ふわふわな日記

『咲-Saki-』第200局「開放」感想

咲-Saki- 200局(以下、咲-Saki-本編最新話感想のため未読の方はネタバレ注意)

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咲-Saki- 第200局「開放」 感想

 

今回の扉絵は、王者・白糸台高校のOGにして、ハートビーツ大宮の若手プロでもある宇野沢栞さん&渡辺琉音さんペア。

 

奥の方には、第170局でこの2人と同様に、照によって「可能性」を見出された沖土井さんと棚橋さんもいますね。彼女達も卒業後は、麻雀関係の道に進んでいたりするのでしょうか。

 

もちろん、全員が全員そういう進路に向かうとも限りませんけれど、立先生のことだからきっとこの2人のその後についても、自身の中できちんと構想は持っているんだろうなぁ...。個人的には、プロとまではいかなくとも、今でも楽しく麻雀を打ち続けてくれていたらすばらだなと思いますね。

 

 

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宇野沢さん可愛い

 

それにしても、まさかまさか。記念すべき第200局(と言っても、短期連載の3話分を含めれば、203話目ではありますが...)の扉絵に宇野沢さんたちが描かれることになろうとは思わなかった...。

 

しかも、渡辺さんが完全に彼氏みたいな発言をしているのもグッド。やっぱり、しおるねは最高ですね。渡辺さんは一昨年のインハイ地区大会で照よりも活躍をしたMVPだったようですし、宇野沢さんのグラマラスな水着写真も大変素晴らしいの一言ですよ。

 

あぁ、宇野沢さんが本当に本当に美しい......。今後、もっともっと出番が増えていくことを期待しております!

 

 

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去年の秋...?

 

あと、照のギギギ...について、宇野沢さんが”去年の秋から”と言っていますけど、これは照が部内で話を持ち出したのがこの時期という認識でいいのかな。

 

ガイトさんが連続のツモ和了りを不思議がっていたことや、周囲の反応を鑑みるに、公式戦でお披露目したのは今回が初めてのように思えますし、能力の原型を咲さんが知っている段階で、最近目覚めた力というわけでもないはずですし...。

 

<前回の感想>


 

 

 

怪物たちの攻防!

南3局 7本場 親:宮永照 ドラ:七筒:麻雀王国

 

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詰められた点差

 

前回、圧倒的な力で他家をねじ伏せ、ついに8連続和了まで達成して見せた、現インハイ王者の宮永照。

 

そして、そのあまりにも強すぎるチャンピオンの麻雀を前に、驚愕の色を隠せない優希である。まぁ、無理もないでしょう。東場が終了した時点では、トップの優希とラスだった照の間には10万点以上もの点差があったのに、気付けばもうその点差は26000点しかないのですから...。

 

しかも、6本場の和了りによって、照の持ち点が「98600点⇒112400点」に変動していることを見ると、前局で照が和了った点数は、親の満貫・13800点(=4000オール+6本場)だったようですし。要するに、打点上昇のルールに従うなら、次に和了られるのは、最低でも親の跳満・20100点(=6000オール+7本場)以上ということになる。

 

であれば、この7本場を照が和了った時点で、優希はトップから陥落してしまう。ゆえに、止められない「9回目」とわかっていても、動かざるを得ない。3巡目のポンもそういった理由からくる仕掛けなのかもしれません。

 

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抵抗

 

が、しかし。この鳴きによって、何やら秘策アリだった玄ちゃんのツモ番が1巡トバされてしまうことに。

 

ふむ。やはり、霧を纏っていた玄ちゃんには、準決勝とは違う「なにか」があるということか...。配牌から、五索赤:麻雀王国七筒:麻雀王国五筒赤:麻雀王国七筒:麻雀王国4連続でドラをツモってくるというのは、モモの言う通り、もうバケモノとしか言いようがないですよね.......。

 

 

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玄ちゃんの進化

 

ここで とめにいってもいいぞ

 

「ドラをツモると手が進む形の配牌」で、かつ「以前より急所のドラをツモるスピードが早くなった」という玄ちゃん。

 

この進化が第193局で照が口にしていた霧による効果なのか、あるいは別の何かなのか。今はまだ判然としませんけれど、玄ちゃんもまた無事に”怪物たちの次元”へと足を踏み入れたと言えるのかな。

 

まぁ、毎局のように霧を纏っている様子でもないですし、赤土さんの「ここでとめにいってもいいぞ」という台詞を見るに、常時発動型の力ではなく、勝負所で爆発させる能力という風にも受け取れますけど...。そんな点も含めて、この霧がどういう意味を持っているのか、非常に気になるところですね。

 

 

宮永照の能力”開放”!炸裂する奇跡の役満

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9つの燈篭

 

とはいえ、紛うことなき真の怪物たる存在は、最強の高校生・宮永照、その人なのであった....。

 

なるほど...。これまで長きに渡って”謎”とされてきた「ギギギ...」という擬音は、扉が開く音を意味していたわけですか...。

 

9つの扉に、9つの燈篭。だからこその9回目。ここまで1つ1つ積み重ねられてきた連続和了は、扉の先にある燈篭に火を灯すための仕掛けであり、言わばこの和了りのための下準備でしかなかったと。

 

鳴きでツモ順をズラすとか、間に合うかどうかとか、そんなレベルの話じゃない。条件を満たし、それゆえに扉は”開放”され、そしてマジックが点灯した。だから、もう誰も宮永照を止められない。「魔の9回目」。不可避の和了。ここで繰り出される役の名は...。

 

 

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奇跡の役満

 

九蓮宝燈……!!

 

一萬:麻雀王国一萬:麻雀王国一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国四萬:麻雀王国五萬:麻雀王国六萬:麻雀王国七萬:麻雀王国八萬:麻雀王国九萬:麻雀王国九萬:麻雀王国九萬:麻雀王国 ツモ九萬:麻雀王国

 

あぁ、熱い。あまりにも熱すぎる....。もちろん、前回の時点でこの和了りを狙っているんじゃないか...ということの予想はついていました。なんと言っても、麻雀における「9」の意味を考えれば、これ以外にはありませんからね。アニメのシーンも非常に示唆的でしたし、ある意味では、王道な展開とも言えるのでしょう。

 

でも、この決勝戦が始まる前に、2つの役満が同一の半荘で一気に飛び出すことになるなんて、まさか思い描いていた人もおりますまい。

 

しかもその和了りが、天から与えられし奇跡の役である「天和」と、様々な麻雀役の中で最も美しい牌姿として多くの雀士の憧れにもなっている「純性九蓮宝燈だったんですから...!

 

もうひたすら胸熱。これが麻雀ドリームです。頂点を決める戦いで飛び出す麻雀の頂点役。エンタメとして隙が無い。奇跡は起こる可能性が少しでもあるから奇跡なんですよ!

 

この手が奇跡を選んでる!

 

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集大成

 

ふぅ....。しかしまぁ、まだ前半戦だというのに、よもやここまでとんでもない展開が描かれることになろうとは....。

 

第52局「開花」を踏襲したサブタイトルになっているのも印象的ですし、もはや集大成すら感じさせる対局ですよね。

 

「奇跡と奇跡」の応酬であり、同時にそれぞれが歩んできた「軌跡と軌跡」のぶつかり合いでもある。王者に対抗すべく、東風の神が決勝に向けて「天和」という奇跡に至るまでの道を積み上げてきたように、照もまた「最高の奇跡」とも呼べる「九蓮」を決勝という舞台で放ってきた。

 

お互いの秘策、お互いの「隠し玉」が飛び交う決勝戦。果たして、ここからまたどんな闘いが繰り広げられていくことになるのでしょうか。

 

 

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3校の巻き返しは...?

 

そして、場を圧倒する絶対王者を前に、3校の反撃はかなうのか...。

 

〇現在の点数状況(前半戦南3局7本場終了時点)

1位 白糸台     :162500点

2位 清澄高校 :121700点

3位 阿知賀女子:73900点

4位 臨海女子    :41900点 

 

現在の点数状況は上記の通り。こう見ると、やっぱり南3局の親番だけで一気に10万点近い点棒を稼いだ照は完全に人外過ぎてヤバいですな。東場で築いた優希の大量リードが一瞬でひっくり返されてしまいましたよ.......。

 

そんなこんなで、次回は2/15発売号で掲載予定。そろそろガイトさんの反撃にも期待したいところです!

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『咲-Saki-』/小林立ヤングガンガン」より引用しております。

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