ふわふわな日記

『ぼくたちは勉強ができない』62話 感想、関城紗和子の魅力に迫れ!新友が親友になる物語!

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ぼく勉 問62話 感想「親友が天才に描くもの即ち[x]である」

 

関城さんのターンがはじまったな!

 

今週の『ぼく勉』は関城さん回である。正直、驚きましたわ。前回の予告で「久しぶりにアイツの出番!!」と書いてあったので、関城さん登場もありうるとは思っていたけど、まさか主役を張るとはなぁ...恐れ入ったぜ!

 

しかも、今回のサブタイトルがまた秀逸だよね。関城さんが初登場した問12のサブタイトル「彼女が天才に望むもの即ち[x]である」に対して、今回の問62のサブタイトルが「親友が天才に描くもの即ち[x]である」ですよ。

 

明らかに今回のサブタイは関城さん初登場の12話を踏襲したものになっていると言える。ちょうど50話前の回というのも感慨深いですし。

 

 

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関城さんと理珠ちんの関係性

 

加えて、サブタイの表記が「彼女」から「親友」になっている点も見過ごせません。関城さんが勝手に言っているだけではなかったってワケだ。

 

最初は、理珠ちんにとって関城さんは名前も記憶していない人でしたけど、時間の経過が2人の関係を「親友」と呼べるものに変えていくというのが見事に表現されたサブタイなり!さすが筒井先生やで!

 

 

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今週の関城さんが輝きまくってる件!

 

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関城さんと理珠ちんのデート回!

 

私服で至福な関城さん!

 

ぼろぼろになったペンケースを新調するため、2人で買い物に出掛けることになった関城さんと理珠ちんですが、遠足前の小学生よろしく、理珠ちんとのデートが楽しみ過ぎて一睡も出来なかった関城さんである。

 

それで缶コーヒー9本のタワー作りながら、理珠ちん待ってるとか、筋金入りですわ...。

 

カフェイン中毒で、また寝れなくなっちゃうって。そうか、むしろ今夜は寝ないという覚悟の表れなのか。なるほど、納得した!(違う)

 

しかし、あれですね。以前に寝間着姿は描かれたけど、普段の白衣のイメージが強い分、私服姿がめちゃんこ輝いて見えますね。いやはや、関城さんもやれば出来るじゃん!(謎の上から目線)

 

 

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張り切る関城さん

 

関城さん、本気過ぎる....。

 

しかし....関城さんよ、5分単位でデートプランを練り上げてきた...って、それは絵に描いたように無茶なやつじゃろうて...。笑

 

女の子らしく甘いもの巡りデートなのは和むけど、もしかして、ずっと食べ続けるつもりだったのん?スイーツデートなのん?もはや、理珠ちんがうどん以外を食べまくっていることに驚愕だよ!(そこ?)

 

色々と順序立てたり、びっしりプランを計画するのもいいけどさ、ほら自然な流れってあるじゃん?時にデートで大切なのは、なりゆきですよ。な・り・ゆ・き。

 

とはいえ、まぁ関城さんのパッションは伝わってきました。とても張り切っているんだなってのを感じます。それほど、理珠ちんとのデートを楽しみにしていたんだなって。

 

関城さんも一人前の恋する乙女だかんね。理珠ちんを想う関城さんの姿はめちゃくちゃ尊くて応援したくなってきちゃったわ。もうここまできたら、全力でデートを楽しんでくれよ、関城さん!

 

 ・・・と思ったのも束の間。

 

 

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成くん登場

 

あ・・・(察し)。

 

思いがけず、2人の前を通りかかる成くんなのだった...。よもや、このタイミングで出くわすとは...ホント成くんはラブコメの申し子だってばよ...。

 

 

ぼく勉ワールドにおける関城さんの立ち位置

 

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関城さんが友達想いすぎる

関城さんいい子やなぁ...(しみじみ)

 

関城さんにとっては、寝れなくなるほど楽しみにしていた理珠ちんとの買い物デート。しかし、理珠ちんのことを想い、「ペンケースを一緒に選んでやってくれないかしら」と成くんに頼む関城さんなのでした。関城さん、天使のようにいい子過ぎるよ...。

 

理珠ちんは気付いていなかったんだし、ここで気付かないふりをしてしまえば、このままデート続行だったのに、それをしないのが彼女の優しさ所以でしょう。

 

関城さん....あんた、スゲーかっこいいよ、と思わず叫びたくなってくるというもの。

 

 

し・か・も!

 

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はぐれ者

 

自らを「はぐれ者」と評し、ポツンと横たわる1体のぬいぐるみを自分と重ね合わせる関城さんの表情はなかなかどうして.....グッとくるものがありました。

 

サブポジションのキャラクターにも、きちんと深みがあるってのは、やっぱり凄く大切なことだよなぁ...。

 

まぁ、言ってしまえば、関城さんは理珠ちんの魅力を輝かせるためのバーター的存在ではあります。

 

成くんのことを人として認めてはいても、それが恋愛的な意味ではないし、どのみち理珠ちんのことを応援したいというのが関城さんのアイデンティティなので、直接的にヒロインレースに関わってくる可能性も薄い。そういう点では関城さんエピソードはサイドストーリーという見方もあるでしょう。

 

でもさ!やっぱり、理珠ちんが「人の感情を理解するのが苦手」なヒロインであればこそ、関城さんにとって理珠ちんがどういう存在なのかは重要なところなんだと思う。

 

なにせ、「感情」ってのは「恋愛感情」だけじゃなくて「友情」や「愛情」だって含まれるわけですから。

 

ゆえに、『ぼく勉』ワールドの中でも随一に、真っ直ぐな感情をほとばしらせる関城さんが理珠ちんと「親友」になっていくのは、やはり意味があるんじゃなかろうか。

 

どうして、関城さんは理珠ちんにそこまでこだわるのか。どうして、自分の想いを抑えて、理珠ちんの恋を応援するのか。そんな関城さんの「感情」もまた、理珠ちんエピソードのスパイスですよ!今回はその点が掘り下げられていて良かったなぁ、と。

 

 

憧れは突然に...

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中学時代の関城さん

 

中学時代の関城さんは、成績優秀で勉強が「できる」故に周囲と馴染むことが「できない」女の子でした。曰く、「またガリ勉関城が平均点上げてるよ」ときたものです。

 

まぁ、中学生くらいだとわりと目に浮かぶ光景でしょうな。勉強ができるより、スポーツができる方がヒーローで、むしろガリ勉ってのは敬遠されがち。

 

うるかの成くんに対する第一印象も決して良いものではなかったし、中学生のコミュニティでは、スポーツ(チームでやるもの)>勉強(一人でやるもの)みたいな短絡的な風潮は少なからずあるものなのでしょう。

 

んで、無事に保健室登校になってしまう関城さんである。「できる」故の孤独ってのがまた作品テーマ的に巧い演出というか、なんというか。絶望しまくってる関城さんが何とも痛ましいのう...。

 

 

 

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憧れは突然に.....

 

しかし!そんな関城さんの前に現れたのが理珠ちんでした。

 

開始10分で模試の答案を完成させながらも、悪目立ちしたくないと、その場に佇んでいた関城さんに対し、「おそらく全問合ってると思いますので帰ってもいいですか」と言い放つ理珠ちん。

 

そんな彼女に関城さんは秒速で憧れを抱きます。どれだけ疎まれても周囲の空気に左右されず、堂々とありのままに行動できる理珠ちんの姿は、関城さんにとってはまさにヒーローのような存在だったというワケ。

 

そして...。

 

 

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関城さんにとっての理珠ちん

 

出会いから長い年月を経て.....理珠ちんのことをずっと恩人として想い続けてきた関城さんがやっと、理珠ちんと友達になれたのである。過去を知ってから2人のエピソードを振り返ると、凄く良い話に見えてくるから困るぜ。関城さん株ストップ高ですよ。

 

理珠ちんに憧れて、まわりを気にするのをやめた。きちんと授業に出るようにもなった。そして、自分の進みたい道を決めた関城さん。

 

一方通行ではあったかもしれない。でも過去に確かなベースがあって、今に至る想いがある。

 

ヘビーな過去を重くなり過ぎずコミカルに描きながらも、関城さんが理珠ちんを想う理由がきっちり伝わるエピソードに仕上げるこのバランス感がたまらんね...。我が人生に一片の悔いなし!(関城さん風に)

 

 

理珠ちんと関城さんの関係性!

 

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理珠ちんの変化

そして、理珠ちんの気持ちにも変化が・・・。

 

今回は関城さん視点での理珠ちんが描かれたわけですが、結果的には、理珠ちんが関城さんのフィルターを通して自分のことを見つめることになったというのが今回のエピソードのキモと言えるでしょうね。

 

「人の感情に疎い」。100%短所だと思っていたものが、視点を変えればプラスになることもある。自分が否定していたものを肯定してくれる人がいる。関城さんの感情に触れて、「嬉しいです」と言う理珠ちんの姿には胸が熱くなるというもの。

 

結局のところ、長所と短所なんてものは表裏一体で、見る側の視点に依る部分も大きいのです。61話で真冬先生が言っていた、大人になっても自分の長所がわからないってのはそういうこと。究極的には自分がどう思うかというだけの問題なのかもしれません。

 

まぁ、「友達」の視点という意味では、今後理珠ちんの良き理解者でもある関城さんとの関わりで理珠ちんがどう成長していくのかも少し楽しみになってきたかな。筒井先生公認で関城さんは理珠ちんの「親友」ですからね!

 

 

要するに、何が言いたいかというと...。

 

 

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理珠ちんと関城さんのラッキースケベ展開が最高に輝いてたなってことです!

 

ワンシーンで関城さんと成くんの両方にラッキースケベを味わせる筒井先生の発想力には頭が上がりませんわ。今後も、理珠ちんと関城さんの絡み(物理)に期待しております!

 

 

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