ふわふわびより

『咲-Saki-』第195局 「一心」 感想

咲-Saki- 195局(以下、咲-Saki-本編最新話感想のため未読の方はネタバレ注意)

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咲-Saki- 第195局「一心」 感想

 

今回の扉絵は、南北海道予選で爽と好勝負を演じた「琴似栄」の吉田さん。

 

その回のお話に関係のない人物が扉絵に描かれることはよくあることで、私は慣れてるはずだった....のに、ここに来てまさかの吉田さんって....。ホント、立先生は軽々と予想を超えてきますなぁ........。

 

188局で何の前触れもなく松庵女学院(西東京)の多治比さんが描かれた時も思ったんですけど、立先生は一体どういう基準で扉絵に描く子を決めているんだろう。

 

まぁ、ちゃちゃのん(174局扉絵)にしても、多治比さん(188局扉絵)にしても、今回の吉田さんにしても個人戦が描かれれば出番がありそうな子たちばかりなので、今の内から読者へ印象付けしておきたいというところなのかな。そう考えると、この子たちの個人戦での活躍に期待したくなりますね!(いつになるんだろうか.....)

 

 

 

<前回の感想>

 

 

 

 

清澄の絆

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優希の気遣い

 

さて。今回のお話は、優希の回想シーンから。

 

なるほど、これまでこういう描写がなかったのであまり気に留めていないのかと思っていたけど、自分が対局する相手に、「和の旧友」「咲さんの姉」がいることを少なからず優希は気にしていたんだね。

 

「相手の学校を応援していいじぇ 私に気を使わなくていいんだじぇ」と言いながら、自らは咲さんと和に気を使ってしまう優希。普段は一見してマイペースなようでいて、こういう情に熱い一面」を持ち合わせている点はやっぱりグッとくるよなぁ...と。

 

すばら先輩の件もそうですが、優希ってわりとこういうところがあるんですよね。常に前向きに突っ走る性格に見えて、周囲のことをきちんと気にかけてる。長野県予選で闘ってきたライバルたちへのリスペクトを忘れない点もそういう性格ゆえなのだと思うと、改めて感慨深くなるというものではありませんか....。

 

 

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咲さんと和

 

しかし、そんな優希の気遣いに対し、当たり前のように「優希ちゃんを応援するよ?」と返す咲さんたち。

 

これがまた本当にすばらでございました。先鋒の片岡優希は大切なチームメイトで『私たち』そのもの。だから、たとえ相手が誰であっても関係ない。優希の闘いは自分たちの闘いでもある。それが清澄の絆。

 

もちろんチームの在り方としては何一つ特別なことではないのかもしれないけど、でもこの決勝戦の舞台で優希が改めて団体戦の意義」を再確認する展開を描いたことにはやはり大きな意味があるのでしょう。

 

特に臨海のように、各国の強者を集め、チーム内に”将来の敵”がいるチームでは、ここまで心を通わせた「チームの絆」を描くのは難しいので、良い対比にもなりますから。団体戦だからこそ発揮できる力。仲間との繋がり。それが、長野県予選決勝から続く『咲-Saki-』の大事なテーマでもあるわけですし。

 

そして、

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人生山あり谷あり

 

「応援しないわけがない!」。お姉ちゃんと再会をするために再び麻雀を始めた咲さんが、この言葉を笑顔で語れることにもきっと意味があるんじゃないかな。

 

始まりはお姉ちゃんに会うためで、もちろん今もそれはとても大事なことだけど、それ以上にもう咲さんは立派に清澄の一員なんだなと。だから、お姉ちゃんではなく優希を応援する。このチームで優勝したい。そんな想いを共有する3人の姿がとても熱かったなと思います。

 

一方で、照は決勝大将戦を闘う妹の姿をどんな心境で見ることになるんだろうか。そんなことを考えてみると、今から本当に大将戦が楽しみになってくるなぁ...。(←気が早い)

 

 

竜の一撃!

 

〇東4局 親:松実玄 ドラ:三萬:麻雀王国

 

前局、照とガイトさんの好プレーによってリーチを蹴られてしまった優希。

 

が、続く東4局、2人から受け取った「応援」を思い返し、負けられない想いを再確認した優希の配牌は、三色が近い形の2向聴。「ようやく速度が落ちてきたな」と言われているけど、普通に悪くない配牌ではありますよね.....。

 

 

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ドラゴンロード

 

一方、親番を担当する玄ちゃんの配牌もこれまた絶好の形の3向聴。

 

しかも、和了りまでに必要な牌が全てドラで構成されており、ドラゴンロードの玄ちゃんにとってはこれ以上ない速攻のチャンス手にもなっているという...。

 

そして、案の定三連続のドラツモにより、一瞬にして、玄ちゃんの手牌は、役なしのドラ5聴牌に変貌!

 

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三人聴牌

 

しかし!同巡、他の3人も玄ちゃんへ追いつき、まさかの4人同時聴牌へ!

 

・優希が、平和のみ高め三色で五索:麻雀王国八索:麻雀王国待ちの両面

 

・ガイトさんが、七対子のみの南:麻雀王国待ち

 

・照が、平和のみ三萬:麻雀王国六萬:麻雀王国九萬:麻雀王国の待ちの三面張

 

まだ4巡目だというのに、4人全員がダマで聴牌をしているという驚愕展開。玄ちゃん以外、みんな打点こそ高くないものの、この速さはさすがにレベルが高すぎるよなぁ...。もはや、この面子だと受け入れの多い2向聴~3向聴であっても、決して好配牌とは言えないのかも...笑。

 

 

で、この壮絶なスピード勝負を制したのは・・・

 

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竜の一撃!

 

4連続でドラツモに成功した阿知賀のドラゴンロード・松実玄ちゃん!

 

和了役はツモドラ6で6000オール。赤土さんの言うように、こういう状況におけるめくり合いは他家より一歩早く牌をツモれる親の玄ちゃんが有利なので、その差が出た感じですかね。

 

まぁ、そもそも有効牌が全て運よくドラで、「無駄ヅモ率は減るのに打点は上昇する」という状況が出来上がった時点で、玄ちゃんのアドバンテージは計り知れないものがあったわけですが....。

 

 

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玄ちゃんの和了

とはいえ、玄ちゃん的にもわりと危険な綱渡りではあったのかもしれませんね。

 

なんせ、あのタイミングで丁度良く五萬赤:麻雀王国をツモれたから良かったけど、例えば五索赤:麻雀王国をツモっていたら、聴牌を崩すしかなかったわけですから。まぁ、その辺のコントロールが出来るようになっている可能性ももちろんあるとは思いますけど....。

 

 

さて、これで各校の点数状況は、清澄:164300点、阿知賀女子:109500点、臨海女子:63300点、白糸台:62900点。

 

展開としては、完全に強豪の2校がダークホースの2校を追う形になるのでしょうけど、こうなると一番苦しいのはやっぱりガイトさんかなぁ..。

 

優希の猛攻が収まる南場はやはり照のターンがやってきそうだし、怒涛の連続和了によってここから更に点を奪われたらいよいよ危険域に入るので、ガイトさんがどんな立ち回りを見せてくれるのかも俄然楽しみなところ。

 

次回は11/16発売号で掲載予定。優希は果たしてこの点差をどこまで維持することができるのか、まずは照の親番が回ってくる南三局の闘牌に注目ですね!