ふわふわな日記

『五等分の花嫁』119話 感想:心からの笑顔と最高の告白!手を取り合う2人に惜しみない拍手を!

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五等分の花嫁 第119話「五つ星ツアー」 感想

五等分の花嫁 最新話 感想 ネタバレ注意

 

「五」の付くサブタイトルが続いているここ数週の『五等分の花嫁』。

 

風太郎と四葉ちゃんが互いに好き合っていることを自覚した学祭編ラストから早5話が経ち、そろそろ2人のイチャイチャが見られるのでは...と思っていた方も多かった中でようやく今回"その瞬間"が描かれることとなりました。

 

ベストエピソード投票で堂々の第2位を飾り、四葉ちゃんスキーたちにとって永遠に忘れられない神回でもある「勤労感謝ツアー」を踏襲した「五つ星ツアー」というサブタイトルで紡がれる2人のデート。

 

心からの「笑顔」と力一杯の「告白」が輝く、まさに今週のお話を読むためにここまでこの作品を追い続けてきたのだと叫びたくなるような、そんな至高の第119話を順に振り返っていきたいと思います。

 

 

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第119話:五つ星ツアー

 

さて。そんなわけで今週は風太郎と四葉ちゃんによるデート回です。

 

きちんと段階を踏み、姉妹たちと想いを分かちあった後のタイミングで描かれるあたりに誠実さを感じますが、しかし、こと恋愛という領域に関して風太郎はいまだ修行中の身。

 

混雑中の電車では逆に四葉ちゃんに守られ、ファミレスの食事ではクーポン(個人的に高校生同士のデートならまだ許される範疇だと思いますが……)を利用し、いざ会話に困ればスマホのメモに頼ってしまう有り様です。

 

お相手が四葉ちゃんでなかったならあるいは、全力のダメ出しを食らっていても不思議ではなかったのかもしれない。

 

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デートの難しさ

 

 

けれど、たとえ拙いエスコートであっても、真に重要なポイントはそこに風太郎なりの想いがきちんと込められていること、ただそれだけなんですよね。

 

家族でたまに行くファミレスも、風太郎の努力が刻まれている図書館も。彼の中にある大切な引き出しで、だからこそ四葉ちゃんと一緒に回りたいと思う。風太郎にしかできないやり方で風太郎らしい「五つ星デート」四葉ちゃんと共に楽しむ。

 

 

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四葉ちゃんの将来

 

家庭教師として、そして中野四葉の隣に立つ一人の男として。

 

勤労感謝ツアーにおいて「わたしがほしいものはなんでしょうか」と語っていた彼女が自身の道を見出だしていったことに安堵し、なおも真剣に寄り添おうとする風太郎の姿勢。

 

そんな彼との時間が四葉ちゃんにとってどれだけ特別なものであったのか。

 

 

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上杉さんとなら

 

同じものを見て、ただ同じ時を過ごしていけることへの喜び。

 

風太郎が見てきた世界を共にたどりながら、

 

上杉さんとなら

なんだって最高に楽しいです

 

と語る彼女の姿に、ラブコメ作品が到達しうる一つの"理想"を見出だせたのではないかなと感じた次第でした。

 

 

思い出のブランコで

 

そんな最高のデートを締めくくる場所として風太郎が選んだ「思い出の公園」。

 

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風太郎が来たかった場所

 

一年前のデートで四葉ちゃんが教えてくれたその地に想いを馳せながら、「今日は上杉さんの思い入れのある所に連れてってくれるはずじゃ」と疑問符を浮かべる彼女に対し風太郎は雄弁にこう言い放つ。

 

 

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思い出の公園

 

お前と来たその日から

ここもその一つだ

 

もしかしたらあの日よりも前から風太郎は四葉ちゃんのことを「特別」に感じていたのかもしれない。

 

家族旅行のキスを通して開花したその感情がまだ蕾だった頃、それでも風太郎にとって四葉ちゃんと過ごしたあの一日は間違いなく「特別」なものだった。

 

様々な想いと思い出がそこにあり、特に四葉ちゃんにとってこの公園は素敵な感情ばかりが詰まった場所とは言い難いけれど。

 

 

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四葉ちゃんの枷

 

でも、だからこそ、そういったもの全てを乗り越えてこの場所で伝えたいことがある。

 

あの日と今日の二度彼女が跳んでみせたように。「隣に並び立つ者」として同じ場所まで跳ぶことを自らに課す風太郎の覚悟。

 

 

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聞いてほしいこと

 

「過去」も「正解」も「枷」も。

 

その全てを飛び越えて彼女と共に生きていきたいと思うから。正しい道も間違った道も一緒に歩いていける、そんな幸せを2人で作っていきたいと思うから。

 

だから、たとえ不格好であっても、ちゃんと伝えてみせる。自分の飾らない本心を。この胸にある君への「好き」を。

 

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渾身のプロポーズ

 

 

そんな風太郎の熱いプロポーズに激震が走る、第119話のエピソードでありました。

 

 

 

最高の物語にありったけの感謝を

 

さて。これまでのストーリーを反芻しながら、1ページ1ページ大切に読み込ませていただいた今回のお話。

 

過去を断ち切る風太郎の「告白」...もとい「プロポーズ」が最高に熱く、彼が四葉ちゃんに対してどういう気持ちを抱いているのか、その覚悟の程がブランコの演出と思わず口から零れた「結婚してください」という台詞を通してひしひしと伝わってくる展開でした。

 

もう彼と彼女を縛る鎖はいらない。風太郎と四葉ちゃんはきっとちゃんと幸せに成る。風太郎が風太郎にしかできないやり方で四葉ちゃんを幸せにしてくれる。そんな展開を見ることが叶ってラブコメ好きとして本当に嬉しくてたまりません。

 

 

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心からの笑顔

 

「引け目」や「後悔」の気持ちをこれからの未来へと昇華して、結ばれなかった者たちの分までその幸せを噛みしめていく。

 

信頼のできるカッコいい主人公と心から大好きなヒロインが見つけた一つの恋。僕はこの瞬間を見るためにこの作品を読んできたんです。小さい頃から四葉ちゃんが胸に抱えてきた「お嫁さん」という夢を風太郎と2人で叶えていく。過去の後悔に俯き、ずっと涙を飲み続けてきた彼女がようやく笑顔で明日に向かって進んでいける。

 

もはや、文字通りに「これ以上」はありません。らしさ全開で漢の覚悟を見せた風太郎とそんな彼の告白を心のままに受け止めた四葉ちゃん。

 

 

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2人で手を取り合って

 

どんな時も手を取り合い、これから幸せな日々を育んでいく2人の輝かしい第一歩に惜しみない拍手を!

 

最高のエピソードを本当にありがとうございました。残る物語(やはり「卒業式」と「結婚式」でしょうか)も全力で楽しみにしております!

 

 

※以下、twitterでの感想を補足として追記しておきます。

 

 

 

 

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『五等分の花嫁』/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。

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