の最後を締めくくるに相応しいお話だったなと思いますね。

 

試される「愛」と初めての「キス」。”愛”という縦軸で見るならば、今はまだその入り口の部分に立っただけなのかもしれないけれど、でも、この半年間に積み重ねてきたものが確かにあって、関係はきちんと前に進んでいる。

 

そして....。

 

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”恋”を経験し”愛”を育てていく(68話より)

 

「心」が下にある”恋”から始まり、最後には「心」が真ん中にくる”愛”(=真心)の物語へ。

 

5年後に描かれる2人の「結婚」ってやっぱりこういうものですよね。

 

これまでに積み重ねてきた物語をしっかりと「これからの展開」に昇華させ繋げて見せた実に見事な長編でした。温泉回ならではのサービスカットもありましたし。8巻は本当に見所(そういう意味で?)が多い巻だったなぁと思います!

 

 


 

 

 

一花さんと四葉ちゃんのやり取りが至高!

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8巻の四葉ちゃんも天使(66話より)

 

また、「家族旅行編」の四葉ちゃんも最高に天使だったなということは主張しておきたい。

 

個人的に「家族旅行編」で一番盛り上がったのが、実のところ、66話の「一花さん×四葉ちゃん」のやり取りでございまして....。

 

だって、長きに渡る葛藤の中からついに一花さんが抜け出すことになるキッカケを作ってくれたのが、「誰かのため」「誰かの笑顔」を何よりも大切にしてきた四葉ちゃんだった...なんて、物語的納得性があまりにも強すぎるじゃないですか...。文句なしに最高だ!と叫びたくなってしまうのも無理もないことでしょう。

 

 

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一花さんのしたいこと

一花だけ我慢しないで

したいことしてほしい...かな!

 

加えて、四葉ちゃんが一花さんへ語った上記のセリフって、本質的な部分において、まさに四葉ちゃん自身にも跳ね返ってくることなんですよね。

 

いつも誰かのためを想っていて、それ故に、自分の真に欲しいものがわからなくなってしまった優しすぎる女の子。

 

一花さんの成長に一役を買ってくれた彼女が、これから先、どんな気持ちと向き合い、成長を遂げてくれるのか。四葉ちゃんスキーとしては非常に楽しみなところですね。

 


 

 

というわけで、今回の感想を一言でまとめると....、

 

 

キスの相手が気になります!

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キスの相手は誰なのか...?(68話より)

 

やっぱり、「キスの相手」が誰なのかわたし気になります!ってことですよ。

 

個人的な予想に関しては、第68話の感想を参照して頂ければと思いますが、正直なところ、可能性の高さを論ずることは出来ても、誰なのかを断定することはできないというのが現時点での印象です。身も蓋もないことを言ってしまうなら、そういう風に意図して春場先生が描いているわけでもありますし。

 

とはいえ、63話の感想でも触れた通り、ミステリーのお約束的には「三玖(=偽五月=キスの相手)」なんじゃないかという解釈も一つの王道ではあり、また「秘められた想い(=キスの件を隠したい理由がある)」という観点で見れば、ここまで恋愛方面の心情が描かれてこなかった五月や四葉ちゃんの方が自然という解釈も可能ではあって...。

 

 

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未来の結婚式(68話より)

 

ゆえに、現段階でも読者があれこれ未来に向けて色々な可能性を考えることができるような余韻を残しているのは、作品として凄く面白いなぁと思います。

 

なんせ、「林間学校編」の時もそうでしたけど、こうして「未来の結婚式」の様子を高校時代のエピソードに絡めて描くことで、今回の「家族旅行編」が未来の2人にとって、いかに大切な思い出であったのかが言葉にせずとも伝わってくるわけですから...。

 

ホント、従来のラブコメ漫画にはなかった、オリジナリティ満載の巧みな構成ですよね。高校時代に積み上げてきた6人の物語が、「未来の結婚式」に繋がっている。だからこそ僕ら読者も、そんな彼らの物語を夢中になって楽しめる。

 

「過去」と「今」と「未来」を巡る『五等分の花嫁』という物語。個人的に、今、一番ホットなラブコメ漫画だと思いますね。アニメで興味を持った方にも、是非原作を手に取って欲しい。これからの展開にも期待しております!

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『五等分の花嫁』/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。