ふわふわな日記

『ぼくたちは勉強ができない』129話 感想:桐須真冬先生と古橋文乃さんたちの"雪解け"!

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ぼく勉 問129 感想「雪解けに彼女らは戯れ[x]に寄り添う

ぼくたちは勉強ができない』 最新話 感想 ネタバレ注意

 

今週の『ぼく勉』を読了。

 

波乱の展開となったセンター試験が終わり、今回はその後日談です。成幸くんの足の状態を心配して唯我家を訪れていた文乃さんたち御一行。来て早々「最強の門番」こと妹の唯我水希ちゃんに追い返されそうになるも、小美浪診療所から真冬先生カーで帰宅してきた成幸くんと軒先でバッタリ遭遇することになりました。

 

まぁ要するに、成幸くんが「軽い捻挫」だったことを知って「聖母マリアのような笑みを浮かべていた文乃さん」が最高にお可愛いかったというお話なわけですが、

 

 

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センター試験は大丈夫そう

 

成幸くんも含めてみんながセンター試験の結果に満足気だった点は凄くほっこりさせられる良い展開でしたよね。

 

「努力」と「才能」の対比をテーマにしてきた『ぼく勉』という作品にとって「積み重ねてきた努力が結果に表れる」というシンプルな結論は、やはり絶対的に必要なもので決して外してはいけない要素でもあるわけですから。

 

理想的な結末を叩きつけてくれたっていい。そんな、みんなが笑って終われる最高の結末「約束のネバーランド」に成幸くんたちがたどり着けることを祈りつつ、早速今週のお話を振り返っていきたいと思います。

 

 

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ぼく勉 129話:雪解けに彼女らは戯れ[x]に寄り添う

 

さて。そんなわけで今週のお話はセンター試験編の後日談です。

 

「できない娘」たちに支えられ、何とかセンター試験を無事に乗り越えることができた成幸くん。教育係に任命されてからの1年間本当に様々な出来事をみんなと経験してきた彼ですが、そんな積もる話はさておいて、開幕から美少女たちの織り成すキャッキャウフフな雪合戦が始まったのでありました。

 

 

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雪合戦

 

ふむふむ。

 

この光景が中々に味わい深いですね。気まずい空気感を漂わせる「真冬先生&文乃さんたち」に対し、アイスブレイクさながらにあしゅみー先輩が一石を投じる。そこから始まる仁義なきガチンコバトルには一切の遠慮がなく、ただそこには童心に返って思いっきりはしゃぐみんなの姿が描かれていました。

 

「子供」も「大人」も関係ない。全員が思うままに戯れ、思うままに笑い合う。そんな光景を見て成幸くんは一体何を想ったのか。

 

温かい目で彼女たちを見守ろうとする教育者らしいスタンスと、

 

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寒冷

 

お約束のように発生するお色気イベントを前に顔を真っ赤にしてしまう純情さ。

 

あしゅみー先輩にからかわれる一連の流れまでも含め、それこそが"成幸くんらしさ"なのかもしれませんね。

 

彼女たちの魅力を内側からも外側からも知ることになったこの一年。様々な課題に向き合ってきた[x]たる唯我成幸の最後にして最大の難題が「恋」になっていくということであるのなら、どのような「結末」であれ、彼が出した「答え」を受け止め祝福してあげられたら良いなと。そんなことを思う今日この頃でありました。

 

 

誤解が解けるとき

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裸のお付き合い

 

一方、今回は「真冬先生と文乃さんたちの関係」にきちんと一区切りが着けられていた点もまた非常にほっこりくる展開だったように思います。

 

「スピーディーに入らないとお湯がもったいない」理論(問86参照)が根付いている唯我家のルールに則り、共にお風呂に入るというまさか過ぎる事態に発展することとなった3人。

 

そんな気まずい状況の中でもきちんと相手に歩み寄り自分たちの「気持ち」を切り出してみせた文乃さんと理珠ちんの勇姿には個人的にとても心打たれるものがありました。

 

 

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誤解と感謝

 

成幸くんを助けてくれたことに対する「感謝」と、

 

ずっと冷たい人だと「誤解」し続けその温かさに気付けずにいた「申し訳なさ」。そんな感情が彼女たちに、

 

本当にごめんなさい.....

 

という謝罪の言葉を語らせたわけですね。陰から自分たちのことを見守り支えてくれていたこと、本当は誰よりも真剣に生徒たちのことを考えてくれていた先生であったこと。

 

それらを知った今となっては、これまで自分たちが抱いてきた認識が如何に見当違いなものであったのかがわかる。きっと文乃さんたちの心情としてはそういうものだったのでしょう。

 

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雪解け

 

でも真冬先生にとってその「謝罪」は、本来自分が彼女たちに対してしなくてはならないものだったわけですよね。

 

「生徒を才ある道に導くこと」。過去の苦い失敗からその「教育指針」を絶対のものと考えるようになっていた彼女のスタンスは、そこにたとえどんな想いがあれ、生徒たちの意志に反していた以上「エゴ」の押し付けと変わらなかったわけですから。

 

「できないこと」を「できるようにしていくこと」が"努力"であり、「わからないこと」を「わかるようにしていくこと」が"勉強"である。生徒の夢に教師が寄り添い、その果てに一つの願いを叶えていくこと。

 

そんな、唯我成幸とできない子たちが積み上げてきた一年間の物語にありったけの敬意を込めるかのように語られた、

 

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溶け合う想い

 

その指針が全てではなかったのだと教えてくれた人たちがいた

そしてそれをあなたたちは実際に証明してみせた

ずっと謝るべきだったのは私の方なの

 

という真冬先生の素直な気持ちがとても印象深く、そして最高に感慨深く感じられる回でした。

 

誤解を解き新たな解を手にした彼女たち。「雪解け」を果たした3人が、来る「春」に向けてもっともっと胸の熱くなる物語を生み出してくれたら嬉しいなと、

 

 

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友好の証・ちくわ

 

熱々のちくわを胸に仕込む真冬先生の姿を眺めながらそんなことを感じる、問129「雪解けに彼女らは戯れ[x]に寄り添う」のエピソードでありました。

 

 

というわけで今回の感想をまとめると、

 

 

次週は「文乃さんvs真冬先生」回!

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今週の文乃さんがビューティフル

 

やっぱり文乃さんのお尻が最高にビューティフルだった!ってことです。

 

「お尻と言えば真冬先生」というコモンセンスに一石を投じていく筒井先生の貪欲さには感謝しかありませんよ。

 

次回は文乃さんが早速「真冬先生宅」に突撃訪問してチャンピオンベルトを奪いにいくお話(※カレーを作りにいくお話です)が描かれるようですし、もはやこれは問37のカレー回を越える文乃さん回に期待ですね。史上最強の家事バトルを楽しみにしております!

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『ぼくたちは勉強ができない』/筒井大志週刊少年ジャンプ」より引用しております。

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