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『五等分の花嫁』95話 感想、変わっていく毎日とそれぞれの道!一花さんの笑顔が可愛すぎる話をしよう...!

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五等分の花嫁 95話「分枝の時②」 感想

五等分の花嫁 最新話 感想 ネタバレ注意

 

今週の『五等分の花嫁』を読みました。

 

「分枝の時」というサブタイトルを見た時、今回のお話は本格的に『五等分』からの卒業──それはすなわち物語の終幕に近づくことを意味してもいる──へと踏み込んでいく内容になるのかもしれないと覚悟をしていたのですが、正直、ストーリー展開のテンポ感としては想像以上のものがありましたね。

 

一花さんの「巣立ち」をキッカケに、「将来への想い」を開花させつつある姉妹たち。変わっていく毎日、変わっていかなければならない日々の中で、「今」の6人が心から望んでいることは何なのか。今回はそんなところを中心にお話を振り返って参りましょう。

 

 

  

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第95話:分枝の時②

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忘れられない夏

 

さて。

 

まず初めに印象的だと感じたのが、一花さんが出演しているCMを見ていた五月と二乃のシーンです。今や有名女優として映画やTVで大活躍中の自分の姉。そんな彼女を見て、

 

テレビや映画で観る一花は輝いて見えます

それにすごく楽しそうで本当に一花がやりたいことだと思うんです

 

と語っている五月の成長には感慨深いものがありました。

 

 

「何でも同じ」だと思っていた五つ子の姉妹たちが、それぞれに「やりたいこと」を見つけて輝こうとしている。「教師になりたい」と自分の道を行こうとしている五月が、夢を叶える為の一歩を踏み出している一花さんの姿に触発されるのは極めて自然なことです。

 

「一緒に卒業したい」という願いも、「一花(の夢)を応援したい」という想いも、どちらも本当の気持ち。2つの感情を抱きながら、聞き分けよく一花さんの選択を肯定している点に「優等生」としての在り方が描かれてもいるようですが、「それとこれとは話が違います」との発言も五月の実直な心情を表す言葉として非常に納得がいくというものでした。

 

 

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分枝の時に思うところがある二乃

 

そして、一方の二乃にも「応援したい気持ち」があることは間違いないのですよね。

 

いつまでも「子供」のままではいられない。たとえバラバラになることになったとしても、それぞれの道をきちんと歩んでいかなくてはならないし、そんな未来がすぐそこまで近づいている事実を二乃も頭では認識しているのです。

 

だからこそ、TVで活躍する姉を遠くに感じたくなくて「一花なら毎日見てるでしょ」と言ってしまう二乃の在り方は、乗り越えるべき「弱さ」であると同時に、彼女の持つ「魅力」でもある。

 

「七つのさよなら」でも描かれた通り、変化を受け入れる事姉妹のことを強く願う気持ちは決して相反するものではないわけですから。枝分かれをしても、同じ幹で繋がっている事実は変わらない。ここから二乃がどのように未来を選択し、巣立っていくのか。とても楽しみなところです。

 

 

風太郎の真意

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風太郎と三玖

 

また、前回のお話でバイト先を探していた様子の風太郎でしたが、やはり「三玖の働くパン屋さん」に白羽の矢が立ったわけですね。

 

当初、フータローと一緒にバイトをしたがっていた三玖の願望が、フータローにパン作りを教えられるくらい上達した状況で叶う事になる。元々、フータローに好きになってもらえる自分になりたくて始めたアルバイトなわけですし、こういう抜け目のない展開はファンサービスとしても非常に巧いなと思わされるわけですが、

 

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なぜ風太郎は一花さんを引き留めるのか

 

三玖の立場として気になるのは当然、行動や手段そのものではなく、どうしてフータローが「一花さんのことを引き留めようとするのか」という理由の部分なわけです。

 

一花さんにしてもフータローにしても、胸の内にある「気持ち(=理由)」こそが行動の出発点になっていて、「勉強」と「仕事」の両立に対する具体的な解決策や最善手はあくまでも副次的なものでしかないわけですから。

 

どうしてフータローは一花さんの退学を止めようとするのか。家庭教師としての義務感なんていう誂えたようなお題目ではなく、上杉風太郎が上杉風太郎として中野一花に学校を辞めて欲しくない理由。そこにあった想い。それは.........、

 

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感謝

 

 

家庭教師から降りようとしていた自分を引き戻してくれたことに対する「感謝の気持ち」だったわけですね。

 

新しい家を借りてまで6人でいられる場所を作ってくれたこと。みんなでいる時間を守るために人一倍頑張ってくれたこと。第53話のエピソードにおいてもそんな彼女に対する感謝の想いが語られていましたけれど、あれからずっと「恩」を返したいという想いを風太郎が抱いていたのだと思うと、何とも感慨深いものがあります。

 

6年前に自分を変えてくれた「写真の子(=四葉ちゃん)」に対する感謝自分が馬鹿だったことを教えてくれた5人への感謝、そして、6人で過ごす日常を守ってくれていた一花さんへの感謝。そういった色々な感謝の元に今の風太郎がある。彼にとって五つ子たちと共に過ごしてきた時間がいかに大きなものであったのか。今一度強く再認識させてくれるお話だったように思えました。

 

 

一花さんの気持ち

 

しかし、一方の一花さんの立場からすると、「迷惑を掛けてしまう」という気持ちが未だ頭の中で拭いきれてないわけです。「恩義」を感じてくれていることはとても嬉しいことだけれど、彼女にとってそれが学校に通う理由とイコールにはならない。

 

このまま自分が退学をすれば誰にも迷惑を掛けなくて済むのに、無理をしてでも「学校に行く理由とはなんなのか」。そんな葛藤に対する回答として、

 

 

 

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学校に行く意味

 

そりゃ...青春を...エンジョイ 

言ってたろ...?

 

風太郎がこの台詞を口にしているのがまた何とも巧い展開でしたよね。

 

第3話で一花さんが口にした「もっと青春をエンジョイしようよ」という台詞。当時は全く歯牙にもかけていなかった言葉なのに、1年という時を経た今、強い実感を伴った言葉として再び風太郎の元に返ってくる。

 

勉強を教え教わるだけの合理性に満ちた繋がりではなく、ただただ6人で共に時を過ごし、共に卒業していくこと。そんな、高校生の間だからこそ出来る経験を一花さんをも含めたみんなで共有していきたい

 

 

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今しかできないこと

 

そういう想いがあるからこそ、一花さんにも「今しかできないこと」を選んで欲しいと思うわけです。

 

この時間が人生の全てではなくとも、この機会を逃したらもう2度と手が届かなくなってしまうものだってある。

 

6人でいられる場所を守ってくれた彼女のように、今度は自分が6人でいられる「今」を守りたい。

 

 

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姉妹たちだけではない

 

そんな風太郎の「本音」に絆されたからなのかどうなのか。

 

自らの「枷」を打ち破り、「卒業したいのは 妹たちとだけじゃないけどね」小悪魔的につぶやいて見せる一花さんの可愛さがもう本当に最高の極みでしたね。

 

ここから彼女がどのようにして「恋心」と向き合っていくのか。その行く末に期待したい所存です。

 

 

変わっていく毎日とそれぞれの道

 

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分枝の時

 

 

さて。

 

そんなこんなで、今週の一花さんと風太郎は「今」と「未来」のどちらも大切にしていくルートを選んでくれた....という事になるかと思いますが、その一方で、未だに自分の枝を伸ばせないでいる子もいました。

 

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四葉ちゃんの鎖


「夢」も「恋」も、さながら鎖に縛られているかのように、全く動きだせないままの四葉ちゃん。

 

それぞれが自分の道を進むべく動き始めているこの状況で、なおも「誰かのため」「姉妹のため」に生きようとする彼女の在り方はやはり、見ていて非常に痛ましいものがあります。

 

その姿はまさしく「家族旅行の時の一花さん」を見ているかのようでもあって、それゆえに一花さんは、あの日の夜に四葉ちゃんが自分にしてくれたことをそのまま彼女へと返そうとしたわけですよね。

 

 

 

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四葉ちゃんのやりたいこと

 

四葉四葉の本当にやりたいことを探しな

 

自分の気持ちに素直になって「やりたいこと」に向き合っていくこと。

 

無論、今の段階で四葉ちゃんがどんな進路に進みたいと思っているのか。その点はよくわかりません。スポーツに携わる仕事をしたいというのもアリだと思いますし、「本当にやりたいこと」であるのならたとえどんな将来であれそれが彼女の道だとも思います。そこには無数の選択肢がある。まだ見つかっていないのならこれから見つけていけばいいだけの話でしょう。

 

でも、四葉ちゃんの「欲しいもの」に関してはもう明確に答えが出ているわけですよね。第90話で「好きだったよ....ずっと」と涙目で呟いていたように、勤労感謝ツアーの最後で「欲しいものはもう貰いました」と笑顔でそう話していたように、6年前から四葉ちゃんが欲しかったものは、ずっとずっとフータローだったわけですから....。

 

だからこそ、四葉ちゃんが「やりたいこと」「やらなければいけないこと」はもう決まっている。夏も終わり、卒業の時が刻一刻と迫る中、果たして四葉ちゃんは風太郎に6年分の想いを伝えることが出来るのか。いよいよ物語も佳境に突入していくのでしょうし、今後の展開を全力で見守っていきたいなと思います。

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『五等分の花嫁』/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。