ふわふわな日記

『かぐや様は告らせたい』感想、かぐや様も藤原書記もおかわいい!アニメ化おめでとうございます!

ネタバレ注意(最新話までのお話について読んでいる前提の感想ですので...)

祝・アニメ化決定!

 

今日、ラブコメ界に激震が走りました。なぜか?かぐや様は告らせたい』のアニメ化が決まったからである。ついに来たというわけですな...かぐや様が世界に羽ばたく時が!

 

まぁ正直いつかはするだろうとは思ってましたけどね。むしろ、なんで今までアニメ化してなかったのか疑問だったレベルですよ。ヤングジャンプでは、もう連載100話目前ですけど、もしやこの記念すべきタイミングまで待っていたのか。やりおる...。

 

間違いなくここ最近のラブコメ作品を代表する漫画ですからね。キャラの魅力、ストーリーの面白さ、絶妙なカップリング。どれを取っても突出したものがある。文句なしに今最高峰のラブコメ漫画でしょう。

 

だからこそ、今回のアニメ化はラブコメスキーとして超楽しみです。声が付くのもそうだけど、アニメと漫画の「間の取り方の違い」とか、また違った雰囲気を味わえるだろうし。やっと、アニメで動くかぐや様たちが観れるんだなぁ...。(しみじみ)

 

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かぐや様と白銀会長の頭脳戦!

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かぐや様と白銀会長

繰り広げられる頭脳戦!

 

やはり、アニメ化一番の見どころはかぐや様と白銀会長の恋愛頭脳戦にあるでしょう。これこそが『かぐや様は告らせたい』の面白さの真髄ですよ!(※個人の見解です)

 

最近では登場人物が徐々に増えてきたこともあり、ストーリーにも幅が出てきているけれど、この作品最大のキモはなんと言っても、頭の良い2人が繰り広げるおバカな恋愛頭脳である。この駆け引きこそが至高というもの。

 

生徒会長の白銀御行と副会長の四宮かぐや。この2人がお互いに、いかにして相手に告白をさせるかに全力を注ぐ姿がめちゃんこ笑えるのです。

 

シリアスにアホなことをするのはギャグのセオリーではあります。しかし!ここに本来甘酸っぱいはずの恋愛要素を絶妙な塩梅で絡めてくる。これが天才の仕事。まさに、発想力と表現力と青春力の勝利と言っていいんじゃなかろうか。

 

 

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デートを巡るやり取り

この不毛な闘いっぷりよ.....

 

序盤のエピソードで個人的に大好きなのが、第12話「かぐや様は止められたい」で描かれたラブレター事件。これが超ニヤニヤであった...。この回あたりから本格的にかぐや様にハマったと言っても過言ではありません。

 

かぐや様の元に情熱的なラブレターが届き、会長を煽るため、デートのお誘いに乗る(フリをする)かぐや様である。そして、その策略に見事に喰いつき、何とかしてかぐや様のデートを阻止しよう思索する会長の姿が何ともまぁ、おかわいいこと...。

 

しかも、「不純異性交遊は推奨出来ない」や「教師チクり」みたいな搦め手を使っても通用せず、結果的に「だったら俺がお前に告白――」とか言っちゃう始末。

 

 

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そんで、この見事なまでにおかわいい赤面である。

 

もうね、なんなのこの2人...?会長の告白じみたセリフを受けて、大赤面しちゃうかぐや様。もう頼むから君たち早く結婚しろよって感じです。はい。

 

 

 

ブコメ的にも最高峰!

 

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白銀会長のモノローグ

うぶな感情が輝きまくりな件・・・!

 

もうね...、こっちが恥ずかしくなるくらい超うぶなラブコメやってるんですわこの2人....。ホントこういうのに弱いんだよなぁ...。

 

最初期は、言ってしまえばナルシストな男女(実力は申し分なしだが...)が肥大化した自己愛と歪な恋愛観(自分から告るのは負け!)を元に、天才的な頭脳を駆使して高度な(おバカな)心理戦を繰り広げる構図でした。これが最高に面白かった。

 

しかし!どんどん青春ラブコメのスパイスが効いてくるっていうね。「頭脳戦×うぶな感情」の2つの要素が奇跡的なマリアージュによって、作品を更なる面白さの高みへと飛躍させていったのです。これが最高すぎるんですよ...。

 

曰く、「純粋に照れくさいんだ 俺」である。かぐや様がネイルをしてきて、会長はそれを褒めたいんだけど照れくさい。対するかぐや様も気付いて欲しくてアピールするのに、言及して貰えずに落ち込んでしまう。えぇ....これが青春ってやつですな!

 

 

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ニヤニヤが止まんねーな!

 

こんなん脳が溶けるって...。もはや事件だって...。ニヤニヤで表情筋が断裂するっつーの!

 

最後まで言葉に出来ない気恥ずかしさ。この感情は一筋縄ではいかない。でも、そこは似た者同士でかぐや様にも通ずるものがあるから、やっぱりこの2人はカップルものとして映えるのだと思う。正直この2人以外のエンドは考えられないし...。

 

そういう意味でも安心して読める作品と言っていい。かぐや様が会長を慕う気持ちはゆるぎなく、また会長がかぐや様を想う気持ちも回を追うごとに増していく。

 

そのもどかしくもニヤニヤな恋愛ストーリーが読者のハートを鷲掴みにするのでしょう。ラブもコメも超一流!いやはや、本当に良く出来たラブコメ漫画ですよ。

 

 

 

「告らせたい」~タイトルが示唆する竹取物語との対比~

 

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告白した方が負け!

 

そして、『かぐや様は告らせたい』のお話でこれまた興味深いのが、かぐや様と白銀会長が共に「告白した方が負け」という恋愛観を掲げている一方で、この作品が日本最古の物語である竹取物語』をベースに敷いているところであります。

 

それは、秀知院学園の生徒会メンバーの名前を見ても明らかでしょう。

 

1人目:かぐや様=かぐや姫

2人目:白銀御行=大納言の大伴御行

3人目:藤原千花=車持皇子(右大臣の藤原不比等

4人目:石上優=中納言石上麻呂

5人目:伊井野ミコ=石作皇子(いしづくりのみこ)

 

上記のとおり、生徒会メンバーは竹取物語」に登場した人物をモデルにしていることがわかります。というか、そもそも6巻に収録されているお月見回で「かぐや姫」について触れている描写があるので、竹取物語をベースにしているのは明白。

 

そして・・・。

 

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かぐやを手放したりしない

この告白である。

 

いや、これもう実質告白でしょ...って感じではあるんだけれど、それ以上に『竹取物語』を素敵に解釈する白銀会長が本当にイケメン過ぎて悶絶不可避っていうね。

 

竹取物語』とは無論、竹取りの翁によって育てられた「なよ竹のかぐや姫の物語です。かぐや姫はその美しさゆえに、求婚する者も多かったのですが、その中でも特に熱心な5人の貴公子に対して、それぞれの難題を課し、その解決を結婚の条件にします。

 

が、結局5人とも失敗するんですよね。最後には帝にも求婚されるんですけど、「私は月の人間で、月に帰らなければならない」と、愛する人に不死の薬と手紙を残して月に帰って行く。それが『竹取物語』のエピソード。

 

しかし・・・。

 

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”俺たちの物語”


「俺なら月までいって奪い返す 絶対に」と豪語する白銀会長なり!このストレートな攻撃にかぐや様と読者の頬が緩む緩む。こうかはばつぐんだ!

 

やっぱり、「あの薬はいつか私を迎えに来て」というかぐや姫なりのメッセージだったんじゃないかという独自の解釈が素敵よね。

 

たとえどれだけ絶望的な距離が2人にあったとしても、ハッピーエンドを諦めない。そんな示唆に富んだ白銀会長なりの告白。もはや、ニヤニヤしかないわ...。

 

 

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かぐや様と白銀会長距離

 

だって、会長にとって、かぐや姫はかぐや様のメタファーですから。

 

1学期の期末試験で描かれたとおり、会長が学年トップの座を守り続ける理由はかぐや様と『対等』でいたいと思うからです。

 

四宮家の令嬢にして、多才なかぐや様に多くの面で遅れを取っていることを内心ではきちんと認めているんですよね。自分とかぐや様には、どれくらいの距離があるかを認識している。

 

だからこそ学生の本分である「勉学」だけでは負けられない。対等であるために。勝って「対等」。ここがキモですよ。試験の成績で勝ってもかぐや様の「上」を行ったとは思っていない。

 

この部分だけでも、いかに会長がかぐや様に敬意を抱いているのか、はたまた見上げるべき存在として評価しているのかがわかる。これが良いよなぁ...って。

 

 

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かぐや様もまた・・・

悔しがるかぐや様もおかわいい・・・

で、一方のかぐや様も会長に試験で負けて涙目になるくらい悔しがってるのがまた最高というわけで...。

 

かぐや様も、会長がかぐや様に敬意を払っているのと同じくらい会長のこと尊敬してるんですよね。だからこそ、負けたのが悔しいのである。あー、この2人の関係性本当に素敵やん...。

 

花火の音は聞こえない...

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花火の音は・・・

 

また、アニメ化で一番期待大なのはやはり花火大会のお話でしょう。1クールならここが良い最終回になりそうなレベルの神回と言えるんじゃなかろうか。

 

悲恋で終わった『竹取物語』。でも、『俺たちの物語』は違う!っていうパッションがこの花火回に詰まっていた。そう断言してもいい程にラブロマンスを感じさせてくれるお話だった...。もう今思い出しただけでも鳥肌が止まらん...。

みんなと花火大会を見たかった...。でも、それは許されてはいなかった...。身分ある立場の者として人混みのある場所にはいけない。みんなとは花火を見れない。そう嘆くかぐや様の姿は、月に帰らなければならなかったかぐや姫と重なるようで...。

 

しかし!

 

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だったら俺が見せてやる

そんな時、ヒーローが登場したのだった...!

白銀会長が「運命の囚われの身」であるかぐや様に手を差し伸べる。このシーンの破壊力がとんでもない...。まさに、『竹取物語』を超えた瞬間である。

 

しかも、もちろん会長のかっこよさは言うに及ばないレベルなんですけど、お屋敷を自ら抜け出してみせたかぐや様もまた、ただ待っているだけではない...という示唆にも思えて個人的にグッとくるなぁ...って。

 

なんというか物語の随所に示唆的な描写が含まれているのが面白い。『かぐや様は告らせたい』というタイトル通り、かぐや様のヒーローである会長が最終的に告白する展開も熱いけど、かぐや様が会長に告白するエンドの方も捨てがたい。

 

だって、かぐや様は難題を出して月でただ男が迎えにくるのを待つばかりのヒロインではないと思うんですよ。会長の助けを借りながら、タイトルを越える成長を見せてくれる展開を個人的には期待してます!

 

 

つまり、結論としては・・・。

 

 

アニメでも藤原書記の活躍に期待!

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やっぱり、藤原書記がナンバーワン!

 

うん、色々とかぐや様と会長について語ってきてなんですけど、僕は1話から藤原書記推しなので、アニメでも藤原書記の活躍にちょー期待してます!

 

なんだかんだいっても、この作品の立役者は藤原書記だと思うな。持ち前のかわいさとあざとさで自分中心の空気を作り上げる力を持った藤原書記によって、場の空気を読んで全体を制圧しようとする会長&かぐや様ペアが翻弄される。

 

この流れが最高に面白いかんね。基本的に空気を読まず正論で水を差しにくる石上が生徒会に加入してからの絡みも最高だし...。

 

というわけで、やっぱり藤原書記がナンバーワン!アニメの放送楽しみにしてます。

 

 

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