ふわふわな日記

『ぼくたちは勉強ができない』87話 感想、文乃さんと成幸くんの同棲生活!いつからだろう君の事を追いかける私がいた!

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ぼく勉 問87 感想「最愛の星に[x]の名を③」

ぼくたちは勉強ができない』 最新話 感想 ネタバレ注意

今週の『ぼく勉』を読了!

 

いやはや、本格的に素晴らしい展開になってきましたね。先々週、先週から至高の神回が続いている「”最愛の星”編」ですが、3話目まで来ても全く勢いが止まりません。むしろ、回を増すごとに文乃さんが愛しく思えてきて仕方がなくなってくるという..。もうそろそろ、尊すぎて人のカタチを保てなくなりそうですわ...。

 

ホント、なんで文乃さんはこんなにも可愛いのでしょうか...。

 

不器用な所も、料理が苦手な所も、ともすれば面倒にも思えてしまう複雑な性格も、その全てが好きで好きでたまらないのです。もはや、好きじゃないところなんてない!と、そう言い切れるくらいに好き。恥ずかしながらも自分の中で文乃さんはそれくらい「特別」な存在になっている。今回はそんなことを改めて実感できたシリーズでもありました...。

 

そして、きっとこういう感情は「理屈」で語れるものではないのだと思います。「なぜ好きなのか」なんて考えるだけ野暮なお話でしかなくて、”家族愛”にしても、”恋愛”にしても「特別だから特別」「好きだから好き」。本来はそれくらい単純なもので良かったはずなんですよね。

 

 

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文乃さんの本心は...?

 

でも、文乃さんにまつわるお話は、この単純なプロセスに悉く様々な障害がついてまわってきていました。

 

「恋愛」においては友情との板挟みに苦しみ、「家族」においては10年という長い年月のすれ違いがお父さんとの間に深い溝を作ってしまっている。一本一本の感情の糸(=意図/相手に対する想い)はきっととても単純なのに、それが絡み合ってしまうから複雑になる。それが今の古橋家の現状であり、ひいては文乃さんの恋愛模様でもあるのでしょう。

 

ゆえに、この物語は、複雑に絡み合った古橋家の糸(=意図/想い)を手繰り寄せ、また一から新しい一本の糸を紡いでいくお話になるのかもしれませんね。今回はそんなことを妄想しながら、お話を振り返って参りましょう。

 

 

<”最愛の星”編>


 

 

 

ぼく勉 87話:静流さんが遺したモノ、鍵を握る星!その名前は...?

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静流さんの遺したモノ

 

そんなわけで、今週もまた文乃さんの「家族」にまつわるお話です。

 

個別のヒロイン回が3話連続で描かれたことは『ぼく勉』ワールドでは初めての事ですが、いよいよここで超重要アイテムが登場しました。それが、静流さんの遺したノートPC。文字通り「物語の鍵」を握るキーアイテムになりそうな予感がぷんぷんしてきますよね。

 

 

 

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鍵を握る「☆」

 

このノートPCには「数学界に一石を投じる重大な論文データが入っているんだ」と語る零侍ですが、10年越しに文乃さんがPCを開いてみると、そこには「☆」マークのフォルダが一つあるのみでありました。

 

まぁ、読者からすると、この時点でどう考えても「数学の論文データ」ではないのだろうな...と思うわけですが、端的に言ってこの描写は、零侍がそれに気付けないこと自体に、物語のポイントがあるんだということの示唆にもなっているのでしょう。

 

だって、零侍も恐らくはこのフォルダ名を見て、実際に何度かパスワードの入力を試みているはずですし。それでもその鍵を開けられなかったのは、文乃さんときちんと向き合えていなかったから。要するに、このファイルを開くためのパスワードの答えは、今、古橋家が抱えている問題を解決するための鍵とも連動しているわけですね。

 

 

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パスワードは...?

 

その背景を踏まえると、一体このフォルダには何が入っているのか、そして、静流さんは一体どんな想いをパスワードとしてそこに込めたのか...については、自ずと候補が決まってくるのではないでしょうか。

 

王道的に言えば、鍵を握るパスワードが「文乃さんの名前」で、中に格納されているファイルが、「家族に関する静流さんの想いが詰まった動画や日記」という感じですかね。『最愛の星に[x]の名を』というサブタイトルを考えても、ここは外さない気がしますが...、果たしてどうなるのかなぁ...。

 

 

①パスワード:文乃さんの名前、フォルダの中身:静流さんが遺したショートムービー or 日記(「夢」や「家族」や「名前」に関連する内容

 

②パスワード:『天の光はすべて星』、フォルダの中身:同上

 

 

個人的にはこの2通りと予想しておきます。まぁ、ストーリー的には②も捨てがたいですが、本命は①の方 かなとは思いますけどね。

 

なんせ、85話の感想でも触れた通り、親が子供に名前を付けるというのは、やっぱり、自分の元に生まれてきた新しい命に”意味”を与えることでもありますから...。そこにどんな「願いを込めるか」はそれぞれでも、「こういう子に育って欲しい」という気持ちを名前に託すお母様(あるいは、お父様)は実際多いことでしょう。

 

ゆえに、文乃さんの名前が物語の鍵(古橋家の問題を解決へと導く鍵)になり、そこにはなぜ静流さんが文乃という名前を彼女に与えたのか」が語られているムービーが入っているのではないかなと。いずれにしても来週以降のお話が楽しみな展開になってきましたなぁ......。

 

 

 

文乃さんと成幸くんの同棲生活!

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文乃さんが天使過ぎる件

 

さて、そんなこんなで重要な物語が一気に進みそうな「最愛の星編」ですが、一方で成幸くんと文乃さんの「同棲生活編」でもあることを忘れてはいけません!本当にこれが最高だったわけです...。えぇ...表情筋が断裂しそうなくらいのニヤニヤエピソードでありました...。

 

というか、文乃さん割烹着似合いすぎじゃありませんかね...。

 

控えめに表現しても、女神かと思っちゃいましたよ。いや実際女神そのものではあるんですけど...。うーん、これ以上の言葉が見つからない..。そうか...、もはやこの世の言語では文乃さんの可愛さを余すところなく表現することは不可能ということか...。あぁ、やっぱり文乃さんは可愛いなぁ.....。

 

 

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最高のカップ

 

ほら、見てくださいよ。今週の成幸くんのこのセリフに、文乃さんのこの表情

 

もうね、新婚さんの構図にしか見えないのです。朝起きたら、台所に文乃さんが立っているって...、なんなんですかね...その夢みたいなシチュエーション。やっぱり大事なのは「気持ち」であって、料理の上手い下手なんて本当に些末すぎる問題なんだよなぁ...と。

 

それに、「できない」ならこれから「できる」ようになっていけばいいだけのお話ですから。『ぼく勉』とはそういう物語だったはず。今回の文乃さんは殊更、お嫁さんとして「できない」描写が強調されていましたけど、これもいつか「できる」お嫁さんになるための”前フリ”なのでしょう。

 

 

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ご飯にする?お風呂にする?それとも...な文乃さん

 

ゆえに、今回の同棲生活で最も大切なことは「成幸くんのために」気合いが空回りしてしまう文乃さんの姿が最高に可愛かったなということですよ!

 

うんうん。胸の大小なんて何の関係もないね。だって、文乃さんがいきなりお風呂場に入ってきたシーンを見て、胸騒ぎが起こってしまいましたもん!ご飯にする?お風呂にする?な展開だったので、よもや...それとも?になっちゃうのかなって。えぇ、正直最高にドキドキしてしまいました...。

 

 

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顔を背けてきた

 

とは言うものの、話を戻してしまうと、今回の物語はやはり「家族愛」がテーマになっているのも事実ではありますよね。

 

10年間彷徨い続けてきた暗くて長いトンネル。その暗闇を、彼女が抜け出せないことには、進路面においても恋愛面においても(=『ぼく勉』ではこの2軸は連動している)、「本当の意味」で前に進めたとは言えない。

 

零侍から目を背けようとしていること、そして...、友達に遠慮して自分の恋心から目を背けようとしていること。自分の「好き」に如何に向き合うかという点を踏まえても、この2軸にはやはり物語的な相関があることは、間違いないのでしょう。

 

 

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眠り姫が求めているもの

 

ゆえに、成幸くんの背中に、文乃さんが懐かしきお父さんの背中を重ねてしまったことには大きな意味があるのだと思いますね。

 

なんせ、”愛すること”は”求めること”ですから。「家族愛」にしても「恋愛」にしてもそう。寄りかかって、相手に体重を委ねるというのは、自分の想い(=重さ)を預けるということのメタファーでもある。このシーンの意味をそんな風に解釈してみると、よりこの物語を楽しむことができるのかもしれませんね!(※前回もありましたし文乃さんはこういう構図がとても多い)

 

というわけで、今週の感想を総括すると....、

 

今夜星を見に行こう!

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今夜、星を見に行こう!

 

次回、描かれることになるだろう「デート回」が最高に楽しみだなってことですよ!

 

 

時刻は夜遅くなので、間違いなく2人で「星」を見に行くことになるのだとは思いますが、果たしてこのデートによって文乃さんは、「お母さんが遺した☆」=「パスワードの答え」を見つけることができるのか。その点は俄然注目していきたいところ。

 

また、一方の零侍は娘の家出に何を想うのか...。今回、電話先に対して謝罪をしている零侍の姿が印象的に描かれていましたけど、それは成幸くんのお母さんに対してのものなのか、それとも三者面談に出なかった学校に向けてのものなのか、あるいは別のフラグなのか、そこも込みで彼の心境が語られることに期待したいですね。

 

それぞれの糸(=意図/想い)が複雑に絡み合った「古橋家の物語」。そして今はまだ「君(=文乃さん)の知らない名前にまつわる物語」。徐々に紐解かれていくストーリーが本当に熱い!来週も超楽しみにしております!

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『ぼくたちは勉強ができない』/筒井大志週刊少年ジャンプ」より引用しております。

 

『五等分の花嫁』61話 感想、ご縁結びの鐘の前!風太郎の初めては一体全体誰のモノ!?

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五等分の花嫁 61話 「スクランブルエッグ①」 感想

五等分の花嫁 最新話 感想 ネタバレ注意

今週の『五等分の花嫁』を読了!

 

今回からまた新章の開幕です。盛りだくさんだった”最後の試験編”に一区切りがついたと思ったら、息つく暇もなくまたもや爆弾級のエピソードが放たれるという....。もう導入の時点で気になる要素がありまくりですよ。「スキ」の次が「キス」とはなぁ...。最高に盛り上がって参りました!

 

①5人全員とキスをする(同時・個別を問わず)

②五つ子ゆえにフータロー(+読者)からは相手がわからない状態でのキスになる

③零奈とキスをする

 

今回のお話を踏まえ、現状で起こり得る「王道の展開」を挙げるなら、やはりこの3通りになるのでしょうか。

 

まぁ、個人的には順当に②が有力だとは思ってます。可能性としては有りうるけど、①は林間学校の時の「手に触れる」と比べてはるかに状況が限定されますし、③に関しては変装用の衣服の問題(※旅先なので)がありますからね。何よりも、「二乃=零奈」説が既に物語的に考え難くなった以上、③の展開は描き辛いんじゃないかなぁ...と。

 

無論、現段階では必ずしもキスの相手が花嫁であるとは限らないので、この3パターン以外の可能性も十分にありえるのでしょう。セリフの整合性だけで言えば、花嫁が「フータローのファーストキス」という事象を認識(目撃)さえすれば、矛盾なくお話は成立するわけですし。(とはいえ、キスの相手は十中八九、花嫁だと僕は思っていますけどね!)

 

....というわけで、新章で語られるのはそんな「キス」にまつわる物語。果たして、”誓いのキス”は彼・彼女らの物語にどんな影響を与えていくのか...。今回はそんなことを考えながら、お話を振り返って参りましょう。

 

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三玖の憂慮、フータローの戸惑い

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ぐ...偶然...?

さて、今週のお話は、フータローと三玖が偶然(...?)にも道端で遭遇するところからお話が展開されておりました。

 

なんというか、この2人がここまでしっかりと2人きりになるシーンはちょっと久しぶりな気がしてしまいますね。

 

”最後の試験編”でも他の4人はフータローと2人きりでいる状況がそれぞれ描かれていましたが、厳密に言うと三玖だけはそれがありませんでしたし。そういう意味では、新鮮な気持ちでこの2人のイチャイチャを堪能できた今週のエピソードは本当に素晴らしかったなと。やっぱり三玖はフータローと一緒にいて幸せそうな表情をしている時が一番可愛い...!というのを再認識できた回でもありました。

 

 

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三玖とフータロー

 

 

また、今回は三玖とフータローが「告白」を巡って会話を繰り広げていた点も非常に興味深いシーンになっていましたよね。 

 

知り合いの話という防衛ラインを敷きながらも、二乃の「告白」に戸惑うフータローと、なかなか「告白」に踏み切れずにいる三玖とが、お互いのままならない「感情」を語り合う。

 

きっとポイントは、三玖の言葉を受けたフータローが「告白に込められた想い」について考え始め、同時に、そんな「恋愛を意識するフータローの姿」を見て三玖が嬉しいなと口にしたところなんだろうなぁ...と。お互いの言葉がお互いの気持ちに影響を与えている。三玖としても、フータローが恋愛を意識しているとわかったことは大きな進展の一つになったことでしょう。

 

 

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三玖の憂慮、フータローの戸惑い

 

とはいえ、2人ともに、まだその気持ちと完全には「向き合うこと」が出来ずにいる様子なのがこれまた心をくすぐられる構図になっていると言えるわけでございまして....。

 

要するに、フータローも三玖も「今の関係」が変わっていくことに対し、それぞれに想うところがあるのです。あの日確かに”決意”はしたけれど、それでも、一度「告白」をしてしまったら、もう元には戻れない...という想いもある。これが三玖の抱くいじらしい恋愛観でもあるのですが、同時に、二乃の抱く恋愛観(=フータローを戸惑わせるもの)との明確な対比にもなっているんですよね。

 

「告白」をすることで今の関係性が”終わってしまう”ことを恐れる三玖と、「告白」をすることで新しい関係性を始めていく勇気を示した二乃。同じ男の子を好きになっても、彼女たちのアプローチは正反対になっている。こういうところは、やはり上手い描写だなぁと思わずにはいられないというものでしょう。

 

 

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三玖の勇気

 

しかし!これまでの物語で三玖はたくさんの「成長」を僕らに見せてくれたわけですからね。

 

始まりは「卑屈」だった三玖が、フータローに出会い、少しずつ「自信」を獲得してきた。そんなフータローに対する胸一杯の感謝や強い想い(=今の関係性)が、今は逆に失うことの恐れになってしまっているけれど、きっと三玖ならそれを乗り越えてくれるはず。

 

二乃と三玖。対照的な2人のヒロインがこの先、物語にどんな彩りを与えてくれるのか。この2人の恋愛模様には俄然注目していきたいと思います!

 

 

 ”家族旅行”と”誓いのキス”と

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家族旅行開幕!

 

というわけで、フータローの戸惑いと二乃&三玖を中心に様々な恋愛模様が入り乱れる『五等分の花嫁』ワールドですが、今回の家族旅行編は一体どんな展開を見せてくれるのかなぁ.....。

 

やはりとても意味深なのは、スクランブルエッグ」というサブタイトルでしょうか。

 

「入り乱れる(=スクランブル)」というワードと「五つ子達のメタファー/大人達から見た子供達(=エッグ/卵)」というワードで構成されているのが気になるところですよね。しかもそこに”誓いのキス”が絡んでくるわけなので、恋愛方面のお話が一気に動きそうな予感が尋常ではなく漂ってくるというもの。

 

 

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今回の舞台・日間賀島

 

ちなみに、今回の家族旅行の舞台にもなっている日間賀島三河湾に浮かぶ離島)には、実際に「ご縁結びの鐘(ハッピーラブベル)」というものがあるそうなので、やっぱりこの鐘の前で、キスをすることになるのでしょう!

問題は「誰」とどんな「シチュエーション」でキスが行われるのかですが、中野父が言うように「旅にトラブルは付き物」ですから、事故発生的に(=特にフータロー視点では)キスが起こる可能性もゼロではないのもしれませんね。まぁ、現段階では5人全員に可能性があるので今後の展開を見守っていきたいところかなと。

 

というわけで、今週の感想を総括すると、

 

 

新章も楽しみです!

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五月とフータローは似たもの同士!

 

満面の笑顔で「ヤッホー」を叫ぶ2人が最高に似たもの同士でしたね!ってことですよ。やっぱりこの2人はなんだかんだで相性バッチリなんだなぁと思わされる良いシーンだったなと思いますね。

 

さぁ、物語はついにキスを巡るお話へ!想いが入り乱れるスクランブルエッグ編。「ご縁結びの鐘」の前で、”誓いのキス”へと至るファーストキスを結ぶヒロインは一体誰になるのか。そして、今回の物語が、四葉ちゃんや五月の想いの変化に繋がるのか。来週以降の展開も楽しみにしております!

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『五等分の花嫁』/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。

 

 

『ぼくたちは勉強ができない』86話 感想、 文乃さんの心に宿る雨は止むのか!これは古橋家を照らす"お星様”の物語!

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ぼく勉 問86 感想「最愛の星に[x]の名を②」

ぼくたちは勉強ができない』 最新話 感想 ネタバレ注意

今週の『ぼく勉』を読了。

 

フッフッフッ、ヤバいな...。控えめに言って、神展開過ぎる...。この1話のエピソードを読み切るのに何度悶絶したことか...。まさに自分が『ぼく勉』に求めているものはこういうお話なんだろうなぁと心から思いましたね。本当に文乃さんは可愛すぎるよ...。

 

文乃さんが登場してくれるだけでも幸せだというのに、ここまで濃密な「成幸くん×文乃さん」イベントを連続して堪能することができるなんて...。「最愛の星」編は本当に素晴らしいなって。読み進めるたびに文乃さんのことが愛おしくなる。今週は本当にそんな感情が湧きあがってくる回でございました...。

 

し・か・も!

 

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文乃さん×成幸くん

 

今週の文乃さんは完全に「唯我文乃」そのものでしたからね!

 

見てくださいよ、この息ピッタリな歯磨きシーン...。文乃さんが成幸くんにカップを渡すシーンとかさ....。もう最高にニヤけるじゃないですか...。こんなん文句なしに新婚ですよ!シ・ン・コ・ン!

 

むしろ、これで結婚してないとかちょっと無理があると思うな(※個人の願望です)。いやー、本当に今週の同棲展開は『ぼく勉』史に残るニヤニヤエピソードであったと語り継いでいきたいレベルの破壊力でしたね。この世すべての幸せは唯我家( in文乃さん)にあったんだなぁ...。

 

 

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新婚さんみたいだな

 

また、今回はこのセリフを成幸くんがさらりと言うところもポイントでしょう。

 

文乃さんによる女心練習問題の賜物というかなんというか...。「こういう時はさ...”新婚”みたいって言うもんだよ」と言いたくなるシチュエーションで見事に言い切ってくれたわけですから。成幸くんの成長が伺えるシーンで最高に胸が熱くなるというもの。

 

それに、文乃さんの反応もめちゃんこ可愛かったですし!自分が教えたセリフで赤面をさせられちゃう文乃さん。「52話⇒58話」からの繋がりを感じられる回にもなっていて本当に最高でした。唯我家での雨宿りを経て、文乃さんの心の中に降る雨は止むのか。今回はそんな視点を持ってお話を振り返っていきましょう。

 

 

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ぼく勉 86話:文乃さんの抱える雨、古橋家の過去

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お邪魔します

 

そんなわけで、今回は唯我家で暮らすことになった文乃さんのお話です。

 

現状では何話続くかわからない「最愛の星」編ですが、いやはや2話目から凄まじい展開になったものですよね。上述しましたが、今週の同棲展開は本当に、誌面から幸せが溢れ出してくるような破壊力を持ったシーンのオンパレードでありました....。

 

しかし、真面目なお話、『ぼく勉』の物語をマクロ的に見れば、この展開は文乃さんにとって雨宿りでしかないのも事実でしょう。少なくとも今は、彼女の家はここじゃない。(心に)雨が降ったから、唯我家に身を寄せる。古橋家は今、とても激しい大雨に見舞われています。

 

 

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古橋家の過去

 

そんな中、今週は文乃さんの口からお母さんのお話が語られていました。

前回の感想でも触れましたが、やっぱり文乃さんのお母さんは、数学者の中でも特に突出した才能を持った人だったんですね。それこそ、数学の世界を変えられる程の「可能性」が静流さんにはあった。文乃さんの言う通り、きっと多くの人が彼女の才に期待をかけていたことでしょう。

 

それもそのはず。圧倒的な「才能」って、やはりいつだって人に「夢」を見させるものです。うるかの国体優勝の時だってそう。誰もが彼女の将来に期待する。特にそれが親しい人ならなおのことですよね。

 

 

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妻の死

 

でも、静流さんは亡くなってしまいました。

 

最愛の妻が亡くなってしまっただけでも失意の念は凄まじいものだろうに、彼は同時に「才能」も「可能性」もその全てを一度に失ってしまったわけです。あの人と一緒なら、自分の見れない世界にたどり着ける。そんな「夢」を抱いていた彼にとって、この出来事は本当に耐えがたいものだったのでしょう。

 

ゆえに、彼の時間は止まってしまった。それと同時に、古橋家の時間も止まってしまったわけですね。過去にも戻れず、未来にも進めない。まさに昨日と今日の境界線でもある「0時」という時間の中に閉じ込められた存在・「零侍」。そんな風に彼の名前を解釈することも出来るのかもしれません。

 

 

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未来を見つめる文乃さん、過去を見つめる零侍

 

だからこそ、文乃さんに辛く当たってしまった。

 

文乃さんからすれば、失意のお父さんを励ますための行動だったけれど、零侍にとっては「お母さんみたいに」というワードは地雷そのもの。静流さんの持つ「数学の才能」に誰よりも憧れていた彼からすれば、間違いだらけの算数ドリルは見るだけでも辛いものだったはずです。

 

無論、これがビンタをしていい理由にはなりません。この一点に関しては、どう考えても悪いのは、零侍の方。でも、心情としては理解できる部分も少なからずあるのが憎めないところでしょうか。それだけ彼が妻を愛していたということの証左でもあるわけですからね。

 

 

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古橋家のすれ違い

 

とはいえ、このまますれ違い続けた状態でいいわけもないでしょう。

 

何よりも、こんな状態を、お星様になった静流さんが望んでいるわけがない。そう考えると、やはりこの物語の鍵は静流さんしかいないのだと思います。

 

 

古橋家を照らす”最愛の星”

 

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天の光はすべて星

 

その背景を踏まえると、やっぱり39話で語られた『天の光はすべて星』という本の内容はとても重要なものになってくるんじゃないかなぁと思うわけでありまして...。

 

だって、この本のストーリーについて文乃さんが語った内容は少なからず零侍と重なる部分があるじゃないですか。一度「夢」を失った元宇宙飛行士の主人公が...再び宇宙を目指して「夢」を追いかける。まさに、時間の止まってしまった零侍の再起の物語と連動しているんじゃないかと思えてくるわけですよ。

 

最愛の妻が数学の世界を変えることを「夢」(=過去の「夢」)見ていた零侍と、お母さんの星を見つけることを「夢」(=将来の「夢」/可能性の象徴)見ている文乃さん。そんな文乃さんの姿に、零侍は再び「夢」を見ることになるんじゃないかなぁ...。

 

零侍が本当の意味で「過去(=妻の死/可能性の消失)」に向き合うことは、家族」である文乃さんの可能性(※これは理珠ちん等では代替不可能な部分)に向き合うことでもあると思いますし。

 

もちろん、実際に古橋家の問題にどう決着がつくのかは、今はまだわかりませんが、僕個人としては、零侍がただ文乃さんの将来を認めるだけでなく、彼にとっても再起の物語になって欲しいなと思わずにはいられません。きっと、夜空のムコウにいる静流さんもそれを願っているのではないでしょうか。 

 

 

成幸くんと文乃さんについて

 

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文乃さんの気持ち

わたしと...お兄さんは

絶対そんな関係にはならないから

 

また、今回気になったのはこの文乃さんのセリフでしょう。

 

まぁ、物語的に言っても、十中八九この言葉はそれと逆の状況になってしまう前フリだとは思いますけどね。理珠ちんやうるかへの遠慮が文乃さんの想いを縛ってる。これ以上、意識してはいけない。そう思ってしまうからこそ、この言葉が出てきてしまうんだろうなぁ...と。

 

 

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否定の裏返しは肯定

 

なんせ、そうでなければ「ラブラブ」と言われて、こうもムキになる理由もありませんから!全力の否定は肯定...というのはもう我々の業界では常識も常識。あぁ、文乃さんは怒っていても可愛いなぁ....(←思考停止)。

 

やっぱり、僕は文乃さんが大好きなんですよね...。どうしようもなく。というか、文乃さんと成幸くんの2人が好きなんです。もうこの2人には、一緒になって幸せになって欲しい。無論、ヒロイン全員に幸せになってもらいたいのは大前提なんですけど、それでも成幸くんの隣で笑っているのが文乃さんだったらいいなって。今週のお話を読んでもそんな感想が自然と出てきてしまうわけです。

 

もちろん、今回の「最愛の星」編で、成幸くんがどこまで文乃さんを救ってあげられるのかはわかりません。物語の核にして、本当の意味で古橋家を照らせるのは、零侍と文乃さんの2人にとって「最愛の星」である静流さんでしょう。そういう意味では、成幸くんに出来ることは、ただ雨宿りを手伝ってあげることになるのかもしれませんね。

 

 

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文乃さんにとっての成幸くん

 

それでも、成幸くんは文乃さんのために、一緒になって雨に濡れてくれる子なんですよ.......。

 

彼が差し出す傘はまだまだ未熟で、物語のヒーローみたいに全てを解決してあげられる力は彼にはないのかもしれないけど、それでも必要な時に側にいてあげられるということはもうそれだけで、きっと何よりも大切な事だと言えるはず。

 

そして、いつか成幸くんには文乃さんを照らしてあげられる強い男の子になってほしいなぁ...と。静流さんが文乃さんの「夢」を照らしてくれているように、成幸くんにも文乃さんの将来を照らしてほしい。今回はそんなことを思わせてくれる回でした....。

 

静流さんと零侍が一緒に「やりたいこと」を追いかけていたように、分野は違えども、文乃さんと成幸くんにも一緒に「やりたいこと」を追いかけるような関係になってくれたらいいな。文乃さんの「夢」に触れて、成幸くんも自分の「夢」を見つけていのでしょうし、そこに付随して、文乃さんの恋愛模様がどうなるのかも俄然楽しみです!

 

というわけで、今週の感想をまとめると....、

 

 

正妻戦争の行方が気になります!

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正妻戦争!

 

水希ちゃんと文乃さんの(※お風呂場での)絡みが非常に最高だったなってことですよ!

 

果たして、本物のSEISAIはどちらになるのか....。

 

ついに「SISTER ENDHING STORY(妹エンド)」を掲げてきた水希ちゃんと、我らが宇宙一の大天使・古橋文乃さんのバトルが今、最高に熱い!古橋家で密室パニック状態ではありますが、まだまだ同棲編は続くでしょうし、来週もこの2人のやり取りを全力で期待しております!

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『ぼくたちは勉強ができない』/筒井大志週刊少年ジャンプ」より引用しております。

 

『咲-Saki-』第195局 「一心」 感想

咲-Saki- 195局(以下、咲-Saki-本編最新話感想のため未読の方はネタバレ注意)

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咲-Saki- 第195局「一心」 感想

 

今回の扉絵は、南北海道予選で爽と好勝負を演じた「琴似栄」の吉田さん。

 

その回のお話に関係のない人物が扉絵に描かれることはよくあることで、私は慣れてるはずだった....のに、ここに来てまさかの吉田さんって....。ホント、立先生は軽々と予想を超えてきますなぁ........。

 

188局で何の前触れもなく松庵女学院(西東京)の多治比さんが描かれた時も思ったんですけど、立先生は一体どういう基準で扉絵に描く子を決めているんだろう。

 

まぁ、ちゃちゃのん(174局扉絵)にしても、多治比さん(188局扉絵)にしても、今回の吉田さんにしても個人戦が描かれれば出番がありそうな子たちばかりなので、今の内から読者へ印象付けしておきたいというところなのかな。そう考えると、この子たちの個人戦での活躍に期待したくなりますね!(いつになるんだろうか.....)

 

 

 

<前回の感想>

 

 

 

 

清澄の絆

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優希の気遣い

 

さて。今回のお話は、優希の回想シーンから。

 

なるほど、これまでこういう描写がなかったのであまり気に留めていないのかと思っていたけど、自分が対局する相手に、「和の旧友」「咲さんの姉」がいることを少なからず優希は気にしていたんだね。

 

「相手の学校を応援していいじぇ 私に気を使わなくていいんだじぇ」と言いながら、自らは咲さんと和に気を使ってしまう優希。普段は一見してマイペースなようでいて、こういう情に熱い一面」を持ち合わせている点はやっぱりグッとくるよなぁ...と。

 

すばら先輩の件もそうですが、優希ってわりとこういうところがあるんですよね。常に前向きに突っ走る性格に見えて、周囲のことをきちんと気にかけてる。長野県予選で闘ってきたライバルたちへのリスペクトを忘れない点もそういう性格ゆえなのだと思うと、改めて感慨深くなるというものではありませんか....。

 

 

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咲さんと和

 

しかし、そんな優希の気遣いに対し、当たり前のように「優希ちゃんを応援するよ?」と返す咲さんたち。

 

これがまた本当にすばらでございました。先鋒の片岡優希は大切なチームメイトで『私たち』そのもの。だから、たとえ相手が誰であっても関係ない。優希の闘いは自分たちの闘いでもある。それが清澄の絆。

 

もちろんチームの在り方としては何一つ特別なことではないのかもしれないけど、でもこの決勝戦の舞台で優希が改めて団体戦の意義」を再確認する展開を描いたことにはやはり大きな意味があるのでしょう。

 

特に臨海のように、各国の強者を集め、チーム内に”将来の敵”がいるチームでは、ここまで心を通わせた「チームの絆」を描くのは難しいので、良い対比にもなりますから。団体戦だからこそ発揮できる力。仲間との繋がり。それが、長野県予選決勝から続く『咲-Saki-』の大事なテーマでもあるわけですし。

 

そして、

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人生山あり谷あり

 

「応援しないわけがない!」。お姉ちゃんと再会をするために再び麻雀を始めた咲さんが、この言葉を笑顔で語れることにもきっと意味があるんじゃないかな。

 

始まりはお姉ちゃんに会うためで、もちろん今もそれはとても大事なことだけど、それ以上にもう咲さんは立派に清澄の一員なんだなと。だから、お姉ちゃんではなく優希を応援する。このチームで優勝したい。そんな想いを共有する3人の姿がとても熱かったなと思います。

 

一方で、照は決勝大将戦を闘う妹の姿をどんな心境で見ることになるんだろうか。そんなことを考えてみると、今から本当に大将戦が楽しみになってくるなぁ...。(←気が早い)

 

 

竜の一撃!

 

〇東4局 親:松実玄 ドラ:三萬:麻雀王国

 

前局、照とガイトさんの好プレーによってリーチを蹴られてしまった優希。

 

が、続く東4局、2人から受け取った「応援」を思い返し、負けられない想いを再確認した優希の配牌は、三色が近い形の2向聴。「ようやく速度が落ちてきたな」と言われているけど、普通に悪くない配牌ではありますよね.....。

 

 

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ドラゴンロード

 

一方、親番を担当する玄ちゃんの配牌もこれまた絶好の形の3向聴。

 

しかも、和了りまでに必要な牌が全てドラで構成されており、ドラゴンロードの玄ちゃんにとってはこれ以上ない速攻のチャンス手にもなっているという...。

 

そして、案の定三連続のドラツモにより、一瞬にして、玄ちゃんの手牌は、役なしのドラ5聴牌に変貌!

 

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三人聴牌

 

しかし!同巡、他の3人も玄ちゃんへ追いつき、まさかの4人同時聴牌へ!

 

・優希が、平和のみ高め三色で五索:麻雀王国八索:麻雀王国待ちの両面

 

・ガイトさんが、七対子のみの南:麻雀王国待ち

 

・照が、平和のみ三萬:麻雀王国六萬:麻雀王国九萬:麻雀王国の待ちの三面張

 

まだ4巡目だというのに、4人全員がダマで聴牌をしているという驚愕展開。玄ちゃん以外、みんな打点こそ高くないものの、この速さはさすがにレベルが高すぎるよなぁ...。もはや、この面子だと受け入れの多い2向聴~3向聴であっても、決して好配牌とは言えないのかも...笑。

 

 

で、この壮絶なスピード勝負を制したのは・・・

 

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竜の一撃!

 

4連続でドラツモに成功した阿知賀のドラゴンロード・松実玄ちゃん!

 

和了役はツモドラ6で6000オール。赤土さんの言うように、こういう状況におけるめくり合いは他家より一歩早く牌をツモれる親の玄ちゃんが有利なので、その差が出た感じですかね。

 

まぁ、そもそも有効牌が全て運よくドラで、「無駄ヅモ率は減るのに打点は上昇する」という状況が出来上がった時点で、玄ちゃんのアドバンテージは計り知れないものがあったわけですが....。

 

 

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玄ちゃんの和了

とはいえ、玄ちゃん的にもわりと危険な綱渡りではあったのかもしれませんね。

 

なんせ、あのタイミングで丁度良く五萬赤:麻雀王国をツモれたから良かったけど、例えば五索赤:麻雀王国をツモっていたら、聴牌を崩すしかなかったわけですから。まぁ、その辺のコントロールが出来るようになっている可能性ももちろんあるとは思いますけど....。

 

 

さて、これで各校の点数状況は、清澄:164300点、阿知賀女子:109500点、臨海女子:63300点、白糸台:62900点。

 

展開としては、完全に強豪の2校がダークホースの2校を追う形になるのでしょうけど、こうなると一番苦しいのはやっぱりガイトさんかなぁ..。

 

優希の猛攻が収まる南場はやはり照のターンがやってきそうだし、怒涛の連続和了によってここから更に点を奪われたらいよいよ危険域に入るので、ガイトさんがどんな立ち回りを見せてくれるのかも俄然楽しみなところ。

 

次回は11/16発売号で掲載予定。優希は果たしてこの点差をどこまで維持することができるのか、まずは照の親番が回ってくる南三局の闘牌に注目ですね!

 

『五等分の花嫁』60話 感想、加速する想いは止まらない!二乃の”告白”が6人の関係に与える影響とは...!?

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五等分の花嫁 60話 「攻略開始」 感想

五等分の花嫁 最新話 感想 ネタバレ注意

今週の『五等分の花嫁』を読了!

 

いやー今週も大変素晴らしかったですね。本格的に心躍るブコメ展開が繰り広げられていてもう胸が熱くなりっぱなしでしたよ。先週もだいぶ大盛り上がりな内容だったというのに、そこからまた更に一段上げてくるとは...。二乃の恋が止まらないように、春場先生も全く勢いを止めるつもりはないらしい。凄い...本当に凄すぎるよ...春場先生は...!

 

また、「攻略開始」というサブタイトルも本当に秀逸だったなと思います。もちろん文字通りに捉えれば、これは恋愛意識の希薄なフータローをいかにして攻略していくのかという構図を示す文言ではあるのでしょうけど、一方でヒロインたちそれぞれの”恋愛観”(アプローチ)の違いを描くことにも繋がっているんですよね。作品のテーマを考えれば、きっとこの点は非常に重要なポイントになってくると言えるはず。

 

止まらない想いと変わりゆく関係性。様々な”恋”が複雑に絡み合う中、少女たちは...そして、フータローはこれから一体どんな「感情」と向き合っていくのか。今回はそんなことを考えながら今週のお話を振り返っていきたいと思います。

 

 

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アクセル全開!二乃の告白!

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ドキドキの二乃

 

そんなわけで、今週もまた二乃を中心にしてお話が展開されておりました。

 

溢れ出す想いを止められず勢いのままフータローへ想いを伝えてしまった二乃。初めての告白にドキドキを隠せない彼女の姿があまりに可愛すぎて胸キュン必至なわけですけれど、当のフータローからは何のレスポンスもないままという...。

 

で、一体どうなっているのかとフータローの様子をさぐる二乃がこれまた可愛くて僕のハートを鷲掴みにしまくっていたのですが、それでもなお無反応を貫くフータローの姿に、もしかしたらあの告白が彼を困らせてしまっているのではないかと彼女は感じてしまったようで...。

 

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やっぱり バイクで言ったこと 忘れてちょうだい

 

ゆえに、この言葉が出てくる。

 

片方がアクセルを踏むことで、もう片方に迷惑が掛かるような恋はしたくない。だって、恋愛は”2人でするもの”だから。やはり2人乗りは幸せな気持ちでしたいもの。このシーンはそんな彼女の想いが表現されているかのよう。

 

当然、これまでの二乃の恋愛描写(キンタローへのアプローチ)を見れば、それなりに積極的なタイプであることは疑いようもないわけですけど、とはいえ同時にこういう恋愛観も持っていたのかもしれませんね。(基本的に相思相愛を描くことの多い)恋愛ドラマを好む二乃らしい一面とも言えそうで、個人的には凄くグッとくる描写だったなと。

 

 

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二乃の想い

 

加えて、あの告白が聞こえていなかったという事実を知った時の二乃の表情や独白も本当に素晴らしいの一言でした。

彼女もまたこの恋が明確に”片想い”であることを理解しているんですね。だから、少し安堵したような...、それでもやっぱり切なさが募るような...、そんな相反する「感情」がごちゃまぜになって押し寄せてくる。フータローは自分たちのことを恋愛対象として見ていないんだから、今「告白」をしても一人相撲になるだけ。それは彼女自身も分かっていること。

 

しかし、同時に行き場のない想いが二乃の心の中には芽生えていたわけです。それこそ自分の恋愛観をひっくり返すに足るほど、自分の気持ちを無かったことにしたくないという想いがある。だって、あの時確かに強く感じて、それゆえに溢れ出してしまったあの感情は決して「嘘」ではないのだから。だから、「ありのままの感情」を面と向かって伝えたい。それが中野二乃の想いであり、また彼女の中にある精一杯の勇気でした。

 

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二乃の告白

 

だからこそ、今回の二乃の告白は読者の心を打つ素晴らしいシーンになったのでしょう。

 

中越しではなく、きちんとフータローに向き合って二乃が言葉を発したことにこそこのシーン最大の意味がある。もはや、前回の告白は2人がこうして向き合うシーンを印象付けるための仕掛けだったんじゃないかと思えるくらいです。そう捉えれば、あのバイクでの告白が成立しなかったことにも物語的に大きな意義があったと言えますよね。

 

それに、一度は「困らせたくない」と自分の告白を撤回しながらも、複雑でデリケートな感情とせめぎあい、その末に勇気を振り絞って、もう一度「告白」を選ぶ二乃の姿はやはりグッとくるというものじゃないですか....。

 

悶々とする二乃の表情の一つ一つに「彼女は今まさに”恋”をしているんだ!」という情景が見事に表現されていて、もうひたすらに目頭が熱くなる想いでした。果たして二乃の告白が物語にどんな影響を与えていくのか。二乃とフータローの関係性の変化にも要注目ですね!

 

 

三者三様の”恋”

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一花さんは見た!

 

また、今回は二乃の告白現場を一花さんが目撃してしまった点もやはり大きなポイントの一つでしょう。

 

ただでさえ、三玖への遠慮が一花さんを縛っている状態だというのに...、更に二乃の想いにまで気付いてしまうなんて...。スクランブル交差点のごとく、恋愛模様が混戦状態になってしまったわけですが、この3人を取り巻く関係は今後一体どうなっていくんだろうなぁ...。

 

まぁ、二乃が三玖の想いに気付いていることはもちろんですけど、なんだかんだで三玖も二乃の挙動はマークしている節があったので、仮に告白がバレても最終的には「公平」な三角関係が結ばれる気はしますよね。

 

元々、好みが正反対だった2人(二乃・三玖)が、同じ男の子を好きになったというところからしても非常に面白い構図が成立していますし、そもそも二乃は「無理にでも意識させてやる」と自らのスタンスを既に表明しているので、ここに「遠慮」の入る余地はさすがにもうないのかなと。

 

 

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一花さんと三玖

そして、当然三玖もフータローへの想いを譲ることはありえないと思いますので、後は一花さんがどういうスタンスを取るかが展開を左右する鍵になってくるのでしょう。

 

何となく二乃から恋愛相談を持ち掛けられて拗れていきそうな気もしますが、妹たちの恋を果たして彼女はどういう心境で見つめるのか。「寄せる恋」「忍ぶ恋」、そして今回二乃が示した「止まらぬ恋」。姉妹それぞれに違う”恋のカタチ”が一体どんな展開を生み出すのか、私とても気になります!

 

というわけで、今週の感想をまとめると....、

 

四葉ちゃんと五月の変化にも期待!

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四葉ちゃんと五月

 

四葉ちゃんと五月のスタンスが今後どうなっていくのかにも期待大ってことですよ!

 

もちろんまだ少し先のお話にはなると思いますが、ここまで二乃が吹っ切れて突き進むことを決めた以上、もうこれまでどおりの関係を続けることはやはり難しくなりましたからね。四葉ちゃんや五月にもそういった”変化”は確実に伝わるでしょうから、きっと何かしらの影響が生まれることにはなるのでしょう。

 

それに、これまではフータローが5姉妹に対して恋愛的な意識が全くなかったからこそ、彼に”恋心”を抱いているかどうかという点がさほどヒロインレースの局面に影響を与えてこなかったわけなので、今回の二乃の告白を契機にフータローの感情に変化が起こったら....、また熱い状況になりそうですし。

 

フータローが少しずつ、5姉妹を恋愛対象として見始めるようになった時、物語はどんな方向へ動き出していくのか。今後の展開に期待しております!

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『五等分の花嫁』/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。

 

 

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