ふわふわびより

『咲-Saki-』第213局「連枝」感想

 咲-Saki- 213局(以下、咲-Saki-本編最新話感想のため未読の方はネタバレ注意)

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咲-Saki- 第213局「連枝」 感想

 

 

約3ヶ月に渡る休載期間を終え、2020年第一発目となる今回の『咲-Saki-』は堂々の巻頭カラーです。

 

嬉しい。『咲-Saki-』を読めるという事実が半端なく嬉し過ぎる。長期休載はよくあることで私は慣れてるはずだったんだ……を合言葉に咲無月を耐え凌ぐ暗黒の日々がついに終了し、久しぶりに『咲-Saki-』成分を補給するぞ!と意気込んで迎えた今号のヤングガンガン

 

もはや、冒頭のカラーベージだけで3ヶ月くらい余裕で生きていけそうな破壊力がありました。

 

宮永姉妹(とキュートな仲間たち2人)を隣り合わせに据えた扉絵は連載始まって以来初出しの構図で、『咲-Saki-』の根幹を成す2人の過去に関して様々な想像を掻き立てていく。

 

 

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宮永家の過去

 

宮永照と宮永咲

 

かつて仲良しだった2人の間に一体何があったのか。不幸な行き違い、複雑な家庭の事情。憶測を語ればいくらでも過去についての考察は出来るけれど、結局一番大切なことは「これから」をどうしていくのかであって、過去の出来事はあくまでも原因の解明という一要素に他ならない。

 

2人がこの先どうしたくてどう向き合っていきたいのか。

 

 

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麻雀を通してなら...

 

麻雀を通してならお姉ちゃんと話せる気がする

 

と咲さんが語っていた通り、全国の頂点を決める決勝の大舞台を通して姉妹による交流が無事果たされることになるのか。

 

麻雀をきっかけにたくさんの出会いを果たし、次第にその楽しさを思い出していく咲-Saki-』という物語。

 

宮永姉妹が手を取り合った先に待ち受けているであろう「世界ジュニア編」まで構想されているあたりに世界観の広さを感じさせますが、当面は決勝戦の熱き闘いを引き続き楽しんでまいりたいと思います。

 

 

<前回の感想>

 

 

 

 

第213局「連枝」

 

 

チャンピオン宮永照の親番で迎えた先鋒後半戦のオーラス。

 

エース区間の名に恥じないハイレベルな面子が集結しているとは言え、必殺の連続和了で猛威を振るう照の支配がそう易々と止まるわけもない。

 

照の連荘を阻止すべく勝負に出た玄ちゃんの行動は称賛されるべき一手ではあったものの、西:麻雀王国単騎で聴牌していた照に運悪く掴まり、辛くも8300点を放銃してしまう。

 

 

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手痛い放銃

 

一筒:麻雀王国一筒:麻雀王国一筒:麻雀王国三筒:麻雀王国四筒:麻雀王国五筒:麻雀王国七筒:麻雀王国八筒:麻雀王国九筒:麻雀王国西:麻雀王国 ポン東:麻雀王国東:麻雀王国東横:麻雀王国 ロン西:麻雀王国

 

2着の照視点で言えばトップ直撃は最高の形で、トップの玄ちゃんからすれば一番避けたかったはずの照への振り込み。

 

無論、赤土さんも言っていた通りこの挑戦自体が悪かったわけではなく、照の力が想像を超えていただけのことではある。

 

1副露していたとはいえ配牌から混一色1向聴で速和了りされる理不尽な流れを流石にミスとは言い難く、どのみち誰かが和了らなければ照が自力で和了ってしまうわけであって、防御に徹する方法ではチャンピオンの猛攻を止めることはできない。

 

必ず誰かが動いて照のスピードを上回る必要があり、今回は玄ちゃんがチャンス手で勝負に出る決断をしたまでのこと。その意味において言えば、玄ちゃんの選択は間違いなく"ナイスファイト"と呼ぶべきものである。

 

 

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4連続和了

 

しかし、照の和了りが4連続まで伸び、打点上昇を伴って更に続く形になってしまったことも事実。

いくら照と言えども毎局1~2巡の速さで和了れるわけではないものの、もしかしたら振りこんでしまうのではないか…というイメージ(=恐怖)を他家に植え付けるには十分過ぎる一局だった。

 

 

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萎縮

 

全国一万人の頂点に君臨するその力は決して伊達ではなく、戦意を保ち続けるだけでも難しい。

 

前に出る気持ちが薄まればなおさら彼女は止められず、続く三本場も照が難なく断么九七対子(3500オール)をツモり切りついにトップへと浮上!

 

 

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宮永照が止まらない

 

三筒:麻雀王国三筒:麻雀王国三萬:麻雀王国三萬:麻雀王国七萬:麻雀王国七萬:麻雀王国八萬:麻雀王国八索:麻雀王国八索:麻雀王国五索:麻雀王国五索:麻雀王国七筒:麻雀王国七筒:麻雀王国 ツモ八萬:麻雀王国 ドラ六萬:麻雀王国

 

強い…。あまりにも強すぎる……。

 

この強大な相手を前に、三校は果たして巻き返しを図れるのか。そんな空気が漂いつつ、場は南4局4本場へと突入していくわけであります。

 

 

 

〇現在の点数状況(後半戦南4局3本場終了時点)

1位 白糸台       :115500点

2位 阿知賀女子  :  107300点

3位 清澄    : 93000点

4位 臨海女子       :  84200点

 

 

宮永照の連荘を止めろ!

 

南4局 4本場  親:宮永照 ドラ:八萬:麻雀王国

 

 

さて。前局の3500オールで順位が変動し、完全に宮永照の独壇場と化しているオーラスの闘い。

 

しかし、準決勝と同じく玄ちゃんのドラ支配が打点上昇に上手いことブレーキを掛けており、さしもの宮永照とてドラなしで満貫以上の手を作るには相応のツモ数を要する。

 

従って、単純なスピード勝負の土俵に立てば他家にも付け入る隙があるはずで、照の放つプレッシャーを跳ね除けて「前に出ることができるかどうか」、その点こそがこの先の鍵になっていくであろうことは想像に難くない。

 

ゆえに、そんな流れを背負った南4局4本場の第1巡目、奇しくも優希の元に速攻のチャンス手が舞い込んでくる。

 

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1巡目でタンヤオ1向聴

 

三萬:麻雀王国四萬:麻雀王国六萬:麻雀王国七萬:麻雀王国二索:麻雀王国三索:麻雀王国四索:麻雀王国三筒:麻雀王国三筒:麻雀王国六筒:麻雀王国八筒:麻雀王国八筒:麻雀王国 ツモ五萬:麻雀王国

 

ドラの八萬:麻雀王国五萬赤:麻雀王国に期待できない点が苦しくはあるけれど、鳴きのチャンスがあれば速攻も見えてくる良い形。

 

3着確定の和了り手とはいえチャンピオンの連荘が止まるなら動かない理由はなく、次巡に八筒:麻雀王国ポンで鳴き仕掛けを行い、優希はこの手を無事に聴牌

 

待ちは二萬:麻雀王国五萬:麻雀王国八萬:麻雀王国の3面張(ドラは実質期待値がゼロなので八萬:麻雀王国五萬赤:麻雀王国なしの2面張と同じ)で、2巡目の段階で張れたのなら当然そう悪い牌姿ではない。

 

後は、この手を速攻で和了りきれるかどうか。そこに全てが掛かってくる。

 

 

....と考えていたその矢先、

 

 

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ここでくるんか辻垣内智葉...!

 

三索:麻雀王国四索:麻雀王国六索:麻雀王国六索:麻雀王国南:麻雀王国南:麻雀王国南:麻雀王国北:麻雀王国北:麻雀王国北:麻雀王国中:麻雀王国中:麻雀王国中:麻雀王国  待ち:二索:麻雀王国五索:麻雀王国

 


ここでガイトさんがまさかの倍満手を聴牌

 

もしガイトさんが17200(4400・8400)点をそのままツモで和了りきった場合、

 

1位 白糸台       :107100点

2位 阿知賀女子  : 102900点

3位 臨海女子       :101400点

4位 清澄    : 88600点

 

最終収支は上記の通りで、正直想定していたよりも照のプラスはかなり少ないものになる。

 

 

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照の現物待ち

 

となると、ガイトさんの待ちが照の現物(二索:麻雀王国五索:麻雀王国)になっていることを踏まえ、やはり優希か玄ちゃんのどちらかが振り込んで〆となる可能性が幾分高そうではあるでしょうか。

 

照の連荘が続く展開も考えられる中で、ガイトさんの大物手和了で決着を迎える展開も見えてきた決勝先鋒戦の最終局面。

 

壮絶な死闘の果てに、一体どんなラストを飾ってくるのか。次号は休載で、次回は4/3発売号で掲載予定。阿知賀編の連載再開も超楽しみにしております!

 

 

 

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『咲-Saki-』/小林立ヤングガンガン」より引用しております。