ふわふわな日記

『ぼくたちは勉強ができない』139話 感想:みんなと一緒だったから...運命の瞬間はすぐそこに!

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ぼく勉 問139 感想「彼らはひとり最後の[x]に学ぶ」

ぼくたちは勉強ができない』 最新話 感想 ネタバレ注

 

今週の『ぼく勉』はセンターカラーです!

 

扉絵を飾るのは、前回・前々回のバレンタインデーに寄せて文字通りにひと肌脱いでくれた三人娘の面々。えぇ、最高にエッチですね。本編でもこれくらい悩殺なアプローチができていたならカップル誕生も夢ではなかったかもしれませんが、まぁそんなどうしようもないツッコミはさておき...。

 

いよいよ、『ぼく勉』ラブコメワールドを支えてきた2本柱のうちの1つである「勉強(=進路)」軸のエピソードに決着がつこうとしている今回のお話。運命の瞬間を目前に控えた彼と彼女たちが、この1年間の総決算として「最後に学ぶこと」とはなんなのか。今週はそんなところを中心に感想を書いていきたいと思います。

 

 

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ぼく勉 139話:彼らはひとり最後の[x]に学ぶ

 

そんなわけで今週は「勉強軸」をメインに据えたお話です。 

 

来る2次試験の日程もいよいよ1週間後まで迫り、開幕から怒涛の勢いで勉強に励む成幸くん。そんな彼に対し、

 

 

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バレンタインデーの影響は...

 

結局誰が本命なわけ?

 

なんて言いながら楽しそうにバレンタインの話を蒸し返す母・唯我花枝さん(+世界の終わりを見てきたかのような顔をしている唯我水希ちゃん)でありましたが、成幸くんの台詞から察するに「バレンタインデーのチョコは全部義理!」という認識で落ち着いたということになるのでしょうか。

 

渡された相手から直接「本命チョコ」であると明言されていないとは言え、「まさか...5年間ずっと...」という意識が芽生えてもいたわけですし、正直あの流れで「単なる義理チョコ」として処理がなされてしまうのは流石にうるかの心情を考えると気の毒な印象もあるのですが、このあたりは今後きちんとした形で「告白」がなされていくための布石だったりするのでしょうかね。

 

現状、うるか以外のヒロインに対して成幸くんが「恋愛」を匂わせるようなフラグがほぼ見受けられず、この先成幸くんとうるかのどちらかがそのフラグをバキバキにへし折ったりしない限りは、もう「うるかエンド」っぽい雰囲気が出ているような気もしてきましたし。

 

まぁ、たとえ誰と恋仲になったとしてもそれはあくまでも唯我成幸くんの選択であって、当然僕ら読者の選択ではない(もし僕が成幸くんだったら第1話で文乃さんにプロポーズして振られてるまである)わけですから、「個人的な感情」はとりあえず抜きにして、成幸くんがどういう理由で特定のヒロインに惹かれていったのかがわかる結末にしてくれたら嬉しいなと。恋愛軸の結末に関しては、ただただそんな心境でございます。

 

この1年の感謝をノートに込めて

 

さて。スタートから盛大に話題が逸れてしまいましたが、今回のお話のメインとなるのは「勉強軸」のエピソードです。この1年間の総仕上げとして教育係・唯我成幸が各ヒロイン達に施した最後の授業は、彼女たち一人一人に対して「一冊のノート」を送ることでした。

 

 

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最後のノート

 

そこに綴られていたのは、「できない」子たちに対する最後のアドバイスと、ここまで苦楽を共にしてきた仲間たちへの感謝の想い。

 

父が他界して以降ずっと「独り」で乗り越えてきた辛くて苦しいはずの勉強が、この1年間本当に楽しく感じられたこと。誰かのことを考え、共に問題と向き合ってきた日々が心の底から楽しかったこと。そんな思い出の数々が今、本番の試験を目前に控えた成幸君の胸に去来する。

 

 

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この1年間の感謝

 

自分「独り」ではきっと、ここまで頑張ることは出来なかった。

 

一生懸命「できないこと」に挑む彼女たちの姿から学んだことは計り知れず、彼女たちと出会えていなければ、もしかしたら「教師」になりたいという夢と向き合うことさえ出来なかったかもしれない。

 

試行錯誤を繰り返し、慌ただしくもみんなで駆け抜けてきた1年という時間。そこには本当に色々な思い出があって、決して言葉一つで語り尽くすことなんて出来やしないけれど。

 

でも、それでも、飾らない真っ直ぐな「感謝」とこの先に進んでいく「覚悟」だけはきちんと伝えたいと思う。

 

 

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絶対皆で合格しよう!

 「一緒にがんばってくれてありがとう」

「「一人」でも「独り」じゃないから 絶好皆で合格しよう!!」

 

進む道はそれぞれでも、一緒に頑張ってきた軌跡が消えることはなく、その思い出は確りと胸の中に刻まれているのだから。

 

過ごしてきた時間の中で、自分たちが積み重ねてきたもの。それが結果として付いてくるかどうかはまだ誰にもわかりません。未来とは、その文字の成り立ちどおり「未だ来ていない」ことを指す言葉であり、後で振り返って初めてわかるものなんですから。

 

一瞬一瞬の「今」の積み重ねが「未来」になり、その「未来」がいつかの「今」になる。動機も、向かう先も、成し遂げたいことも。多種多様、十人十色。だからこそ、本気になれる。様々な悩みや迷いを抱えながらも、みんなと共に歩んだ思い出を糧に、自分の気持ちが指し示した方角に向かって走っていける。

 

 

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みんなが笑って幸せに成れる結末を!

 

それぞれが見出だした「明日」への入り口。

 

次週、彼と彼女たちが無事に自らの未来を切り拓いていけるのか。いよいよ以て描かれる「勉強軸」の決着を楽しみに待ちたいと思います。

 

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『ぼくたちは勉強ができない』/筒井大志週刊少年ジャンプ」より引用しております。

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