『五等分の花嫁』33話 感想、写真の女の子は四葉ちゃんなのかもしれない!
祝・巻頭カラー!!
今週の『五等分の花嫁』は巻頭カラーです!まぁ、特に林間学校編は「何話連続で神回やれば気がすむんだ...」ってくらいおもしろかったですからね。人気がうなぎのぼりなのも頷けるというもの。
キャンプファイヤーの伝説に絡めて将来の結婚式を描き、現在と未来のお話をリンクさせる大胆な構成。伏線の出し方。キャラの魅力。どれをとっても今のラブコメ作品で間違いなくトップクラスでしょう。ホント、『五等分の花嫁』は今最高に熱い漫画です!
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今週の三玖がかわいい件!
今週の三玖もかわいすぎる!
特大イベントが仕込まれていた林間学校編が終わり今週から新章がスタートしたわけですが、うんうん、三玖は相変わらずかわいいですね。
入院したフータローのお見舞い回です。最初に二乃が入ってきた時はいよいよ二乃のターンが始まるのかなとも思いましたが、そんなことありませんでした。ひたすらに三玖がかわいかった。吹っ切れてから笑顔が増えてきた三玖は更に魅力的になりましたよね。
「さみしくなったら呼んで いつでも看病に来るから」「あーん」って....。いやいや反則ですよ。は・ん・そ・く!まったくニヤニヤさせてくれちゃって。三玖かわいすぎィィィ!
一花さんもかわいい!
しかし、我らが一花さんも負けてはおりません。秘技「未練ができちゃったから」を発動!読者は悶絶して胸キュン死する!
しかもトドメには「なんでキミなんだろうね」ときたもんです。なんなんですかこのかわいさは...。完全に一花さんも恋する乙女になっておられるではありませんか...。
やっぱり、恋愛軸で見ると現状では一花さんと三玖が強く物語を動かしてくれている印象です。2人とも幸せになって欲しいなぁ....。
写真の女の子は...?
写真の女の子エピソードが来るのか...!?
さて。いつもどおり読者が一花さんと三玖のかわいさにニヤニヤしていたらまさかまさか。五年前、京都で出会っていた女の子(通称:「写真の子」)エピソードという超ド級の燃料が再び投下されました。いやはや、これは事件ですよ!
第14話「はじまりの写真」であまりにも示唆的に描かれたフータローにとって本当の意味で「はじまり」の女の子。
今までは五つ子たちのなかで、誰が写真の女の子なのか判断がつきませんでした。強いて言えば昔の姿のフータローを覚えていなかった時点で、二乃の可能性は極めて低いってくらいだったかなと。
で、今回。病室にいた五月を見て、過去の記憶をフラッシュバックさせた今週の描写を見ると、あたかも五月が「写真の子」であるかのようにも思えます。
そもそもストーリーの導入的には本命の立ち位置ではありますし、なんなら今週の電子版のカラー表紙のセンターにいるのも五月なので、要素としては十分じゃないかという意見もわかる。
しかし、今週確定した情報から考えると個人的には五月の可能性はぐっと下がった気もするんですよね。
根拠は2つありますが、そのうち最も重要なのは、この「写真の子」がフータローの名前を以前から知っていた点でしょうか。
五年前の京都で出逢っていた2人。
「私がみんなの お手本になるんだ」の発言の真意は現状ではわかりませんが、一つ確定していることはこの女の子がフータローの名前を呼んでいること。つまり、写真の子はフータローの名前を知っているということです。
五年前と今のフータローは風貌こそ変わっていても、当然名前は変わってないですからね。だから、写真の女の子がフータローの名前を覚えているのであれば、その女の子は高校生になって再会した時点でフータローのことを知っていたことになる。
そうなると...。
四葉ちゃんの可能性が高い気も...?
仮に過去に出会っていないなら、この出会いが2人にとっては初めてだったはずです。五姉妹が転校生であったことを考えても、以前から見かけていてフータローのことを知っていた線もまずありえません。
それなのに、四葉ちゃんはフータローの名前を知っていた。初対面のはずのフータローのことを「上杉さーん」と呼んだのです。めちゃめちゃ怪しいじゃないですか...。
しかも、フータローに「なんで俺の名前を知ってるんだ?」って言われてますからね。
四葉ちゃんはこの時に「私 上杉さんにお届け物に参りました」と答えになってない返事をしていて、1話を読んだ当初は深く考えていませんでした。しかし、今思えば過去にフータローに出逢っていて、名前を知っていたからだと考えれば説明がつく。
もう一つ。四葉ちゃんが第一話で、フータローの第一印象について語っていたのも気になります。
「上杉さんの第一印象は「根暗」「友達いなさそう」」で、続けて「新たに「天才」を加えておきますね」という言い方を四葉ちゃんはしているのですが、四葉ちゃんはフータローの100点の答案を持っていたので、根暗とか以前に会話をする前からフータローの頭が良いことはわかっていたはずなんですよ。
それなのにこういう言い方をしているってことは、5年前の印象(「根暗」「友達いなさそう」)に対して、今の印象(「天才」)が加わったとも取れる。
その証拠に、そう考えれば今回の病室で五月が語った「あなたが勉強するその理由を...」という「写真の子」エピソードにも上手くつながります。
おそらく、五年前のフータローは勉強に関心がなかったけれど、「写真の子」(四葉ちゃん)と出会い、何らかのきっかけを経て勉強をするようになった。
だからこそ五年後にフータローの100点の答案を持った四葉ちゃんとの再会がストーリーとして綺麗にハマる。過去の出会いを契機に成長したフータローの姿が彼女にはどう映るのか。そういう事情が裏にあるのかもしれません。
四葉ちゃんが五姉妹の中で唯一出会いの時点からフータローに協力的だったのもフータローのことを以前から知っていたと考えれば色々と納得がいきますからね。「好きだから」「嘘」の件もありますし、様々な要素が「四葉ちゃん=写真の子」を裏付ける理由になりえている。
要するに何が言いたいのかといえば、「はじまりの女の子」候補筆頭は五月ではなく、四葉ちゃんなんじゃないかということですよ!(※あくまでも個人的な見解です)
な・・・なんだってー!?
やっぱり未だにメインエピソードがほとんど描かれず、エピソードを残しまくっているだろう四葉ちゃんこそが始まりの子なのかな。
まぁ、「はじまりの写真の子」=「将来の花嫁」と決まっているわけでもなく、つまりは一花さんが将来の花嫁という可能性もまだまだ大いにあるという状況なわけですが。これからフータローとの関わりがそれぞれ魅力的に描かれていくでしょうし、続く物語に対する期待は無限大ですね。
何はともあれ、話が一気に進んできている感がありますので、来週が待ち遠しい限りです。院長先生がキーマンっぽい雰囲気を漂わせている点も、わたし気になります!