ふわふわびより

『ぼくたちは勉強ができない』85話 感想、古橋文乃さんの”やりたいこと”!綺麗な夜空に願いを込めて...!

f:id:huwahuwa014:20181029054755p:plain

ぼく勉 問85 感想「最愛の星に[x]の名を①」

ぼくたちは勉強ができない』 最新話 感想 ネタバレ注意

今週の『ぼく勉』を読了しました。

 

いやー、とんでもないことになって参りましたね。前回の真冬先生回で、そのまま同棲しちゃえばいいのに!なんてツッコミを入れたばかりだというのに...、まさかのこの展開ですよ。正直、最初に読んだ時はあまりの神展開ぶりに夢でも見てるのかと思ったくらいです。今週のお話は文乃さんスキーにとっては本当に格別の破壊力を内包しておりました...。

 

また、ストーリー的にも非常に興味深いお話になっていたと思います。即ち、今回のストーリーの核は、39話の神回でも示唆された、成幸くんの”やりたいこと”と、文乃さんの”やりたいこと”についてなわけですが、そのテーマの中で2つの「家族」が対比的に描かれているんですよね。この点は物語的にもきっと重要なポイントになってくるはず。

 

「父」と「娘」。「母」と「息子」。そして、その間に挟まれる「将来」に対する想い。今回はそこに焦点を当てて、物語を振り返ってまいりましょう。

 

 

<関連記事>


 

 

 

ぼく勉 85話:「親」と「子」の想いが絡む三者面談!

f:id:huwahuwa014:20181029054445p:plain

三者面談を前に......

 

さて、今週は我らが憧れの星・古橋文乃さんのお話でございました。

 

もう、冒頭からして最高に切なかったです。誰もいない家の中で、三者面談のプリントをテーブルにそっと置くことしか出来ない文乃さんの姿。

 

やっぱり来てほしいのでしょう。だから、半ば諦めてしまっていても、もしかしたら...という気持ちを込めてプリントを置く。このシーンにはそんな「娘から父に向けた想い」が確かに詰まっているわけですね。

 

 

f:id:huwahuwa014:20181029054437p:plain

お父さんは来ない

 

しかしながら、文乃さんの想いはお父さんには届きませんでした。

 

そんな状況でも、「お父さんなら来てないよ」と笑いながら言ってのけてしまうのが、文乃さんらしいところではありますが、まぁ健全とは言えないでしょう。誰にも相談できなくて、自分の心の中に全てを仕舞い込む。それはやはり辛いこと。

 

だから、今週の展開は個人的に凄くスッキリしたんですよね。”理解”のためのぶつかり合い。やっぱり、どんなことも想いはきちんと打ち明けないと始まらないんだなと。今回は、文乃さんが自身の悩みを外部へ放出することになった点も良かったなと思います。

 

古橋父の登場!

 

f:id:huwahuwa014:20181029054757p:plain

古橋父襲来!

 

そんなわけで、今週はついに古橋父の正体が明かされることになりました。というか、81話の理珠ちん回で描かれた数学教授でした。まぁ一介の教授にしては明らかにキャラが濃かったので大いに納得ではありますね。

 

理系科目が壊滅的な文乃さんの父親が「数学教授」だったなんて確かに言っても信じ難いものですし、話を全く聞いてくれない父親という存在は、娘から見れば威圧的に見えるもの。それを考えれば確かにこれまでの人物評に見合う父親と言えるのでしょう。

 

 

f:id:huwahuwa014:20181029054750p:plain

価値観の対立

 

そしてそして、このお父様は案の定、文乃さんが理系の道に進むことについて全否定派でありました。明確な価値観の対立です。取りつく島もないくらい諦めろの一点張り。この状況では、まさに議論の余地もあったもんじゃありません。

 

ではなぜ、零侍さんは自らの娘の「夢」を真っ向から否定し、文系の道へ進めと言うのか。それは、当然彼が文乃さんの数学に「可能性」を感じていないから、そしてきっと文乃さんの国語の「可能性」を認めているから。

 

要するに、否定の裏返しは肯定でもあるのです。今回のお話は、そんな子供の持つ「可能性(=世界の広がり)」について考える親の姿にスポットライトが当たっていたと言えるのではないでしょうか。

 

 

一番大切なこと

f:id:huwahuwa014:20181029054442p:plain

進路

 

その背景を踏まえると、今回成幸くんの進路が言及されていたことは物語における大きなポイントになっていましたよね。

 

「一番就職に有利で...一番しっかり稼ぐ力がつく学部」。どこまでも現実的な進路の選び方ではありますが、これは言い換えれば”やりたいこと”がないと言っているだけでもあります。自分の将来について明確な夢がない。そして、それは「夢」を追いかける文乃さんたちと対照的とも言えるんですね。

 

”やりたいこと”ではなく、長男として自分が”やるべき”と感じていることを選んでしまう成幸くん。もちろん、生活の安定のために自分の「やるべきこと」を選ぶのは間違いではないし、それ自体は立派な、彼が抱く”家族に対する想い”だけれど、それを言うなら、他でもない家族の方が、成幸くんに対して抱く想いだってあるわけで...。

 

 

f:id:huwahuwa014:20181029054439p:plain

一番大切なこと

 

ゆえに、お母さんは語っています。一番大切なことだけははき違えてほしくないと。

 

だって「子供」には無限の可能性があって、それこそ「夜空に輝く星」のように数え切れないほどたくさんの選択肢があるんだから。だから。家族のためではなく、自分のために生きてほしい。それが「子供」の将来を想う母の素直な気持ちでした。

 

それゆえに、この物語が紡ぐのは、息子にやりたいことをやって欲しいと願う母の姿と、娘に夢を諦めろと諭す父の姿の対比である。でも、この対比構造はそのどちらの姿が正しいのかという話に帰結するのではなく、異なる価値観をぶつけ合い、お互いの考えを認め合うことにこそ意味があるものでもありますよね。

 

無論、言い方も含めて子供の夢を一方的に否定する行為自体は正しいことではないけれど、「才ある道に進め」というアドバイスは、その子の長所を知り、案じる部分があることの証左でもあるはずです。だから、真冬先生が生徒の事を思うゆえに対立をしているように、零侍さんも、娘の将来には少なからず思うところがあるのでしょう。

 

そういう意味では、零侍さんが娘の”夢”、可能性の広がりに関心を持てるようになるかどうかがこの対立を紐解く核になるのかもしれませんね。今回のシリーズで決着がつくのかも含めてどうなるか楽しみです。

 

「最愛の星に[x]の名を」:サブタイトルの示すものは...?

f:id:huwahuwa014:20181029044416j:plain

サブタイトルの意味は?

 

また、今回のサブタイトルが色々と意味深になっている点もやはり見逃せない点でしょう。”最愛の星”とはなんなのか、また「[x]の名」とは一体何の名前のことなのか。長編の重要なお話になりそうですし、ここは俄然気になるところ。

 

①「最愛の星=文乃さんのお母さん」

⇒過去のお話と共に、文乃さんと零侍さんにとって最愛の人である母(妻)の名前が明かされる。


②「最愛の星=文乃さん

⇒なぜ古橋家の両親は彼女に”文乃”と名を付けたのかが描かれる

 

で、実際に考えられるパターンとしてはこの2通りになるのかなと。

 

まぁ、①②の両方が描かれる可能性もあると思います。特に今回は「家族の在り方」がテーマなので、文乃さんと零侍さんにとって最愛の人とくれば、もうお母さん(妻)しかいないでしょうし、親が子に名前を付けるというのも、自分の子に何らかの想いを込める行為なわけですから、やはり重要なポイントでしょう。

 

 

f:id:huwahuwa014:20181029055251p:plain

亡くなったお母さん

 

それに、亡くなったお母さんも「数学」教授だったという点も気になります。

 

もしかしたら数学者としての「才能」は零侍さんよりもお母さんの方が突出していて、それこそ本当に数学一筋の人でそんなあり方に零侍さんは憧れていたのかもしれない。

 

それが、文乃さんという娘が生まれたことによって、「数学」以上に大切なもの(=「家族」)をお母さんは見出していった。だから、文乃さんに対して複雑な想いがある、と。古橋家が抱えている問題はこういう所にあるのかもしれません。

 

対立する父と娘。きっと、そんな2人を繋ぐ鍵になるのは、2人にとって最愛の人であるお母さんと、そして、文乃さんにとってこれから最愛の人になる成幸くんになるのでしょうね。そんなことを妄想してみると、今からワクワクが止まりません!

 

....というわけで、今週の感想をまとめると、

 

 

文乃さんと成幸くんの同棲イベントに期待!

 

f:id:huwahuwa014:20181029054752p:plain

赤面の文乃さん!

 

 文乃さんと成幸くんの同棲生活が超期待大ってことですよ!

 

もちろん、長くても数日の出来事にはなるのでしょうけれど、展開が展開なだけに楽しみで仕方がありませんね。もはや、そのまま「家族」になってくれても僕は一向に構わないのですが、果たして文乃さんの恋心に変化は訪れるのか。来週も全力で期待しております!

 

 

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『ぼくたちは勉強ができない』/筒井大志週刊少年ジャンプ」より引用しております。