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『咲-Saki-』第207局「震天」感想

 咲-Saki- 207局(以下、咲-Saki-本編最新話感想のため未読の方はネタバレ注意)

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咲-Saki- 第207局「震天」 感想

 

 

今回の扉絵は絶賛大活躍中の玄ちゃん率いる阿知賀女子の面々。

 

前回が玄ちゃん、憧ちゃん、穏乃の3人絵だったので、今回「宥姉と灼ちゃん」が描かれていたのはすばらですね。振り向きカメラ目線の玄ちゃんも最高に可愛いの一言でした。

 

先鋒戦もいよいよ最後の南場を残すのみとなりましたが、果たしてダンラス玄ちゃんの大逆転劇は起こるのか。「Lord~第二章、松実玄、覚醒──。と銘打たれた今回のお話。早速見ていきましょう。

 

 

<前回の感想>

 

 

 

 

第207局「震天」

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炸裂・数え役満

 

前回、他家にドラを送る新能力を使い、絶対王者の宮永照から見事「数え役満」の直撃を取ってみせた玄ちゃん。

 

あの宮永照から役満を直撃!

これはもう有史以来初の大事件だぁ!!

 

というこーこちゃんの実況は些かオーバーに過ぎるとしても、白糸台高校麻雀部に入部してからの約2年弱、全く大物手に放銃してこなかったチャンピオンの宮永照が準決勝では倍満を、決勝では数え役満をそれぞれ同じプレイヤーへと振り込んでいるわけですから、外野が騒ぎ立てるのも納得というものでしょう。

 

 

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震天動地

 

そんな、驚天動地...ならぬ「震天動地」の事態には、さしもの名将竹井久部長も動揺の色を隠すことができず...といった様子で、「まいったなコレ...想定の一段上だわ...」と一言。

 

元々、打点制限のある照にとっては天敵と言っていい存在ではありましたが、まさかここまで脅威的な進化を遂げるとは恐れ入るばかりですね。

 

阿知賀女子の松実玄。その実力は既に、全国トップクラスの強者達からも一目を置かれる程になっていました。

 

 

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新能力の条件

 

とはいえ、阿知賀の面々が検討を重ねていた通り、玄ちゃんの元に発現した「ドラ送り」の能力を活かすには、いくつかの条件が必要になることもまた事実です。

 

①玄ちゃんが聴牌をしていてドラで和了れる状態にあること

②相手がリーチを掛けていること

③ドラを送った相手と玄ちゃんの間にいる他家がそのドラ牌では和了れない状態であること

 

少なくともこの3つの条件が満たされていなければ「ドラを他家に送る」能力は使えない。

 

①と③は言うに及ばず、②に関しても相手がリーチを掛けている状態でないと当然ドラを捨てない可能性が出てきてしまうわけですから。使える状況が限られる」という赤土さんの分析はまさしくその通りといったところ。

 

 

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戻ってきてくれる確信

 

もっとも、相手にドラを送ることができると感じる際には「必ず自分の元に(送ったドラが)戻ってきてくれる確信」もセットでついて回るとのことなので、他家がドラを手牌に加える可能性がある状況で彼女がこの能力を使用することはない──つまり他家が手牌にドラを加える事態にはなりえない──というセーフティーネットがきちんと担保されてはいるみたいですが。

 

だとすれば、

 

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ドラを巡る駆け引き

 

ガイトさんの言う「こっちがドラ待ちにしてリーチをかければ逆に一発ツモで出し抜けるか...?」作戦は通用せず、ドラを巡る駆け引きのアドバンテージは常に玄ちゃんが握っているということにはなるわけですね。

 

正直これだけでも十分に強力な能力と言って良いかとは思いますが、「いついかなる時でも発動できるわけではない」という点と「直撃を取ることに意味のある状況でないと自分でツモった方が打点が高くなる」という点の2点を総合的に鑑みると、確かに使いどころの難しい能力であることには違いないのかもしれません。

 

 

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見事にやってのけた

 

しかし、それでもなお松実玄は、あの宮永照を相手にやってのけた。

 

ドラを巡る攻防。その一点において松実玄に及ぶものはおらず、それはあの宮永照とて例外はない。

 

高校生1万人の頂点に君臨するチャンピオンでも卓越した麻雀センスを持つ間合いの達人でも踏み込めない、ドラゴンを司りし者にのみ与えられた絶対不可侵の領域。

 

 

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阿知賀のドラゴンロード

 

そんなドラゴンロードたる松実玄だけに許された力の覚醒が、ここからの闘いにどのような影響をもたらしていくのか。

 

いよいよ先鋒戦最後の南場が始まろうとしていました。

 

 

松実玄の快進撃が止まらない

 

 〇南1局   親:片岡優希 ドラ:南:麻雀王国

 

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松実玄警戒態勢

 

さて。そんなわけで続く南一局。

 

前局に手痛い数え役満の直撃を受けた照は、

 

明らかにシャンテンの進むドラ引きが多かった

つまりドラがあればテンパイする...

そんな手牌になっている....

 

と、玄ちゃんの性質・能力を再定義し、彼女に対する警戒のレベルを最大限まで引き上げることに。

 

 

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松実玄の快進撃

 

しかし、この局も玄ちゃんの快進撃は止まらず、

 

南:麻雀王国南:麻雀王国南:麻雀王国五萬:麻雀王国四筒:麻雀王国四筒:麻雀王国五筒赤:麻雀王国五筒赤:麻雀王国六筒:麻雀王国六筒:麻雀王国三索:麻雀王国四索:麻雀王国五索赤:麻雀王国 ツモ五萬赤:麻雀王国 ドラ南:麻雀王国

 

 ツモ一盃口タブ南ドラ3赤4の三倍満で6000・12000を和了

 

ツモ6回中4牌がドラ....つまりは6巡目で三倍満を作りあげるという驚異の「ドラ加速」を披露し、強烈な火力とスピードで場を制圧する玄ちゃんの戦いぶり。

 

 

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竜蟠虎踞

 

その強さはまさに「竜蟠虎踞」──<竜や、虎のように抜きんでた能力をもった者がある地域にとどまって、そこでその能力を存分に発揮すること>──と評するに相応しく、あの天江衣をして、「旗鼓の間に相見えてみたいものだ」と言わしむる程のオーラを放っていたのでありました。

 

チーム「虎」姫のエースである照と、「龍」の支配者である玄ちゃんがぶつかり合う決勝先鋒卓。

 

 

〇現在の点数状況(後半戦南1局終了時点)

1位 清澄          :110700点

2位 白糸台      :105300点

3位 臨海女子     : 94800点

4位 阿知賀女子  : 89200点

 

 

残りの3局を終え、トップで次鋒にバトンをつなげるのは誰なのか。最後まで目が離せません!

 

次号は休載で、次回は10月4日発売号で掲載予定。

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『咲-Saki-』/小林立ヤングガンガン」より引用しております。