『五等分の花嫁』人気投票結果 感想、それぞれに魅力がある!今こそ振り返る中野二乃の軌跡!
『五等分の花嫁』人気投票について
五等分の花嫁 最新話 感想 ネタバレ注意
先日実施された『五等分の花嫁』の人気投票結果が今週の巻頭カラーにてついに発表されました。
投票数は公開されている7位までで7353票。ここで5のゾロ目が揃わなかったのが実に惜しい...!とツッコミを入れたくなる気もしますが、実際、応募券付きでこれだけの投票が集まったのは凄いことですよね。きっと、アニメ放送中に行っていれば更に票数は伸びていたことでしょう。
まぁ、人気投票ってやっぱり盛り上がります。どんなジャンルでも。自分の応援しているヒロインの順位が上位なら嬉しいし、下位なら悲しい。時には盛り上がり過ぎて、燃え上がる人が出てくるほどに。それこそ「僕は笑えているだろうか」状態になる人もいるのかもしれませんね。
でも、人気投票の結果はあくまでもエンタメの一つであって、それ以上でもそれ以下でもないんですよ。もちろん、過去には人気投票の結果が結末に影響を与えた(ように思える)作品もあったかもしれませんが、春場先生がそういう舵取りをするとは...作風的にも考え難いなと。今回の”最後の試験”編も、ある意味で「目先の人気にこだわっていない」のがわかる展開でもありましたから...。
ゆえに、その範囲で盛り上がっていくのが一番なんだろうなぁと個人的には思いますね。さて、幾分前置きが長くなりましたが、以下が人気投票の感想になります!
<最新話の感想>
『五等分の花嫁』第一回人気投票結果発表!
第一位は三玖!
というわけで、きっと読者の大半が予想できていたことでしょうけれど、今回の人気投票第一位は三玖でした。なんというか...あまりにも順当過ぎて、「順当」以外の言葉が出てこなかったくらいですよ...笑。やっぱり、みんな三玖が大好きなんだなぁ......。
1位(2,393票) | 中野三玖 |
2位 (1,403票) | 中野四葉 |
3位(1,235票) | 中野五月 |
4位(1,170票) | 中野一花 |
5位(1,003票) | 中野二乃 |
6位(81票) | 上杉風太郎 |
7位(68票) | 前田 |
そして、それ以降の順位は上記の通り。
三玖の根強い人気はさておき、「2位の四葉ちゃん~5位の二乃」まではさほど大きな票差はないので、きっと読者の中で上手く票が分かれたということなのでしょう。そういう意味では、「それぞれに魅力がある」という作品テーマがきちんと読者に浸透していることがわかる結果とも言えそうです。
とはいえ、この結果を見ていると、人気の順番にはある種の法則があることも分かります。それは単純明快な話、主人公であるフータローとの関り方。一位の三玖にしても、二位の四葉ちゃんにしても、比較的序盤からフータローに対して好意的に接するヒロインとして描かれてきましたよね。
そういう意味では、この2人に人気が集まったのはとても納得がいくなぁ...と。
だって、基本的にラブコメ漫画を読む時って、読者は(特に男性読者ならなおさら)主人公のフータロー視点で読んでしまうものじゃないですか。自分がフータローだったらこうする...みたいに。細かい好みは違っても、こういう感覚は結構誰しもに共通しているものなはず。
ゆえに、主人公には「カッコよさ」を求めてしまうし、時には「不完全な部分」があった方が感情移入も出来る。フータローが読者から絶大な支持を得ているのも、そのバランス感がとても理想的に描かれているからこそでしょう。
その背景を踏まえると、読者の分身でもあるフータローに対して好意的に接してくるヒロインはやっぱり可愛く見えてしまうものです。特に、「フータロー好き好き」猛ラッシュを貫く三玖の可愛さは、「こんなお嫁さんが欲しい!」という人気投票の趣旨にも合致するほど理想のヒロインだと思いますよね。
無論、人気投票が開催されていた期間には、もう既に全員がフータローへの「信頼」を示していましたけど、割とヒロインに対する想い入れって、序盤の印象が強かったりすることも多いので、今回の人気はそこが反映されたのかなぁ...と。ひとまずは、三玖におめでとう!と言いたいですね。
中野二乃は可愛い!これからの彼女たちの魅力溢れる成長に期待!
しかしながら、人気投票でわかるのは、あくまでも「これまで」の結果です。当然「過去」も重要なファクターですけれど、より大切なのは「これから」の彼女たちなんですよ。僕らが期待しているのも、やっぱり物語を通して変わっていく彼女たちの姿なんですね。
そういう意味では、上述した「フータローに対する関わり方」が一番変わったのは、間違いなく二乃だったと思います。
59話の感想でも書きましたが、受け入れられないものの象徴(中野家を変えていく人物)だったフータローを、彼女はきちんと受け入れた。その過程に59話もの時間を要したのですから、昨今のラブコメではとても丁寧にストーリーの積み上げ描かれていたと思えるくらい壮大な恋愛旅路だったと言えますよね。
「あんたを認めない」と言っていた二乃がようやく認めた”恋心”。
フータローを突き離すところから始まった二乃が今やとても幸せそうな表情でフータローに掴まっている。これを感慨深いと言わずしてなんと言うのでしょうか...。本当に今週の二乃はとても可愛すぎました...。
しかも、ここがようやくスタートラインなわけですから。長い旅を経て、ようやく二乃はここまでたどり着いた。”大嫌い”から始まったからこそ、”大好き”が輝く!「これから」の二乃が僕らに見せてくれる恋物語はきっとそういうもの。
それに、キンタローの外見に惹かれたところから始まったように思えて、林間学校編でも、七つのさよなら編でも、フータローに命を助けられたことが、二乃の”恋心”の発火点になっているのもポイントでしょう。
外見のワイルドさではなく、身を挺して自分を救ってくれたフータローの持つ”内面のワイルドさ”に惹かれた二乃。そんな彼女が今後どういう風にフータローと関わっていくのか。また、二乃の変化が他の姉妹たちにどんな影響を与えていくのか...。全力で期待したいですね!
....というわけで、今回の感想を総括すると...、
”最後の試験”編も最高に面白かった!
丸々1話を使って、個別に各ヒロインの物語を進めた”最後の試験”編も最高に面白かったなってことです!
三玖の”決意”、四葉ちゃんの”努力”、五月の”夢”、一花さんの”本心”、そして...二乃の”告白”。そのどれもが本当に五人五色の魅力に満ちたお話だったと思いますね。本当に見事なストーリー展開でございました。
少しずつ変わり始めるそれぞれの関係性。止まらない二乃の想いを乗せた恋愛列車が目指すのは、「花嫁」としての道なのか、それとも別のゴールなのか...。
終着駅がどこであっても、5人の未来が笑顔に満ちたものであることを願いつつ、今後も楽しんでいきたいですね。アニメの放送も超楽しみにしております!
※本記事にて掲載されている情報物は「『五等分の花嫁』/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。