ふわふわびより

『咲-Saki-』第203局「神風」感想

咲-Saki- 203局(以下、咲-Saki-本編最新話感想のため未読の方はネタバレ注意)

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咲-Saki- 第203局「神風」 感想

 

 

今回のお話は阿知賀女子の控室描写から。

 

前半戦、色々と"含み"のある描写が散見された玄ちゃん。赤土さんとの会話を鑑みるに、急所でドラを引く速度が速くなったという「成長」以外にも、彼女にはやはり何かしらの"隠し玉"がありそうな予感ですね。

 

「霧」「ここでとめにいっていいぞ」あたりのシーンを見ると、"ドラ独占"のような常時発動型の力ではなく、勝負所に合わせて発動するか否かを選択する能力(=赤土さんも「玄が自分で選んだことだからね」「後半戦――チャンスを見逃さないようにね」と言っている)なのではないかとも推察できますが、果たして玄ちゃんは後半戦の台風の目になれるのか。

 

"優希の鳴き"が入らなければとめられたかもしれない「照の九蓮宝燈(=8連続和了後の9回目)」

 

過去、咲さんや宮永姉妹のお母さんを以ってしても阻止できなかったそれに対抗できるだけの何かを玄ちゃんが持っているのだとしたら、ここから先、更に面白いことになりそうな気も。

 

 

 

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おまかせあれ!!

 

いずれにせよ、現在3着の玄ちゃんには後半戦での巻き返しに注目したいところですね。ドラゴンロードの更なる進化に期待しております。

 

 

<前回の感想>

 

 

 

第203局「神風」:"過去"と"現在"の繋がり

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ふくすこコンビ

 

さて、場面は実況席のふくすこコンビへ。

 

高齢――もとい、"恒例のアラフォーネタ"漫才が面白すぎるのはもういつも通りですが、今回は『咲-Saki』ワールドにおいて極めて「重大な発言」が入り混じっていました。

 

”決勝戦2日前の夜”にひっそりと行われた「10年前のインハイ準決勝先鋒戦メンツによる再戦」

 

 

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良かったよ負けたけど

 

すこやん、野依プロ、はやりん、赤土さん、の4人(+ゲストの戒能プロも混ざって5人)で東風3回を打ち、結果として「戒能プロ&赤土さん」が勝ち逃げしたことは第146局でも語られていましたが、改めて「国内無敗」「世界ランク2位(元)」のすこやんが「全力で戦って負けた」のだと思うと、まぁ普通に驚きではありますよね。

 

10年前のインハイでは、先鋒戦で赤土さんが大量失点したために阿知賀女子が準決勝で敗退し、そのまますこやん率いる土浦女子がその年の優勝を勝ち取っていったことは既に確定しているので、やっぱり「最強はすこやん」なんだろうなとずっと思っていたところはありましたし。

 

 

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すこやんより強い高校生

 

しかし、当のすこやんの認識としては、インハイ優勝を成し遂げた高校当時でさえも、自分より強いと感じていた高校生が"6人"はいた模様で。

 

なるほど...。これまた非常に面白い伏線を張ってきたものですねぇ....。今回描かれているシルエットの六人。まず間違いなくシノハユ』でキーを担う人物達ではありませんか...。吹き出しで隠されている右2人はよくわかりませんが、

 

①行長柚葉(ゆず)=ゴーグルを着けている子

②椋千尋(ちひ)=リボンで髪を結んでいる子

小禄心(こころちゃん)=両手を揚げている子

高橋千代子(チョコちゃん)=カチューシャ?を着けている子

 

左に描かれている4人に関しては、順に「ゆず」「ちひ」「心ちゃん」「チョコちゃん」なんじゃないかなぁ...と。特に左3人は『シノハユ』の単行本表紙と擦り合わせると、それなりに一致度の高さが伺える気はしますね。

 

 

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シノハユのキーマン達

 

ただ、「ゆず」は慕ちゃんやすこやん達世代から見ると一学年上なので、10年前のインハイ時点(すこやん達が高3の年)では既に高校を卒業してしまっている点が少し気掛かりではありますが....。

 

描かれている高校時代の制服から察するに、「ゆず&ちひ」のペアが強豪の千里山に進学しただろうことは何となく推測ができますけれど、すこやんがいたブロックの準決は「朝酌女子(はやりん) vs 土浦女子(すこやん) vs 新道寺(野依プロ) vs  阿知賀女子(赤土さん)」の組み合わせなので、千里山は決勝かその前で登場することになるんですかね。ここら辺も今後の『シノハユ』が非常に楽しみであります。

 

 

そして..............。

 

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ワールドレコードホルダー

 

長い髪に”羽"が舞っているこのシルエットはまさか...、し、慕ちゃん...!!??

 

シノハユ』最新話(第68話)で「世界の頂点までたどり着く」ことを心に誓った慕ちゃんでしたが、よもや本当に「ワールドレコードホルダー(=世界王者)」にまで登り詰めることになろうとは....。

 

非公式試合とはいえ、すこやんをボコボコに打ち負かす程の怪物に成長していくのだと思うと、流石にちょっとビックリですね。しかも、彼女の肩にカラス (?) のような生き物が乗っかっていて、「純白の羽」と「漆黒の羽」が混じっているのが何とも意味深な演出過ぎるというかなんというか...。

 

もしかして、世界のトップにまでたどり着いたのに、お母さんの元にまで行き着けなかったのではないか...、あるいはそうでなくとも、望んだ結末に至ることができなかったのではないか...、そういった含みをシルエットを使って匂わせてくるあたり、流石に盛り上げ方がお上手だなぁ....と。(あと、今回のサブタイ「神風」がシノハユ最新話サブタイ「羽風」に対応しているのも上手いですね。)

 

 

加えて、

 

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シノハユ』組のその後

 

IT社長(閑無ちゃん?)になってても

アイドル(=はやりん)になってても

世界王者(=慕ちゃん)になってても

また卓を囲めば 昔に戻れる

 

すこやんが、"麻雀”を通して知り合った友人たちのお話を振り返りながら、「また卓を囲めば昔に戻れる」と語っていた部分も、やはりストーリー的にとても味わい深いシーンだったなと思います。

 

"過去"と"現在"の繋がり。番外編「ふくよかにすこやかに」のエピソードにおいて、「この夏の祭り――気持ちだけでもあの頃に帰れるのかな」と語っていた彼女でしたが、夏の高校生達の姿を通して、"あの頃の気持ち"を取り戻しつつあるのかもしれませんね。

 

第一線から退いているすこやんが果たしてこれからどんな風に変わっていくのか。そういった描写にも注目していきたいところです。

 

 

吹き荒れる東からの神風

東1局 親:片岡優希 ドラ:不明

 

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後半戦開幕!

 

さて、ブレイクタイムも終わり、いよいよ後半戦の開幕であります。

 

起家を担当するのは、もちろん我らが清澄高校の切り込み隊長・片岡優希。そんな彼女の後半戦一発目の配牌は.....

 

 

五萬:麻雀王国六萬:麻雀王国七萬:麻雀王国八萬:麻雀王国九萬:麻雀王国一筒:麻雀王国二筒:麻雀王国三筒:麻雀王国三索:麻雀王国三索:麻雀王国三索:麻雀王国西:麻雀王国西:麻雀王国

 

驚くべきことに13牌目を捲った時点でこの形の聴牌

 

 

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最後の一牌

 

 「13牌までで――――ムダな牌がないぞ.....!!」

「その最後の1牌が四萬:麻雀王国七萬:麻雀王国 なら...」

「うん 今日は運がいい日みたいだじぇ」

 

えっ。ま、まさか・・・・・・。

 

 

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二度目の天和

 

天和だ――ッ!!

 

ま、マジか.......。麻雀における最速にして最強の手役。33万分の1の奇跡がこの後半戦で今一度炸裂!!!!!

 

うわ~。流石にこれは予想外過ぎた。大会史上初の「天和」が一日で2度も同じプレイヤーによって出されるだなんて、他家からすればもはや、「そんなん考慮しとらんよ......。」なんてレベルでさえないよなぁ....。

 

もちろん、このまま照もガイトさんも玄ちゃんも黙ってはいないでしょうけど、思いも寄らない展開にただただ驚愕しかないってものですよ。いかに照やガイトさん達が強かろうと不可避の和了ばかりは文字通りどうしようもないですからね。いやー、東風の神、本当に強すぎますわ.......。

 

先鋒後半戦は一体どうなる!?

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先鋒後半戦の行く末は....?

 

そんなわけで、再び大波乱の幕開けとなった「魔の東1局」における闘い。

 

 

〇現在の点数状況(後半戦東1局終了時点)

1位 清澄高校   :165100点  

2位 白糸台  :138500点

3位 阿知賀女子 :49900点

4位 臨海女子    :46500点 

 

※一応作中描写準拠にしておりますが、おそらく前半戦南4局の三倍満ツモで点数計算にミスが発生しているように思います。(この表から清澄・白糸台が+2000点で阿知賀が-4000点が正しいはず。)

 

点数状況は上記の通りで、再び優希が大トップに躍り出ることになったわけですが、一体ここからどのように試合は推移していくのでしょうか。

 

どんでん返しから、更なる大どんでん返しが続いているインハイ決勝先鋒戦。ここからの熱き攻防に期待したいですね。

 

 

次回は6/21発売号で掲載予定。新スピンオフの「まこメシ」もゆるく楽しめそうな雰囲気でとてもすばらでした!

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『咲-Saki-』/小林立ヤングガンガン」より引用しております。