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『五等分の花嫁』82話 感想、諦めたくない”好き”がある!二乃と三玖の関係性に胸が熱くなった話をしよう!

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五等分の花嫁 82話「シスターズウォー五回戦」 感想

五等分の花嫁 最新話 感想 ネタバレ注意

 

今週の『五等分の花嫁』を読了。

 

率直に言って、全力で「二乃~!!!」と叫びたくなってしまう回でしたね。二乃と三玖の関係性がひたすらに愛おしくなってくる。「七つのさよなら」編大好きっ子の僕としては本当に胸が熱くなる展開でした。

 

そして、これは今回のお話を読んで改めて感じたことですが、学園ラブコメの主人公やヒロイン達に対して僕ら読者が求めているものって、やはりどこまでいっても「物語を通して成長していく彼・彼女達の姿」なんですよね。

 

最初から完璧な子なんていない。そもそも求められてさえいないでしょう。壁にぶつかって、現実に躓いて。そんな状況からどうハードルを越えていくのか。どう「成長」を遂げていくのか。そこにその子自身のパーソナリティが表れ、物語が生まれていく。

 

 

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一花さん(=偽三玖)の進む先には....

 

ゆえに、道を見失ったまま立ち止まれなくなっている一花さんもまた、現在進行形で自分の殻を破ろうとしている真っ最中なんだと個人的には思ってます。

 

もちろん、彼女の「嘘」が誰かを傷付けてしまう類のものである以上、その過ちを不用意に軽んじることは出来ませんけれど、しかし、それでも、間違えに間違え抜いた人にしか見つけることの出来ない景色だって間違いなくあるはずなんですから。

 

一花さん、二乃、三玖。三人のヒロイン達の姿を通して、「好き」という感情に向き合う苦しさを多面的に描いていく「シスターズウォー編」。四葉ちゃんや五月の想いも含め、この長編の最後には果たしてどんな展開が待っているのでしょうか。今回はそんなことを考えながらお話を振り返っていきたいと思います。

 

 

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第82話:シスターズウォー 五回戦

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二乃と三玖

 

さて、波乱が波乱を呼ぶ修学旅行編もいよいよ2日目に突入と相成ったわけですが、今週のお話の基軸となっているのは、やはり二乃と三玖のやり取りでしょう。

 

初日のハプニングで沈み込んでいる三玖の元を訪れ、「私がフー君をもらってく それでいいわね」とそう宣言をしてみせる二乃。

 

なんというか、本当に彼女らしいですよね。慰めるのではなく、発破をかける。あくまでも自身の戦意を示すことで三玖の中に眠る意志を引きだそうとしているのです。だから、二乃は決して憐れみの言葉を口にしない。この場で「言いたいことを」偽りなく語る事が、三玖を”恋のライバル”として認識している事の証にもなっているからです。こういう点にも中野二乃という女の子のフェアな在り方が実に巧く表現されていますよね。

 

 

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公平に戦うこと

 

公平に戦うことがこんなに怖いなんて

思わなかった

 

しかし、それでもなお、三玖は戦場に立つ勇気を持てずにいました。

 

絶対に諦めたくない。そう強く思いながらも、自分では一花さんや二乃には勝てないという気持ちを未だに抱え続けている三玖。

 

無論、これまでの彼女の視点で見れば、今の状況でこういう心情になってしまうのも理解は出来ます。そもそも、自分に「自信」が持てなかったからこそ、彼女はフータローに好きになってもらえる自分に変わろうと努力をしてきたわけですから。パン作りに励んでいたのだって言うまでもなくそのため。

 

それなのに、その目標を達成できぬまま、フータローに気持ちを知られてしまった....。どころか、一花さんや二乃がフータローを振り向かせようと”本気になって”動きだしているのです。嫌でも「競争」を意識させられてしまう状況にある。三玖にとっては非常に苦しい事態でしょう。

 

 

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先延ばし

 

とはいえ、今の現状を生み出している一番の原因が、(彼女自身がそう認識している通り)、やはり「自分に自信を持てない」三玖本人にある事もまた事実なんですよね。

 

もちろん、フータローに好きになってもらえる自分を目指す、という彼女のスタンス自体が間違っているとは思いませんけれど、さりとて、それを「先延ばしの口実」として免罪符にしてしまっているのは、誰のせいでもなく、彼女自身の問題に他なりません。

 

「テストで一番になったら」「美味しいパンが焼けたら」。そういう目標を持つのは確かにとても大切なこと。しかし、キッカケを拠り所にしなくたって、三玖には三玖だけの”スペシャリティ”があったはず。一花さんや二乃にだって負けない「20点」を彼女も間違いなく持っているはずなのです。

 

 

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二乃が照らし出す三玖の可能性

 

あんたも可愛いに決まってんじゃん!

 

だからこそ二乃は、自信を喪失している三玖にその想いを伝えたかったわけですよね。

 

だって、あの日その想いを二乃に語ってくれたのは、他でもなく三玖だったんですから...。紅茶と緑茶にそれぞれの魅力があるように、二乃は三玖をどこまでも「対等」なライバルとしてとらえている。そして、そのうえで「紅茶の魅力を証明したい」のだと彼女は願っているのです。わざわざ三玖にこんな事を言いに来ているのが何よりもその証拠。本当にこの子達の関係性を見ていると、心打たれるものがありますよね...。

 

ゆえに、二乃の気持ちに応える意味でも、二乃に出来ることは三玖にだって出来るんだ、という三玖の強い姿を今度こそ見せて欲しいなと思わずにはいられません。ここから三玖が立ち上がれるのかどうか、来週以降の展開を心から楽しみにしております。

 

 

五月の真意と四葉ちゃんの認識

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五月と四葉ちゃん

 

 

一方で、四葉ちゃんと五月にまつわる一連のシーンもやはり今週の見逃せない点ですよね。

 

というより、もう現状の五月はどんな行動をしても意味深でしかないのが非常に面白くて、個人的には良い意味で興味が尽きません。

 

フータローに過去の事を思い出して欲しい...。その目的で動いていることはもう誰の目から見ても明らかなのに、その先の真意が未だに見えてこないという異様なまでの不思議ちゃんぶり。単に、自分の「隠しごと」 を打ち明けたくてアクションを起こしているのか、はたまた”誰か”の為の行動なのか。どちらの可能性も普通にありえてしまうから困りもの。

 

 

 

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五月の真意は?

 

しかし、今週の描写を見ると、四葉ちゃんの為に動いている説に、やや疑問が生まれたんじゃないかなという風にも考えられます。

 

仮に「写真の子」である四葉ちゃんをサポートするために五月があれこれ動いているのだとしたら、四葉ちゃんにシャッター係を頼み、自身がフータローとツーショットを撮ろうとするのは中々に違和感がありますし....。

 

普通に考えれば逆でしょう。自身の正体ではなく「写真の子=四葉ちゃん」に気付いてほしいなら、四葉ちゃんとフータローを並ばせて写真を撮る方が明らかに理に適ってますからね。四葉ちゃんに勘付かれないための配慮という線もあるのでまだ何とも言えませんが、些か不思議な点ではあるのかなと。

 

 

 

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四葉ちゃんの認識は...?

 

五月...何か”私に”隠してる?

 

ただ、四葉ちゃんも四葉ちゃんで、五月の行動に何か思うところがあるような雰囲気を匂わせていたりもするのですよね.....。

 

「私に」という部分に表記以上の意味を見出だすなら、四葉ちゃんと五月の間には既に何かしらの情報や認識が共有されていて、そこから逸脱した行動を五月が取っているために「私に何か隠してる?」と四葉ちゃんは言ったんじゃないか、と考えることも一応不可能ではありませんので。

 

それに、現状五月が「シスターズウォー」 (=恋愛絡み) 的な意味で動いているようには見えない以上、自身の「隠しごと」を打ち明けたい...という目的を越えた範囲の動機で動いているなら、それはもうやはり誰かのため (=四葉ちゃんのためが濃厚) 以外にはありえなくなってくるわけですし....。

 

 

 

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御守りと過去の思い出

 

まぁ、フータローもついに御守り関係で何らかの気付きを得たようですから、仮に正体が誰であれ「写真の子」および「零奈」関係には、ここできっちり決着が着くのでしょう。

 

そして、仮初めの姿ではなく、「写真の子」が正真正銘自分の姿でフータローの前に正体を見せた時、果たして彼はどんな想いを抱くのか...。感謝の気持ちを伝えることで未練を晴らす展開がやはり一つの王道なのかなとは思いつつ、混戦している「恋物語」に絡んできたりしたらそれはそれで楽しいのかもしれませんね。

 

......というわけで、今週の感想をまとめると、

 

 

 

一花さんの決断と写真が意味するもの

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偽三玖として動く一花さん

来週の一花さん (=偽三玖) がどうなってしまうのか、心配過ぎてハラハラが止まりません!ってことですよ。

 

一つの嘘を隠すために、更に嘘を重ねていく...という悪循環から抜け出せずにいる一花さん。しかし、その道の先に勝機はありません。仮面を被って誰かを演じても、もう面は割れている。ここまできて、フータローが気付いてないわけないですから。ゆえに、たとえどんな策を講じても、彼女の計略はまず間違いなく失敗に終わるのでしょう。

 

 

 

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暗雲低迷でも...

 

とはいえ、一花さんが写真をどう利用するのかは、純粋に興味がありますね。

 

実際のところ、彼女の目的は「三玖がフータローに好意を寄せている」という事実を何とかして誤魔化すことにあるので、順当に考えれば、「一花さん=写真の子」だと語った上で、三玖のスタンスを再び「応援」と位置付ける...みたいな方向性しかなさそうな気もしますが、いずれにせよ、一花さんが持てる全ての策を出しきって完全にまっさらな状態に戻ってくれたらいいなと。

 

「暗雲低迷でも雲外蒼天」。当ブログは一花さんの今後のご活躍を全力で期待しております!

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『五等分の花嫁』/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。