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『五等分の花嫁』68話 感想、未来の僕らは知っている!”キス”と”零奈”と”花嫁”について考察してみよう!

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五等分の花嫁 68話 「スクランブルエッグ⑧」 感想

五等分の花嫁 最新話 感想 ネタバレ注意

 

今週の『五等分の花嫁』を読みました。

 

色々と凄まじいですね。情報があまりにも多すぎて、ホント、何から書いていけばよいのやら...。「表紙&センターカラー&増ページ」という特別仕様の回であることは事前にわかっていたことなので、それなりの心構えをしていたはずなんですけど、いやー、もう興奮し過ぎて頭ん中が大変なことになってます。新年一発目からやってくれますな、春場先生は...!

 

まず、センターカラーに8巻の表紙を持ってくるというのが予想外。しかも、ドレスを着た二乃が可愛すぎるうえに、この表情ときたものです。もはや、フータローが食べられちゃわないか心配になるレベル。この一枚絵を永遠と眺めていたら、表紙に合わせて二乃がキスをしたんじゃないの?と変なメタ読みをさせられそうになる魔力さえありますよ...。個人的にはそれくらい破壊力に満ちた表紙だったと思うなぁ......。

 

 

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キスの相手は誰なのか...?

 

とはいえ、真面目なお話、今回の”誓いのキス”にまつわる顛末は、非常に色々な可能性を考えさせられる展開になっていましたよね。

 

勿論、結果だけを見れば、とても王道な締め方ではありました。61話の感想でも書いた通り、今回の舞台背景を鑑みても、「全員が五月の姿をした状態で誰だかわからないままにキスが行われる」という結末は、まさに定石そのもの。これ自体は、きっと誰しもが予想の範囲内だったと感じたことでありましょう。

 

でも、僕はそれでいいと思ってます。だって、今回の物語はどこまでも「フータローの”愛”」をテーマにしてきたわけですから。家族旅行をきっかけに、フータローが五つ子たちのことを意識し、やがて「特別な感情」(=”恋愛”と”親愛”)を芽生えさせていくことになる。この一本軸を引く事こそが、今章における最大の肝だったわけですよ。

 

ゆえに、ここで変に奇をてらう必要はありません。むしろ、自分にとって特別な人は誰なのか、ここをスタートにして、他でもない、フータロー自身がこれからその気持ちに気づいていく(=”愛”を持ってその正体を紐解いていく)んだという構図に昇華させてみせたのは、次の展開にも繋がる、とても見事なストーリーメイキングであったと言えるのではないでしょうか。今回はそんなことを踏まえながら、お話を振り返って参りましょう。

 

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 ”誓いのキス”と”未来の花嫁”!

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未来の花嫁

というわけで、今回は「未来の結婚式」において、フータローと花嫁が誓いを立てるシーンから物語が展開されておりました。

 

まぁ、色々と気になる点(指輪のくだりは五つ子ゲームの伏線かな?)の多い内容ではありましたが、しかし何と言っても、今週最大の焦点になっているのは、フータローと”誓いのキス”を交わしたヒロインが一体誰であったのかという所でしょう。作品の根幹にも関わる部分なわけですから、ここが一番のトピックであることは間違いありませんよね。

 

①『誓いの鐘』の下でキスを交わしたヒロインと未来の花嫁は同一人物である

②未来の花嫁は、現時点(68話の時点)でフータローに恋愛感情を持ったヒロインである

 

で、今週のストーリーを踏まえると、まず初めに、上記の①と②が前提条件として挙げられると言って良いでしょうか。①については「五年前のあの日 二人は既に──」というセリフで示されている通りですし、②に関しても、今回のキスは明確にヒロイン側から意思を持って行われているわけですから。キスをされたフータローの反応を見ても、これは明らかというもの。

 

 

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一体誰なのか...?

 

では、この条件に一致するヒロインは一体全体誰なのか。

 

そういう風に見ていくと、やはり、ここまでの物語で明確にフータローへの好意を示してきた「一花さん・二乃・三玖」の3人が有力な候補のように思えますよね。裏を読まず普通に考えれば、この3人の内の誰かと考えていくのが自然。これまでの五つ子たちの恋愛事情をフラットに捉えた場合、この印象は多くの人が抱くものでしょう。

 

しかし、この状況はそう単純なものでもありません。何よりも、本人の姿ではなく五月の姿」でキスをしているという点からしてもう普通の状況とは言い難い。つまり、このまま最終話近くまで花嫁を特定させない展開でいくならば、今回キスをした本人は、その事実を、フータローへ隠したまま(+作品的には読者に悟らせないままという意味でもある)の状態が最後の最後まで続いていくことになるのです。

 

であるならば、当然、なぜフータローに打ち明けないのかという疑問符が論点として浮かび上がってくるわけですよ。特に「なりふり構っていられない」や「五月の姿じゃ(キスの)効果が見込めないかも」と攻め気な姿勢を匂わせていた二乃が、自身の正体を隠す明確な理由なんてあるのかなと。

 

なんせ、そもそも既に告白をしていて、自身の恋愛感情を直接フータローへ曝け出しているんですから。なのに、ここで正体を隠す(まだ100%隠したままにすると決まったわけではありませんが...)というのは、ちょっと不思議な気もしてしまいます。

 

 

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三玖の想い

 

私は私を好きになってもらえる

何かを探すんだ

 

また、三玖と一花さんについても、上記のセリフを共有し合った後という観点で見ると、文脈としてやや違和感がある流れなのではないかという印象もなくはないんですよね。

 

前話で「自分」を見つけてもらえたことによって自信を取り戻し、折角「私を」という部分を強調してあげられるようになったのに、再び「五月の姿のまま」ジンクス達成を成し遂げるという方向に向かうものなのかどうか。そして、もしそうなら、その事実を自分の内側に秘めたままにする理由は何故なのか。そう捉えてしまえば、全く疑問の余地がないわけでもないでしょう。

 

 

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胸中やいかに...?

 

とはいえ、あの場は咄嗟の状況であり、「五月の姿」でないといけなかったという事情はあったでしょうし、結果として「押し倒してキスをしてしまった」という構図になってしまっているので、恥ずかしくてなかなか打ち明けることが出来ないでいるのでは...?という風に解釈することは可能だと思います。そういう意味では、3人ともに可能性があることは間違いない。

 

でも、個人的印象としては、今度こそ「五月」本人である(次点で四葉ちゃん)という可能性はそれなりに高いんじゃないかと思ってます。そう感じる理由について少し掘り下げていきましょうか。

 

 

 秘めた想いと”零奈”について!

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四葉ちゃんと五月

まず、前提条件に従って、四葉ちゃんや五月が「キスの主=未来の花嫁」候補であると仮定した場合、無論、彼女たちも現時点でフータローに対して、恋愛感情を抱いていることになりますよね。

 

ただ、2人ともそんな素振りを今まで(少なくとも読者やフータローにわかるようには)見せてはこなかった。特に、五月。むしろ、彼女は三玖の恋心に気付いていなかったり、フータローに「友達」宣言をしたりと、家族旅行編を振り返っただけでも、露骨過ぎるほどに矛盾点ばかりが目立ちます。だからこそ、違和感が強く残ってしまうわけですね。

 

しかし、ここで個人的に疑問なのは、もし現時点での五月や四葉ちゃんに、恋愛感情がない場合、ここから先のお話で、2人が新たに、フータローへ恋心を募らせていくような展開を描こうとしても、「この時点で好きじゃなかったんだから花嫁じゃないよね」、というメタ論理が成り立ってしまうところなんですよ。

 

正直、こういうメタ読み自体はあまり好みではないのですが、でもこの展開を描いた以上、どうしたってこの問題が避けて通れない壁として立ちはだかってくるんですね。

 

 

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五月の意味深なセリフ

 

そう考えると、やっぱり、五月たちも「実は...」という感情や事情を現段階でも少なからず抱いているんじゃないのかなと。

 

ほっぺキス事件こそあったものの、好きでもないのに義理や感謝で「本気のキス」をするような子たちでもないでしょうし。これは、仮に花嫁が誰であっても同じこと。

 

それでいて、姉妹間の恋愛事情に対してオープンなスタンスをある程度確立するに至った3人の姉たちに比べ、五月と四葉ちゃんは、今回の一件に関しては、今まで通り「隠し事」として、表面上何事もなく振る舞ってみせたとしても不思議はない。そういう風に解釈することも、まぁ出来るわけですよね。

 

 

 

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零奈について

孫たちはわしの最後の希望だ

零奈を喪った今となってはな

 

また、「花嫁」問題に絡めて、今回とても気になったのが、お祖父ちゃんが語ったこのセリフ。

 

察するに、五月たちのお母さんの名前が「零奈」だったということがほぼ確定したわけですが、この事実を知ったフータローは一体、どう思ったのでしょうか。「五年前の京都」「彼女たちの母の名前が零奈だったという事実」。この2つを結び付ければ、五つ子たちの中に零奈がいると推測することは、さほど難しいことでもないですよね。

 

もちろん、零奈は「過去」の象徴として、きちんとさよならを告げた存在です。でも、もし五つ子たちの中に零奈がいるとフータローが気付いてしまったなら...。それはもう彼の視点では、零奈を「過去」の存在と位置づけることは難しいのではないでしょうか。だって、五つ子たちは「今」を共にしている存在なんですから。その中に、零奈がいる。しかも、もしかしたら、その子とキスをしてしまった可能性もある。

 

そんな背景を考えると、やはり「零奈」という存在は、今後の展開においてもキーマンになってくるのでしょう。ここまでの展開的にやや違和感は残りますが、「零奈=母の名前」であるのなら、かつて母親代わりを目指していた五月が、「零奈」(=”隠し事”の真意)を名乗ったという図式もありえなくはないと思いますし。

 

とは言え、あくまでも僕個人の印象では四葉ちゃん=零奈」「五月=未来の花嫁」として、フータローに対し、どちらも「秘めた想いを募らせていた」という形(ここに関しては後々裏付けとなるストーリーが欲しい所でありますが...)になるのではないかと思ってます。

 

そうして、2人も今後の恋愛模様に絡んでいくんじゃないかなと。そうでないと、彼女たちの恋が描かれる前に、花嫁候補が決まってしまったことになりますので。まぁ、それぞれ色々な可能性を考えてみると、面白いのかもしれませんね!

 

 

というわけで、今週の感想を総括すると...、

 

 

 三玖と一花さんの笑顔が熱い!

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最高の笑顔

 

今週の一花さん&三玖のやり取りが最高に素晴らしかったなってことですよ!

 

そう、31話の時も60話の時も、繰り返し三玖は「(一花には)負けない」と語っていたわけですから。でも、これまでの一花さんはその言葉に向き合うことが出来ないでいました。

 

そんな2人が、やっとここまで辿り着いたんだなと。自分の気持ちを押し殺し、「お姉さん」として三玖に肩入れするのはもうやめる。同じ人を好きになったライバルとしてこれからは「公平」な目線で立ち向かっていく。

 

きっと、目を逸らすことなく、笑顔で「負けない」と視線を交わし合った2人の姿がその証明でもあるのでしょう。ようやくこの2人は、本当の意味で同じ土俵に立てたんですね。

 

今週はそんな一花さん達の姿が大変熱い回でした。来週はまた新章が始まっていくのかな。今後、零奈問題がどう展開されていくのかにも注目です!

 

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 ※本記事にて掲載されている情報物は「『五等分の花嫁』/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。