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『五等分の花嫁』85話 感想、中野一花の”涙”と五年前の”出会い”!すれ違いを越えて”絆”はより強くなる!

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五等分の花嫁 85話「シスターズウォー七回戦(裏)」 感想

五等分の花嫁 最新話 感想 ネタバレ注意

 

今週の『五等分の花嫁』を読了。

 

率直に言って、「凄いものを読んだ...」としか言いようがない回でした。今の心境をありのままに書き記すなら、「感動」の2文字以上に相応しい言葉はありません。

 

構成の美しさに興奮し、ストーリーの面白さに魅せられ、一花さんの独白に涙する。きっと、流れてくる涙の量が華厳の滝に匹敵するレベルであった方も沢山いらしたことでしょう。なにせ、文字通り、「感じて心が動かされる回」でしたから...。かくいう自分も、春場先生へ感謝の意を申し上げたい気持ちで今は頭が一杯になっています。

 

もちろん、三玖がフータローに想いを伝えるまでの軌跡を描いた前回のお話も大変に素晴らしいものでした。

 

ついに三玖が一歩を踏み出したんだなと。悩みながらも一歩ずつ積み上げてきた「好き」をやっと言葉にすることが出来たんだなと。そんな彼女の姿を見て、僕らが最高に胸を熱くしたことは言うまでもありません。映画村における主役は紛れもなく、三玖。その事実は変わらない。

 

 

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舞台裏にあった想い

 

 

でも、その舞台裏にあった「気持ち」をどこまでも情感豊かに、そして主役の「告白」に負けないくらい魅力的に描いてくれた事が、本当に心の底から嬉しかったんですよ。

 

同じ人を好きになって、すれ違って、喧嘩をして。そんな過程があったからこそ、たどり着くことの出来た”答え”がある。お互いの”想い”、お互いの”本気”をぶつけ合った彼女たちはこれから一体どんな「未来」を歩んでいくのか。今回はそんなところも踏まえながら、お話を振り返っていきましょう。

 

 

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 第85話:シスターズウォー 七回戦(裏)

 

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舞台裏の一花さん

というわけで今週は、三玖とフータローのデートを”裏”で支える一花さんのシーンから。

 

前回のお話において、一花さんが三玖にコースの交換を申し出ていたことが明かされていましたが、その理由はやはり、これまでに自身がしてしまった行いを償うためでした。

 

まぁ、この点に関しては先週の段階からほぼ間違いないだろうと思える程度には状況が物語っていましたので、展開としては順当も順当ではありますよね。最終的に三玖が無事「告白」を行えている時点で、一花さんに悪意がなかったことは確定的。そういう意味でも、一花さんが三玖のサポートを行っていたんじゃないか、と考えるのは自然な成り行きではありました。

 

 

 

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Eコースに全員集合

 

結局 皆Eコースに集まってしまいましたね...

 

とはいえ、姉妹全員が”自分の判断で”Eコースに来ていた点は、正直少し意外ではありましたね。

 

もちろん、前回の感想でも書いた通り、全員がEコースにいたと解釈をする方が説明がついてしまう状況であったことは間違いなく、一方で、自身の行いに対する償いをしたいと思う一花さんとしては「単独でサポート役」に徹しようと考えるのが正道なんじゃないか...という印象はあったわけなので、今になって思えば、この2つの条件を同時に満たす「偶然の集結」が実現されたのは大いに納得です。

 

フータローと三玖が一緒のコースになっている事を二乃・四葉ちゃん・五月の3人がなぜ知っているのかという点についても共通のスタート場所である「ホテル玄関前」で目撃したからじゃないか...と考えればさほど違和感もありませんし。

 

状況が状況なだけに、三玖とフータローが2人きりであることを知れば、それぞれに思惑はあっても、様子が気になってEコースに集まってしまう気持ちはわからないでもないでしょう。

 

 

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吹き出し2つの真相

 

そして、そういった背景ゆえに、先週の注目ポイントでもあった「二重吹き出しが見事に成立したわけですね。

 

示し合わせたわけでもないのに、偶然、同じ掛け声が被ったことも姉妹の絆を感じさせるポイントの一つ。春場先生も「今回の話を作ってから前回の話を作りました」と巻末でコメントを残されていましたが、(表)と(裏)の2回に分け、視点を変えてお話を繋げる手法は本当に面白い試みだったなと思います。

 

 

深まる絆とシスターズウォーの終焉

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二乃の想い

 

また、今週非常に印象深く描かれていたのが、「三玖のサポート」という役割を担う過程で、二乃の中に切ない嫉妬心が芽生えていった点。本当にこれがもう最高にグッとくる展開でした。

 

もちろん、彼女が三玖の「告白」を見守ろうと思い立ってEコースにやってきたことは間違いありません。実際に「戦国武将の着付け体験」を呼びかけたり、前田&武田くんペアを2人から引き離したりしていることからもそれは明らか。そこには確かに、妹を愛する誇り高き姉の姿が見て取れるわけです。

 

 

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止まらない気持ち

 

でも、それでもやっぱり、フータローが三玖と「お似合いのカップル」のように良い雰囲気で楽しんでいる様子を間近で見てしまえば、当然二乃にも込み上げてくるものがあるわけじゃないですか。

 

だって、二乃もまたフータローのことが好きで好きで大好きなんですから。恋をしている者であれば誰もが抱く、誰にも譲りたくないという強い気持ち。

 

不安や切なさで、居ても立っても居られなくなってしまうような、そんな人間らしい気持ちは、二乃の中にだって間違いなくあるはずなのです。思わず駆け出し、フータローの背中に飛び付く二乃の姿はまさに「恋する乙女」そのものでしたよね。

 

 

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二乃が気付いたもの

 

そして、そんな自身の中に渦巻く制御できない感情の存在に気付くことが出来たからこそ、今まで以上に二乃は一花さんの事を知ることができ、また、彼女が抱く想いの強さを理解することができたわけですよね。

 

確かにやり方はたくさん間違えてしまったかもしれない。

 

でも、その胸に抱いている「フータローが好き」という気持ちは、一花さんも二乃も三玖も決して変わりません。それはみんな同じ。ゆえに、二乃と三玖だけではなく、三玖の応援にばかり目を向けてしまったと自省する四葉ちゃんをも含めて、三人が一花さんへと謝り、一花さんもまた自身の行いを今一度省みる、そんな素敵な着地を僕らは美しく感じられるのでしょう。

 

 

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シスターズウォーの終焉

抜け駆け 足の引っ張り合い

この争いにはなんの意味もない

私たちは敵じゃないんだね

 

そういう意味でも、彼女達がすれ違い、衝突し合った経験は決して無駄にはならず、彼女達の絆をより強固に繋いでくれるものであると確信できる幕引きになってくれたことは本当に素晴らしかったなと。

 

私たちならきっと、争い傷付けあうのではなく、大好きな人への想いを大好きだと語り合える、そういう姉妹になれる。だからこそ、「最後なんて言わないで」もっともっと一緒に成長していきたいと思える。そんな、「五人で一人前を目指して」もう一度スタートを切った彼女達の将来に全力で期待したいですね。

 

 

五年前の真実と写真の子

 

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五年前の真実

きっとあの時間があったから 君を好きになったんだ

 

そして、今週最大のトピックスはもちろん、一花さんが五年前にフータローと出会っていた事が確定した点でしょう。

 

自分も含め、わりと予想自体はされていた展開だったんじゃないかとも思いますが、それでも「確定した」というのは大きい。もう完全に推測の話ではなくなったのですから。やっぱり、一花さんのあの時の言葉は「嘘」ではなかったわけですね.....。

 

 

 

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林間学校(25話)

 

しかも、林間学校の肝試し(25話)で金髪のフータローを見た時にこの事実に気付いていたということは、それ以降ずっと”五年前の大切な思い出”を認識しながら、彼女はフータローと接していたということになるわけで.....。

 

「きっとあの時間があったから君を好きになったんだ」の台詞からもわかる通り、これは間違いなく一花さんにとっての”初恋”で、かつ、大切な思い出と五年分の想いが乗っかっている「恋」なわけですよね。

 

であればこそ、その想いを信じてもらえずに「嘘」だと誤認されてしまった83話のやり取りが、彼女にとって相当に苦しいものであっただろうことが伺えてとても切なくなってくる。林間学校の時も家族旅行の時も修学旅行の時も。一花さんはフータローを想って泣いてしまうことが多い子なので、本当にもらい泣きしそうになります。

 

 

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写真の子は別にいる

今日ね!

すっごく面白い男の子に会ったんだ!

 

しかし一方で、”過去”を紐解くという視点で見ると、フータローと写真を一緒に撮り、お守りを5つ買った、「写真の子」本人の方にストーリーの焦点が寄せられていくだろうことはもう道理も道理なんですよね。

 

最終的に「五つ子の内の何人がフータローと過去に接点を持っていたのか」は未だ不明なままですが、状況的にはおそらく、トランプで遊んだ一花さんは2番目。

 

もちろん、京都における過去の出会いが2日以上に分かれていたと判明すれば、第66話で一花さんと四葉ちゃんが話していた内容にも説明がつくわけですから、四葉ちゃん=写真の子、一花さん=翌日に仲良く喋っていた子(バイバイした子)」と解釈をすることもできそうですが、現状描かれている範囲だと、2日目にも出会っていた説はまだまだ推測の域を出ないとも思っているので、今はまだ保留としかいいようがないのかなぁ...と。

 

担任の先生が迎えに来た日(1日目)と中野父が見送ってくれた日(2日目)が別と考えることも出来ますけど、仮に同じ日の出来事であっても全く違和感はありませんし....。

 

 

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四葉ちゃんの心中やいかに...?

 

まぁ、それでも先日Twitterで書いた通り、一花さんが過去に出会っていたこと四葉ちゃん=写真の子」説を更に補強する要素なんだろうなぁとは個人的に思っていますけどね。

 

何度か書いてますが、五月に「お守りを買ったのか...貰ったのか...」の記憶がないというのはやっぱり極めて致命的な疑問点ですし、「すっごく面白い男の子に出会ったんだ!」というセリフからしても、一緒に写真を撮ったりお守りを買ったりした男の子とのエピソードを簡単に忘れたりはしないと思うので。個人的にはそんな印象を抱いた回でした。

 

 

 ......というわけで、今週の感想をまとめると、

 

 

零奈(=五月)の認識は...?

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五月の胸中やいかに...?

 

ここからの五月(=零奈)の活躍に注目したい!ってことですよ。

 

今回なんてもう完全に「セクシー下着」要員でしかなく、それ以外はもうほとんど蚊帳の外にいるマスコットみたいな立ち位置でしたので、そろそろ意味深に引っ張り続けてきた「五月(=零奈)の思惑」についても明かされてほしいところ。

 

おそらく、来週は京都編ラストのお話になるのでしょうし、告白の返答(三玖)が気になるのはもちろん、盗撮の件(風太郎から姉妹達への誕生日プレゼント?)と写真の子関係(四葉ちゃんと五月絡み?)でも何かしらのサプライズがある予感ですね。一週間後が今から本当に楽しみです!

 

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『五等分の花嫁』/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。