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『五等分の花嫁』100話 感想、竹林さんの登場と表面化していく想い!五月と四葉ちゃんの気持ちに注目です!

 

五等分の花嫁 100話「日の出祭 二日目」 感想

五等分の花嫁 最新話 感想 ネタバレ注意

 

今週の『五等分の花嫁』は連載100話目記念の巻頭カラーです。

 

TVアニメ2期に向けての「キャストさんインタビュー」「エピソード人気投票の結果発表(別記事にて感想を更新する予定です。)」を始め、組まれている特集内容としても今週のマガジンは非常に盛り沢山な豪華仕様となっていました。

 

中でも個人的に一番驚いた&嬉しかったのは、五つ子たち全員がそれぞれ1ページずつフルカラーで扉絵を飾っていたこと。「あ」「り」「が」「と」「う」の5文字を5人で繋げていく形式がとても綺麗でした。表紙にも「前代未聞」との表記がなされていましたが、ここまで大々的に連載100回目のお祝い企画を通して貰えた作品は、これまでにも前例がなかったんじゃないでしょうか。

 

 

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5連続カラー扉

 

本編に関しても、高校生活最後のイベント「学園祭」を舞台に絶賛盛り上がってきた状況ですし、『週刊少年マガジン』の看板作品として最後の最後まで全力で駆け抜けていって欲しいですね。

 

『五等分の花嫁』という作品がその幕を閉じるとき、風太郎と五つ子たちは一体どんな「未来」にたどり着いているのか。それぞれの気持ち、風太郎の選択。6年前の「過去」から始まった軌跡の全てが一つの「答え」となって収束していくこれからのお話、早速気になった部分について振り返っていきたいと思います。

  

 

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第100話:日の出祭 二日目

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日の出祭 2日目

 

さて。先週のお話で1日目の工程が終了し、「日の出祭」は早くも2日目に突入です。

 

勉強優先で食堂に入り浸っていた五月も今日は二乃と一緒に「パンケーキ屋」の看板娘として店番をすることに。

 

コメディ的文脈であれば「五月のつまみ食いが大変で...」みたいな展開で笑いが起きてもおかしくない構図でしたが、そこはそれ。つい昨日風太郎から衝撃的な告白を受けたばかりの五つ子さんたちですからね。お祭りどころのお話ではなく、頭の中は「風太郎が誰を選ぶのか」問題で一色....といった様相を呈しておりました。

 

 

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五月の心境やいかに

 

しかし、告白の返答待ち状態である二乃は当然としても、五月まで動揺を露わにしていた点は少し解釈に悩むところでしょうか。

 

風太郎の心の中にいる「特別な誰か」。まさか...とは言いつつも、自身の可能性を指摘され頬を染めながら「困ります...」と言葉にしている五月の様子が示すものは、秘めたる想いの示唆なのか、あるいは単に、異性から告白を受けるシチュエーションに戸惑いが隠せないというだけのことなのか。

 

現状では何とも判断に苦しむ描写ですが、いずれにせよ「困ります...」という表現から鑑みるに、五月の中で「気持ちの整理」がついていないことだけは間違いないのでしょうね。仮に風太郎から告白をされたとしても、現時点での五月が返せるものは「明確な否定」ではなく「困惑」であるということ。

 

 

だとすれば、先週の「羨ましい限りです発言」(=これこそまさしく二乃の言うとおり第三者的視点から口にしている他人事発言ですよね)も含め、これから先のお話で五月が当事者として恋愛意識を発露させていく展開は十分に考えられるのではないかと思います。

 

物語的にも五月が恋を知らぬままに作品が完結するとはやっぱり思い難い面がありますし......。個人的にはそんな印象を抱いておりますので、果たして今後の五月がどこに向かっていくのか。その挙動に注目していきたい所存ですね。

 

 

四葉ちゃんの気持ち

 

一方、パンケーキ屋で悶々としていた二乃&五月ペアとはまた違う雰囲気で想いを巡らせていたのが、四葉ちゃん&三玖のペアでした。

 

「最終日まで時間をくれ」という風太郎の言葉を受けた今、自らアクションを起こすことを躊躇う気持ちもある。でも、答えが出てしまったなら、きっと今まで通りではいられない。

 

 

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四葉ちゃんの想い

 

だからこそ、このまま「答え」を待つだけではなく風太郎と一緒に学園祭を楽しみたいと思う三玖の気持ちはとてもよくわかるわけですが、その反面、四葉ちゃんのスタンスがやはりとてももどかしく思えてしまうのですよね。

 

最後に思い出作り 私もしておいた方がいいかもね

 

という台詞にも表れている通り、彼女には自分の「恋」を成就させようという意志が見られません。

 

風太郎と「特別な誰か」の間に恋人関係が成立してしまえば、その時点で他の子の恋は終わる。そこまでの状況に至ってなお、自らの想いを秘匿し続けて苦しんでいる四葉ちゃんの在り方は、事情を知っている姉妹たちからしてみれば決して気持ちのよいものではないはずです。

 

誰にだって自分の幸せを願う権利がある。そこにある気持ちは「好きだった(=過去)」の一言で安易に片づけていいものなんかではなく、「今」この瞬間を生きている中野四葉の胸の中で確かに息づいているものなのですから....。

 

 

「過去」からの来訪者

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竹林さんの登場

 

そんな文脈に導かれたからなのかなんなのか、「過去」の象徴でもある竹林さんが満を持しての再登場を果たしていた点も今週のお話における重要なポイントになっていました。

 

小学生以来、おそらくは6年ぶりになろうかというこのタイミングで竹林さんが風太郎の前に現れたのはなぜなのか。

 

その理由については色々と考察の余地がありそうですが、

 

 

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竹林さんの目的は?

 

まず気になるのは、五つ子たちを焚きつけるような絡み方をしていた点ですよね。

 

数年ぶりの再会であるにも関わらず「いつもうちの風太郎がお世話になってます」などと言ってのけ、しまいには「どちらがより親密なのか」なんていうあからさまな挑発に打って出る。

 

そんな言動の数々からは風太郎への「特別な感情」が見て取れますが、それが「恋心」なのかと言えば、きっとそうではない。

 

 

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竹林さんの心情

 

「本当に大きくなったね」

 

そう語る彼女の表情を見れば、竹林さんが風太郎に対して抱いている感情が「恋」とは違うものであることがわかります。出会い頭に自ら言葉にしていたように、彼女が風太郎へ向けている気持ちはおそらく、「生き別れの姉」としてのそれと形容してよさそうなものでした。

 

 

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過去と今

 

かつては問題児として手を焼かされる存在だったはずの風太郎が 、今や眩しく見えるほどの「成長」を遂げている。

 

竹林さんが旭高校を訪れた目的はそんな風太郎(=生徒)の今を見に来ることであり、それは同時に「教師」と「生徒」の関係性を強調している文脈とも言えるわけですよね。

 

竹林さんへの失恋が風太郎と四葉ちゃん(=写真の子)の出会いを生みだし、四葉ちゃんと風太郎の出会いが風太郎と五つ子たちの間に「家庭教師」と「生徒」という縁をもたらした。

 

 

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過ごしてきた時間の深さ

 

しかしその深さでは

負けるつもりはありません

 

そんな巡りあわせを認めたうえで、「教師」と「生徒」以上の深さが自分たちの間にはあるのだと断言してみせる五月のスタンス、その立ち位置にはやはりスペシャルなものを感じずにはいられなくて.......。

 

過ごした時間の長さではない。その台詞からは「過去」がどうこうではなく「今」を大切にする意図が見え隠れしているようにも思える。

 

 

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溢れ出す気持ち

 

 

だとすると、竹林さん(=過去の象徴)に対峙する役割を担ったのが四葉ちゃんではなく五月だった点もやや意味深な気がしてくるでしょうか。

 

『私の方が』と個人の感情を吐露しようとしていた四葉ちゃん (もちろんこれは彼女の成長でもあると思います) と五つ子全員を代表する立場から『私たち』の想いを語っていた五月。

 

「全員が特別に決まっている」という風太郎の本心を鑑みても、五月の言葉はやはり風太郎の気持ちに寄り添ったものであることが多いのかなと。そんな印象を持った第100話のお話でありました。

 

 

 

風太郎が選ぶ"未来"とは...?

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過去と今と未来と

 

さて。最後に今週のお話の個人的な総評を述べていくと、風太郎が「未来の選択」を行う直前に「過去の象徴」である竹林さんが登場していた点は、物語的にもとりわけ興味深いポイントだったのかなと思っています。

 

彼女が学園祭に来た目的として「①風太郎の成長ぶりを確認すること」「②風太郎と関りを持っている五つ子たちに興味があったこと」の2点が挙げられるかと思いますが、結果としてみれば、四葉ちゃんと五月の気持ちを表面化させる役割を担っていた人物....という印象はやはりありましたからね。

 

 

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五月と四葉ちゃん

 

仮に風太郎が2人の内のどちらかに「告白」をしたとして、一体今の彼女達はどんな返答をするのか。

 

もっとも、「この選択をすることは正しかったのだろうか」という風太郎の台詞からは、自身の選択に対して思うところがある様な"含み"も感じられますので、来週の第101話で実際に風太郎の「答え」が描かれることになるのかどうかもちょっとわからなくなってきたのかなと個人的に思わなくもないですが...。

 

まぁそんな感じで1週間ドキドキワクワクできたらそれもまた嬉しいことなのかなと。来週の水曜日を心から楽しみにしております!

 

 

<ベストエピソードの感想>

 

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『五等分の花嫁』/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。