ふわふわな日記

『ぼくたちは勉強ができない』84話 感想、桐須真冬が見せた複雑な乙女心!2人の更なる進展に期待です!

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ぼく勉 問84 感想「かの書物は前任者の[x]を諷示するものである」

ぼくたちは勉強ができない』 最新話 感想 ネタバレ注意

今週の真冬先生回が本当に凄い...。

 

もはや、「今週の『ぼく勉』を読んでいたと思ったら いつのまにか夫婦がひたすらにイチャイチャする漫画を読まされていた...!」と叫びたくなってくるレベルでした。なんなの...この夫婦...。全く以って、素晴らしいじゃありませんか....。

 

やっぱり真冬先生は自宅を舞台(ネタ)に出来るあたりが強過ぎるんですよね...。しかも、ついに「先生の部屋にいる時が一番落ち着いて勉強出来る」発言まで飛んできちゃうし。なんならそのまま同棲してしまえばいいのにな...と真冬先生派の全読者が思ったことでしょう。

 

「現実」と「漫画」、「教師」と「生徒」の間で揺れ動く真冬先生の気持ち。サブタイトルの「諷示(ほのめかす)」とも合わせて、今回は恋愛方面でも色々とニヤニヤさせられる回になっておりましたので、早速、今週のお話を振り返っていきましょうか。

 

 

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 『ぼく勉』84話:桐須真冬は「漫画」を超えたヒロインである!

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「カレエゴ」に興味アリの真冬先生

 

というわけで、今週は真冬先生のお話です。

 

持ち物検査で池っちからとある「漫画」を没収した真冬先生ですが、よりにもよってその漫画が「教師と生徒のラブコメだったという...。導入からしてもう最高にニヤニヤ出来る展開でありました。

 

まぁ、池田さんに関して言えば、絶賛華のJKなのに、「教え子に恋をしてしまう女教師」の姿を描いた漫画をバイブルにしてしまっているのが面白い点ではあるのだと思いますけど、どうやら130万部(1巻のみなのかは不明だけど...)も売れてる漫画みたいなので実際それなりに人気の根強い作品という位置づけではあるのでしょう。

 

 

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今 忙し...ッ

 

だから、真冬先生が読み耽ってしまうのも仕方がないわけですね!

「理解不可能」とか「現実にこんなことあるわけない」とか言いながら、気付けば黙々とページを捲り始め、仕舞いには「今 忙し...ッ」とまで言っちゃう真冬先生。どんだけハマってんだよ!と。こういう真冬先生の「言葉と行動があべこべになっちゃうところ」がやっぱり最高なんですよね....。

 

 


そもそも、『カレエゴ』の中で描かれていたお姫様抱っこ展開なんて、もう真冬先生は過去に何度か経験済みなわけですよ。しかも、その内一回はお風呂場でバスタオル一枚というハイレベルな状況であったわけで...(※80話参照)。

 

ゆえに、「現実にはありえない」どころか、真冬先生はもう既に『カレエゴ』(漫画)を超越しているまであるのです!そして今回は、「漫画」というメタ要素を使って、真冬先生にそんな「自分の状況」を少し客観視させる狙いがあった...と。正直、とても面白い試みだなと思いました。

 

 

真冬先生の気持ちはいかに...?

 

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真冬ワールド!

 

そんなわけで、『カレエゴ』で描かれている展開を見事に超越していく真冬先生なのでした.....。

 

もはや、「2階から足を滑らせるなんて...危なっかしーセンセーだぜ」なんて生ぬるいものじゃありません。台座から滑り落ち、成幸くんの頭上に自慢のお尻をダイブさせ、そこから誤ってシャワーの蛇口を捻ってしまうという曲芸のような連コンボ。

 

さすがは真冬先生でございますな。もう真冬宅は何が起こってもおかしくない完全なるユートピア空間ですよ。だからこそ「漫画」との比較というメタなネタを成立させることができるとも言えるのですが、もうどっちが漫画なんだかわからないよ!とツッコミたくなってしまうのもコメディ的にはきっと大正解なのでしょう。(※一応どちらも漫画です)

 

 

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ドキドキの真冬先生

 

し・か・も!漫画のワンシーンを思い出しながら、成幸くんと漫画の主人公を重ねてしまいそうになる真冬先生の姿が、やはり漫画のヒロインのようにとても可愛くもあったりで...。

 

最初は「くだらない」と言っていたのに、続けざまに起こる「漫画みたいな展開」を経て、ついには成幸くんにドキドキしそうになってしまう真冬先生。全力での否定は、我々の業界では肯定ですからね。わはは...。なんという素晴らしい展開でありましょうか...。

 

 

そして....

 

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壁ドン!

この壁ドンである。

 

なんなんだ...この神展開は...。しかも、ただ壁ドンをされただけではなく、自分の置かれた状況を漫画のワンシーンと重ねたうえで赤面をしているわけですからね。

 

要するに、漫画のヒロインがそうであるように、真冬先生もまた(意識的にせよ無意識的にせよ)成幸くんを異性として認識してしまったということ。そうでなければ、その後の「私とあなたは教師と生徒!! でも...っ」というセリフのリンクに繋がらないのできっと間違いはないはずです。

 

そう思うと、ここまで明確に真冬先生の「(恋愛方面の)心情」を表現した描写ってやっぱりこれまでにはなかったし、真冬先生の言う通り、「教師」と「生徒」であることが問題なら、その壁がなくなったらじゃあどうなるの...?という話には当然なってくるわけで...。

 

 

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落ち着く距離感

 

だから、個人的には2人の間にある「教師と生徒」という壁がドン!された時(=成幸くんが卒業を迎える時)、その関係性にどんな変化が生まれるのかとても気になるんですよね....。

そこに残るのは「恋愛感情」なのか、はたまた「特別な感謝」なのか。いずれにしても壁はなくなるわけですし、成幸くんも真冬先生もお互いのことを「ほっとする感覚(※80話)」「先生の部屋にいる時が一番落ち着いて...」と形容していたのもポイントでしょう。関係性論でいくならやっぱり真冬先生は凄く魅力溢れるヒロインであることは間違いないんだよなぁ....と。

 

現状では成幸くんの方に真冬先生に対する恋心は見られないのですけれど、とはいえ、彼の進路がおそらく「教師」になるだろうことを考えれば、なんだかんだでこの2人のエンドってエピソード的には凄く収まりよくいきそうなので、今後の進展には注目していきたいところ。

 

 

というわけで、今週の感想をまとめると.....、

 

今週の真冬先生は完全にラブコメヒロインだった!

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今週の真冬先生が最高にブコメヒロインだったなってことですよ!

 

「先生 目つぶって...」と言われて、言われるがままに目をつぶってしまうあたりとかも超ニヤニヤでした。漫画の影響はあったにせよ、成幸くんに対する複雑な乙女心が諷示されていたのはとてもよかったなと思いますね。

 

そのうち「家庭訪問」回が到来して、なんやかんやで真冬先生が唯我家にやってくるみたいなエピソードがあったりしても面白いのかもなぁ...。

 

コメディ的なお話になっても、真冬先生が自分の「家族」を思い出すような真面目な話になっても、どちらでも読み応えありそうですし。今後とも真冬先生と成幸くんのイチャイチャエピソードを期待しております!

 

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『ぼくたちは勉強ができない』/筒井大志週刊少年ジャンプ」より引用しております。

 

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