『ぼくたちは勉強ができない』54話 感想、桐須真冬先生に学べ!人気のヒロインとは何か!
よっしゃーーー!今週の『ぼく勉』は真冬先生のお尻だー!失礼、噛みました。今週の『ぼく勉』はセンターカラーだー!素晴らしい!1ページ目からテンション爆上がりである。ハートが潤うぞー!(主にお尻のおかげで)
いやー、しかし真冬先生の安定感は尋常じゃないですね。少し登場するだけで、完全に真冬先生回になっちゃうくらいの破壊力あるもん。もはや、完全にその回のご当番ヒロインより読者の印象に残っちゃうよね、この人。
真冬先生のなにが素晴らしいって、残念美人とか、強がりドジっ子とか、そういう属性的な魅力ももちろんあるんだけど、ヒロインたちの中で成幸と一番近い「関係性」にあるのは案外、真冬先生なんじゃないの?って感じさせられるところじゃなかろうか。
ふむふむ。(満面の笑み)
真冬先生と成くんの関係性はニヤニヤの宝庫過ぎるもん!真冬先生って、もはや成くんがいなくて、よく今まで生きてこれたなってレベルじゃん。
真冬先生の自宅を成くんが掃除してるとこなんて完全に夫婦だし、それでいて恋人チックにきちんとラブもコメるという素晴らしさ。「先生」なのに「同級生」たちより距離感近いって、そんなん反則やん...。レッドカードものである。
全国の「先生ヒロイン」のみなさんには是非、生徒とこういう関係性を築ける先生になってもらいたいものですね。人気ヒロインへの階段はここにあるよー!
なにを隠そう、ラブコメにおいて最も重要なのは「関係性」ですから。断じて属性ではない。真冬先生はまさにその事実を教えてくる存在なり。
「ドジっ子」とか「ツンデレ」とか「お嬢様」とか、「理系」とか「文系」とか「体育会系」とか、ヒロインたちの特徴を表現するものとしては、確かに属性はとても重要ですよ。でも、それが本質じゃあないのです。
文系だとか理系だとか、天才だとか凡人だとかに関係なく、みんなが隔てなく"恋"をするのがラブコメである。恋愛(ラブコメ)ってのはどんな人にも等しく共通のテーマであり、属性による差は存在しない。
特に『ぼく勉』は、「才能と努力」、「理系と文系」という属性的な二項の(進学的な意味での)溝についても少なからずテーマとして触れている分、ことさら「属性」を意識させられますけれど、だからこそ本当に大切なことはきっとそこではないのだろうと。
恋愛感情に疎く恋心に無自覚な理系少女、恋に一途でまっすぐな体育会系少女、そして、友達の恋を応援しながら自分の感情に気付いていく文系少女。
全く属性の異なるヒロインたちがそれぞれどういう関係を成幸と築きあげていくのか。アプローチも違えば当然、関係性だって違う。
『ぼく勉』のキモはここですよ。大事なのはどんな関係性になっていくのかです。少なくとも僕はそういう部分に惹かれているから、こんなにも毎週楽しみに読み続けているワケで。
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まぁ、要するになにが言いたいかというと、現時点では真冬先生が最も成くんとニヤニヤな関係性を築いたヒロインなんじゃないの?ってことです。どんなシチュエーションもおいしいイベントに昇華させる真冬先生は最強のヒロインと言えるでしょう。
しかしだ!「関係性」重視論者から言わせてもらえば、「先輩」と「後輩」というラブコメ界きってのニヤニヤな「関係性」にあるあしゅみー先輩も、素晴らしいポテンシャルを秘めているはずだと主張したい。
なんのかんので先輩ヒロインってのは人気ポジションの一角。年上好きには需要マシマシな「関係性」なのですよ。多対1のラブコメには、ほぼ必ず登場するポジションなワケ。
さてさて、今回は一応あしゅみー先輩のご当番回っぽいので、このニヤニヤな関係性をどう発展させてくれるのか、まずはあしゅみー先輩のお手並み拝見といきましょうか。(謎の上から目線)
輝け!あしゅみー!
あしゅみー先輩必要ねぇ...。
メイド喫茶の新事業として、出張家事代行サービスをすることになったあしゅみー先輩。これは完ぺきにあしゅみー先輩が輝く流れだ!よし、輝け!あしゅみーメイド!と全読者が思ったことでしょう。だが、摩訶不思議、初っ端から完全に見せ場を真冬先生に喰われてしまった!
成くんとあしゅみー先輩がスクーターで2人乗りを始めたときは、期待に胸を膨らませたものだけど、結局のところ真冬先生の部屋を成くんが隅々まで片付けてしまうという夫婦感満載のオチ。要するにいつもの光景である。
もはや、真冬先生が成くんの手を掴んで部屋に引き入れる瞬間が一番ニヤニヤ出来たと言えるでしょう。真冬先生、あざとかわいい!あしゅみー先輩必要なかったじゃん!(暴言)
あしゅみー先輩回とはなんだったのか...。まったく、開始早々30分も待たされるなんて、完全に出鼻を挫かれてしまいましたよ。
こちとら、あしゅみー先輩ウェーブに乗るつもりで今週の話を読み始めたってのに。真冬先生が輝いてたのでむしろ最高だったけど。(おい)
まぁ、真冬先生は強ヒロインですからね。仕方ない。相手が悪かったかな。言うなれば、1回戦から優勝候補にぶつかっちゃったみたいなもの。さぁ、気を取り直して、テイク2といこうじゃないか!
あしゅみー先輩必要...(ry
うるかぁぁぁぁぁ。この人、あしゅみー先輩のことほぼガン無視なんですけど...。いきなりメイド服着てるあしゅみー先輩が訪問してきたってのに、さらっとコメントしただけで成幸のことしか見てないうるかさん、ホントさすがっす。
パニックになったうるかが、だたひたすらにかわいいだけだった!成くんが家に来て、テンパったうるかのかわいさときたらビッグバン級である。
しかも、自ら速攻で家事を片づけ、料理を作って二人をおもてなしというフルコース。家事スキルの高さをこれでもか!と見せつけるうるかがひたすら輝きまくるだけというね。ほんと、何の為にあしゅみー先輩呼んだんだ・・・。
「ここまで繊細なダシとるのは至難の業だぞ...」じゃないっつーの。おいおい、あしゅみー先輩大丈夫かよ...。こんな体たらくでホントに輝けるんですかねぇ...って感じです。ツワモノ揃いの面々が覇を競う『ぼく勉』ラブコメワールドは甘くないんですよ!
もはや、あしゅみー先輩のメイド服よりも、うるかの「SWIM」タンクトップと、「OTOME」エプロンにしか目がいかなかったよね。完全に持っていかれちゃったよね。
家事代行メイドなのに雇い主にもてなされまくってるあしゅみー先輩を見て、あ・・・(察し)って感じです。完全にアイデンティティクライシスやん!
まったく、もっとヒロインとしての自覚を持ってもらいたいものである。このままでは、一瞬で吹き飛ばされちゃいますよ。ヒロインレースで生き残れませんって。さぁ、次こそは、あしゅみーメイドの本領をオラに見せてくれ!いくぜ、テイク3!
フッフッフッ。そうか...。この瞬間、確信しましたよ。僕ともあろうものが気付くのが遅くなってしまいました。そう、今回は文乃さん回だったのだ!あしゅみー先輩回ではなかったんだね。(真顔)
大惨事になってるキッチンを成くんに見られたくなくて、2人に土下座でおかえり頂こうとする文乃さんがかわいすぎて、気付いたらジャンピング土下座をしている自分がいたのである。
もはや、あしゅみー先輩メイドによる家事代行サービスとかどうでもよくなっちゃったよね!文乃さんが大天使過ぎたよね!
もう、まいりました!って感じです。料理の練習をしてる文乃さんも、成くんに女子力MAXだと思われたくて、脳内で「圧倒的にノウ」になってる文乃さんもかわいすぎて、乾いた心が潤いまくり。文乃さんの輝きによって、あしゅみー先輩は見事に吹き飛ばされたのでした。
あしゅみー先輩は置いてきた。メイド服は着たが、ハッキリ言ってこの戦いにはついてこれそうもない!御奉仕も出来ないメイドって...メイド業界はそんなに甘くねーから!
メイドヒロインなんて激戦区中の激戦区ですよ?この業界で真に輝けるのはほんの一握りの選ばれし一流メイドだけってワケ。
メイドさんは「ご奉仕」「甘えさせてくれる」の2つが揃ってこそですからね。「毒舌」とか「ツンツン」とかそういうの求めてねーから!
し、幸せだっ……!!神速の全面降伏である。「お前なら毎日 ただでオプションつけてやってもいいけどな…」だってさ...。
くぅ~...たまんね~っ!こんな甘美な日本語があったなんてまったく、世界の広さを思い知るぜ...!耳元で囁かれたら、お耳が幸せになるっつーの!
メイドさんは「ひざ枕」「耳掃除」の2つが揃ってこそですからね。これこそ、まさしく理想のメイドさんや!(テノヒラクルー
毒舌でちょっとイジワルな先輩キャラでありながら、ミラクルプレイと呼ぶにふさわしいデレも発動してくるギャップがたまらんね。
成くんのみならず読者もドキドキさせられるってもの。妹の水希ちゃんがいたらもっと、修羅場ドキドキシチュエーションだったのに...実に惜しいのう。
しかしまぁ、成くんに対して、ここまでイニシアティブを握った展開が出来るのはあしゅみー先輩くらいですからね。今後も、「からかう先輩」と「からかわれる後輩」という関係性で攻めるあしゅみー先輩に期待してます!
つまり、なにが言いたいかというと、
ジト目の文乃さんがMVP!
今週の文乃さんも輝きまくりで最高でした!文乃さんのジト目を生み出すという重要な任務を全うしたあしゅみーメイドに感謝しよう...!
文乃さんキャンディー is ペロペロでした。人気投票が何位だろうと文乃さんは永遠にナンバーワン!