『ぼくたちは勉強ができない』6巻 感想、 この世すべてのかわいいは古橋文乃さんへ収束する!
ぼく勉 6巻 感想「海の花に咲くは天才どもが[x]の跡である」
文乃さんかわいすぎィィィ!!!(挨拶)
『ぼくたちは勉強ができない』の最新刊が発売されました。早いもので6巻である。そろそろ、アニメ化が発表されてもいい頃だと僕は思うな。(土下座)
もはや、表紙の時点で神々しさが尋常ではありません。5巻表紙の浴衣文乃さんもこれ以上ないくらい天使だったのに、6巻表紙の文乃さんはかわいさのリミッターを解除してきました。というか、服を解除してきました。文乃さんペロペロ。
いやはや、恐れ入りましたわ。白旗です。フラッグ車走行不能ですよ。限りなくAA・・・失礼、噛みました。限りなくBと言ってさしつかえないA・・・であらせられる文乃さんを、裸表紙のメインに据える大胆な戦略である。筒井先生は実にわかっていらっしゃるな!
文乃さんオーバーリミット!
拡大しても分かるとおり、文乃さんの真骨頂は線の細いビューティフルなプロポーションですからね。大きさではなくスタイルで魅せるのが文乃さん流。大切なのは、大きさではなくかわいさ、だよ! = v =.(※文乃さんによる見解です)
ほら、かの有名な枕草子にも「小さきものは、みなうつくし。」って書いてあるじゃないですか。古今東西、小さいものはかわいいと決まってるんです。要するに、この世すべてのかわいいは古橋文乃さんへ収束するってワケ。
「小さい=かわいい=正義」。もはや、これは不変の真理と言ってもいいでしょう。「小さい」を希求する心は誰のなかにもあるもの。大は小を兼ねる、なんて時代はもう終わったんだよ!どぅゆーあんだすたん?
ブヒィィィィィィィィィィィ!
<連載感想記事>
<6巻関連記事>
勇気がつなぐうるかの恋
恋する乙女のうるかがかわいすぎる件!
さて。6巻の見どころを語るなら、まずはうるかエピソードの破壊力はとても高かったと言えるでしょう。成くんと2人きりで母校の中学に潜入し、当時の思い出を振り返るうるかの姿はグッときましたわ。いじらしすぎてたまらんのう.....。
「気づけばいつも 視界のどこかに この人を捜していた」である。下の名前で自然に呼べるように家で何度も練習をしたり、成くんを追いかけて同じ高校に進学することを決めたり。どこまでも乙女チックなうるかの姿には思わずときめいてしまうというもの。
なんというか、これがうるかにしかない強みだよね、というのが100%凝縮されたような回でした。他のヒロインズたちにはない「2人の歴史」。これこそが、うるかのヒロイン力をブーストさせるスパイスと言える。
加えて、うるかの頑張りに、成くんが「勇気」をもらっていたというエピソードも熱いの一言でしょう。これが凄く良かった...。
父親を亡くし、長男として自分が頑張らなきゃいけないと気を張って、それでも思うように成績は伸びなくて...。そんな中学時代の成くんの心の支えになっていたのはうるかでした。
そして、小学生最後の大会で負けた悔しさを引きずり、競技水泳をやめかけていたうるかもまた、成くんの「一度負けたくらいで そこまで悔しがれるなんて すごく価値のある才能だと思う」という言葉に救わていた過去(番外編回の話)があったんですよね。
要するに、成くんがうるかを水泳の世界に引き戻し、水泳の世界で結果を出してきたうるかが成くんに「勇気」を与えていたという構図なのである。こういう関係性は素直に素敵だよなぁ...と思う。
しかも、物語の構造として巧いのは、うるかが成くんに与えていた「勇気」こそが、うるかの恋にとって、最も必要なものという点ですよ。以前にも少し言及しましたが、これがうるか関連のエピソードのキモになるのでしょうな。
<関連記事>
練習での告白では本当の想いは届かない...。
中学の頃からずっと好きなのに、本当の告白をすることが「できない」。うるかに必要なのは、それを乗り越えるための「勇気」です。
『ぼく勉』は「できない」から「できる」へのシフトこそがストーリーのキモになると思いますが、果たしてうるかの本当の告白を見ることができる日はやってくるのでしょうか。今後のうるかに期待!
新ヒロイン!桐須美春の登場!
6人目のヒロイン!桐須美春さんの登場だー!
うるかの恋もめちゃんこ熱かったですが、真冬先生の妹、美春さんの登場も6巻のポイントでしょう。妹系ヒロインだけど、主人公より年上の大学生というね。つまり、妹であり、お姉さんでもあるってことか。実に欲張りな設定ですね。(褒めてます)
んで、この美春さんがなかなかどうして。真冬先生も相当にぶっ飛んだ人なはずなのに、美春さんは輪をかけて強烈ってどういうことだってばよ...!(褒めてます)
成くんと真冬お姉さまが生徒と教師でありながら、半同棲中の禁断の恋人同士だと勝手に勘違いし、「麗しき姉さまをまっとうな道に戻してみせる」と決意する美春さんである。しかも、その手段が凄い。
凄い......。(褒めてます)
秘技・誘惑である!お姉さまを忘れさせるために、自分の色気で誘惑って....もの凄い思考回路してますね。(超褒めてます)
まぁ確かに、美春さんが勘違いするのもわからなくはありません。男子高校生を家に連れ込んで、下着が入ったクローゼットに隠れさせたりしているのは、桐須真冬メンバーって言われても仕方ない面はある。そりゃ卒業してからでないとマズいよね。(えっ)
でも、その流れで自分が誘惑し始めるってのが天才の発想ですわ。色々ツッコミどころ満載だけど、一番驚異的なのは、自分で誘惑しといて自分で勝手に赤面しまくって自爆してるところでしょうな。
しかも、究極色気とか言いながらも、肩当てたり、谷間をチラチラさせてるだけっていうね。「中途半端」に「純真無垢」(※唐突な四字熟語の多用)というおかわいさよ...。
しかし...。
美味しいところは真冬先生が全部持っていきました!
完全にお姉さまの引き立て役と化してしまうのだった...。やっぱり、お姉さまは最強過ぎィィィ!
まぁ、美春さんは真冬先生が過去に捨ててしまったフィギュアスケートの道を現在進行形で歩み続けている人なので、真冬先生の過去を象徴させる役割を持った人なのかなってのが率直な印象です。
ただ、魅力のあるキャラではあるので、今後ヒロイン戦線に上手く絡んでくれると面白いなと思ったり。この回以来本編でも登場していないので、そろそろ登場するかもしれませんね。(連載の)予告を見ると、次回あたりでワンチャンあるかな?
夏終わり 湯場に芽吹くは 恋の花
お風呂回の文乃さんがハイパー天使!
というわけで、色々触れてきましたけど、6巻最大のキモが50話のお風呂回にあることは言うまでもありません。単行本で改めて読み返してもホント、最高だったわ...。
48話のあしゅみー先輩回、49話の真冬先生回と、水着回が続きましたが、こちとらお風呂回ですからね。えぇ、ニヤニヤが止まりませんでしたとも。
成くんが理珠ちんやうるかのことを名前呼びするようになったことが気になってしまう文乃さんが、それはもうかわいすぎてな...。
文乃さんのシャワーシーンだけでも悶絶寸前なのに、「絶対何かあったよね・・・」ときたもんですよ。漫画を読んでるのにパフェを食べてるかのような甘さだった...。ホント、くっそニヤけるな!
しかも・・・。
ドキドキの文乃さんが天使過ぎる...。
成くんに「清楚で美人」と思われていることにドキドキしてしまう文乃さんなのでした...。はぁー(感動)。脳が溶ける.........。
もどかしさと甘酸っぱさで叫びたくなること無限。成くんと文乃さんのお風呂場ご対面事件も含めて、イベントやトラブルが満載だった夏を締め括るのに相応しい神回だったと言えるでしょう。
「夏終わり 湯場に芽吹くは 恋の花」。ひと夏の輝かしい思い出と引き換えに、もう二度と戻らない彼・彼女たちの一度きりの夏はかくして終わるのでした。
移り変わる季節の中で、少しずつ何かが縮まり、少しずつ何かが進んでいく。それぞれの関係性も、名前の呼び方も、色々なことが少しずつでも確かに進んだ、そんなことを感じさせてくれる巻だったのではないでしょうか。
コイノシルシ 君の瞳に 見つけたのあの日
気付いた時 胸の磁石 回り出した!
少しずつ芽吹き始める文乃さんの恋がいつか満開に咲き誇る日が楽しみですね。文乃さんが「成くんLOVE」を自覚した瞬間、それこそが真に決戦の刻である!