『かぐや様は告らせたい』 100話 感想
かぐや様は告らせたい 最新話 感想 ネタバレ注意
アニメ化決定&連載100回記念カラー!
先日発表があったとおり、『かぐや様は告らせたい』もついにアニメ化が決まりました。そして、同時に連載100回突破である。喜ばしいこと尽くしですね。きっと、かぐや様も「おめでたいこと...」と言ってるに違いない。
今週のヤングジャンプ本誌で、作者の赤坂アカ先生が今回のアニメ化に際しての想いをコメントしています。それを読むと、やっぱりアニメ化って漫画作品としてひとつの目標地点でもあるんだなぁ...と。
そりゃもちろん、アニメはアニメで漫画は漫画なんですけど、アニメで漫画を知る人もいれば、漫画が大好きでアニメを観る人もいて、作品との出会い方や媒体は色々あっても、毎週作品を楽しみにすることに変わりはない。
そういうファンが増えることは作り手としては嬉しいはずなんですよ。漫画を読むことが日々を生き延びる糧になっている自分としては超共感できるコメントでありましたわ..。
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祝・アニメ化にテンションが上がる会長と石上!
祝・アニメ化!
というわけで、アニメ化決定&連載100回の記念すべき回はどんな話になるのかなーと思ったら、完璧にアニメ化をネタにしたお話でした。「桃缶」のアニメ化が決まり、大興奮する会長と石上の構図である。
もうね、「桃缶」アニメ化の報せを知って、喜びまくってる会長と石上の姿が完全に僕ら過ぎて笑うしかない。「今週は桃缶載ってる?」「良かった 先週また休載だったからな」って、それ完全に『かぐや様』のメタじゃないですかー。
完璧にメッタメタなお話なり!確かに休載の理由が「単行本作業」のためだとか、漫画好きの読者でもなければ意識しない部分でもあるんだろうね。さりげなく羽川さんネタをぶちこんでくる石上はやはり完全にオタクだが、会長はかなりライトだと思うよ。
石上から漂う羽川翼オタク感...。
しかしまぁ、アレですね。好きなものについて情熱的に語り合う2人の姿はいいもんですね。
読んでる漫画のアニメ化決定の瞬間に初めて立ち会った会長がいちいちうぶな反応してるのもお可愛いんだけど、先輩風吹かせてる古参オタクの石上も笑える。ほんとオタクってこういう生き物なんですよ。
やっぱりさ、こうやって楽しみを共有できる相手がリアルにいるってのは幸運な事だなって。一人で楽しみたい時もあるけど、誰かに語りたくなる時もあるもんね。ホント、2人が好きな作品の事で語り合う姿は微笑ましい限りですな。ある意味で青春よ...。
あ・・・(察し)
うわ...。ダメだ...。この流れで一番ダメな人来ちゃったよ!
「へー会長ってアニオタさんなんですね~!」と笑顔でぶっこんでくる藤原書記。もはや、安住の地にいきなり核爆弾を投下されたような衝撃である。オタクってこういうのナイーブなんだよ...。
オタ話に花を咲かせている時に興味のない人が侵入してきたときの気まずさ感ね。まぁ自分はこういうのあんまり気にしない方だけど、それでも趣味の違う人にわざわざこの手の話題を振ったりしないしなぁ...。
何事も棲み分けが大切ってことですよ。好きな者同士で語り合えればいいんじゃないかな。きっとそれが一番平和!
で、秒速で裏切っていく石上である。
なんか嬉しそうですねと言われ、「いや僕は見ませんけど」と一言。こいつ....さっき、超笑顔で声優のチョイスも重要とか言ってたじゃんかよぉぉぉ!
そして、初期からの古参オタク石上選手の守りの体制を見て、自身のスタンスを決め兼ねる会長。確かにね、別に誰に咎められるわけでもないのに、謎の後ろめたさを感じたりはするのよね、実際今の中高生って隠れオタ多いんじゃないかな。
しかし!そんな後ろめたさを感じながらも「隠し事とかしたくない」「ありのままで四宮に接したい」とか言っちゃう会長はやっぱかっこいいじゃんって。
まぁ、最近ハーサカさんのこととかもあったし。かぐや様の前では嘘偽りなく誠実でいたいっていう真面目さは好印象ですわ。こういう気持ちが芽生える時点で、会長はオタクじゃないと思うな。
好きなものは好き!それでいいんだよ。さっすが人気漫画のもう一人の主人公だけありますね。会長マジでイケメン!
あ、はい。
というわけで、この有様である。おいおい。ちょっと、ちょっと。この会長さん、石上より盛大にお隠れになってるんですけど...。さっきの感動返してよ!
あの前フリから期待を裏切らない完璧なオチ。「ありのままの自分」とはなんだったのか...。あぁ、石上と熱く語り合っていた頃の会長の姿が懐かしい...。(※数ページ前です)
とはいえ、確かにかぐや様なんて明らかにアニメオタクとは縁遠い存在だもんなぁ...。そもそも「アニオタ」っていう単語さえ知らないんだし。
実際、73話で「漫画は嗜まない」ってかぐや様は言ってたわけで。その後、少女漫画読んで泣いたりもしてんだけど、ラブコメと少女漫画じゃ全然ジャンルは違うしねぇ...。特に男子が女子に語るにはなかなかハードルが高いジャンルではあると思うよ...。
今週のかぐや様も大変お可愛い....
純粋なかぐや様がお可愛い......
まぁ、こんなにも純粋なかぐや様に「アニメのキャラと結婚したいんですか?」とか言われちゃうと、後に引けない気まずさがマッハだよね。冷静に自分の想い人にこれ言われるのはなかなかにシュールだと思う。要するにめちゃくちゃ笑える。
もはや、大体は藤原書記のせいですから。「年下のキャラをママ扱いしたり」「自分の嫁と言い張って結婚しようとしたり」って、完全に悪意のあるぶっこみ方やんけ!笑顔で場をかき乱していくスタイル、ホント良いキャラしてますよ。
石上も石上で自分から裏切りかましておいて、日和った会長の「気持ち悪い」発言でがっつり傷付くめんどくささね。そんで、慰めようとすればかぐや様にもドン引かれそうになるしで、謎の三角関係が出来てて笑う。概ね、藤原書記が悪いんだけど。(2回目)
そして、結果ブチ切れる会長である。「アニメ見たいと思ったらアニオタなの!?」がなんか無性にツボに入るな...笑。
やっぱり振り切れた会長は最強ですよ。顔芸で圧倒していくスタイルには腹筋崩壊を禁じえないってもの。「はいオタクゥー!」って。かぐや様がオタクだったら、世界中の9割近くはアニオタで構成されることになるんじゃないかな!
藤原書記の声優さんが気になりますね...
盛大にブーメランを放ってくる藤原書記!
また、この藤原書記のツッコミがなんともブーメランで笑える。あぁ、ついに言っちゃったよ....。それもうアニメ業界じゃデフォルト設定だからさ。自然の摂理なのよ。疑問に思っちゃいけないの!
「目が大きくて」「子供っぽい顔立ちで」「胸が大きくて」「声がかわいい」。この4点セットはアニメ漫画(特に萌え系)業界では当たり前なんですよ。だって、そっちの方がかわいいから!かわいいは正義なんだもん...。
「そんな子現実にいません」なんてのは当然である。いないから描くんじゃないですか、理想を。理想の追求と体現こそがアニメや漫画の醍醐味ってもんですよ。
特にラブコメ漫画というものは90%が「夢」で出来ていますから。残りの10%は「読後に襲われる少しばかりの虚無感」ね。(おい)
そんな儚くも甘酸っぱいお話に熱くなれるのが人間の感受性の極みなり!まぁ、何事も楽しめたもん勝ちですし。ラブコメはいかに「夢」を見れるかが楽しむためのポイントですよ。
つまり....結論としては。
アニメ化ばんざーい!
オタクでもオタクじゃなくても、楽しめれば万事オッケーってことですな!
驚愕してるミコちゃん登場までアニメでやるのかわかりませんが、ひとまずアニメ化&連載100回突破おめでとうございます!全力で楽しみにしてます!