ふわふわな日記

『五等分の花嫁』53話 感想、広がる”夢”と募る”恋”!溢れ出す一花さんの想いに気付いてよ......!

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五等分の花嫁 53話 「今日はお疲れ②」 感想

五等分の花嫁 最新話 感想 ネタバレ注意

今週の『五等分の花嫁』が凄まじい盛り上がりをみせております。

 

控えめに申し上げて一花さんがヤバい。何なんですか...この恋する乙女力は...。「好き」のリミッターがハズれつつある最近の三玖の可愛さも大変素晴らしいですが...、秘めたる想いがどんどん膨らんでいく一花さんの恋模様も可愛すぎるという...。ダメだ...。本格的に脳が死ぬ!

 

だって、頬を真っ赤に染めながら「こんな顔見せられないよ」ですよ?フータローは見れてないからわからないでしょうけれど、こんなん見せられてる我々読者からしてみればね、OK分かった。結婚しよう。としか言いようがないじゃないですか。三玖の言葉を借りるなら、このシーン完全に「責任取ってよね」案件だと僕は思うな!

 

ふぅ...。やはり各ヒロインの気持ちにスポットが当たる個別回の破壊力は尋常じゃありませんね。広がる”夢”と募る”恋”の行方やいかに!?そんなことを感じさせる今週の一花さんの物語について少し振り返ってまいりましょう。

 

 

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一花さんの努力

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!?

というわけで、先週に引き続き、今週は映画の撮影でとある役を演じることになった一花さんのお話であったわけですが....。

 

フータローの言う通り、凄まじい配役のミスマッチ感。普段の一花さんを知っていると、こんなにも不思議ちゃん演技に違和感があるなんて...。まぁもちろん、普段とのギャップがグッとくるという見方もあるとは思いますが...笑。

 

とはいえ、一花さんが自分で語っているようにこの役は序盤でフェードアウトしてしまう「出番の短い」端役なんですよね。それを踏まえれば、個人の趣味嗜好はさておいても、魅力の強い役どころでないことは、やはり明白というもの。

 

 

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みんなのために

 

でも、それでも頑張らなくちゃ...。「あの子たちのために」。恥ずかしくても、たとえどんな小さな仕事でも、受けられるものは引き受ける。それが”長女”中野一花の想いでした。

きっと、発案者として責任を感じている部分もあるんだと思います。もちろん、新しい家で暮らしていくということはみんなで決めたことだけれど、今の5人の現状を考えれば、一花さんの「女優としての収入」が決断の支えになったことは想像に難くない。それは当然、一花さん自身も覚悟していたこと。

 

でも、リアルなお話、「食費やら光熱費やら 思ったよりかかるんだもん」と一花さんが言うように、実際に生活してみないとわからないこともたくさんあるんですよね。その事実を、一花さんを通して姉妹たちが気付いていくことには、もしかしたら物語的に大きな意味があるのかもしれません。

 

かつては彼女たちのお母さんが....、また最近までは中野父が支えてくれていた彼女たちの生活。七つのさよなら編を経て、物語のテーマが「姉妹」から「家族」へシフトしているようにも思えますし、これから先の物語では、こういったポイントがキーになっていくのではないでしょうか。

 

一花さんの本気と努力を肯定する風太

 

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一花さんとフータロー

 

また、フータローが一花さんの「努力」を肯定するところも熱いの一言でした。

 

というのも、今の一花さんってフータローと共通するところもあるんですよね。2人とも家計のために仕事をしている。それに加えて、一花さんは姉妹たちとフータローが今までと同じように過ごせる場所を守ってくれている。フータローからすれば、今の一花さんの姿には思うところがあって当然でしょう。

 

 

 

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一花さんの全力


加えて、たとえ主役ではなくとも、誰よりも全力で自分の役を全うしようとする一花さんの姿がやっぱり最高に輝いていましたよね。「女優」という仕事に対する彼女の強い情熱を目の当たりにして、フータローが心を動かされるというのも凄くグッとくる展開で本当に素晴らしい...。

 

月並みなお話ですが、「小さなことをどれだけ全力でやれるか」って凄く大事なことだと思うんです。

 

言ってしまえば、主役のように一番に目立つような役どころではないのかもしれないけれど、でも誰かの目には一番に輝いて見えている。難しいことだけど、少なくともそう信じてやり抜けることが大切で、そういう姿勢がいつか芽を開かせるんだなぁ...と。

 

 

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フータローからのお疲れ(花火大会との対比)

 

そして、そんな彼女の熱意に魅せられた男がここに一人!

 

前回の感想でも申し上げた通り、サブタイを通じて示唆されていた花火大会編とのつながりを考えれば、「一花さんからフータローへの『今日はおやすみ』(12話)」に対応する流れとして、「フータローから一花さんへの『お疲れ 一花』(53話)」というオチが来ることは、もう約束された王道展開だったわけです。

 

しかし!たとえ来る球が予想できても、160km/hのストレートなんて打てないじゃないですか。それと同じですよ。春場先生が放つ渾身の一球に我々一花さん派は全力で悶絶させられたというもの。

 

渾身の演技を見る前は、「あのぶりっ子姿あいつらにも見せてやりたいぜ」と言っていたフータローに、「本当にあいつらに見せてやりたいぜ」と言わしめる一花さんの本気。

 

そんな「女優としての輝き」を示すと同時に、フータローの肩に寄りかかりながら赤面する「乙女な一面」も同時に描いてくるとは.....。今回の一花さんエピソードが一旦2話で終わっちゃいそうなのは少し名残惜しいですが、でもこれ以上ないくらい最高の締め方だったと思います。

 

 

とりあえず一花さん派として一言。

 

フータロー!!!溢れ出す一花さんの想いに気付いてよ!

 

 

 

中野父がもたらす通告とは...?

 

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中野父、襲来

 

というわけで、今週最大の問題点は...こちらの中野お父様ということになるわけですが...。果たして、彼の言う「通告」とはなんなのか。穏やかではないこの言葉の意図が気になるところ。

 

まぁ、現実的には「学費」面の問題に触れてくるんでしょうか。これを交渉の材料にされてしまえば、現状の彼女たちの経済事情ではどうしようもないですからね。ちょうど今週のお話がそれを示していたわけでもありますし。

 

それをみんなでバイトして乗り越えるお話になるのか。それとも、強制的に元の家に戻ることになるのか。はたまた、その中間で三学期末のテストの結果でお父さんを認めさせるという展開も考えられるでしょうか。

 

ただ、個人的にはどのルートを想像しても、中野父は悪い人ではないと思ってます。もちろん、相当に不器用な人であることは間違いないでしょうけれど、仮に5姉妹のことを本当の意味でどうでもいいと思ってるならこんなこと言ってこないはずですから。

 

それを考えると、お父さんにはお父さんなりの想いがあるのかもしれません。それこそ、「妻(=五月たちのお母さん)から5人の将来を託された責任が自分にはある!」みたいなバックグラウンドを抱えていても不思議じゃない。

 

それが不器用な方向に行き過ぎれば、「数字」や「結果」を大切にする考え方に行きつくこともあるでしょうし、そのスタンスが上手く噛み合わず、また、医師という忙しい仕事柄も手伝って、子供達と円満な関係を築くことが出来ていないという状況になってしまう可能性だってありましょう。

  

 

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五月の物語とのつながり...?(30話からの伏線)


まぁ、現状では情報があまり多くないですし、一言で「お父さん」と言っても、実の父と中野父の2人がいるので核心的な部分についてはまだ何とも言えませんが...、やはりこういったお話で最大のキーマンになるのは五月なんだろうなぁとは思いましたね。

 

今回、中野父に呼ばれた(?)のも五月でしたし。実際、この流れでどこまで踏み込むかはわかりませんが、五月と「お父さん」のお話は物語的にもかなり重要なところだと思うので、来週の展開には特に注目したいなと。20話では「二乃」とか「五月」って呼んでたのに、「君」付けに変わっている点も気になります!

 

 

というわけで、今週の感想を総括すると.....

 

 

 

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 一花さんのふとももですやすや眠っていたフータローがやっぱり羨ましすぎる!ってことですよ。

 

 

今週の一花さんのように、フータローが本気で誰かにときめく日はやってくるのでしょうか。そして、いつか一花さんの本当の想いを知ったとき、彼はどんな反応を示すんでしょうか。

 

恋心に疎いフータローに「恋愛」という感情を芽生えさせるヒロインは一体誰になるのか。ラブコメ描写が描かれるたび、益々楽しみになりますね。今後の恋愛方面の進展にも期待しております!

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『五等分の花嫁』/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。

 

 

『ぼくたちは勉強ができない』78話 感想、今日は古橋文乃さんの誕生日!プレゼントに込められた気持ちとその先にある関係性について!

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ぼく勉 問78 感想「心尽くしの賜物は時に[x]の錯綜となる」

ぼくたちは勉強ができない』 最新話 感想 ネタバレ

今週の『ぼく勉』は神回です!....失礼噛みました。文乃さん回です!

 

フフフッ...。もうね、ほんとに笑いが止まりませんよ。もはや神回なんて表現では失礼な破壊力でありました。今週の文乃さんは女神過ぎるって!天使過ぎるって!宇宙一可愛いすぎィィィィ!

 

ふぅ....。いけない、いけない。とりあえず一旦落ち着きましょう。このままだと、ただひたすらに「可愛い!」「天使!」「Aカップ!」と、壊れたラジオのようにエンドレスに単語を叫び続けるだけの存在と化してしまう。それじゃあ、文乃さんの魅力を最大限語り尽くせなくなっちゃいますからね。

 

心が熱くなっているときこそ、頭は冷静に!ってやつです。大切なのは冷静な情熱!いつも「可愛い!」「可愛い!」ばかり連呼していたら、他の日本語忘れちゃいそうだしね。いくら文乃さん回と言えども、少しは冷静にならないとね。今週の合言葉はクレバー!さぁ、気を取り直して、いっくよー!

 

 

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今日は文乃さんの誕生日!

 

なんだ、この可愛さは・・・

 

無理だ...。天使すぎる...。プレゼントを大切そうに抱えて「びっくりしちゃった」って...。こんなん平常心でいられるかっつーの!そりゃ成幸くんがたじたじになっちゃうのも当然よ。全国の文乃さんスキー達も全力で彼にシンクロしてしまったことでしょう。

 

というかね...、今週の『ぼく勉』本当に色々ヤバくありません?文乃さんが可愛すぎて、1コマに10回は気絶しそうなくらいニヤニヤしてるんですけど。そうか、これが「メインヒロイン色の覇気」ってやつか!さすが文乃さん、恐れ入りました!

 

もちろん、文乃さんが宇宙一の大天使であることは、今に始まったことではありませんが..、しかし今週の文乃さんはですね...。更に輪をかけて可愛かったんですよ。むしろ、頭上に天使の輪が見えてくるレベル。あぁ、文乃さんは本当にかわいいなぁ...。

 

 

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ぼく勉 78話: ドキドキとトキメキが交錯する「文乃さんの誕生日」!

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誕生日は9月?乙女座?てんびん座?

 

というわけで、今週は予告通り、文乃さんの「誕生日」にまつわるお話でした。

 

成幸くんから誕生日プレゼントをもらい、「男の子からプレゼントなんて初めてだったから...びっくりしちゃった」「どんなものでも嬉しい」と大切そうに手提げ袋を抱える文乃さん。もはや、その御姿は「女神」と形容するほかないというものでしょう。

 

まぁ、誕生日に限らず、プレゼントというのは「何をもらうか」よりも「誰にもらうか」の方が重要であることは語るべくもないことです。

 

「物」に魂が宿るという考え方がその最たるもので、自分が買ったものと大切な人から貰ったものは例え同じものでも違うもの。要するに、そこに込められている「気持ち」こそが大切なわけですね。

 

それを考えると、文乃さんがお世辞でもなんでもなく心からの笑顔で「どんなものでも嬉しい」と語る姿には、やはり彼女にとって成幸くんがとても”大切な人”であることが伺えるようで実にニヤニヤ出来るというものでしたが.....、

 

では、一方の成幸くんは一体どんなプレゼントで「気持ち」を込めてきたのかと言いますと....

 

 

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気になる「中身」は...?

 

  

あら不思議!ブラジャーが入っているではありませんか!

 

「たいしたものじゃないから」という文言付きで男友達から貰った誕生日プレゼントがまさかの「ブラジャー」でしたというね。うーん、最高にロック!いやー、筒井先生も初っ端からエンジン全開でありますな!(※当然事故です)

 

先週の予告の時点で、ぼく内部では上限一杯の期待値MAXを叩きだしていたというのに、蓋を開けてみればこれですよ。期待も想像も簡単に跳び越えてくる。もう、震えましたよね。文乃さんの反応がイチイチ可愛すぎて。

 

し・か・も! 

 

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悶々とする文乃さん!

ひたすらに、天使だ・・・

 

サプライズプレゼントを前にして困った表情を浮かべている文乃さんが天使なのはもちろんなのですが、「成幸くんのことだから きっと 一生懸命選んでくれたんだろうけど...」と彼への「信頼の念」を滲ませた反応を示している点もまたジワジワと効いてくる描写だなぁ...と。

 

普通に考えれば、今の関係性でブラジャーを贈るんなんて大事故もいいところなのに、(いや、文字通り事故ではあるんですが...)それでも「成幸くんのことだから...」と彼の一生懸命さについて思うところもあって...というね。

 

今回はそんな、成幸くんに対する文乃さんの「認識」が良いアクセントになっている回でもあったなと思います。

 

 

文乃さんの可愛さが止まらない!

 

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ドキドキの文乃さん

 

そんなわけで...翌朝、成幸くんから貰ったブラジャーを早速着けてみることにした文乃さん。

 

が、まさかまさか「すきまにパッド4枚在中」とは...。涙ぐましいほどの無茶ぶり対応である。in 4パットで「ほんのちょっぴりだけ」とか言っちゃう文乃さんがいじらしすぎて、現在進行形で言語中枢がやられている始末です。文乃さんマジ天使ィィィ!

 

しかしまぁ、文乃さんも語っている通り、よく考えれば律義にサイズ違い(泣)のブラを着けてくる必要なんてないわけなのですが...、それでも着けてきてしまったのは、やっぱり、せっかく「成幸くんが一生懸命選んでくれた」プレゼントだから...という気持ちが彼女の中に生きているからだと思うんですよね。

 

 

 

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文乃さんの気持ち

 

だから、「プレゼント気に入らなかったんじゃないか...?」と成幸くんが落ち込んでしまうと、文乃さんも困った表情を浮かべてしまうのでしょう。

 

もちろん、この状況は文乃さんの言うように「ちょっと変」...というか大分変な状況ではあります。でも、同時に成幸くんが選んでくれたことが嬉しい...っていう気持ちもあったりで...。

 

つまり心境は「異常さ」と「嬉しさ」のクロスゲーム状態ってことです!そんな状況に、トキメキとドキドキを繰り返す今週の文乃さんが大変お可愛いじゃありませんか....。

 

 

そ・し・て.......

 

 

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乙女座?の本気を見た!

 

 

うわぁぁぁぁぁぁぁ!(幸せの頂上に達した人の叫び声)

 

極めつけはこれですよ!「君のくれたブラジャー...嫌じゃなかったから...っ」って...。いやいや、ありえます?こんな幸せなワード聞いたことないわ!

 

もうね、今週の文乃さんの可愛さが終始エントロピーを凌駕しまくっていてヤバいなにをしていても「可愛い」が付く。その女神力はアルティメットまどかの比じゃありません。なんなんだ...この可愛さは...もう!もう!もう!って感じです。あまりの可愛さに、2,3回牛に生まれ変わりそうなレベルでさえありました。

 

ふぅ.....。まだ『恋心』を自覚していない段階でこの破壊力とは......可愛さの常識を軽々と塗り替えていく文乃さんが、これから先覚醒を果たし、更に大天使へと進化を遂げていった時、我々文乃さんスキー達は一体どうなってしまうのか、今から楽しみで仕方ありません!

 

 

プレゼントに込められた想いとこれから進んでいく関係性

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左きき用のボールペン

 

また、成幸くんの本当のプレゼントが「左利き用のボールペン」だったというのも今週の物語におけるちょっとしたポイントになっているのでしょう。

 

前述したように、プレゼントはそこに込められている「気持ち」こそが大切なものですから、成幸くんが文乃さんに渡すプレゼントとして「文房具」を選んだ事にも、なにかしらの想いが込められているはず。少なくとも物語とはそういうものです。

 

 

 

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そういう関係

 

じゃあ、どんな意味が込められているの?と言えば、無論「勉強頑張って欲しい!」ってことでしょうね。

 

ブラジャーが「恋愛表現」のメタファーならば、ボールペンは「勉強軸」のメタファーです。その対比関係はブラを貰った文乃さんが「わたし達別にそういう関係でもないし...」と言っていることからも読み取れる。

 

つまり、成幸くんがプレゼントに込めた想いは「恋愛」ではなく「勉強」にあったわけですね。あるいは、文化祭のジンクスで描かれた、「右手」を成幸くんに差し伸べたヒロインとも文乃さんは違うよ!っていう示唆でもあるのかもしれない。そんな文脈が「誕生日プレゼント」という題材を通して明示されていたように思えなくもありません。

 

 

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好きな人だったら.....

 

だがしかし!今週の成幸くんの言葉を借りるなら「そういうのあんまり関係ないと思うけどな...」って感じですよ!そんなの「一つの解釈」でしかないし、今週の描写にしたって「現時点での関係性」を表現したものに過ぎないでしょう。

 

だって、極端な話をしてしまえば、そのままブラジャーを渡したことが、今回文乃さんが作中で口にした「そういう関係」にここから2人が発展していく前フリなんじゃないか?と、正反対の論を唱えることだって出来るわけで...。

 

要は、考え方一つでしかないのです。解釈なんて立ち位置が変われば180度変わってしまうようなものなのですから...。

 

ゆえに、結論ありきで語ると、必ず確証バイアスに陥るのが「”結末考察”の沼」なので、色々な可能性に目を向けながら物語を見ていきたいですね。それを理解したうえで、それぞれに信奉するヒロインのルートを応援するのがラブコメ漫画の醍醐味ってもんですよ!

 

 

 

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三者三様の"恋"

 

そして、僕が一番応援したいのは....やっぱり親友達の「恋」に板挟みになっている文乃さんの「恋物語」なんだなぁと今週の物語を読んで改めて再認識することが出来ました。

 

もちろん、みんなに幸せになってもらいたいし、この「恋愛物語」の先にだって、それぞれの「人生」があることは間違いありません。幸せのカタチは一つではないというのも事実でしょう。

 

でも....だからこそ僕は、文乃さんを幸せにしてくれるのが成幸くんであってくれたら嬉しいなと、そう思ってます。「幸せのカタチ」が人それぞれ違うものだからこそ、2人の幸せを「結ぶ」という行為には、とても大きな価値があると思うから....。

 

 

 ...というわけで、今週の感想を総括すると....、

 

 

今週の文乃さんは最高に天使だった!

 

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今週の文乃さんはいつも以上に大大大天使だったなってことです!

 

きっと、お父さんとの問題・恋心の自覚・そして...その先にある友情との葛藤など、これからの物語の中で、文乃さんの気持ちは大きく揺れ動いていくことになるのでしょう。あるいは、その「気持ち」から彼女が目を逸らしてしまうような展開が描かれていくのかもしれません。

 

でも、最後には自分の気持ちに正面から向き合って、「自分がどうしたいのか?」という問の答えを、文乃さんも見つけていくんだと思います。そして、そんなお話が描かれる頃にはきっと作中の季節は「冬」に突入しているのでしょうね。

 

 

「冬来りなば春遠からじ」。星空が最も綺麗に見える季節でもある「冬」を越えて、文乃さんは一体どんな「春」を迎えることになるのでしょうか。また、雪のように「積もり続けてきた想い」はどんな輝きを見せてくれるのでしょうか。

 

そんな...「冬」の訪れに想いを馳せながら...今はまだ徐々に深まっていく「秋」の物語を楽しんでいきたいですね。当ブログは、最後の最後まで古橋文乃さんの『恋』を全力で応援しております!

 

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『ぼくたちは勉強ができない』/筒井大志週刊少年ジャンプ」より引用しております。

 

『五等分の花嫁』52話 感想、女優”中野一花”の魅力に迫れ!赤面する一花さんが可愛い過ぎる!

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五等分の花嫁 52話 「今日はお疲れ①」 感想

 

一花さんが可愛すぎる・・・ 

五等分の花嫁 最新話 感想 ネタバレ注意

さて、今週からいよいよ新章に突入です!そのサブタイトルは「今日はお疲れ①」。

 

このサブタイトル....どこかで似たものを見たことがありますよね。そう、"花火大会編”の際に用いられていた「今日はお休み」というサブタイトルです。花火大会のお話は『五等分の花嫁』内で初めての長編シリーズでもありましたから、きっと印象に残っている方も多いことでしょう。

 

そして、このサブタイ比較を踏まえると、今回の新章でスポットライトを当てられているのが一花さんであるという点は非常に面白いなと思います。だって、花火大会の時もまた彼女の物語がお話の軸になっていたわけですからどう考えても意図的な思惑が見て取れる。

 

.....というより、もっとツッコんだ言い方をしてしまうと、今回の新章は言わば、「花火大会編」の続編的な位置付けでもあるのかもしれません。あの日、女優という道への一歩を踏み出した一花さんが、これからどんな物語を紡いでいくのか。そんな視点を持って、今回のお話を見ていきたいと思います。

 

 

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 一花さんの「夢」

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うとうとの一花さん!

 

というわけで、今週から始まった新シリーズは一花さんをキーパーソンに据えてお話が展開されておりました。

 

天使のような寝顔が最高に可愛かったり、睡眠中にいきなり服を脱ぎ始めたり...。一花さん派の読者からすれば、もはや「スーパーご褒美タイム」としか言いようがないほどの神回になっていたわけです。はぅー、一花さんかぁいすぎるよー!(心の叫び)

 

 

...とは言うものの、冬休み中にも関わらず当の一花さんは大変お疲れのご様子。その理由について、一花さんが「前より仕事を増やしてる」からだと二乃は言います。

 

 

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一花さんと仕事

 

まぁ、考えるまでもなくこれは当然の状況ではありますよね。

 

元の家から飛び出して、自分たちだけで「新しい家」に住むというのは無論こういうこと。しかも、そこに5人分の生活費がオンしてくるわけですから、それなりのお金を稼がなくてはなりません。それは当然彼女たちもわかっていたことでしょう。

ただ...、同時に(仕事を増やすという)この状況は、一花さんが「女優」として色々な仕事に関われるようになったことの裏付けにもなっているんですよね。そして、この点こそがこの章のポイントでもあるのではないでしょうか。

 

 

 

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学業と夢について(33話/27話)

 

繋がった「夢」と「学業」の両立。

 

以前、フータローへの恋心」を理由に、彼女の「休学」の件は一度保留になっていました。でも、今週のお話で「お金」と「仕事」という要素が加わったことを考えると、もしかしたらもう一度この部分にメスを入れるような展開もありえるのかもしれません。

 

それをみんなで乗り越えていくお話になるのか。それとも、全く違う展開が待ち受けているのか。

 

もちろん現状の彼女は、「勉強」に対してそれなりのモチベーションを持っているように見えるので、そう簡単に「休学」という選択を考えることはないでしょうし、「今日はお疲れ」という1日を切り取ったタイトルになっているわけですから、今回のお話に限って言えば、そこまでの展開がなされることはまずないでしょう。

 

でも、一花さんが「夢」に向かってステップアップしていく様子をここで明示することは、彼女の物語において、とても重要な意味を持つことになるはず。それを考えると、今後の女優”中野一花”にとって、今回の物語は大きな転機になっていくような気はしますね。

 

 

二乃の「夢」と「恋心」!

 

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二乃の夢

 

また、一花さんの「夢」がフィーチャーされていた一方で、今回は二乃の「夢」についても明示されていました。

 

四葉ちゃん曰く、二乃の夢は「自分のお店(料理関係)を出すこと」。実に二乃らしい「夢」だなと思います。

 

以前の感想でも触れましたが、これからのお話は、やはり今まで以上に彼女たちの『将来』に焦点を当てながら物語が展開されていくのでしょう。直近で言えば、一花さんにとっての「女優」と、二乃にとっての「料理」という要素が物語を動かしていくエンジンになっていくんだろうなぁ....と。

 

 

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フータローのバイト先と二乃の夢

 

その証拠に、フータローのバイト先と二乃の「夢」って、パズルのピースのように面白いくらいピタリとハマる構図になっているんですよね。

 

バイトを検討している姉妹たちと料理が苦手なフータロー。そんなのどう考えても二乃がフータローのバイト先で働く前フリに他ならないじゃないですか!要するに、二乃がフータローにお菓子作りを教える流れなんでしょ?と。俄然、盛り上がってきたというものです。

 

 

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キンタローとの「思い出」

 

なんせ、「お菓子作り」は二乃にとってキンタローとの大切な「思い出」でもあるわけですから。

 

無理をしている一花さんへのサポートというお話に絡めて、二乃とフータローが同じバイト先で一緒にお菓子作りをすることになる。そこで、二乃の「気持ち」がまた少しずつ変化を見せていく。

 

そんな展開を予感させる要素が今週の物語の中には込められていたんじゃないかなと思います。一花さんにしても、二乃にしても、「夢」と「恋心」が大きなテーマになっていくのでしょうし、彼女たちがそれぞれ自分の「気持ち」とどう折り合いを付けていくのか、これからのストーリーに期待がかかる導入でしたね。今後のお話が楽しみです!

 

 

....というわけで、今週の感想を一言にまとめると...

 

 

一花さんがとても可愛かった!

 

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今週の一花さんがとんでもなく可愛かったなってことですよ!

 

もちろん、冒頭の扉絵で一緒の布団に入って添い寝していた「五月×二乃」の尊さとか、凄まじい寝相を披露してくれた四葉ちゃんのお可愛さとか、今週のお話は目を見張るような素晴らしいシーンが多々見受けられた回ではありましたけれど.....、

 

.......それでもやはり我々一花さん派としては、恥ずかしさで顔を赤らめる一花さんにこそMVPを授与したい!まさに圧倒的な破壊力でしたわ...。魂レベルで「可愛い!」と叫びたくなってしまったレベル。あぁ、本当に一花さんは可愛すぎるってばよ....!

 

さぁ、フータローにいつもと違う姿を見られ、大赤面してしまった一花さんは、果たしてきちんと映画の撮影が出来るのか。「夢」と「恋」が交差する一花さんの物語。新章も全く目が離せません!

 

 

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『五等分の花嫁』/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。

 

 

『ぼくたちは勉強ができない』77話 感想、切なく揺れるうるかの気持ち!簡単じゃないから告白なんだ...!

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ぼく勉 問77 感想「時によどみのうたかたは かつ消え かつ結びて[x]にとどまる」

 

今週の『ぼく勉』もうるか回!

 

前回、オーストラリアにある水泳の名門大学に留学することを決意し、「夢」に向かっていく強い覚悟を見せた武元うるか。

 

しかし、その件を成幸くんたちには打ち明けない方針を取りました。理由は、残された高校生活を最後の最後まで「今まで通りに過ごすしたい」からだと彼女は言っています。

 

で。そんな流れを汲んで、今週は音羽大学」のオープンキャンパスへ一緒に行くことになったうるかと成幸くんのお話が展開されていたわけですが、これがまた切なすぎるのなんのって。

 

このタイミングでこのお話を持ってきちゃうのー!?とひたすらにニヤニヤと胸キュンを繰り返すうるか派の読者の方々もきっと多かったことでしょう。

 

 

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今まで通りではないうるか

 

だって、何を隠そう、当のうるか本人が全然今まで通りになれていないんですもん。

 

「今の距離」を保ちたくて、でも、そう思えば思うほどその距離を保つことができなくて...。そんな葛藤に苛まれ、どんどんぎこちない様子になっていくうるかちゃん。

 

まぁ、当然ですよね。近い未来、離ればなれになることがわかっていて、それでも今まで通りでいたいと「意識する」こと。それはもうその時点で「今まで通り」でいられていないことの証とも言えるのですから。

 

切なく揺れる恋心。そんな、青春のど真ん中をひた走る武元うるかの姿について今回は振り返ってまいりましょう。

 

 

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揺れる想いオープンキャンパス

 

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オープンキャンパス

 

さて。上述した通り、今週は、勉強のモチベアップにつながれば...ということで、音羽大学のオープンキャンパスに2人きりで行くことになった成幸くんとうるかちゃんのシーンから物語が展開されていきます。

 

....が、これが既に「2人のすれ違い」を表現する舞台装置になっているんですね。オーストラリアの大学に進学することを決めているうるかに対して、その事実を知らずに「音羽大学」の見学を勧める成幸くんという構図。うるかの心情を考えると、のっけから切なさが滲み出るシーンでした。

 

もちろん、交換留学制度で結ばれている以上、彼女の進路について「音羽大学」は無関係ではありません。期間こそわかりませんが、留学が終われば帰ってくる可能性のある場所です。ゆえに、見学する理由が全くないわけではない。

 

でも、彼女の目指すべき道はもう「音羽大学」にはないんですよね。うるかはこれから「広がった世界」を泳いでいく。そういう意味では、やはり志望する大学の雰囲気を見て士気を高めるという「オープンキャンパス本来の意図」にはそぐわない。だから成幸くんの気遣いが心にチクリと刺さってしまう。

 

 

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このイチャイチャぶりである

うるかわいい!

とは言うものの、この誘いを断る理由を説明できるわけもなく.....。

 

そして、実際に来て見れば、天然にイチャイチャカップルぶりを発揮するうるかが大変可愛すぎるというね...笑。こういうストレスフリーな所は『ぼく勉』という作品の良い意味での持ち味だなぁと思います。

 

でも、だからこそ強く意識させられるのかもしれません。どこまでもコミカルに...、また、どこまでも幸せな時間を切り取ってくれるこの作品だからこそ、やがて訪れる『現実』がとても切なく映る。今回は、そんなことを強く考えさせられる回でもあったと思います。

 

 

2人の距離とありえたかもしれない未来!

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ありえたかもしれない未来

 

カップル多いね...」。これは、そんなうるかの言葉から連想された未来の一幕ですが、個人的に今回のお話の中でこのシーンは凄く印象深い描写でした。

 

というのも、やっぱり今回のオープンキャンパス回って、「ありえたかもしれない」2人の未来の姿を描くためのものでもあるんですよね。

 

キャンパス内で一緒に食事をしたり、カップルみたいにイチャイチャしたり...。例え別々の大学に進学しても、近くにいるならば、それは決して手の届かない未来じゃない。だから、もしうるかがこのまま「音羽大学」に進学していたら....、そんなifの物語がどこまでも印象的に読者の目に映ってしまう。それが今週のお話のキーポイントでもありました。

 

 

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すれ違う想い

 

でも、『現実』は違います。今となってはもう、その未来(大学生活)はあまりにも遠すぎて、手の届かないものになってしまった。ここまでうるかが悩む姿を描いているのですから、短期の留学ですぐに帰国できるなんてこともきっとないのでしょう。

 

ゆえに、手の届かない未来に切なさの表情を滲ませるうるかと、その事実を知らずに未来を妄想して顔を赤らめる成幸くんの「すれ違い模様」がここまで鮮やかなものになるわけでもあって...。

 

もしかしたら、秋口のギリギリのこのタイミングまでオープンキャンパスという受験ネタド定番のお話を取っていたのもこの流れと連動させるためだったのかもしれませんよね。そう考えると、筒井先生のストーリーメイキングの妙には思わず唸るものがあるじゃないですか...。

 

「(やがて訪れる)物理的な距離」とそれゆえに生まれる「心の距離」すれ違う2人の想いに果たしてどんな決着が待っているのか、今後の展開がますます楽しみになってきましたよ!うるかエピソードは本当にいじらしさで一生悶絶出来ますね!

 

 

 

 

うるかの恋の結末は...?

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「告白しない」ことを表明したうるか

 

というわけで...、最後に、今回改めて「告白しないこと」を表明したうるかについて少し思うところを書いていきたいのですが、まぁ、これは以前にも申し上げた通り、作中でも彼女とその関連性が示唆されてきた『童話・人魚姫』の物語をベースに敷いた展開なんだと思います。

 

今回の「よどみの泡沫(=うたかた)は...」という方丈記の一節を引用したサブタイも「最終的に真実を伝えられず、泡となって海に還る人魚姫」を意識したものでしょうし、文化祭では『眠り姫』と文乃さんの関連が描かれていたわけですから、『ぼく勉』という物語の中で、童話の展開が少なからず根付いていることは間違いありませんよね。

 

 

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とはいえ、じゃあうるかが想いを伝えられずに、すれ違ったまま結末を迎えるのかというと、それも『ぼく勉』という作品のテーマを踏まえると考え難いわけで...。だからこそ、童話の展開を超えるお話がこれから先の物語できっと僕らを待ち受けているのでしょう。

 

もちろん、それがうるかエンドになるかどうかはまた別の話ですが、ずっと伝えられなかった募る想いを打ち明ける。簡単に伝えられないからこそ『告白』なんだ...!という、「時間の経過を誰よりも積んできた」武元うるかだからこそ届けられる勇姿を最後には見せて欲しいなぁと、そんなことを思う2話連続のうるかエピソードでした。今後のうるかちゃんの活躍に期待していきたいところですね!

 

 

というわけで、今回の感想を総括すると.....

 

 

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次週はついに待ちに待った文乃さん回だぜってことですよ!(※おそらくです)

 

「文乃さんに渡した誕生日プレゼント...?」。それが騒動を起こすって?もうそんなの予告の時点で期待値MAXじゃないですかー。

 

73話の神回を経て、少しずつ気持ちの変化を示してきた文乃さんのお話にも俄然目が離せませんからね。来週の文乃さん回を全力で楽しみにしております!

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『ぼくたちは勉強ができない』/筒井大志週刊少年ジャンプ」より引用しております。

 

『五等分の花嫁』51話 感想、無自覚なキスと揺れる恋!対照的な二乃と四葉ちゃんの可愛さに思わず胸が熱くなった話をしよう!

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五等分の花嫁 51話 「初の春」 感想

五等分の花嫁 最新話 感想 ネタバレ注意

なんという美しさだ・・・

 

今週の『五等分の花嫁』が大変素晴らしいことになっております。長かった「七つのさよなら」編も見事な着地を見せ、今回は新章突入前の日常話が描かれていたのですが、まさか5人の振袖姿が拝めるとは...。全く目が離せません!(見開きをガン見しながら)

 

なんせ、四葉ちゃんなんてリボンにも柄が付いてますからね。まさかリボンまでお正月仕様のものがあったの!?....と。もはや春場先生のこだわり...というか『信念』をひしひしと感じるレベルでさえありました。

 

加えて、物語の新しいスタートと”新年”のお話を絡めてくる構成力の高さも本当に素晴らしいの一言でしょう。

 

9/14に発売される6巻に関しても、「零奈から風太郎への『さよなら』(42話)」から始まり、風太郎から零奈への『さよならだ』(50話)」で締めるという1冊の本としてあまりにも美しい構成になっているんですよね。5巻の時もそうでしたが、明らかに単行本単位で纏まるようにお話を考えていることがわかります。

 

~七つのさよなら~

 

1.零奈からフータローへの「さよなら」(42話)

2.二乃からフータローへの「バイバイ」(44話)

3.二乃からキンタローへの「さようなら」(47話)

4.囚われていた過去とその象徴である長い髪との「さようなら」(47話)

5.四葉ちゃんから陸上部への「お別れすることになりました」(48話)

6.フータローから五つ子たちへの「じゃあな」(49話)

7.フータローから零奈への「さよならだ」(50話)

 

ちなみに、「七つのさよなら」も6巻収録分(42話~50話)の内容に全て収まるように描かれていて、(これは以前にも感想で書いたのですが)、こう俯瞰して振り返ってみると、個人的にこの長編シリーズは、主人公・上杉風太郎の成長ストーリーとしての側面が色濃く描かれていたなぁという印象を受けます。

 

スタートとゴールを考えると、やはり、彼が「過去」と決別し、中野五姉妹との「未来」を自らの意志で選び取るというところにこそ、この1年という連載期間の中で目指していた物語の大きな骨子があったのではないかなと。

 

だからこそ、その一つのゴールを締め括るシリーズの中で、同じく「過去」への未練を抱えていた二乃の内面に踏み込み、作品テーマを支える要素として彼女の成長物語を据えたんだと思います。設定の妙も含め、「七つのさよなら」編は本当に自分の中でとても印象深いシリーズになりました。6巻の発売日が今からとても楽しみですね!

 

 

<七つのさよなら編 感想>

 

 

 

『五等分の花嫁』におけるラブコメ回!

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ブコメ

 

さて、今週は新年を新しい家で過ごすお話です。

 

そして、久しぶりに純度の高いラブコメでもあります!いいね!いいね!こういう回は本当に素晴らしいね!「七つのさよなら」編を経て描かれるラブコメ回を僕は心の底から楽しみにしていたんですよ!

 

というのも、前回の感想でも申し上げた通り、『五等分の花嫁』という作品において、ヒロインたちの気持ちは、基本的に「信頼」→「恋愛」という変遷を辿っています。

 

で、もちろんそれ自体は一般的なプロセスなのですが、この作品で特筆すべき点はとにかく「信頼」を得るまでの過程を緻密に描いているところなんですよね。少なくとも現段階では「恋愛」部分よりも「信頼」部分の方が比重は大きいと感じるほど。

 

ゆえに、あからさまな恋愛方面のお話ってまだあまり多くない。少年誌のラブコメ漫画としては非常に珍しいテイストだなぁと感じている人も中にはいるのかもしれません。

 

 

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それぞれの恋模様

 

しかし!だからこそ今回のような「ラブコメ回」が最高に映えるってわけですよ!

 

それぞれに積み重ねてきた関係性や想いがここで爆発する。「ご褒美」というワードから、フータローとのキスを連想して悶々とするみんなの姿に、読者の頬が自然と緩む。これこそが至高なり!約1名、メダルを思い浮かべていますが、それはそれで可愛いというズルさがまたね...。やっぱり、四葉ちゃんは何をしてても可愛いな!

 

ふぅ...。やはり『五等分の花嫁』のラブコメ回はニヤニヤのバーゲンセールとも評するべき神回なのです。だって、あの五月も完全にドラマの影響を受けて恋愛脳になってますからね。堅物な五月ちゃんに不純な妄想をさせるブコメ回、本当に恐ろしい破壊力だと思います.....!

 

 

どこまでも一途な女の子”中野二乃”

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最近の二乃

 

また、今週のラブコメ回において、二乃の可愛さには目を見張るものがありました。

 

本当に最近の二乃はめちゃんこ素敵な女の子になったなぁ...と。元から可愛かったけれど、ここ数回の二乃は更に可愛さのギアを100段は上げてきてるなって。たとえば、さりげなく自分の隣が空いてることを主張しちゃうあたりとかがですね...。あー、本当に二乃はかわいいなぁ、もう!

 

デレた二乃には要注意!とあれほど言われてきたにも関わらず、見事なまでにハートを鷲掴みにされてしまいました。正直、自分は女の子の強い”覚悟”とかに滅法弱いので、髪を切ってまで前進して見せた二乃の今の姿がとても輝いて見えるのです。

 

 

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一途な女の子

 

しかし一方で、キンタローへの想いがまだ二乃の中で完全にはなくなっていないような、恋する女の子としての儚い部分が出てきてしまう一面も凄く印象的で...。

 

「過去」の気持ちにけじめをつけ、強い覚悟で髪まで切ったのに..、それでも髪を触りながらキンタローを思い出してしまう二乃の姿、彼女の二面性がこれまたグッとくるところでありました....。

 

公式のプロフィールにもありますけれど、やっぱり二乃ってどこまでも「一途な女の子」なんだと思います。

 

一度好きになった人を簡単には忘れられない。過去にあれだけ囚われていたのも、裏を返せばそれだけ「思い出」や「想い」を大切にする子であればこそです。絵に描いたような恋愛ドラマに惹かれることにしても、きっと彼女が誰よりも”ピュアな心”を持っていることを示唆する描写なのでしょう。

 

 

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フータローと二乃の共通点(44話)

 

そして、それはフータローにも通じるものがあるんですよね。

 

五年もの間、自分の人生の道しるべにしていたくらい、「写真の子」をずっと想い続けてきたフータロー。彼自身はその気持ちを「感謝と憧れ」と言っていますが、二乃の言うとおり、ティーンの男女にとって、そういう気持ちこそが”恋”の入り口なんです。ただ、フータローがそういう感情に気付いていないだけ。

 

ゆえに、フータローも二乃も芯の部分は凄く似ているんです。どこまでも一途に誰かを想える人。そして、これからきっと新しい「想い」に気付いていく人。そういう意味でも、中野二乃というヒロインの立ち位置は、今後とも個人的に注目していきたいところ。あぁ、きっと青春が聞こえる...!(涙)

 

 

無自覚な四葉ちゃんのキス!と風太郎の今後について

 

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四葉ちゃんのキス!

 

なんだ...この可愛さは.....。

 

さて、各ヒロインたちが、それぞれに可愛さを披露しポテンシャルヒットを刻んでいた今週のラブコメ回ですが、そんな中、まさかの特大ホームランで全国の『五等分の花嫁』読者を一瞬にして悶絶死させにきたヒロインがおりました。そう、四葉ちゃんであります!

 

無自覚に放たれる「クリーム付いてますよ」攻撃。まったく、とんでもないな...。「動かざることニブチンの如し」とも評されたフータローを少なからず動揺させるとは...。控えめに言って、めちゃんこテンションが上がりました。本当にありがとうございます!

 

し・か・も!

 

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テレる四葉ちゃん

 

キスした後にテレちゃうのかよ!と。それはさすがに反則でしょ!と。なんなんだ、この圧倒的なまでのニヤニヤメーカーは!

 

いやー、ちょうどフータローと二乃が似ているという話をしたばかりでアレですが、四葉ちゃんとフータローもめっちゃ似てるんですよ...。2人とも恋愛事情に疎いのに、いきなりドキドキシーンをぶっこんでくるところとかさ!緩急がエグ過ぎて大変心臓に悪いですね!(超絶賛してます)

 

 

また、これは余談ですが、今週の幸せラブコメ回を読んでいると、フータローのおみくじの運勢が気になります。特に「恋愛運」。果たして、本当に大凶だったのかなーって。

 

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フータローの恋愛運は?


まぁ、もちろん作中では明示されていないので、読者の皆様にお任せします...というところなのでしょうけれど、新年一日目から「ほっぺにチュー」って。そんなの大吉なんてレベルではないじゃないですかー。

 

宝くじで3億円を当てるより、幸せでかけがえのない「青春」を過ごしていることにフータローはいつ気付くのか。そんなことを考えさせられる回でもありました。

 

ここが7巻の始まりでもあるので、7巻の最後には恋愛方面で一歩を踏み出すような展開が描かれるのかも...と思ってみたり。新章も始まっていくでしょうからこれからが楽しみですね!

 

 

....というわけで、今週のお話を総括すると、

 

 

 三玖と一花さんの活躍にも期待大!

 

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三玖と一花さんの赤面っぷりがとても可愛かったなってことです!2人とも、もう既にフータローとキスしているようなもの(※ただし妄想に限る)なので、大丈夫、四葉ちゃんにも負けていないと思います!

 

やはり、我々一花さん派からすると、そろそろ、お姉さんとしてだけではなく「上杉風太郎に惹かれている」中野一花の活躍にも期待していきたいところ。

 

今週も「三玖の方が適任」と、譲るような描写があったので、まだまだ恋愛方面で一花さんには成長フラグがあるでしょうし。というかあって欲しい...。これからの一花さんの「恋」を全力で応援しております!

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『五等分の花嫁』/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。

 

 

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