ふわふわびより

『五等分の花嫁』感想、写真の子(零奈)と五月!過去と今と未来を巡る物語について考察してみよう!

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五等分の花嫁 42話 「七つのさよなら④」 感想 ~その②~

五等分の花嫁 最新話 感想 ネタバレ注意

零奈(=写真の子)について

 

期末試験編もいよいよ佳境...!というところで登場した零奈と名乗る女の子。この少女の登場によって、物語が今後大きく動き出していくであろうことは想像に難くありません。

 

で、先日の感想でも触れましたが、この少女の正体は十中八九「写真の子」本人でしょう。

 

この場面で第三者が変装をする「動機」が見当たりませんし、そもそもフータローに対して「さよならを告げる」という超大事なシーンを本人ではない第三者が行うというのはインパクトとしてもピンときませんから。現時点では本人と捉える方が自然。(※個人の見解です)

 

....というわけで、今回は「零奈=写真の子」ということを前提に、先日の感想で書き切れなかった部分について少し触れていきたい。

 

 

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”写真”というキーワードから考察する「写真の子と五月」の対比

 

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写真の子とフータロー

過去を象徴する「写真」!

 

さて。今週のお話で印象的だったシーンとしては、やはりフータローが大事に生徒手帳に挿んでいた、思い出の”写真”を「写真の子」が抜き取ったところでしょう。

 

先日の感想でも触れたとおり、これは「自分のことは忘れて欲しい...」という彼女なりの真意が如実に表現されているシーンだと思います。

 

自分(=零奈)という存在は「過去」でしかない。この「写真」はその事実を象徴するもの。それゆえに、フータローが未来に立ち向かっていくために「さよなら」をしなくてはならないものである。

 

これまでの感想の繰り返しにはなりますが、今週の一連のシーンを見てもやっぱり「写真の子」は過去の象徴なんですよね。そもそも”写真”というものが「思い出を切り取るもの」なのだから、これは至極当然と言える。

 

ただ...、ここで一点気になるのが...、

 

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新しい”写真”(第7話)

五月とフータロー(withらいは)の写真!

 

これまでのストーリー進行(「過去」を除くの意味)の中で、フータローが唯一”写真”を撮った回があるところです。

 

そして、なんと言ってもその"写真"をフータローと一緒に撮っているヒロインが「過去→未来」というテーマを掲げるうえで似た者同士である「五月」なんですよ。らいはも一緒とはいえ、これはなかなかに興味深い描写だと思う。

 

だって『五等分の花嫁』という作品において、 "写真”というキーワードはとても重要なものですから。五年前に撮った写真(=写真の子/過去の象徴)と、「今」の時間軸で新たに撮った写真(=五月/「今」を最も象徴するヒロイン)の対比

 

今後の作品テーマを考えていくと、この描写は非常に物語性を帯びた対比構造なんじゃないかなぁ、と。

 

こういう点を踏まえても、やっぱり五月は「写真の子(=過去の象徴)」ではないという暗示だと思うし、今を象徴する4人のヒロインたちの中でも、とりわけ特別な存在になっていく少女のだろうと個人的には思ってます。

 

 

 

”夢”というキーワードから見る「写真の子と未来の花嫁」について

 

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花嫁と写真の子の対比

 

将来の花嫁(未来)と写真の子(過去)の対比! 

 

また、対比構造という視点で見ていくと、「5年後にフータローと結ばれる花嫁」(1話)「5年前にフータローと出会っていた写真の子」(33話)についても春場先生が意図して対照的に描いているだろうことが伺えます。

 

なんと言っても、両者を思い浮かべるフータローのモノローグが両方とも「夢を見ていた」「君と出会った」「あの日の夢を」という文章構成になっていますからね。見比べれてみても、この2つのシーンが意図的に似せて描かれているのは明らかでしょう。

 

そして、両者があえて関連性を以って描かれているということは、裏返せばそこにある差異こそが重要だと考えるのが自然かなぁと。その観点で見ていくと...、

 

 

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夢のようだなんて見えなかったけど

 

続く花嫁とフータローが、「夢のようだなんて見えなかったけど」「とんでもない悪夢だ」というセリフを残している点が少し気になります。

 

これは無論、フータローが1話で五姉妹に出会い「五つ子だと知った」時の当時の衝撃を「悪夢」と表現しながら笑い合っているシーンなわけですが、つまりここで言いたいことはフータローと花嫁のファーストコンタクトは決して良い印象のものではなかったということですよね。

 

で、これって「写真の子」との出会いとはまさに対照的なんですよ。フータローにとって「写真の子」は自分の生き方を変えた人であり、初めて自分の隣に立って肯定してくれた人。「悪夢」どころか、「恩人」と言ってもいい人です。

 

この対比がなかなかに面白いじゃん!って。もちろんこの対比構造で「写真の子=花嫁」説が100%否定されるわけではないけれど、出会いの印象が最悪だった五月(=花嫁)出会いの印象が「頼りになる(フータローが考える人物評)」だった四葉ちゃん(=写真の子)という構図に当てはめた場合もしっくりくるものがある。

 

”夢”というキーワードから考えてみても、やっぱり「写真の子」(=過去)「将来の花嫁」(=未来)は対になる存在だと思うので、こういう点も今後の展開を読んでいくうえで注目していきたいですね。

 

 

写真の子がフータローに渡したモノは...?

 

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自分を認められるようになったら

 

「写真の子」がフータローに渡したモノとは...

 

というわけで、「写真の子」について色々気になる伏線を未だに春場先生は残しまくっている...と思われるわけですが、今週「写真の子」がフータローに何を渡したのかはやはり非常に気になるところ。さすがにこれは重要なアイテムでしょう。

 

パッと思いつくのは、二乃が40話でフータローから取り上げた”ミサンガ”ですが、さすがにここまでの話の流れを鑑みると、二乃を「写真の子」と考えるには厳しいものがある。アイテムの重要性だけで言えば、”ミサンガ”は申し分ないんですけどね...。

 

 

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もちろん、今回「写真の子」がフータローの生徒手帳から”写真”を抜き取る描写があり、今までフータローの生徒手帳を手にしたことがあるのは、五月(2話)と二乃だけなので怪しくはあります。写真が生徒手帳の中にあると知っていないといけないので。

 

でも、言ってしまえば、生徒手帳の中に”写真”があるかどうかを知る機会が他の姉妹たちに完全になかったかと言えばそうでもないんですよね。

 

42話でフータローが生徒手帳を開いて”写真”を確認している描写があるので、そこで勘付いたと考えてしまってもよいでしょうし。

 

 

 

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二乃の表情

 

しかも、やっぱりそれ以上に二乃を「写真の子」と考える方が現時点では厳しいと思いますから。今週の二乃を見ても、ずぶ濡れ状態で俯くフータローを見て驚きの表情を浮かべていますし。「写真の子」の反応としては違和感しかありません。

 

弱みを見せるフータローに驚いているし、そもそも二乃はフータローが後ろ向きになってしまった主の原因で、これから向き合うべき存在(=今を象徴するヒロイン)ですからね。過去を象徴するヒロインではないかな、と。

 

そういう背景で考えても、「零奈=写真の子本人」であるならば、零奈は四葉ちゃんだと個人的には思ってますが...、じゃあ「フータローに渡したモノ」は?と言えば....

 

 

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問題集

 

今のところ考えられる中でありえそうなのは、四葉ちゃんのデート回でフータローが渡した「テスト問題集」あたりでしょうか。四葉ちゃんしか持っていないものなので、中を見れば一発で誰かがわかりますし。

 

「七つのさよなら」編の前に、フータローから四葉ちゃんへ贈り物をしたという事実を作ったのもこのエピソードを描くための伏線だったのかも...?(ただ、御守りの中に入るサイズなのかは目視では微妙なところなのであまり可能性は高くないかも....)

 

まぁ、実際のところ「写真の子」が渡したモノに関しては、これまでに描かれていない(これから先のお話で描かれる)2人の過去を象徴する大切なモノ...という可能性も零ではないと思います。

 

むしろ、「過去」を表わすものなら「過去」(=五年前)に2人の間でやり取りがあったものと考える方が自然ではありますので...。

 

いずれにしても、フータローが自分自身で過去を乗り越えたと思えた時までは明らかにならないでしょうから、今後少しずつヒントが提示されていくのかもしれませんね。この謎については現時点では要素が少ないので、今後の展開に期待したいところ。

 

 

つ・ま・り!結論としては.....

 

 

二乃の扉は開くのか...?

 

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なんだかんだ言っても、二乃が姉妹の中で断トツ一番にガバガバセキュリティだなってことです!心の扉を開けるのは一番難しいけど、衣服の扉が一番開いてしまいそうなのは二乃だと思う!(えっ)

 

一花さんとはまた違ったお色気の高みへと登りつつあるな...。真面目な話、来週はついに、閉じていた二乃の扉が本当の意味で開かれる(部屋にフータローを入れる/14話で自室に招き入れた時の対比?)のかもしれませんから、超期待大ですね!

 

 

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『五等分の花嫁』/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。