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『ぼくたちは勉強ができない』154話 感想:恋の終わりと恋の始まり!線香花火に想いは照らされ.....

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ぼく勉 問154 感想「[x]=機械仕掛けの親指姫編④」

ぼくたちは勉強ができない』 最新話 感想 ネタバレ注意

 

ひょんなことから孤島で2人きりになってしまった成幸くんと理珠ちん。

 

2人とも泳げないため潮が引くまでは身動きが取れず、この場で一晩を過ごそうという流れになりました。

 

約束された王道のラブコメ展開が紡がれていく中で、2人の距離がどのようにして縮まっていくのか。楽しみにしつつ、早速感想を書いていきたいと思います。

 

 

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さて。そんなわけで今回で理珠ちんルートも4話目です。

 

率直なお話、このルートは相対的に見てもエンディングまでの障害が最も少ないと思われるルートの一つで、実際ここまでの展開もかなりイチャイチャ濃厚接触風味(あくまでも相対的なお話ですので、葛藤がゼロと言っているわけではありません)で描かれてきました。

 

 

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近付く距離

 

理珠ちんサイドは「絶対に振り向かせてみせる」の意気込みで彼にアプローチを行っているし、この世界線における成幸くんには他に気になっている子がいたり...なんてこともない。

 

従って、成幸くんが理珠ちんのことを恋愛対象として認識すればそれでもうグッドエンディングに至る条件は満たされることになり、「留学による離別を懸念していたうるか」「友達の存在に葛藤してきた文乃さん」と比べてマイルド寄りな雰囲気になるのは、好みはともかく納得の展開と言える。

 

 

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マイルド風味な理珠ちんルート

 

とはいえ、「好きな人と両想いになっていく」ということは、一見して当たり前のように思えても実際にはとても勇気のいることだったりもするわけですよね。

 

相手が何を考えていて、一体どんなことを想っているのか。

 

たとえ"言葉"に出したとしてもその全てを正確に汲み取るのはとても難しいことで、だからこそ、一人歩きする「ゲーム」というワードが2人の関係をより曖昧な方向へシフトさせる現状に繋がってしまっている。

 

 

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「ゲーム」であって「ゲーム」ではない

 

これは「ゲーム」なんだよな?

俺らの...関係って 今...

 

流石に成幸くん側も強く意識はさせられていて、それでもあと一歩の距離を縮め切れていないのは、『これは「ゲーム」なんだよな?』という意識から脱却できていないから。

 

物語の起承転結を踏まえれば、ここから残りの一歩を埋める「キッカケ」がキッチリ描かれていくのだと思いますが、果たしてどんな展開が待っているのか。引き続き、楽しみにしたいところです。

 

 

 

恋の始まり、恋の終わり

 

さて。そんな理珠ちんルートの最中、久しぶりに武元うるかさん(回想)の御登場です。

 

このルートにおけるうるかは最後まで告白できずに留学先へ旅立ったと既に語られており、今回はその理由がクリスマスの日に2人の会話を目撃してしまったことだと判明しました。

 

 

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できなかったうるか

 

本気の恋と勇気ある姿。

 

うるかもまた理珠ちんと同じように本気で恋をしていた。だからこそこのゲームがただのゲームではないとわかるし、「遊びなんかじゃないよ」と言い切ることもできる。

 

けれど、蛍のように深く恋焦がれる友人の姿を前に、5年間ずっと踏み出せなかった自分との違いを痛感したということなのでしょうか。

 

あたしにはたぶん できないかなぁ...

 

 

.....という言葉から感じられる彼女の切ない気持ち。

 

ヒロイン同士の気持ちを衝突させない方針を好む『ぼく勉』らしい台詞ですし、こういうテイストに関してあれこれ言うのも今更ですが、まぁやっぱり切なさはありますよね。

 

 

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歴史はこうして変わっていく

 

うるかルートではできた「告白」が違うルートではできない。

 

様々な前提が変わり、歴史修正が行われている状況なのも理解していますが、仮に誰かが動くとそれ以降どのヒロインも身を引くしかないという現象が全ての世界線で適用されるのなら、正直「一対多のラブコメとしてあまり上手い手法だとは思いません。

 

わざわざifのルートとして個別の恋愛を描いているのに「早い者勝ち」みたいなリアルさを感じてしまうのは味気ないですし、個別ルートが前提の世界でエンドヒロイン以外の女の子たちにも触れるのならあまり一辺倒な展開にはしてほしくないなと。

 

 

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線香花火のような恋

 

なので、次の文乃さんルートではもう少しヒロインたちの間で丁寧に気持ちの交流が描かれてくれることに期待しています。

 

「打ち上げ花火」を見たあの日から始まり、長続きを象徴する「線香花火」のような恋に繋がっていく。誰もが幸せを願っているし、時には譲りたくない想いだってある。そんな本気の恋が花咲く展開を楽しみにしております。

 

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『ぼくたちは勉強ができない』/筒井大志週刊少年ジャンプ」より引用しております。