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『五等分の花嫁』99話 感想、学園祭開幕!上杉風太郎が選ぶ"答え"とは...?

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五等分の花嫁 99話「日の出祭 初日」 感想

五等分の花嫁 最新話 感想 ネタバレ注意

 

今週の『五等分の花嫁』を読了。

 

今回からいよいよ"高校生活最後"のイベント「日の出祭」の幕開けです。学園祭の開幕ショーを務めるのは、女子生徒ユニットによるオープニングアクト。マイクを片手に恥ずかしそうな表情で歌って踊る二乃の様子がとても初々しくて何ともグッとくる破壊力がありましたよね。

 

なぜ不満げな二乃にお鉢が回ってきたのか、そのあたりの事情(お祭りだけに推薦とかで祭り上げられたんでしょうか...)は詳細不明ですが、頑張った甲斐もあってお祭りはスタートから大盛況の模様でした。一躍人気者となり二乃のファンが増えたのも納得というもの。きちんとフー君にも見てもらえたようですし、二乃としても悪くないステージだったのではないでしょうか。

 

 

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風太郎から五つ子たちへのメッセージ

 

学園祭初日15時に教室に来てくれ。

 

そんな楽しい青春の真っ只中に一つの「覚悟」を固めていた少年がひとり...。

 

綺麗な夕日に時が止まればと願っても、落日を迎えなければ新しい朝はやってこない。前に進んでいく意志を表明してみせた三玖と、6人で過ごしてきたこれまでをありのままに肯定してくれた五月。彼女たちの力強い言葉に背中を押され、上杉風太郎は一体どんな"答え"にたどりついたのか。

 

 

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いつかは決めなくちゃいけない日がくる(第81話より)

 

かつて思い出の地で風太郎自身が言葉にした「いつか」の日は近く、徐々に流れ始めるエンドロール。

 

記念すべき第100話目を目前に控え、上杉風太郎が5人に伝えようとしている想いとは....。今週はそういったところがとても気になる、学園祭初日のお話であります。

 

 

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第99話:日の出祭 初日

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それぞれの学園祭

 

さて。そんなこんなで「学園祭」初日の開幕です。

 

パンケーキ派の女子とたこ焼き派の男子で二分化していた風太郎たち3年A組の屋台もそれぞれ盛況を博している様子で、三玖が取り仕切っているパンケーキだけでなく、男子チームが売り出しているたこ焼きの味も四葉ちゃんチェックで「うまっ!!」との評価が出るくらいには美味とのこと。

 

四葉ちゃんの言う通り「皆 仲良く出来るのが一番」であることは間違いありませんが、結果的に競争効果がみんなのやる気に繋がっているのであれば、こういうムードもまた悪くないと言って差し支えないのかもしれません。

 

至って「平和」で「青春」的な光景にも見えましたし、屋台関係でこれ以上トラブルが起こることはないんじゃないかなと。そんな風に思いたい導入でした。

 

 

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上杉父(+らいは)の登場

 

とはいえ、学園祭を通して色々と気になる要素が隠されているだろう事もまた事実ではありますよね。

 

★学園祭関係で気になる要素

①中野父が学園祭に来るのかどうか(勇也との関連も含む)

②謎のおじさんの正体

四葉ちゃんと演劇

 

今週の描写を踏まえたうえでざっくり個人的な注目ポイントを挙げるとこの3点になるのですが、ひとまず①に関しては「盛大な前フリ」が前回と前々回の2回続けて描かれていた事を考えても流石に全くのスルーってことはないと思っています。

 

第97話のエピソードからし二乃がマルオに「思い出のパンケーキ」を振る舞う展開が2日目以降で描かれる可能性は十分にあるでしょうし、さしもの不器用なマルオお義父さんであっても娘からの招待状」を見れば何かしら思うところがあるんじゃないかなとも思いますし。

 

 

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②謎のおじさんの正体

 

加えて、前回の中野父&上杉父のやり取りの中にあった「来てるぜ」「同窓会しよう」発言を踏まえるとすると、今回意味深に登場していた「謎のおじさん」の存在もやはり少々気に掛かるところでしょうか。

 

もちろん、三玖が「知らないおじさん」と言っているあたりこの人が5人の実父という可能性はほぼ皆無に等しいと考えて良さそうですが、単に道案内 をしただけのおじさん (しかも向かっている先が偶然にも五月のいる食堂) がここまで印象的に描かれる事もないと思いますので、「有名な講師の方」説はそれなりにありうるのかもしれません。

 

見かけから受ける年齢的な印象としても「零奈さんの先生だった人」とかでも不思議ではなさそうですけれど、果たして真相の程はいかに....。既に五月と遭遇している可能性もありますし、来週以降の展開に注目をしていきたいところですね。

 

 

四葉ちゃんにとっての学園祭

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四葉ちゃんと演劇

 

 

そして気になる点3つ目。

 

学級長の仕事に加え、今のところ「演劇部・からあげ屋・お化け屋敷...」と色々なお手伝いを順調にこなしていっているように見えた四葉ちゃんでしたが、演劇部から何らかの「重大な相談事」を持ち掛けられていた点は何とも意味深な描写ではありました。

 

果たしてこのやり取りをどう解釈すべきなのか。無論、演劇の内容がわからない段階で言及できる事は現状ほとんどないのですけれど、この学園祭は「やりたいこと」を未だに見つけられていない四葉ちゃんが「将来の道」を見出していくイベントとしての役割も担っているのではないかと個人的には考えているので、このまま波風も立たずに全てが上手くいくとは思えない....というのが正直な印象ではあるのですよね。

 

 

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写真の子としての四葉ちゃん(第86話より)

 

「写真の子」として「6年前の思い出」を打ち明けることもなく内にしまい込み、「失敗」や「後悔」に今なお捉われ続けている"変われていない"四葉ちゃんの在り方。

 

そんな彼女の「枷」を外す「鍵」は一体どこにあるのか...というお話が今後のストーリーの中で描かれていくのだろうと確信はしていますが、その「鍵」の役割を担う存在が「風太郎」であってくれたら嬉しいなと個人的には思っています。

 

風太郎が変われたように四葉ちゃんも変われる。「自分の幸せ」を掴むために精一杯今を生きていく権利は誰しもに等しく与えられているのですから。風太郎に対する気持ちにきちんと向き合い、自分の将来を見つけていくこと。彼女が自分の「やりたいこと」に向き合っていける日が訪れてくれることを願うばかりであります。

 

風太郎の覚悟

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風太郎の告白

 

俺はお前たち五人が好きだ

 

さて。そういった経緯で気になる点を残しつつそれぞれの学園祭初日がお送りされていた今週のお話でしたが、冒頭でも触れた通り、ついに風太郎が五人に対して「覚悟」を示す瞬間がやってきました。

 

当然ここで言う「好き」とは大切な存在としての「好き」を意味する言葉であることは明白であります。

 

これまで楽しい時間を共に過ごしてきた「友達」として5人のことを好ましく思っているからこそ、いつまでも”この関係”を続けていきたいと願う自分がいる。風太郎がこんなにもダイレクトに「好きだ」という言葉を使って自分自身の気持ちを表明しているのはこれが初めての出来事でした。

 

 

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風太郎の"答え"とは

 

とはいえ、二乃や三玖が向けてくれている好意に対する返答としては、その「答え」ではやはり不十分なわけですよね。

 

きちんと前に進んでいくこと。たとえその道の先にどんな未来が待ち受けていても「6人の関係」は決して無意味なものなんかではないと思えたわけですから.....。

 

風太郎の中で既にある程度の「答え」が出ているということはすなわち、誰か特定の一人に対して恋愛感情を有している自覚が彼にもある(誰のことも選ばない...という展開なら例外ですが...)ということを意味してもいるのでしょうし、その気持ちを明確に言葉にすることは風太郎にとっても間違いなく前進であると言えるはず。

 

 

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風太郎の"好き"とは...?

 

風太郎にとってもヒロイン達にとっても心の準備が必要となる一世一代の「告白」。

 

結果的には「最終日まで時間が欲しい」ということでこの場は落ち着いたわけですけれど、初日にきちんとその告白の意志があることを言葉にしていたのは風太郎なりの気持ちの整理だったのでしょうね。個人的にはそんな意味合いを持つ描写だったのかなと思いました。

 

 

風太郎の考える"答え"と五月が「羨ましい」と言葉にした理由

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鐘キスの真相は...?(第68話より)

 

というわけで最後に風太郎の「答え」に関する個人的な所見を。

 

まず、第68話の鐘キスヒロインとして妥当性が高いのは誰なのかという"視点のみ"で花嫁を判断するのであれば、端的に言って四葉ちゃん」か「一花さん」のどちらかだと個人的には思っています。

 

あの時点で五月が風太郎にキスをする動機があったと考えるのは現状些か以上に難しく、一方の二乃と三玖に関してもやはり「五月に変装した姿」でキスに踏み切るだろうか...という疑問が残りますからね。

 

今の二乃&三玖のスタンスを考えても「キスの事実」を黙秘し続ける理由はないように思えますし、「動機(=風太郎に好意を抱いていること)」「変装(=正体を隠す意図があった...?こと)」という2点の条件を踏まえて状況を整理するのであれば、四葉ちゃんと一花さんには他の3人と比べてそれなりの妥当性があったと考えてよいのかなと。2人とも過去の件を未だに隠してもいますし。第68話の鐘キスに限って言えば個人的にはそんな印象を抱いていました。

 

 

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五月の発言が気になります!

 

しかし、春場先生があのキスどのように位置付けているのか(=物語的にどのような意図をもって描いたシーンなのか)が分からない以上、こういった印象論を花嫁考察の絶対的な根拠にしてしまうのは少し違う気もしています。

 

そもそも五月が恋愛軸のヒロインとして初めから圏外な立場にあるのなら「羨ましい限りです」なんてセリフを残す意味はまずもってないでしょうから。

 

自分と同様に「恋愛」というものを"難問"と捉えていた上杉くんが自分自身の答えをついに見つけ出したこと。それに対して五月が「羨ましさ」を感じているという文脈なわけですので、このまま五月が恋愛要素に全く絡むこともなく作品が完結を迎えるとは正直なところ思えません。

 

他の姉妹たちが風太郎に惹かれていく中、五月だけが彼に恋愛感情を発露させていない今の現状は、お母さんが遺した言葉(=「男の人はもっと見極めて選ばないといけません」)に捉われてきた側面があったから。その五月が「恋愛」という事象に対して憧憬の念にも近い感情を抱き始めているというのなら、そこにはやはり何かしらの意味が込められていると考えて良いのではないでしょうか。

 

キスをしたヒロインという観点では最も花嫁の可能性が薄いようにも思える五月ですけれど、同時に彼女は、恋愛ストーリーに関する展望として一番読めない要素を持っているヒロインでもある。

 

 

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これからの展開に期待

 

もちろん、今後の展開は春場先生のみぞ知る...としか言えないのでこれらは勝手な願望であり予想でしかありませんが、未来の花嫁が誰なのかに関係なく、五月がどのようにして「恋」を知っていくのかは是非描かれて欲しいところだなと。今週は個人的にそんなことを思う回でした。

 

次回はいよいよ記念すべき第100話目にして20Pフルカラーの豪華仕様で読めるみたいですので、非常に楽しみですね。来週のお話にも全力で期待しております!

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『五等分の花嫁』/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。