『五等分の花嫁』感想、五つ子ヒロインとのラブコメ!一花さんがかわいすぎる話をしよう!
マガジンで連載中の『五等分の花嫁』を2巻まで読了。連載でも読んでいるんですけど、ここ最近の展開はめちゃくちゃ面白いですね。全国のラブコメスキーな読者にはとてつもなく刺さりまくる最高に期待大な作品だと思います。
ラブコメ漫画として非常にクオリティが高く、まだ2巻までしか出ていないのですが、間違いなく傑作と言える部類の作品でしょう。設定の目新しさとは相反して、とても王道にラブコメしているのがいいんですよね...。
それに、どんどん面白さが加速していくタイプの作品なので、毎週続きが気になって仕方がないんですよ。いやー本当に『五等分の花嫁』は最高ですなぁ...。
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五つ子ヒロインとのラブコメ!
本作の特徴はズバリ、ヒロインたちが五つ子の姉妹という点です。
長女の一花さん、次女の二乃、三女の三玖、四女の四葉ちゃん、末っ子の五月。父の借金返済の為に貧乏な暮らしを送る主人公の風太郎が引き受けた家庭教師のアルバイト先の生徒たちが、この五つ子の美少女姉妹でした。
えぇ...もはや、清々しいくらいにハッピーな設定に思わず頬が緩んでしまうじゃありませんか...。ヒロインが五つ子美少女というのは、昨今のハーレム系ラブコメの中でも間違いなく最上級に幸せを盛りまくった設定と言えますよね。
作者の春場ねぎ先生から「かわいいヒロインなら何人いたってかまわない!」という強い意気込みを感じます。まったく、僕らがそんな単純なエサに釣られると思ったら大正解ですよ...!
しかし、このヒロインたちはそれぞれに問題を抱える一癖も二癖もある問題児たちでありました。家庭教師の道は前途多難。勉強を教えるどころか、そもそもまともにフータローの話を聞いてくれる娘の方が少ないというありさま。
ゆえに、信頼を勝ち取るためにフータローが一人一人と交流を図っていくというのがこの作品の基本ストーリーになるのですが、”仕事だから”と言いながらも、彼女たちの悩みに触れるたびにフータローが親身になって奮闘していく様は、男性視点で見ても全く嫌みがなく、読んでいてとても好感が持てるのがこの作品の特筆すべき点とも言えるのでしょう。
「ヒロインが主人公に惹かれる理由に説得力があるラブコメ漫画は名作」というのが持論ではありますが、この作品はまさに名作ラブコメになりうる作品だと断言できますね。昨今のラブコメ主人公の中でも教科書に載せたいレベルでカッコイイ主人公だなと思います。
花嫁は誰だ!
また、この作品の大きなポイントとして、1話の導入で主人公が5つ子の中の誰かと結婚する結末を先に明示している点も見逃せません。非常に上手い導入だなと感心させられてしまいました。
本編では高校時代の出会いからラブがコメる様子を描いていくわけですけど、彼・彼女たちが成長し、いつかは結婚ENDを迎えるという事実を読者がわかった上でストーリーが進んでいくというのはラブコメ漫画としては非常に斬新な手法ですよね。
1話で結末を描いても、上手い具合に誰と結ばれるか分からないようになっているのは、似た容姿の五つ子がヒロインだからこそ出来る大技でもありますし。
で、こういう描かれ方がされるということは、5人のうち誰が花嫁になるのか!が焦点になってくるわけですけど、やっぱり大本命は末っ子の五月なのでしょうか。
作中時間軸において、主人公が初めて出会う、いわゆるファーストコンタクトを取ったヒロインでもある末っ子の五月。
しかも、フータローとの出会い方は最悪で、ツンツンした状態から始まるときたものです。もはや、役満レベルにメインヒロイン要素が詰まったヒロインとも見て取れる。この手のラブコメ漫画ではマイナススタートはそれ自体がもうフラグですからね。これだけ条件が揃っていれば、花嫁候補筆頭と言われるのも無理ないことでしょう。
だが、少し待ってほしい。それではあまりにも安易ではないでしょうか。だって、この作品におけるメインヒロインとはすなわち将来の結婚相手ですよ?(そこ?)
最初に出会ったヒロインだからという理由だけで、メインヒロインだと断定してしまうのはあまりにも早計だと言わざるを得ません。危険である。
ここは一旦、落ち着こう。決めるのは将来の「花嫁」です。「恋人」ではありません。ゆえに早まってはいけない。冷静に各ヒロインとの出会い、第一印象を分析していこうじゃありませんか。
一花:掴みどころのない自然体少女。お姉さん。
二乃:お嬢様系乙女少女。女子力が高い。
三玖:不思議で寡黙な少女。天然。四葉:元気一杯で心優しき少女。味方。
五月:真面目系少女。敬語。
うむ......。やはり、五月を即花嫁と断定してしまうには他のヒロイン達の魅力があまりにも強すぎる....!確かに物語のファーストヒロインは五月かもしれませんが、五人それぞれが、きちんとオンリーワンの個性を持っている点が本作の素晴らしいところだなと思えます。
しかも、「最初」という部分にこだわるなら、作中時間軸で一番最初に主人公を好きになる三玖の可能性を切り捨てるのは問題外でしょう。なにを隠そう、デレる三玖のかわいさときたら最高にニヤニヤ出来ますからね!
三玖の個別回はニヤニヤの宝庫です。もはや、かわいすぎて頭がおかしくなりそうでしたよ...。ページを開くたびにニヤニヤメーターが振り切れる破壊力。かわいいは正義。つまり、将来の結婚相手という図式が成り立つというワケ。(ガバガバ理論)
というか、これはもう初期だけのストーリーで言えば、三玖から漂う「花嫁色の覇気」が圧倒的過ぎる!とまで思えてしまう破壊力でした。理想の花嫁に求められる必須の感情「主人公を慕う気持ち」。三玖はこれを一番兼ね備えている。だから可愛い!まさに序盤は三玖の独壇場と言っても過言ではありませんでしたよね。
というわけで、花嫁は三玖に決定!
・・・と思っていた時期が僕にもありました。
一花さんがかわいすぎる問題!
圧倒的なまでの三玖一強体制だったヒロイン戦線に、突如として"異変"が起こったのです。そう、一花さんの戦闘力が急激に上昇してきたのでした。え、なにこれ。一花さんハイパーかわいすぎるんですが...。
これまではあまり花嫁オーラを漂わせていなかったのに、一気に特大ホームランを放ってきて驚愕を禁じえません。圧倒的じゃないか!一花さんの花嫁力は!乙女パワーを解放した一花さんの桁違いの可愛さは、三玖の可愛さにも全く引けを取ってません!
線香花火をフータローに見立て、その花火を三玖へと譲る一花さん。そこから「頑張ったね」+膝枕のコンボです。破壊力が半端じゃありませんよ...。一撃で花嫁戦線の趨勢が大変なことになりました。花嫁を選ぶとかもはやそんな次元の話じゃない。こちらから言わせて頂きましょう。
一花さん結婚してください!(土下座)
今週の一花さんが圧倒的過ぎる件!
なんなんですか...この可愛さは...
林間学校編まで来ると、更に一花さんのかわいさが大変なことになっていました。お姉さん×乙女の奇跡的相性(マリアージュ)!!読者にとって、これは最高の組み合わせ!結果、頬が緩む!
林間学校のキャンプファイヤーでフータローと踊ることになった一花さんが、フータローに「(踊るの)やめるか」と言われ、涙を流す。もはや、呼吸困難になるかと思うくらいに凄まじい衝撃が走りましたが、そこから最高の笑顔で「その代り 今踊ろう」ですからね。「今夜は二人だけのキャンプファイヤーだよ」です。もうね、あまりの可愛さに言葉が出てこなくなってくるレベルじゃないですか....。
あぁ、やっぱり花嫁は一花さんでいいのかもしれない...。僕内部では、もう一花さんとフータローが幸せな家庭を築くビジョンが見えてきてしまっている....。ホント、一花さんが可愛すぎる...。
まぁ、唯一残念な点を申し上げるなら、一花さんは三玖に遠慮して、一歩引いてしまっているところでしょうか。長女として均衡を保つ、いわゆるバランサー的な役割を担おうと自制してしまっている節がある。「長女」という立場が自分の感情に蓋をしてしまうんですね。
でも、それでも、走り出したその恋心は止まりません。ついに、恋する乙女のみが発する甘酸っぱい青春の音が一花さんから鳴り響いてしまうのです。
もはや、読んでいて恥ずかしくなってくるくらいに青春まっしぐら過ぎて、危うく成仏するところでした。言語中枢が破壊されるレベルで悶えます。もう....オラ...幸せだ...しか言えない。(遺言)
大変、盛り上がって参りました!
最近は一花さん株が僕の中で急上昇しまくりですよ。何話連続で神回やれば気がすむんだ・・・と。もうここ最近の展開がおもしろすぎて、本当に毎週続きが気になってしまう。読み終わるのが寂しいと感じる漫画なので間違いなく傑作でしょう。
人は、我慢すればするほど思いが大きくなってしまうもの。感情はそういう風に出来ているんです。だから、一花さんには止まらないでほしい。そのまま、自覚した"恋"にまっすぐ突き進んでほしい。幸せになってほしい。『五等分の花嫁』、これからの展開が見逃せない期待大のラブコメ漫画です!
今回の結論:花嫁は一花さん!(勝手に決定)