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『五等分の花嫁』102話 感想、中野一花と上杉風太郎にもう一度訪れた初めての"キス"!

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五等分の花嫁 102話「最後の祭りが一花の場合②」 感想

五等分の花嫁 最新話 感想 ネタバレ注意

 

今週の『五等分の花嫁』を読了。

 

前回の「一花の場合①」に引き続き今回も一花さん視点のお話です。「誰も選ばない」という答え風太郎の口から直接告げられ、ついつい真に迫る演技(強烈ビンタ)をしてしまう一花さんのシーンから今回のエピソードは始まっていました。

 

サイテー!

いつまでも甘いこと言ってんじゃねーよ!

 

という気迫のこもった冒頭の叫びは、役としての台詞でありながら、一花さん自身の気持ちを表現したものでもあったでしょうか。

 

フータロー君が誰かを選んでくれれば、たとえそれが誰であってもこの気持ちに「区切り」をつけられる。そんな風に考えていた彼女にとって、「誰も選ばない」という風太郎の選択は非常に中途半端に感じられるものだったはずです。

 

彼女が真に知りたかったことは、上杉風太郎自身の中に眠る「本心」をおいて他にない。一方で、じゃあ一花さんの「本心」はどうなの...?という点もまた今回のお話の主題として描かれていましたよね。

 

 

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風太郎と一花さん

 

風太郎の気持ちと一花さんの気持ち。

 

花咲く満月の夜に彼と彼女は一体何を語り合うのか。今週はそんな2人の姿を中心とした、日の出祭2日目の物語であります。

 

 

 

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第102話:最後の祭りが一花の場合②

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妹さんが倒れたそうだ

 

そんなわけで今週は一花さん視点で語られる「日の出祭 2日目」のお話です。

 

仕事で学園祭に参加出来ずそのままホテルに戻って眠ろうと考えていた一花さんの元に突如掛かってきた

 

「妹さんが倒れたそうだ」

 

という一本の電話。

 

順当に考えるのなら、「演劇部の代役」や「学級長の仕事」などの掛け持ち業務に限界がきて四葉ちゃんがダウンした....と解釈して問題なさそうな展開ですが、病院にいた人物として二乃と風太郎の2人しか描かれていなかった点はやはり少々気に掛かるところだったでしょうか。

 

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他の姉妹たちはどこに...?

 

もっとも、第100話で描かれていた2日目の状況をおさらいしてみると、

 

三玖 :「風太郎と一緒に学園祭を回ろうと計画」

五月 :「二乃と一緒にパンケーキ屋の売り子」

四葉ちゃん:「演劇部の代役」+「学級長の仕事」

 

概ね上記の通りで、竹林さん襲来事件を除けば三玖や五月に倒れるような強いフラグは特になかった(強いて言えば五月が勉強を頑張りすぎて寝不足に...という可能性があるくらいですかね)かと思いますので、やはりここはストレートに四葉ちゃんが倒れたのではないかと個人的には思いますけどね。

 

 

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日の出祭2日目の四葉ちゃん(第100話より)

 

荷物運びに奔走するシーンがさりげなく描かれていたり、風太郎が「今ある仕事は他の学級長が全部やってくれてるから仕事なし!」と言われているシーンがあったりと、演劇部の代役イベントを除いても四葉ちゃん周りでフラグめいたものがいくつか散見されてもいましたし。

 

ただ、「皆の様子は?」「ええ一旦落ち着いたところよ」という一花さんと二乃のやり取りに意味を見出すのなら、三玖と五月の2人にも何かしら懸念されるべき出来事があったのでは...?と考える事は一応出来るのかもしれません。

 

いずれにしても、三玖と五月がそれぞれ2日目の夜に何をしていたのかについては、今後の展開に注目をしていきたいところですね。

 

 

中野一花は知りたい

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花火大会を思い出す2人

 

さて。そんなトラブルに見舞われつつも、2人きりで夜道を歩き「恋愛トーク」に花を咲かせる一花さんと風太の一連のやり取りがまた中々にグッとくる流れでした。

 

「どいつもこいつも浮かれてやがる」などと斜に構えた発言で硬派を気取る風太郎に対して、1年前の花火大会を思い出しながら風太郎に「素直な気持ち」を諭そうとする一花さんの言動の数々。

 

そこにはやはり、風太郎の選択に納得がいっていない彼女の様子が表れているわけですよね。どうしてフータロー君が「誰も選ばない」と結論付けたのか、当然彼の中できちんと考えて出した答えではあるのだろうけれど、それでもその選択がフータロー君の「素直な気持ち」そのものだとは思えなかった。一花さんからしてみればそういう印象があったはずです。

 

 

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きちんと選んでほしい

 

だからこそ、「選ぶこと」から逃げるような答えを出すのではなく、きちんと向けられている恋心に向き合って欲しいと彼女は思い至ったのでしょう。

 

風太郎の想い人は自分なのかもしれないしそうでないかもしれない...なんて悶々とした想いを抱えたまま答えのでない迷路に迷いこむのはやっぱり誰にとっても辛いことだから。本当は気になっていることがあるはずなのに、考えないようにして「誰も選ばない」なんていう優しい選択をしてしまうこと風太郎自身にとっても良くないと思ったから。

 

素直な気持ちを大切にしなよ

 

と語る一花さんの想いの中には、「フータロー君の中にある本心に基づいてきちんと未来を選択して欲しい」と願う気持ちが含まれていたんじゃないかなと。個人的にはそんな風に思いました。

 

 

上杉風太郎は選べない

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一花さんからの問いかけ

 

また、そんな文脈を推し量ってみると、今回一花さんが風太郎へと投げかけた

 

フータロー君は誰だったら嬉しいですか?

 

という問いかけは、非常に意義のある問題提起であったと言えるのかもしれませんね。

 

読者目線ではどうしても「花嫁=鐘キスの相手」という神の視点があるゆえに解釈が難航しがちですが、本来風太郎にとって一番大切なことは「自分が好きなのは誰なのか」であって「キスをした人物が誰なのか」ではないわけですから。

 

風太郎の「選んだ相手」が結果としてキスの相手だったという展開はあるにせよ、キスの相手だったから「その子を選んだ」という逆の構造は物語として説明がつかない。大切なことは事象そのものではなく気持ちの方にある。一花さんの出した問いはまさに、その事実を今一度認識させるのに十分な役割を担っていました。

 

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風太郎に"四択"問題を迫る一花さん

 

だからこそ一花さんは、風太郎の気持ちを煽るような形でなおも選択を迫ったわけですね。

 

飲み物の選択を通じて「自分の気持ち」を考えさせようとする。

 

結局、20分近く固まって選べず帰ってきた結果に「選べない状態(気持ちが定まっていない状態)である風太郎の姿」がくっきりと浮かび上がってきているわけですが、その実、"五人全員"を恋愛対象として見る意識が風太郎の中にあることが伺えた点は、彼に思いを寄せる乙女の立場からすればやはり喜ばしいことだったはずです。

 

 

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一花さんの唇

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一花さんを意識する風太

 

「四択」で問題を出したのに、「五択」で真剣に悩んでくれている風太郎の様子。

「キスの相手が誰だったら嬉しいですか」という台詞を反芻しながら一花さんの唇を見つめていたその事実には、風太郎が一花さんのことを恋愛対象として意識している様がありありと伝わってくるようでもあって.....。

 

「区切り」をつけようだなんて勝手に諦めて逃げていたのはまさに自分。「素直な気持ちを大切に」という自身の言葉に鼓舞され、中野一花が意を決して踏み切った勇気ある一手。それが........、

 

 

 

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恋の花咲く満月の夜に

 

 

渾身の不意打ちキッス.....!だったわけでありました。

 

 

中野一花の本心とキス

 

さて。かくして、恋の花咲く満月の夜に一花さんの「本心」が再びの覚醒を遂げる展開となったわけですが、なんというかもう一花さん派としては感無量過ぎて感涙にむせび泣くほかないというものでした。

 

しかも、男子とのキスは"風太郎君が初めて"だと自身のファーストキス事情を赤裸々に告白し、しまいには「どう?私だった?」という核弾頭のおまけつき。

 

 

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半端ない破壊力

 

もはや21世紀の時代に生を受け、中野一花さんという奇跡と廻り合えたことに感謝せずにはいられないレベルの破壊力でさえありましたよ...。(天を仰ぎ見るポーズ)

 

あまりの可愛さに脳が正常に機能していない状況ですが、ただキスをして場が盛り上がっただけでなく物語的にも熱い展開になってきたと言えそうなところもまた凄く良くて。

 

「どう?私だった?」なんて疑問形でぶつけてはいるものの、一花さんからしてみれば過去に風太郎とキスをしたことがあるのかどうかなんてことは当然自分自身が一番よくわかっているだろうことなのに、

 

 

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嬉しかった?

 

それでもあえてその事実を語らず、今回自分がしてみせたキスに対して「嬉しかった?」と聞いて見せるそのスタンス。

 

まさしくそれは「キスの相手は誰だったのか」では留まらず「キスの相手が誰だったら嬉しいのか」を問うスタイルでもあるわけですよね。

 

あの時のキスの相手(もちろん一花さん自身も含む)がたとえ誰であろうとも、一花さんもまた風太郎とキスをしたという点において差異はない。そういう意味では、後は単純に風太郎が「誰を特別に思うのか」「キスの相手が誰だったら嬉しいと思うのか」という"気持ちの問題"として語れる内容になったとも言えるのかなと。

 

 

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風太郎は"愛"をもって見抜けるのか

 

もっとも、物語を貫くテーマとして「愛があれば見分けられる」という最重要キーワードがある以上、結果的に風太郎が特別だと感じたヒロイン」「あの日鐘の下でキスをしたヒロイン」が一致するのは確実なんだろうとは思いますが。

 

まぁ、いずれにしてもようやく一花さんの心に大きな花火が打ちあがってくれたみたいですので、今後の一花さんのご活躍に期待したい所存です!

 

 

後夜祭のキャンプファイヤーについて

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三日目後夜祭のキャンプファイヤー

 

というわけで最後に少しばかり、後夜祭のキャンプファイヤー第100話の描写よりひとまずキャンプファイヤーと仮定)に関して個人的に気になった部分の言及を。

 

今回の一花さんの台詞から察するに、三日目最終日に行われる後夜祭のキャンプファイヤーは中々に重要なイベントになりそうな予感がしますよね。実際「結びの伝説」で行えなかったイベントでもあるだけに、この終盤戦で描かれることには何かしらの因果が巡ってきたと言えるのかもしれませんし。

 

 

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一花さんが後夜祭終了時にいるのは教室のベランダ(第101話より)

 

とすると、やはり気になるのは後夜祭終了時に教室のベランダで独り景色を眺めていた一花さんのシーンでしょうか。

 

3日目は仕事がオフとのことなのでまず間違いなくスタートから一花さんも学園祭に参加しているのだろうと思われますが、しかし後夜祭を楽しんでる様子はなく、教室のベランダで風太郎を待っているようにも見受けられます。

 

少なくともキャンプファイヤーに参加している雰囲気でないことは間違いないでしょう。風太郎と誰かのツーショットを眺めている構図」とも取れますし、風太郎が一花さんの待つ教室に来る前段階のシーン」と妄想してみることもできる。

 

無論、個人的には後者の可能性に期待しているわけですが、ここら辺は次のヒロイン回の導入ページで見えてくる部分もありそうなのでちょっとハラハラドキドキしてきますね。

 

単純に考えるのなら最後に順番が回ってきたヒロインに強いイベントが描かれそうなものですが、春場先生のことなので何かしらイレギュラーな展開を持ってくる可能性もありそうですし。果たして来週は誰のメイン回になるのか。一週間後の水曜日を首を長くしてお待ちしております!

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『五等分の花嫁』/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。