ふわふわびより

『ぼくたちは勉強ができない』97話 感想、唯我成幸の夢・桐須真冬の変化!求める”キモチ”が止まらない!

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ぼく勉 問97 感想「不在の森閑はいみじくも 天才どもの[x]となる」

ぼくたちは勉強ができない』 最新話 感想 ネタバレ注意

今週の『ぼく勉』を読みました。

 

文乃さんが可愛い。成幸くんのタオルを拾い、思わずクンクンしてしまう文乃さん。これがもうね、ヤバいですよね。圧倒的にニヤニヤ。恋する乙女のオーラを全身に纏った彼女の何と美しいことか......。

 

あまりの天使具合に意識が吹き飛んで、そのまま帰らぬ人になってしまいそうなくらいですよ。文乃さんスキーたちを一撃で幸せの旅へと誘う破壊力が内包されておりました...。

 

 

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ぼく勉 97話:唯我成幸の夢、桐須真冬の変化

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真冬先生のキモチ

 

それにしても、今週は真冬先生のヒロイン力が大変凄まじかったですね。

 

成幸くんが「VIP推薦」を蹴った事を知り、取り乱し気味に学園長室に異議を申し立てに来る真冬先生。

 

きっと、彼女にも思うところがあったのでしょう。過去の自分に彼の姿を重ね、もしかしたら「一時の感情」で成幸くんが大事な進路を決めてしまったんじゃないかと。

 

あれだけ、努力して成果も出して、それ故に掴んだ「VIP推薦」という切符なのに、それを手放してしまうなんて、と。そう思ったからこそ、「何故 そんなに簡単に聞き入れたのですか?」と彼女は学園長に問うている。

 

 

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真冬先生からの評価

諦観... 私の知る限り

彼ほど他人と真摯に向き合い 寄り添える人物は稀有です

少なくとも そこは評価されるべきかと

 

でも、それは当然、成幸くんの「教育係」としての姿勢、もっと言ってしまえば、唯我成幸という人の「努力」を彼女が正当に評価しているからこそ、湧きあがってくる感情でもあるわけで。

 

ゆえに、才能の味方として成幸くんの教育論を否定し、彼と平行線の考えを持つ存在であった「氷の女王」の姿はもうそこにはない。

 

もちろん、今週の描写だけでは、成幸くんがVIP推薦を取り下げた理由、つまり彼の「夢」が教育関係であるという事実を真冬先生が知っているのかどうかまでは明確に判別が付かないところではありますが、しかし、同じ教育者であり、これまで彼と異なる教育論を掲げてきた真冬先生が「教育」の道に進みたいという彼の「夢」を理解していくことには物語的に見ても大きな意味があるのでしょう。

 

 

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深い意味は...?

 

そして、そこに発生しているのは、「教育者」としての感情なのか。あるいは、もっと彼を特別に想う深い何かなのか。

 

今はまだわかりませんけれど、真冬先生が彼の「努力」を誰よりも評価し、「やりたいこと」を認めていくという”変化”は、始まりの頃を思うと本当に感慨深い描写ではないですか...。

 

今後「教育の道を目指す」ことを成幸くんが直接、真冬先生に伝えることになる展開はあるのかな。2人がどんなやり取りを見せてくれるのか、次の真冬先生回に期待してます!

 

 

 

成幸くんのキモチ

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成幸くんの進路

 

また、今週は成幸くんの進路とその夢を目指す理由(=気持ち)が明確に描かれていた点も興味深い。

 

成幸くんの希望する進学先は、教育について一から学ぶことのできる「教育大学」。教職課程で教員免許を取ることだけが目的ではなく、本気で「教育」というものを学びたい。ゆえに、教育学部の存在しない一ノ瀬大学ではその希望は叶えられない。それが彼の出した答えでした。

 

 

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成幸くんの覚悟

もちろん、これは現実的に見れば、少しもったいない選択のようにも思えるでしょう。

 

実際、成幸くん自身も「バカなことをしていると 自分でも思います」と自ら語っているくらいですからね。権利を持つ者がその権利を手放すというのはそれ相応に覚悟のいることでもあったはず。

 

しかし、そんな葛藤を乗り越えて、彼はあの日自分の気持ちに従って走り出したわけです。それは「わがまま」なのかもしれない。「子供」が選択した幼い”一時の感情”なのかもしれない。

 

でも...、それでも...、夢を一生懸命追いかけている少女達に並び立ちたいと思った。自分のやりたいことを懸命に追いかけている人達を、ただ遠くから見ているだけではいたくない。他者に対する”憧れ”を、今度は自分の”夢”へと変換する。それが、自分の人生を自分の意志で切り拓いていくということ。

 

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成幸くんの目標

ある人が そうしてくれたように

人に寄り添って教えられるような教育者を目指したい

 

今週は、そんな彼の想いの発露がとても熱い回でした。

 

人に寄り添って教えらえるような教育者。それは、この半年間、できないを抱える少女たちと関わる中で彼が示してきた姿であり、また61話の模擬面接回で、真冬先生が成幸くんの長所として挙げてくれたものでもある。

 

そして、原点になったのは、「やっぱりできない奴をわかってやれる男になれ」というお父さんの言葉。察するに、成幸くんのお父さんも生前は教師をしていた(真冬先生が教師の道を選択する理由になったのもお父さんが関係していたりする...?)のでしょう。

 

であれば、息子が自分のやりたいことを自分で選び、それが結果的に教師の道だったということになるわけですから、お父さんとしてもさぞ嬉しいんじゃないかな。親子で受け継がれていく教育論。そんなことを思うと、やっぱり成幸くんが教育関係の道を選ぶことのストーリー的美しさには感嘆してしまいますね。

 

 

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俺を信じて

これからも最後まで

俺を信じてつきあってくれたら 正直助かる

 

で、極めつけはこちらのシーンですよ...。

 

無論、これは第一話のセリフを踏襲したもの。様々な積み重ねがあって、色々な物語があって、あの頃とは変わったもの、変化した気持ちが確かにこの胸に宿っている。

 

でも、それでも、変わらないものだってあるのです。だから、今度は「夢」を追い掛ける者同士として、もう一度ここから一緒に歩いていこう。

 

共に歩くことで共に成長していく。彼女たちに勉強を教えることが彼の「人に寄り添える教育者」という夢にも繋がっている。成幸くんが自身の「夢」を見つけたタイミングで、もう一度このセリフが繰り返されることにはそんな意味が込められているのかもしれませんね。

 

...というわけで、今回の感想をまとめると、

 

今週の文乃さん

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今週の文乃さん

 

ついつい成幸くんを求めちゃう文乃さんが最高に可愛かったな!ということですよ。

 

現実逃避まっしぐらなうるかの可愛さも、ここ数週少しずつ成長を見せてきている理珠ちんの姿勢も大変素晴らしかったですし、今週は成幸くんの存在の大きさを3人が改めて認識する回でもあって、非常に感慨深いものがありました...。

 

ついに「夢」に向かって動き出した成幸くんと、彼と共に歩みを進めるヒロイン達。「夢」を追い掛けた先に、果たしてどんな「恋」の結末が待っているのでしょうか。

 

次回は幽奈さんとのコラボ表紙&巻頭カラーなので、どんなイラストになるのかも期待です!

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『ぼくたちは勉強ができない』/筒井大志週刊少年ジャンプ」より引用しております。