ふわふわな日記

『五等分の花嫁』94話 感想、一花さんが下した決断は果たして"幸せな未来"へと繋がっているのか....!?

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五等分の花嫁 94話「分枝の時①」 感想

五等分の花嫁 最新話 感想 ネタバレ注意

 

今週の『五等分の花嫁』を読みました。

 

第91話から3話連続で日常的なお話が続いておりましたが、今回からまた新章の開幕でしょうか。サブタイトルに用いられている「分枝の時」というキーワード。物語の一大テーマでもある"自立"をこれでもかと匂わせるとてもストレートな表現です。芽吹いた想いを胸に、それぞれの進路に向かって枝分かれをしていく。新章で描かれていくのはそんな物語になるのかもしれません。

 

一花さんと四葉ちゃん。奇しくも、植物由来の漢字を名前に冠している2人のヒロインがお話の起点になりそうな点も非常に興味深いですし、「過去」と「未来」の話題を交えながら、今後どのようにしてストーリーが動いていくのか。今回はそんなところにも注目しながら、お話を振り返っていきたいと思います。

 

 

  

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第94話:分枝の時①

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女優としての一花さん

 

さて。

 

今回のお話は、前回一花さんが語った「私 二学期からは 学校行かないから」宣言に対して、それぞれがどのような反応を取るのか...という点に一つの焦点がありました。

 

ここで注目すべきなのは当然、「学校を辞める」という一花さんの決断が、作中において彼女の人生をポジティブな方向に導くものとして描かれているかどうかです。

 

 

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五月の本心は?

一花が学校よりも大切なものを

見つけたことを喜びましょう

 

無論、実際に五月もこう語っている通り、学校だけが世界の全てというわけではありません。

 

「夢」は人それぞれ。五月のように学校関係者としての「教師」を志望する人もいれば、一花さんのように学校を辞めてでも女優の道を志そうとする人もいる。

 

映画やCMへの出演を契機に活躍の幅が広がり、以前よりも仕事が忙しくなってきたこと。そういった諸々を考えれば、本気で「夢」を叶える為に「学校を辞めて」でもその道に専念したいと思うのは不思議な事ではないですし、むしろ、当人の意志を尊重してあげようと考えるのが筋というものでしょう。

 

ゆえに、「一般論としては」五月の台詞が間違っているとは思えない。

 

 

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ありのままの言葉を届ける二乃

 

でも、それはあくまでも一般論であり、「優等生」としての発言なんですよね。

 

ありのままの想いを吐露する二乃に対し、未だ「母親代わりとしての意識」から抜け出せていない五月の様子がこのやり取りにも表れているだけであって、実際のところを言えば、全員が全員「五人揃って卒業したい」という気持ちを心の中では抱いているはずなんです。

 

だって、これまでそうやってみんなで頑張ってきたんだから。家では一緒にいられるし、学校にいる時間だけが自分たちの全てではない事もわかってる。けれど、それでも、今しかできないこと、ここにしかないものもある。

 

二乃の言う通り、これからそれぞれの道に歩むことになる彼女達にとって同じ学校に通えるのはこれがもう最後」の機会なのですから......。

 

 

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これが最後だから

 

そんな状況を思えばこそ、「これで最後だから」「悔いなく終わらせたいんだ」という同級生の言葉が印象的に描かれていた事も一花さんの心残りを強調するための仕掛けだったとしか思えませんよね。

 

苦手だった勉強を乗り越え、同じ高校を全員で卒業することができたというかけがえのない思い出は、今この瞬間を最後まで共に駆け抜ける事でしか得ることができない。今週のお話は、改めてそんな事実を突きつけてくる内容だったように感じます.......。

 

 

一花さんの本心と風太郎の想い

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一花さんの本心は?

 

さて、そういった流れの中にあって、一花さんへの「説得」を試みようと直接的にアクションを起こしたのが三玖でした。

 

映画に出演したり、CMに起用されて活躍の幅が広がったり...。仕事が忙しくなったのは知っているし、夏休み明けから長期で大きな仕事がある事もわかってる。でも、本当に学校を辞める理由はそれだけなのかと。実際には両立が絶対的に不可能なほどではないんじゃないかと。そう思えてならないからこそ、

 

私といることがまだ辛い?

 

....と、三玖は一花さんに問いかけるわけですよね。自分に対する負い目や複雑な感情が原因で距離を取ろうとしている。三玖の立場からすれば、そういう風に感じるのは無理もないことでしょう。

 

 

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一花さんの本心は...?

 

しかし、実際に一花さんが抱えていた葛藤は「フータロー君と一緒にいると自分が許せなくなる」というもの。

 

好きである事が止められない以上、自分だけを見て欲しいという感情が消える事は絶対にないし、そんな気持ちになる度に、しでかした失敗が頭を過って辛くなる。だから、フータロー君から離れることで自分の気持ちを封印したいと思う。一花さんの心情としてはそういった具合でしょうか。

 

 

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説得失敗

 

であれば、今回風太郎が行った説得のアプローチが上手く行かないのも当然ですよね。

 

一花さんのスケジュールに合わせてマンツーマンで風太郎が勉強を教える...という提案は、風太郎から距離を取ることで自分なりのけじめをつけようとしている一花さんの意図とは真逆のものですから。

 

風太郎がここでしなくてはならなかったのは、「勉学」と「仕事」の両立を図るための最善手を導き出すことなどではなく、一花さんの本心をすくってあげることだった。そんな構図を念頭に置くのなら、今の風太郎に一花さんを止められないのは自明の理。

 

 

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風太郎の思い違い

 

もちろん、夏休みに学校までダッシュでやってきて、一花さんを説得しようと試みる。そんな風太郎の姿からは、全員で笑って卒業したい....という想いが確かに見て取れるわけですし、風太郎を動かした原動力が「6人で積み重ねてきた時間の大切さ」「あいつらも一緒だったら楽しい...」と思う気持ちに由来しているであろうことは読者視点ではわかるのですけどね。

 

でも、そういう気持ちは一花さん本人にきちんと伝えてあげなければいけない部分だったのかなとは思います。ビジネスなんていう取ってつけたような言い回し(実際にお金の問題があるにせよ)で誤魔化すのではなく、風太郎が一花さんをも含めた全員で共に卒業をしたいと想っていることを伝える。

 

 

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一花さんの卒業問題はどうなる?

 

 

そうすれば、今回のような作り笑顔ではなく、「本物の笑顔」が見られた可能性もあったのではないかなぁ....と。

 

まぁいずれにせよ、風太郎との生徒×先生関係を解消しようとしている一花さんの現状は、「あなたが先生でよかった あなたの生徒でよかった」と最高の笑顔を浮かべていた第11話の頃と対になっているようにも感じられるので、このまま学校を辞める方向に進むかどうかはまだ微妙なところかなとは思いますね。

 

何よりも、風太郎に恋をした経験が、一花さんにとって悲しいものであって欲しくないですから、彼女が悩んだ時間も回り道した時間も決して無駄ではなかったよ...と、そう思わせてくれる展開に期待したいところです。

 

 

枷を抱えた四葉ちゃんと一花さん

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一花さんと四葉ちゃん

 

さて、最後に一花さんと四葉ちゃんに関して個人的な所見を。

 

この2人に関してはちょうど先週の感想で、「①過去の風太郎と交流を持っている点 ②自身の失敗に対して自責の念(=枷)を抱いている点」の2つが共通している...と感想を書いていたのですが、一花さんが風太郎から距離を置こうとしているこのタイミングでブランコ(=枷のメタファー)に乗って「過去」に関する問答が行われるというのは中々に意味深な構図ですよね。

 

ずっと姉妹のために自分を押し殺してきた四葉ちゃんに対して一花さんは何を語るのか。

 

六年前、2人の間に横入りしたような状況になってしまった事を謝罪し、四葉ちゃんがずっと抱えてきた枷を一花さんが引き受ける形で、「自分の気持ちを大切にすること」を諭そうとしていると見るのが妥当のように思えますが、四葉ちゃんがどういうリアクションを取るのかも気になるところ。

 

自分の「夢」を明確に決めている一花さんと、未だ進路を見定めることができていない四葉ちゃんの物語。お互いがお互いにどのように影響を与え合うのか、来週を楽しみにしております。

 

 

......というわけで、今回の感想をまとめると、

 

四葉ちゃんの今後に期待!

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四葉ちゃんの今後に期待

 

再び動き出しそうな四葉ちゃんエピソードにも期待したいってことですよ!

 

四葉ちゃんの裸に動揺する風太郎もニヤニヤでしたし、一花さんの今後がどうなるのかも気になるので、また目の離せない展開が続きそうですね。早く来週になって欲しい....。(毎週の叫び)

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『五等分の花嫁』/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。

『ぼくたちは勉強ができない』119話 感想、真冬先生(高校生)と成幸くんの時を超えた遊園地デートに胸が熱くなった話をしよう!

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ぼく勉 問119 感想「時の遡行は過ぎ去りし[x]との邂逅となる」

ぼくたちは勉強ができない』 最新話 感想 ネタバレ注意

 

今週の『ぼく勉』は第二回人気投票結果発表記念でセンターカラーです。

 

第一回の時が夏を感じさせる水着イラストだったためか、今回は冬仕様のサンタコス衣装での結果発表になっていましたね。ぶっちぎりの2連覇を果たして堂々とセンターを飾る真冬先生の御姿が大変お可愛かったですし、これでまた一つ自宅に飾るトロフィーが増えたんだなぁ...と思うと何とも微笑ましい限りでした。

 

 

<第二回人気投票結果について>


 

...というわけで、人気投票の結果については既に上の記事で感想を書いておりますので詳しくはそちらをご参照頂きたく思いますが、今回のもう一つの目玉企画としては「人気投票でNO.1だったキャラが成幸くんと②の状況で③をする」というスペシャルエピソードを筒井先生が実際に描き下ろしてくださっている点ですよね。

 

 

 

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特別企画のお題!

①桐須真冬が(成幸くんと)

②遊園地で

高校1,2年生の時にデートします!!!

 

ふむふむ。

 

状況的にはどんな「ミラクル展開」もオーケーなとんでも企画(実際に採用されるかは不明ですが...)だったわけですけれども、高校時代の真冬先生との遊園地デートとは中々どうして......、最高に素晴らしいチョイスではありませんか!

 

 

 

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後輩属性

 

しかも、「高校1,2年生の時に」という条件指定に"底知れぬ願望"が込められているあたり、やっぱり天才的だったよなぁ...と。

 

改めて考えてみると、『ぼく勉』には後輩ポジションのヒロインがいませんでしたし。真冬先生の高校生時代が堪能できるだけでなく、後輩ヒロインとのやり取りも楽しめる二段構えシチュ。今回はそんな、真冬ちゃん(後輩)と成幸くん(先輩)の2人による遊園地デート回でございました。

 

 

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ぼく勉 119話:時の遡行は過ぎ去りし[x]との邂逅となる

 

さて。

 

まずは冒頭、真冬先生宅で部屋の掃除を行っている成幸くんたちのシーンから始まります。まぁ、至って"いつも通り"ですね。平常運転過ぎて「まふゆちゃんはいつ嫁にきますか?」と言いたくなるくらいの安心感です。「今度こそ一人でしてみようと思ったのだけれど...(掃除)」という超絶パワーワードに魅力的なお尻。開幕から中々のぶっこみ具合でした。

 

 

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真冬先生のおもちでタイムスリップ

 

そんなお掃除タイムの最中、真冬先生のおもちに「ふぉとぅぷん」して意識を失ってしまう....という展開がまた『ぼく勉』らしさですよね。

 

言ってみればこれは「コメディ」であり「ファンタジーの文脈。

 

だからこそ、出来事すべてに理屈を求める必要はなく、エンターテインメントとしての"楽しさ"を享受できればそれでいい。後に続く展開の中で「表現」としての意義や意味があればそれだけで十分ですから。こういう思い切りの良いウルトラ展開、僕は結構大好きです。

 

 

 

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高校時代の真冬ちゃん!

 

 

だって、高校時代の真冬先生が最高にお可愛いんですもん!

 

学生服を着た初々しい真冬先生の姿。大人になってからのコスプレもかなりの破壊力ではありましたけれど、リアル高校生の真冬先生が醸し出すあどけなさも非常に魅力的でしたね。

 

思えば、こういう人気投票結果のオリジナル企画でもないと中々実現が難しいお話でもあったでしょうし、何だかんだで真冬先生が1位になって良かったのかも...と思える、そんな充実感満載の導入でございました。

 

 

 

真冬先生(高校生)と成幸くんの時を超えた遊園地デート

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成幸くんと真冬先生の遊園地デート

 

 

というわけで、まさしく「夢」にまで見た遊園地デートの始まりです。

 

目の前にいるのは、自分の一つ年下の後輩にあたる高校2年の真冬先生。

 

当の成幸くんからすると、もはやかなり不思議な状況に立たされてしまったとしか言いようがないわけですが、しかしその少女からは確かに、自分の知っている「桐須真冬」という人の面影が感じられて.....。

 

 

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成幸くんの反応がなかなかどうして

 

そして、数年後に訪れる事になるワンシーンと同様に彼女の笑顔にドキッとさせられる一幕が描かれてもいて....。

 

相変わらずの不覚っぷりに手を焼かされながら、ジェットコースターに乗ったり、お化け屋敷に入ったり、Gに慌てたり。

 

そんな光景は、カップルのそれとして非常にグッとくる内容になっていたわけですけれど、その実、真冬先生が過去にやり残した「憧れの経験」を描いたエピソードでもある...という点がまた物語的に趣深いところなんですよね。

 

 

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ずっとこんな経験がしてみたかった

 

一度でいいから遊園地に来てみたかった。

 

普通の高校生みたいに普通の経験がしてみたい。青春時代の真っ只中にいる高校2年生であれば誰もが抱くそんな当たり前の願望に対し、決して少なくない憧憬の念を持っていた真冬先生。

 

だからこそ彼女は「歓喜」を露わにし、「ありがとう」を伝えている。

 

成幸くんの「夢」から始まったお話が、最終的に真冬先生のささやかな「夢」を実現するラストへと繋がっていく.....、そんな構成の妙に味わい深さが感じられて、本当に素晴らしいエピソードだったと思いますね。

 

 

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確かに変わった「現在」

 

 

なにせ、実際に「盛大な夢オチ」として処理されているのかどうかという点に関しては、「遊園地の半券」と「飾られた写真の存在」が明確に結論を物語っていましたし。

 

無論、「高校三年生の唯我成幸」と「高校二年生の桐須真冬」が同じ時を共にするなんて事象は実際には起こりえないわけですし、誰と行ったのかを真冬先生が認識した時点でタイムパラドックスが発生する事も事実ではありますけどね。

 

でも、「表現」としての意義や意味を考えれば、これは間違いなく「過去」にあった出来事なんだと、そう考えた方が楽しいというものです。同じ高校の制服を着て遊園地で遊ぶ2人。その姿はまさに.......、

 

 

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恋人同士に見えました(問41より)

 

恋人同士にしか見えない、そんな尊さを感じさせてくれたのでした。

.

 

.......というわけで今回の感想をまとめると、

 

 

高校2年生の真冬先生が可愛かった!

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圧倒的なヒロイン力

 

高校2年生の真冬先生のヒロイン力が想像以上に凄かった!ってことですよ。

 

正直なお話、真冬先生が成幸くんたちと同じ世代に生まれていたとしたら...みたいな「if物語」は極めて需要が高いエピソードだと思っていましたし、今回の人気投票はもう企画の段階からして優勝でしたよね。

 

成幸くんの後輩として出会い、普通に恋をして、付き合って....。そんな幸せな日々に対する一つの可能性を示してくれた今週のお話。控えめに言って、大変に満足のいくものでした。また何かの機会で高校時代の真冬先生を拝める日が来たら嬉しいなと思いつつ、今後の真冬先生の行く末に注目をしております。

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『ぼくたちは勉強ができない』/筒井大志週刊少年ジャンプ」より引用しております。

『ぼくたちは勉強ができない』第2回人気投票、最強のヒロイン桐須真冬先生エンドについて考える!

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ぼく勉 第二回人気投票 感想

ぼくたちは勉強ができない』 最新話 感想 ネタバレ注意

 

第二回人気投票結果発表!

 

先日実施されたぼくたちは勉強ができない」第二回人気投票の結果がついに発表されました。

 

今回の人気投票は単に好きなヒロインへと投票を行うだけではなく、

 

①キャラクター部門

②どこで?部門

③何をする?部門

 

の3部門でそれぞれ票を募り、「人気NO.1だったキャラが成幸くんと②の状況で③をする」エピソードを筒井先生が漫画として描き下ろしてくださるというもの。

 

まぁ要するに、票数さえ集まれば「どんなミラクル展開」も実現可能なまたとないチャンスだったという事です。読者側がお話を考えるなんて機会は滅多にあるものでもないですから、ファンとしても非常に意義深い企画であったことは言うまでもありませんでした。

 

そんなわけで、当然僕も今回の結果発表をめちゃくちゃ楽しみにしていたわけですよ。成幸くんと文乃さんの結婚式を見られる日がついにやってきたんだなぁ...と。やっと全国の文乃さんスキー達と「唯我文乃」が正史になった事を喜び会えるんだなぁ...と。

 

だって、古橋文乃さんは宇宙一可愛いじゃないですか。以前の感想でも書いた通り、『ぼく勉』のA(エース)は、間違いなく文乃さんですからね。これはもう胸の大きな子には決して務まらない大役であり、筒井先生の公認でもあるわけです。

 

ゆえに負けるはずがない。第一回は何かの手違いで2位という不本意な結果になっておりましたけれど、最愛の星編以降の文乃さんは更に「メインヒロイン色の覇気」を覚醒させていましたし、もはや向かうところ敵なしというものですよ。やったね、今度こそ文乃さんの大勝利!

 

 

 

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第二回人気投票結果発表

 

 

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そうなるよねぇ...

 

 

 

 

<第一回人気投票>

 


 

 

 

 

『ぼく勉』 第二回人気投票結果

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真冬先生V2達成!

 

というわけで、第二回人気投票で栄えある第一位に輝いたのは『ぼく勉』ラブコメワールドが生み出した最強のヒロイン・桐須真冬先生でした。

 

 

これで第一回も含めて見事2冠達成」であります。

 

まぁ率直に感想を書くと、そりゃ「そうなるよねぇ....」という順当も順当な結果でしたので、順位自体に驚きはありません。いくら文乃さんが大天使でも相手が悪すぎる....。一縷の期待を掛けていましたが、木っ端微塵に敗れ去りました。真冬先生の根強い人気を改めて再確認させられる、そんな結果だったように思います。

 

 

1位:桐須真冬 14,598票(前回5,233票)
2位:古橋文乃  3,259票  (前回4,194票)
3位:武元うるか 2,980票  (前回3,552票)
4位:緒方理珠 1,803票  (前回2,421票)
5位:小美浪あすみ 1,488票  (前回2,323票)
6位:唯我水希 1,083票   (前回446票)

 

 

とはいえ、寄せられた得票数の差には正直かなり度肝を抜かれましたよね。

 

今回の総得票数25,755票に対して、トップの真冬先生が単独で獲得した票数は14,598票でした。言い換えれば、約57%の読者が真冬先生に投票を行ったということであり、他のヒロイン達全ての票数を合計しても真冬先生の人気には届かなかったということです。

 

第一回の5,233票でさえ驚愕の数字だったのに今回はその約三倍の票数ですからね。まさに「桁違い」そのもの。しかし、妹の水希ちゃんを除いて「2位の文乃さん~5位のあしゅみー先輩」まで全員が前回より票数を落とし真冬先生の票に吸収されてしまっている現実にも目を向けなくてはなりません。

 

 

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2位~5位

 

もちろん、過半数以上の票を獲得する程に不動の人気を築いたラブコメヒロインって過去に例があるのかな...と思うと素直に凄いなと感じますし快挙だとも思いますが、一方で、ヒロインの個別ストーリーをターン制で描いている『ぼく勉』の作風を考えると、特定のヒロインだけに人気が一極集中してしまう今の現状は、ある意味で作品としての課題でもあるのかもしれませんね。

 

まぁ、いずれにしても真冬先生の魅力が読者を惹きつけてやまない...という事実が作品の強みである事に変わりはありませんので、今はただ、真冬先生のV2に惜しみない拍手を贈りたいと思います。真冬先生はやっぱり究極のヒロインですよ....!

 

 

 

真冬先生エンドの可能性について

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真冬先生エンドの可能性は...?

 

さて、そんなこんなで2連続でトップの座を獲得した真冬先生ですが、約6割の読者が彼女を一推しのヒロインとして投票していた事を考えると、「先生エンドにどれだけの可能性があるのか...」という点が読み手としては少し気になるところでしょうか。

 

新任教師時代のとある失敗を契機に、「生徒に寄り添える教師」という夢を諦め、才能至上主義を掲げる「氷の女王」として振る舞ってきた真冬先生。

 

そんな彼女の凍てついた心が成幸くんの熱意によって溶かされていった物語を僕ら読者は既に読んでいるわけですけれど、特筆すべきはやはり、成幸くんと真冬先生の「進みたい道(=やりたいこと)」が非常に似通っているところですよね。

 

真冬先生にとってフィギュアスケートが「才能」の象徴なら、「生徒に寄り添える教師」という道は彼女にとっての「やりたいこと」。だからこそ成幸くんは、1話で文乃さんや理珠ちんに向けて語った台詞の再現として「俺は先生を幸せにしたいです」と語り、才ある道ではなく、自分のやりたいことを貫いて欲しいという想いを真冬先生にぶつけていました。

 

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真冬先生もまた間違いなく本作の「できない娘」の一人

 

であれば、真冬先生もまた「やりたいこと」をずっと「できない」でいたヒロインだと言えるはず。

 

そして、そんな状況を成幸くんの後押しを得て打破していく事になったわけですから、物語の構造的にも真冬先生は間違いなく「できない娘」の一角であり、従って『ぼく勉』ワールドのヒロインとしての要素を兼ね備えていることも間違いない。

 

無論、そこには年齢の壁や立場の壁があって、真冬先生から成幸くんにアプローチを掛けるというのは中々に難しい立ち位置ではあるかもしれませんが、でも、「先生」だからと言って彼女だけがストーリー的に特別枠なわけではないですし、真冬先生も文乃さん達と同様にこれから自身の「夢」を追い掛ける一人のヒロインでもある。

 

 

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真冬先生の笑顔

 

新任教師時代の笑顔を取り戻し、自分なりのやり方で「フィギュア」と「生徒」にもう一度向き合っていく事を決意した真冬先生の物語。

 

その道の先で成幸くんと特別な接点が生まれていくのかどうかはまだわかりませんが、彼と彼女の「やりたいこと」はもう決して平行線ではないのですから、そんな未来があってもいいんじゃないかな、と個人的には思いますね。今後の展開に期待したいところです。

 

 

 

...........というわけで、今回の結論。

 

 

 

文乃さんエンドに魂をかける!

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文乃さんを全力で応援!

 

当ブログと唯我成幸くんは古橋文乃さんを全力で応援しております!

 

 

 ※問119の感想は別記事にて更新しますので、本編の感想はそちらをご参照頂けると幸いです。

 

<追記>

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『ぼくたちは勉強ができない』/筒井大志週刊少年ジャンプ」より引用しております。

 

『五等分の花嫁』93話 感想、中野一花の決断と中野二乃の家族愛!変わっていく"現在"に風太郎は何を想うのか...?

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五等分の花嫁 93話「ツンデレツン」 感想

五等分の花嫁 最新話 感想 ネタバレ注意

 

今週の『五等分の花嫁』を読了。

 

ツンデレツン」というサブタイトルを見た瞬間に予感めいたものが脳裏をよぎりましたが、期待通り、全国8千万の二乃ファン待望のラブコメ回でしたね。

 

中々振り向いてくれない風太郎との関係に悩む"女の子らしさ"と「家族愛」を滲ませながら儚い表情を浮かべる"彼女らしさ"。中野二乃というヒロインの持つそういった一面がとても可愛らしく感じられる、そんなお話でした。

 

これはあくまでも僕個人が抱いている印象ですが、二乃は姉妹の中でも比較的寂しがり屋な子だと思っています。強い芯を持っている一方で、繊細な心の持ち主でもある。零奈さん関係のエピソードは五月と四葉ちゃんが印象に強いですが、誰よりも「家族」を大事に考える二乃の性格は、幼くして母を亡くした事とも少なからず関係があるはずです。

 

 

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二乃の想い

 

フー君はずっとそばにいてくれる?

 

 

だからこそ、こういう言葉が出てくる。

 

きっといつか離れ離れになる時がやってきて、それが悪いことではない事を彼女も頭では理解しているのです。

 

でも、それでもやっぱり寂しさは拭えない。「自分のお店を出す」という夢を持ちながら、未だ明確に進路の話題を口に出していない二乃の姿には、「ずっとこの時が続いてほしい.....」という気持ちが表現されてもいるのかもしれません。

 

変えたい"関係性"と変わって欲しくない"現在"。今回はそんなところを中心にお話を振り返っていきたいと思います。

 

  

<関連記事>




 

 

第93話:ツンデレツン

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急ぎなさい上杉

 

さて、そんなわけで今週のお話は二乃をメインに据えたエピソードであります。

 

バイト先の店長のお見舞い...という事で風太郎と2人きりになるチャンスを得ることになった二乃。恋心を自覚して以降「愛の暴走機関車として大活躍を果たしてきた彼女ですが、それでも風太郎との距離は中々縮まらない...という手詰まりな状況でした。

 

まぁ、一度「告白」を行っている二乃の立場からすると、ここから先のステージに進展できるかどうかは実際「風太郎の気持ち次第」なのでこの状況は必然ですが、しかし、風太郎に振り向いてもらうための努力を怠らないのが中野二乃という女の子です。

 

どんな物事も諦めた時点で可能性が閉ざされる。自分の恋を全うし、めげずに最後まで駆け抜けようとするその姿はやっぱり二乃の魅力ですよね。

 

 

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作戦名:押してダメなら引いてみろ

 

...というわけで、そんな二乃さんが考案した次なる一手が「押してダメなら引いてみろ」作戦でありました。

 

なるほど.......。超押せ押せガールだった二乃がストレートではなくテクニックを発動するとは何とも面白い展開ではないですか。実際、恋愛マニュアルを熟読した風太郎にその意図は見抜かれ気味ではあったわけですけれど、

 

 

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迫真の演技

 

こんな真に迫った「演技」をされてしまえば、本当に避けられているのでは...と思い至ってしまうのも止む無しというもの。

 

人間、好意を持ってくれていたはずの相手から敵意を向けられるのは中々にきついものですからね。特に風太郎は過去に自分の不要さに打ちのめされそうになった経験もありますし、こういう具合に突き離されるのは色々な意味で効果があったように思います。

 

 

風太郎の気持ちと二乃のストレート

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大ダメージを負った風太

 

さて、そんな経緯で心に大ダメージを負った風太郎少年ですが、自身の思い上がり(ではなかったわけですが...)を恥じていた所は何とも興味深い点でした。

 

一見、恋愛的な意味での効果が薄かったようにも思えた今回の作戦。しかし、風太郎としても二乃を意識する気持ちが少なからずあるのかもしれません。

 

彼女に嫌われたかもしれない事に傷付いたのも、二乃が自分を好きだと思ってくれていた事に嬉しさを感じていたから。自身の気持ちがわからない状況で二乃の想いに応える事は出来ない....と考えたためか、一度は告白を断る素振りも見せてはいましたけれど、

 

 

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真っ直ぐな気持ちを伝え続ける二乃

 

初めて面と向かって自分へ気持ちをぶつけてくれた彼女の存在は、風太郎の恋愛意識に大きな影響を与えたはず。

 

そういう意味でも、二乃が切り拓いてみせた道の大きさにもっと目を向けてくれたらいいなとは思います。恋愛の難しさ、ままならなさに立ち向かいながら右往左往する二乃には絶対に幸せな恋を掴んで欲しい。結末はどうであれ、上杉風太郎に恋をして良かったと思える未来を二乃には過ごして欲しいのです。

 

 

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風太郎と二乃の恋愛譚

 

実際、風太郎も二乃の猛アプローチには度々頬を赤らめていますからね。

 

「押してダメなら引いてみろ」作戦もワンポイントとしては非常に効果的ではありましたが、やっぱり二乃の真骨頂は真っ直ぐなストレート。

 

好きだから、特別だからこそ離れたくない。「フー君はいなくならないで」「ずっとそばにいてくれる?」という純度100%の好意に果たして風太郎は何を想うのか。今週はそんな2人の姿がとても微笑ましい回だったなと思います。

 

 

 

一花さんの決断と風太郎に対する未練

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一花さんの選択

 

一方、今回非常に印象的だったのは、一花さんの「学校辞める発言」でした。

 

実際のところ、本格的に「女優」の道を目指すなら学校を休まざるを得ない場面は嫌でも出てくるでしょうし、大学受験をするわけでもない彼女がわざわざ高校に通って勉強をする意義があるかと言えば微妙なところだとも思いますが、でもこれは中々に"含む"ところを感じさせる決断ですよね。

 

もう残すところ学校生活も半年程度しかない高3の夏にこの決断をしている事も些か以上に違和感がありますし、色々なことに踏ん切りをつけるための行動なんじゃないか...と思えてなりません。

 

 

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風太郎への未練(第33話より)

 

なにせ、元々「休学」を考えていた一花さんが学校に通い続けていたのは、風太郎への「未練」が理由だったわけですから。

 

であれば、風太郎への未練を断ち切るための決断と考えるのが妥当というもの。高校を辞めてテストも勉強もなくなれば、風太郎に家庭教師をしてもらう理由はなくなるし 誰にも譲りたくなかったそのポジションもなくなる。

 

もちろん、そこには「女優業に専念したい」という想いも含まれてはいるのでしょうけれど、自分の「恋心」に一つの区切りをつける事が主の目的であるならば、正直、ちょっとやるせない気持ちはあったりで。

 

 

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一花さんの夢を肯定する風太郎(第28話より)

 

 

とはいえ、奇しくも一花さんの選択が「押してダメなら引いてみる」作戦と同様の効果をもたらす可能性もあるかもしれませんし、風太郎自身、「選択肢のあるお前が羨ましいよ」「何事も挑戦だ」と一花さんの夢を肯定的に捉えてもいましたから、きっと今回の件が物語的に悪い方向へ向かっていく事はないのだろうとは思います。

 

過去の風太郎と交流を持っていた事だけでなく、自身の失敗に自責の念を抱えている点も四葉ちゃんと非常に状況が酷似していますし、この2人の関係も物語を動かす鍵になるのかもしれませんね。

 

一花さんの決断を通じて、4人の妹たちが何を想いどう変わっていくのか。そして、少しずつ変わり始める"現在"に風太郎はどんな感情を芽生えさせるのか。ここからの展開に期待したいところです。

 

 

 .....というわけで、今週の感想をまとめると、

 

 

 

マルオの存在にも注目!

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マルオパパの存在も気になる

 

今後のマルオパパにも注目したい!ってことですよ。

 

零奈さんの命日に関するシーンがわりとあっさり描かれていたのがちょっと意外でしたが、娘たちとの距離を掴めずにいる不器用な父の姿が何とも印象的でしたね。

 

仕事が忙しいのは本当の事でしょうし、娘たちを大切に想う気持ちがあることも間違いないはずですけれど、その実、父親として彼女たちに接することにある種の遠慮があるのかもしれません。

 

二乃たちが父に求めているものは、裕福なマンションではなく、「家族」としての繋がり。今週のお話からはそんな事も読み取れましたし、マルオパパがどういう風に物語に関わってくるのかも楽しみにしております。

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『五等分の花嫁』/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。

『ぼくたちは勉強ができない』118話 感想、小美浪あすみ可愛すぎる警報発令!

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ぼく勉 問118 感想「先人は時に湯花と[x]にたゆとうものである」

ぼくたちは勉強ができない』 最新話 感想 ネタバレ注意

 

今週の『ぼく勉』はあしゅみー先輩回です。

 

模試を受けた帰りに電車内でうとうとしてしまった2人。受験期特有の切迫した状況がひしひしと伝わってくるシーンですが、その後に続く怒涛のサービスシーンのおかげでもう全てが吹き飛びましたよね。

 

無事に帰宅手段を失って、水着で入れる銭湯に向かうことになる。これだけでもう「This is ラブコメ!」と全力で叫びたくなる最高の流れだったというのに、

 

 

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最強の先輩

 

後輩は アタシとおフロ入っても

何も感じてくれないの...?

 

 

極めつけに飛び出してきたのが、この表情にこの台詞なわけですから...。

 

お風呂場でこんな破壊力満点の台詞を言われて何も感じない男の子を果たして男子と呼べるでしょうか。

 

古橋文乃さんに心臓を捧げた身であっても、流石に胸のドキドキが止まりませんでしたよ...。からかい上手の高木さんも絶賛アニメで活躍中ですけれど、あしゅみー先輩のからかい力も相当なものでした。

 

というわけで、今週はそんなトニカクカワイイあしゅみー先輩とのニヤニヤハッピー物語であります。

 

 

<関連記事>

 

 

 

ぼく勉 118話:先人は時に湯花と[x]にたゆとうものである

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今週は水着お風呂回!

 

さて、そんなこんなで今週は水着お風呂回です。

 

理珠ちんの長編(=クリスマス)が終わってすぐのタイミングだとすると日付的には既に年末あたりのエピソードでしょうか。そんな時期にまさか水着回が拝めるとは大変嬉しい誤算ですが、勉強疲れと寒さを吹き飛ばすリフレッシュタイムという意味では、確かに「温泉」はもってこいですよね。

 

いくら受験生と言えども、一日中勉強のことばかり考えていたら身がもちませんから。時には、息抜きや他の事を考える時間も大事。ゆえに、こんな妄想が膨らんでしまうのも男の子としては至って健全というもの。

 

 

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成幸くんはムッツリ

 

仮にこの場に居合わせたのが『五等分の花嫁』の上杉少年であったなら、「枕みてぇ」の一言でノーデリカシー男の名を欲しいままにしていた事でしょうし、成幸くんは本当にからかい甲斐のある男の子です。

 

だからこそ、ついついからかいたくなってしまう。面白い反応を見せてくれる、ちょっとムッツリで、とても心の優しい、一つ年下の男の子。そんな成幸くんに先輩は、一体どんな感情を抱いているのでしょうか。

 

 

あしゅみー先輩の好きと2人の関係性

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あしゅみー先輩の好き

 

そんな部分を意識して読んでみると、今週の先輩と成幸くんのやり取りが少し印象的にも見えました。

 

「バカ正直」な後輩に対して呟いた「アタシはそこが好きだけどな」という言葉。おそらくこれが先輩の中にある本当の気持ちです。

 

嘘がつけなくていつでも一生懸命でまっすぐで。そんな成幸くんの姿に彼女は救われた。向かうべき「夢」を見失っていた時に「先輩は必ず立派な医者になるんです!!」と言ってくれたこと。その力強い言葉が、彼女に未来を見させたのです。将来の自分が立派な医者になっている....、そんな明るい未来を。

 

 

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未来の自分

 

失敗も苦悩も

必ず未来の自分の価値になると 今は思う

 

そんな背景を鑑みると、この言葉が先輩の口から出てくることにはやっぱり大きな意義がありますよね。

 

先人として、受験の恐怖を誰よりも痛感してきた小美浪あすみという女の子。そんな彼女が語った「失敗も苦悩も必ず 未来の自分の価値になると 今は思う」という言葉が僕はとても大好きです。

 

1年前に失敗をしてしまった事も「夢」を見失いかけて苦悩した事も、その全てが今の彼女を形作るモノ。だから、未来の事に臆病にならなくていい。一瞬一瞬の「今」の積み重ねこそが未来であり、今感じている不安やプレッシャーも「未来の自分」へと間違いなく繋がっていくのですから。

 

 

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不安もプレッシャーも未来への糧

 

 

今週はそんなあしゅみー先輩の考え方が本当に素敵だったなぁ.....と思わせてくれる本当に素晴らしい回でした。

 

教育係という立場的にも同級生の3人には不安やプレッシャーから来る悩みは打ち明け難いでしょうし、受験に対して自分以上に様々な想いを抱えているあしゅみー先輩の存在は、やっぱり成幸くんにとって「特別」な位置付けにあるのかもしれませんね。

 

 

 

あしゅみー先輩の恋模様は...?

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あしゅみー先輩の恋模様

 

さて、最後に少しばかりあしゅみー先輩の恋模様に関する個人的な所見を。

 

今週のお話を読む限りだと、まぁわりといつも通りの雰囲気だったかな...とも思える内容ではあったのですが、それでも、母・かすみさんから「成幸くんとの深夜デート」を指摘されてムキになるシーンが描かれていたりするのはちょっと気になるところではあるでしょうか。

 

普通に考えて、成幸くんの事を全くそういう対象として見ていないのなら、この反応は流石にありえないと思いますし。あしゅみー先輩の中で、成幸くんを「特別な後輩」以上に思う気持ちがある....、そんな風にも読み取れる描写でしょう。

 

 

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理珠ちんと文乃さん

 

ただ、理珠ちんや文乃さんと比べると、「恋愛」的なフラグを意図して控えめに描いている印象はあるんですよね。

 

それぞれの長編エピソードを通して変化した成幸くんに対する気持ち。

 

文乃さんは「唯我くん」から「成幸くん」へと呼び方が変わりましたし、理珠ちんもまた成幸くんのことが「大好き」であると再認識するに至りました。でも、あしゅみー先輩には明確な変化が描かれていない。これは結構大きな違いなのかな....と思えなくもありません。

 

 

 

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今後の先輩に期待

 

とはいえ、ここからあしゅみー先輩が成幸くんを「男の子」として意識し始める展開が描かれる可能性もありますから、まだまだどうなるのかはわかりませんけどね。

 

「先輩」という立ち位置で成幸くんと特別な関係を築くことになるのか、はたまた「恋心」へとシフトしていくのか。今後のあしゅみー先輩に注目したいところです。

 

 

....というわけで、今週の感想をまとめると、

 

 

次回は第2回人気投票結果発表!

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第二回人気投票の結果は...?

 

次回発表される第二回人気投票の結果が楽しみだ!ってことですよ。

 

桐須先生の高校時代に成幸タイムスリップ!!

 

という予告から既にオチが見えてしまっているような気もしますが、まぁ、きっと気のせいでしょう。

 

なんたって、『ぼく勉』が世界に誇るアルティメット天使・古橋文乃さんが1位を取るに決まっているのですから。真冬先生の高校時代にタイムスリップしたと思いきや、文乃さんとの未来の結婚式会場に行き着いてしまった。来週はそんな展開を楽しみにしております!

 

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『ぼくたちは勉強ができない』/筒井大志週刊少年ジャンプ」より引用しております。

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