『かぐや様は告らせたい』103話 感想
かぐや様は告らせたい 最新話 感想 ネタバレ注意
かぐや様vs白銀会長!
いやはや最近の『かぐや様』は大変素晴らしいですね。アニメ化決定という追い風も影響しているんでしょうか、アクセルをガンガン踏んだラブコメ展開が繰り広げられております。かぐや様お可愛すぎるな.......。
暫く息を潜めていた本作最大のウリ「恋愛頭脳戦」の本格再始動である!いつまでも高校生ではいられない。誰しもが同じ道を進むわけではない。
ずっとこんな時間が続けばいいのに...。もうそんな幻想に浸っていられる場合じゃなくなった。白銀会長はスタンフォードへ海外進学を決めていた。親の言いつけで内部進学をするかぐや様とは卒業したら離ればなれになる。
もうタイムリミットは刻一刻と迫ってきているのだ。だからこそ、文化祭の最終日までに決着をつける。その日までにかぐや様から告らせてみせる。それが出来なければ...と覚悟を決めた白銀会長。はてさてどうなることやら楽しみですね!
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というわけで、かぐや様をデートに誘おうとする白銀会長である。
まさにベタベタな展開なんだけど、なんだろう...猛烈に会長を応援したい自分がいるんだよなぁ...。会長がかぐや様へ向ける熱量や誠実さは確かなものだし、それなのに一歩を踏み出せないもどかしい感じが改めてたまんないなって...。
しかも、作中でも「白銀がイケイケモード」とあるように、最近の会長は本当に頑張っていると思う。かなりギリギリのラインを踏み抜いていくんだけど、そこはもうかぐや様も一枚上手(?)でガチガチの守りの体制に入っちゃうもんだから上手くいかない。
ミニスカートかぐや様が至高!
なんたってかぐや様が色々なコスプレを披露すれば、「スカートが短すぎる」「他の男共に四宮の肌をジロジロ見られるのは我慢ならない」と、”ミニスカートアウト宣言”しちゃうんだからさ!こんなんほぼ告白やん!
もうね言ってしまえばこんなん彼氏の発言ですよ。ここまで真剣にストレートに言うのは、ある意味において「告白」よりも恥ずかしいんじゃないの?ってレベルのセリフなわけです。
ホント、Youたち早く付き合っちゃえYO!な状況で、かぐや様もこの際どいセリフに赤面ドキドキフィーバーなんだけど、あと一歩が踏み出せないってのがね...。どっちかが告白すれば成功率10000%でエヴァにも乗れちゃうのにね。はぁ...(ニヤニヤ)。
デートを巡る駆け引き!2人の「勇気」が交錯する!
ドキドキのかぐや様...!
で、今週のかぐや様もまた失策をしてしまうのであった...。
「北高の文化祭偵察に行っておかないか?」という会長のセリフの真意(=お誘い)に気付かず、「そんな事しなくても大丈夫ですよ」と一蹴。かぐやさまぁぁぁぁぁぁぁぁ!
痛恨のミスである。ワールドカップの大舞台で超最高の決定機にシュートを外すくらいのやっちまった感。「ちょっと待って!!」「やり直し!やり直し!」って...。超かわいいけど、ビデオ判定を見てもこの事実は覆らないよ...。完全にやっちまってるよ!
そろそろ、「上手くいかないことかぐや様の如し!」っていう格言が生まれちゃいそうなレベルに上手くいかなくて泣けるってもの。そりゃ、ハーサカさんも「あ~サカさん」になっちゃうわね...。
だが、しかし...!
勇気を振り絞り、もう一度決定機を掴みにいくかぐや様である。会長の勇気に応えるために、恥とプライドを忍んで振り絞った「やはり偵察に行くべきなのでしょうね!」の言葉!最高にお可愛すぎる!
いやはや成長したものですな...。初期の頃はいかにして相手に告白させるか、主導権を握るのかに注力してきた2人だけど、そんな「頭脳戦」を経た2人だからこそ、「相手の勇気」を推し量って、告白紛いのことをやってのけてるってのが最高の一言ですよ。
2人とも似た者同士なんですよね。しかも2人はもうお互いの気持ちに気付いてる。ただ自分から告白する「勇気」が足りないだけ。
だからこそ、相手の勇気に対しては誠実でありたいと思うのでしょう。
「(自分からデートに誘うのは)そんなの無理!恥ずかしい!」と言いながらも、でもそれは会長だって同じだったはずだし、その「勇気」を踏みにじってしまったのは他でもない自分。
その事実に自責の念を抱いたから、会長の「勇気」に応えるべく、かぐや様は「勇気」を振り絞る。この構図が凄く良いし、積極的になった会長だけではなく、かぐや様も確かに成長しているんだなぁ...というのを感じさせてくれた描写だったなと思います。
お互いがお互いの「勇気」を尊重し合う。そして、『告白』に至るまでに2人に足りないのは「勇気」だけですから。どちらから『告白』をすることになっても、きっと2人でこの足りない「勇気」を埋め合う展開になるのでしょうね。
本番は文化祭で!
というわけで、最後は安心と信頼の藤原書記のぶっこみで「会長×石上」のデートと相成るのでした...。「勇気」とか「策略」を掃除機のように簡単に吸っていく藤原書記は本当ハンパないって!
まぁ、本番は「文化祭編」でということなのでしょう。今は会長がいかに本気になっているのか、積極的になっているのかをかぐや様が認識する段階でもあるし、こういうフラグの積み重ねが「文化祭」で花開くのだと思いたい。
最終的にどちらから『告白』することになるのかな。本命は「会長から」ではあるけれど、『竹取物語』のかぐや姫と『俺たちの物語』との対比(56話)を考えても、かぐや様がただ(月で)待っているだけのヒロインとも思えないし。ここは個人的に注目したい点。
つ・ま・り!結論としては、
今週のかぐや様も表情豊かで最高でしたね!ということです。
「私から...」とあるように、タイトルを越えて『かぐや様』から告白する展開でも熱いと僕は思うな!「文化祭」で2人の恋にどんな進展が見られるのか超楽しみですね。
※本記事にて掲載されている情報物は「『かぐや様は告らせたい』/赤坂アカ/週刊ヤングジャンプ」より引用しております。