ふわふわびより

『渡くんの××が崩壊寸前』感想、どうか石原紫さんにハッピーエンドを!

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いま、個人的に超イチオシのラブコメ漫画があります。そう、それが月刊ヤングマガジンで好評連載中の渡くんの××が崩壊寸前鳴見なる先生)である。正直、週刊で読みたいよーと思うくらい続きが気になる漫画です。

 

 

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以前にも、おすすめのラブコメ記事で『渡くんの××が崩壊寸前』について触れましたけど、この作品の魅力はラブコメ的ニヤニヤ度も一級品でありながら、非常に読ませる漫画になっている点です

 

渡くんの××が崩壊寸前』は、ブコメというよりサスペンスというコメントを頂いたりもしたのですが、まさにそのとおりでしょう。

 

1話からまだ完全には明かされていない設定があったり、主人公やヒロインたちにトラウマや影があったり。いつ爆弾の導火線に火が点いてしまうんだろう?と読んでいて思わず手に汗握ってしまうのです。まぁ、そこが面白いところなんですけどね!

 

というわけで。前回の感想では石原さんがあまりにかわいいせいで、理性が崩壊しまくった話しか出来なかったので、今回は少し作品について語りたい。

 

 

幼なじみヒロインの館花砂月

 

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幼なじみヒロインの館花紗月

 

ブコメサスペンスと言わしめる本作ですが、物語の骨子となる設定軸は、金髪ヒロインと黒髪ヒロインのダブルヒロインが主人公の渡くんを巡ってラブがコメるという、ラブコメ超ド定番の三角関係ものである。(※後に3人目も登場しますが、ヒロインレース的には実質ダブルヒロイン制と言えるでしょう。)

で、ファーストヒロインがどちらかというと、これまた王道。近年のラブコメ界で安心と信頼の勝ちヒロイン属性と言われた、金髪ヒロインの紗月の方です。ちなみに主人公渡くんの幼なじみです。

 

えっ?幼なじみは負けフラグだって?なるほど。確かにな。近年のラブコメは幼なじみに優しくないもんな。なんであんなに幼なじみって報われないんだろうな。泣きたくなってくるよな。わかる。わかるよ。その気持ち!

 

 

 

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電光石火のキスである。

 

だがしかし!幼なじみ原理主義の皆々様も安心してほしい。紗月はただの幼なじみではありません。

 

6年前、両想いだと想っていたほどの仲(少なくとも渡くんはそんな期待を持っていた)だったのに、突如渡くんの家の畑を荒らして姿を消し、また突如として渡くんの前に現れた再会型の幼なじみなのである。

 

幼なじみヒロインと言えども、再会型は勝率高いからね。ソースは『ニセコイ。いや、あれはちょっと違うか。桐崎さんも小野寺さんもどっちも幼なじみだもんな。というか、あの作品を参考文献にしてしまうこと自体に問題があったな。ごめんなさい。(おい)

 

それはそれとして。もっとも注目すべきは、再会してすぐに紗月が電光石火のキスを決めるところですよ。ラブコメにおけるキスは超重要なんだぜ。

 

ラッキースケベで胸に触ってしまうとか、もっと凄いことしてしまうとか、まぁよくあることですが、ブコメではキスの扱いは非常に大きいのです。

 

末期のラブコメスキーの中には、「キスまでの距離」=「主人公とヒロインの距離」説を唱える者もいるくらいですからね。要するにラブコメにおけるキスはそのくらい超重要イベントなのである。

 

 

黒髪ヒロインの大天使石原紫さんはかわいい!

 

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大天使・石原さん


その証拠に、我らが大天使にして、至高の黒髪ヒロインであらせられる石原さんと渡くんはまだキスをしていません。しかも、石原さんと渡くんは付き合っているのにだぜ!びっくりしちゃうよな!

 

石原さんは本当にかわいいんだ。学園マドンナ級の美少女にして、大正義黒髪清楚ヒロイン。一途で、まじめで、Fカップで、好きな人のために苦手な料理も頑張る、完全無欠の誰もが憧れる理想の存在。要するに、こんな彼女が欲しかった2018断トツ優勝のかわいさ力を持つヒロインってワケ。

 

でも、悲しいかな。上記の理想的ヒロイン像はラブコメ文脈からいくと、完全に約束された二番手ヒロインなのである。有体に言えば、最後に涙を流す女の子なのです。あぁ...。キーボードを叩きながら軽く死にたくなってくるな!

 

石原さんのかわいいところを挙げたらキリがありません。渡くんが風邪を引けば勇気を出してお見舞いにきたり、「渡くんが早く元気になりますように」と神社でお参りしたり。一途に渡くんを想う石原さんの姿は、ハッキリ言って胸キュンCを禁じ得ないレベル。石原さんペロペロ。

 

 

 

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石原さんの告白


中でも、渡くんに告白する石原さんには胸が熱くなったね。一度「ごめん」と言われたにも関わらず、「そうやってなんでも真剣に考えてくれる渡くんがいい」と、迷惑でないなら「お試しでもいい」と、一歩も引かずに想いを打ち明ける姿は最高に輝いていました。

 

そして、渡くんと石原さんは付き合うことになり、確かにラブラブなわけですが、それでもやはりどこか石原さんの中では紗月の存在が気にかかってしまうのです。

 

紗月自身は「私と直君は幼なじみ以上には絶対ならない」と言っているけれど、それでも紗月が自分の本当の気持ちに気付いてしまったら、渡くんを取られてしまう...、と。

 

 

そして・・・

 

 

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焦る石原さん

お布団イベントである。

紗月の存在に焦る石原さんは、「していいよ」と渡くんを誘ってしまうのでした。石原さん、焦り過ぎィィィ!(ガッツボーズ)

 

しかも、それ以前にも色々と先走り、なにを思ったのかゴムを買い始め、大事そうに抱えながら渡くんとの夏のロマンスをひとりでに期待したりと、なかなかにヤンデレな部分が見え隠れしてくるのだ。まだキスもしてないんだぜ!(2回目)

 

石原さん派としては「うおぉぉぉぉ!」と盛り上がるものの、もちろん渡くん自体がラブコメ工場謹製のチェリーボーイ主人公なので事は起きず...でお布団イベントは一応収束します。

 

ただ、「キスできたら最高」とか言ってる渡くんと完全にやる気になってしまっていた石原さんとのすれ違いはやっぱりどうしても感じてしまうわけで。

 

 

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渡くんだけは 他の男の子と違うから

 

男性視点で見ると、渡くん最後まで行けよ!と思ってしまうのは自明なわけですが、かつての石原さんが「男の子の理想」として渡くんを見ていたことが、渡くんにブレーキを掛けてしまったのだから、仕方なさもあるんですよね。

 

石原さんも渡くんもお互いのことを「憧れ・理想の人」だと思ってるから、すれ違ってしまう。加えて、紗月の存在も絡まってくると、もうどこで爆弾が爆発するかわからなくなってくるんで、もうお手上げです。

 

いま、渡くんと付き合っているのは石原さんなのに...。石原さんが大勝利中なのに...。手放しで安心できないんだってばよ!渡くんと石原さんのイチャイチャシーンを見ていると、波乱が起こる前の静けさみたいなものを感じてしまうのさ。ワハハ。泣いちゃう。

 

やっぱり、石原さんは約束された二番手なのかなって。石原さんエンドはないのかなって。紗月が自分の気持ちを自覚したら、石原さんにとって幸せな時間の全てがひっくり返されるのかなって。

 

 

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だって、紗月自身は、「もう私に優しくしなくていい」とか、恋人になりたいわけではないとか言っているけど、どう見ても渡くんに好意がありますから。Likeではなく、Loveの意味でね。

ただ、自覚をしていないだけ。いや、大事なものを壊してしまうのが怖いから無自覚でいようとしているのか。あるいは両方か。きっと、紗月が「家族」とトラブルを抱えている描写があるのもフラグ。

 

間違いなく6年前の畑事件にも関与してくる話だし、紗月の「愛」の感情にやや危うさを覚えるのも、紗月が抱える問題の根底に「家族愛」が絡んでいるからでしょうな。

 

加えて、渡くんも紗月がトラウマで「恋愛」に臆病になっている面があるから、どうしても物語的に紗月と渡くんが結ばれるのが綺麗なように思えてしまう。いや、実際綺麗でしょう。

 

 

でもね!不思議なことに、最近の展開を見ていると、果たしてそんな単純にいくのだろうか?という気持ちが自分の中で芽生えてきたのである。

 

なんだろう...最初は僕も紗月エンドだろうなと思いましたよ。正直、石原さんエンドのビジョンは見えませんでした。散々言ってきたとおり、2番手ヒロインだと思ってました。だがな、ハッキリと言わせてもらおう!石原さんエンドは大いにありうるよ!(断言)

 

 

 

作品テーマから見るヒロインレースの結末

 

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最新33話の石原さん

 

石原さんが覚醒した!

 

今まで焦りに焦って、勝手にひとりで誤爆をしてしまっていた石原さんが渡くんにこう言うのです。

 

私また1人で勝手に焦っちゃって...変だよね........

 

せっかく渡くんに「好き」って言ってもらえたのに

 

なんでかな 私前よりも欲張りになってるみたい もっと一緒にいられたらいいのにって

 

 

またしても 紗月の存在が気になり、渡くんに「家にお昼ごはんを食べに来ない?」と誘ってしまう石原さんだが、同時に自分が焦ってしまっていることを渡くんに伝えるのである。

 

そして、どんな名医でも治せない不治の病「シスコン」を患っていた渡くんが妹の鈴との約束ではなく、石原さんの方に歩み寄る。

 

石原さんとの恋愛を通して、渡くんが妹への依存から脱却しようとしているのですよ。もはや、感無量というほかありません。

 

 

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妹からの脱却

 

今までの渡くんは、「鈴が喜ぶから××する」「鈴が嫌がるから××しない」と妹中心で生きてきました。もちろん、両親のいない2人にとってそれは尊い兄弟愛ではあるけれど、ある種の依存でもあった。

 

そして、それが問題であることを渡くん自身も自覚していた。しかし、石原さんと付き合うことになってからの渡くんを見ると、少しずつ妹離れが果たされつつあるのかもしれません。

 

しかも、畑荒らしと突然の別れという紗月事件によって、どこか「恋愛」にトラウマを抱えていた節のある渡くんが、今まで受け止められずにいた石原さんの「愛」を受け止めようとしているのもポイントである。

 

徐々に2人のすれ違いは埋まってきているのかもしれんな。確かに石原さんの「愛」は重い。でも、想いは重い方が良いに決まってるのです。特に渡くんみたいなタイプにはね。

 

 

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お互いにお互いへ理想を抱き合っているが故に、これからも石原さんと渡くんはたくさんすれ違うかもしれない。

 

でも、そういうすれ違いを乗り越えて、お互いの「本当」を知っていく。時間を重ねて、渡くんも石原さんも本当の「愛情」を受け止められるようになる。それもまた作品としてハッピーエンドだと思うね。

 

ついつい、ラブコメ読者(自分含め)はラブコメ的文脈だとか、金髪・黒髪みたいな設定的な面で邪推してしまうけれど、付き合ってから時間をかけてお互いを知っていくというのも一つの王道でしょう。

 

信じ合える喜びも 傷つけ合う悲しみもいつかありのままに 愛せるように. Time goes byですよ!渡くんを昔のトラウマから解放出来るのは決して、紗月の専売特許じゃあない。

 

つまり、なにが言いたいかと言えば、紗月エンドでも石原さんエンドでも物語は綺麗に収束するってことです。紗月との家族愛エンドになろうとも、石原さんとの純愛エンドになろうとも、主人公渡くんの物語としてきちんとまっすぐ一本線が引かれたお話になる。

 

 

だ・か・ら!

 

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石原さんにハッピーエンドを!

 

最後まで信じてるぜ!石原さんが笑顔のままでいられる、そんな理想の結末を!今、最高に手に汗握るおすすめのラブコメ漫画なので超おすすめです!