ふわふわびより

『大上さん、だだ漏れです。』感想、この想いは隠せない!大上さんがかわいすぎる件!

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大上さん、だだ漏れです。1巻~3巻 感想

 

『大上さん、だだ漏れです。』(吉田丸 悠先生)3巻まで読了。久しぶりに超良質なカップリングラブコメに出逢えました。思わず、ほー…と唸ってしまったよ...。

 

GWに突入し、しばらく積読状態になっていた本を読もうと思って最初に手に取った作品だったのだけど、いやはやこれが大ヒット。

 

扱っているネタは結構飛び道具級なんだけれど、それに反してというか、それゆえにというべきか、とてもナイーブなストーリーが展開されることもしばしばあって、時々考えさせられるし、ニヤニヤさせられるし、胸キュンさせられる。すげー良いラブコメであった...。

 

 

だだ漏れの想い

 

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興味津々の大上さん

 

本作のメインヒロイン・大上さんは性知識に多大な興味を持つ女子高生。男子のアソコについて調べたり、頻繁にえっちな妄想をしたり...。要するに、頭の中がエロだらけ!のいやらしい女の子なのである。(←多分、大体あってます。)

 

実に思春期のリビドー迸るニヤニヤ設定と言えるでしょう。しかし、エロ妄想が止まらない大上さんは、過去のトラウマも相まって、彼氏はおろか、友達を作ることさえ出来ない自分に悩んでいました。

 

 

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大上さんの葛藤

 

エロいことなんて誰でも考えるはずなのに、それでも自分だけがおかしいのかも...という疎外感。自分の気持ちしかわからないから、他者との距離感が上手く取れずに怖くなってしまう。

 

「下ネタ」に対する認識と表に出すのを憚る独特の空気感は結構個人差があるもので、女子高生にはナイーブな問題でもあるのでしょう。少なくとも、男子高校生に比べれば、あけすけに友達と下ネタトークが出来る環境の方が珍しいのだと思う。

 

ゆえに、彼女は妄想の中に逃げてしまうのだ。妄想や秘密がバレて恥ずかしい想いをしたくないから。白い目で見られてしまうのが怖いからである。

 

友達が欲しいのに、一歩を踏み出せない。コンプレックスの中に閉じこもり、閉塞した世界の中で、ただ自己嫌悪に浸るだけの日々を送る大上さんの姿は、ここまでの経験がなくとも、誰しもに少なからず共感出来る面があるでしょう。

 

しかし・・・。

 

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大上さんと柳沼くん

 

凄まじい告白だ......。

 

自分の世界を一変させる出来事が大上さんに突如として起こるのでした。それが柳沼くんとの出会いである。凄く良いシーンなのに、なんつーセリフだよ...というね。これが文字通り、正しきラブとコメだよな!(そうか?)

 

なぜこんな告白を大上さんがしてしまったのか。その理由は、大上さんが痴女だから...ではなく、柳沼くんの持つ「触れているだけで、本人の意思に関係なく、本音を口走らせてしまう」という特異体質にありました。

 

人はよく、「何を考えてるかわからない人は怖い」と言う。もちろんそれはその通りであり、大上さんが周囲に馴染むことが出来ないのもそれゆえ。でも、「相手の考えていることが全てわかってしまう」というのもまた同じくらい怖いことであるはずなのだ。

 

包んで、覆って、時に隠して。そうして、本音と建前を使い分けることが出来るからこそ、築ける関係もある。良いとか悪いとか、そういう次元の話でなく、それが社会に順応するために必要なスキルであることを僕らは本能的に理解している。

 

だから、相手の想っていることが包み隠さずわかってしまうというのは人間関係を築く上では存外マイナスなスキルなのだと思う。

 

気味悪がられてきたと柳沼くんが語っている通り、便利なように思えて、思春期の子供には辛い体質だよなって...。柳沼くんが人との関わりを避けてきたのも頷けるというもの。

 

 

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友達

良い青春だよなぁ....。

 

でも、そんな柳沼くんの体質を大上さんは好意的に捉えます。ここがこの作品の出発点であり、最大のキモと言えるでしょう。これが実に良いんだ...。

 

嫌なものは嫌と言っていい。それはとても難しいことだけれど、でも、本音を言い合える間柄はとても理想的なものだから。そして、そんな関係性を大上さんは心のどこかでずっと望んでいたのである。

 

自分の妄想を閉じこめてきた大上さんが、自分の世界から飛び出して、触れられた相手の本音をだだ漏れにさせてしまう大上くんと友達になっていく構図が清々しいくらいに綺麗なんですよ。

 

全く別のベクトルで人との関わりを避けてきた2人が、同じ方向を向いて手を取り合う。これが素晴らしいの一言。最初は下ネタという飛び道具で笑わせにくる作品かと思ったけど、ボーイミーツガールものとして凄く良質なストーリーと言えるでしょうな。

 

 

 

友達からラブコメが始まる!

 

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大上さんの想い

 

ブコメ的にも素晴らしい!

 

柳沼くんとの交流をきっかけに、過去のトラウマ(エロ妄想がバレてからかわれた)を克服し、徐々に友達が出来ていく大上さんですが、同時に柳沼くんへの仄かな恋心を抱くことになるのである。もうね、これがニヤニヤのオンパレードってワケ!

 

めちゃんこ甘酸っぱいラブコメしてるんですわ。柳沼くんに触られるだけでドキドキしたり、「かわいい」って言われて赤面したり...。乙女チックな反応をする大上さんがかわいくて仕方がないのです。

 

それなのに、相変わらずエロ妄想は健在で、逐一エロい事考えてるからね。休むことなく読者を笑顔にしてくる至れり尽くせり仕様です。ブレずにエロ妄想をする大上さんはハッキリ言って女神としか言いようがありません。

 

そして・・・。

 

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凄まじい告白だ...。(2回目)

 

ついに大上さんが柳沼くんへ告白するのである。特異体質ゆえに過度な接触を恐れて友達としての距離感を保とうと、大上さんを突き放す柳沼くんに対し、抱き付いて想いを伝える大上さん。色々な意味で凄まじいインパクトでした・・・。

 

大上さんの勇気とかわいさにグッときたのも束の間、告白のセリフがぶっ飛びすぎていて凄まじいインパルス。「○○○見せてくれるまで 柳沼くんから離れない....!」って、前代未聞レベルの告白だわ!笑

 

でも、こういう赤裸々な告白もまた味だと思えるのは、テーマがしっかりしているからなのでしょう。

 

エロチックな大上(=狼)さんと感情表現が苦手な柳沼(=山羊)くんの恋。喰う者と喰われる者の関係を超えて、「ひみつのともだち」になった狼と山羊のように結ばれる2人という構図がなんとも素敵でなぁ...。

 

柳沼くんの成長物語と大上さんのエロ妄想をラブコメで繋げる発想が実に心地いいですね。まるで、磁石のS極とN極のように相反する性質の物がお互いに惹かれ合う様子を見ているかのような、カタルシス満点のラブコメだと声を大にして言いたいな!

 

 

大上さんがかわいすぎる!

 

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大上さんのヤキモチ

なんだ、このかわいさは....。

 

そして、付き合い始めてからの大上さんのかわいさもなかなかどうして。体育祭で柳沼くんが他の女子とフォークダンスを踊れば、「他の子と手ぇつないじゃやだ!」ですよ。えぇ、もはや脳が溶けるほどの破壊力でしたとも。

 

大上さんのヒロイン力は桁違いであった...。いやいや、かわいすぎるじゃろうて。やっぱり、ヒロインのヤキモチは最高やで!(心の叫び)

 

しかも、柳沼くんも大上さんが他の男子と楽しそうに話しているのを見て妬いてしまうのだからもうニヤニヤ。似ていないのか、似た者同士なのか。ヤキモチは愛ゆえだからね。2人のLOVEが組み合わさってラブラブってのをまさに体現していて最高ですわ。

 

制御できない想いをぶつけ合ってイチャイチャする、青春まっしぐらの2人に悶絶すること必至。告白までもニヤニヤの嵐だったけど、付き合ってからの方が破壊力高いので、カップリングラブコメ好きな人には絶対ハマると思います!

 

 

つまり、なにが言いたいかと言うと...。

 

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大上さんが超かわいいってことです!!!

 

大上さんのかわいさはビッグバン級!かわいくて、巨乳で、エロくて、ヤキモチ妬きの役満ヒロインなり!大上さんに出逢えたこの奇跡に感謝するぜ!

 

色々な壁を乗り越えてゆっくりと大人になっていく2人の、本音だだ漏れラブコメディ。似てないようで似ている2人の恋が今後どうなっていくのか楽しみです!全国のラブコメスキーに全力でおすすめしたい!