ふわふわびより

『五等分の花嫁』66話 感想、中野一花が乗り越えた”自分の気持ち”!その笑顔は何よりも輝いて...!

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五等分の花嫁 66話 「スクランブルエッグ⑥」 感想

五等分の花嫁 最新話 感想 ネタバレ注意

 

今週の『五等分の花嫁』を読みました。

 

実を言うと、今週のお話を読む前は、緊張で凄く胸がドキドキしていたんです。先週からの流れを踏まえても、今回は一花さんの「本音」が聞ける回になるんじゃないかということは容易に予想ができましたから。だからいつも以上にどこか落ち着かない自分がいて...。どんなお話になるのか想像するだけで胸が締め付けられるようでもあって...。

 

でも、いざ読み終われば、そんな胸騒ぎを覚えていたことが嘘のように、ひたすらに一花さんのことが愛おしくてたまらなくなっていたという...。彼女が見せた曇りなき純粋な「笑顔」。心の底からこの瞬間を待ち侘びていたのです。ずっと誰かの目を気にして「お姉ちゃんらしく」あろうとしてきた一花さんがようやく自分の”本心”を肯定出来るようになった。そのことが何よりも嬉しくて仕方がなかったわけですね。

 

 

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「人間」を描くということ

 

そして、そういう感情を抱かせてくれるのは、春場先生がきちんと「人間」を描くことを大切にしてきたからなのだと個人的には思ってます。

 

物語とは、いつだって「出来事」ではなく「人間」を描くもの。登場人物たちがお互いに影響を与え合い、「葛藤」し、「選択」し、「変化」を見せ、やがて大きな「成長」を遂げていく。「出来事」に寄せて「人間」が動いているんじゃない。「人間」が自分の意志を持って動くからこそ、人の心を掴む最高の『ドラマ』が生まれるのです。きっとこれこそが”物語”の持つ最大の魅力でもあるのでしょう。

 

それに、これは最初に「僕は」とつく意見ですが、僕は彼女たちを「キャラクター」として見ようとは思ってません。「人間」として見たい。ただの一面性で終わらないのが人間です。だから、「弱い部分」や「嫌な部分」があったって構わない。人間ですから。むしろ、もっともっと人間味溢れる彼女たちの内面を知っていきたいなと思うくらいでさえありますよ。本当、『五等分の花嫁』はそういう視点を忘れずに読んでいきたい作品だなぁと思いますね。

 

....というわけで、今回はそんな「人間」中野一花の物語。いつも通り前置きが長くなりましたが、早速今週のお話を振り返ってまいりましょう。

 

 

 <家族旅行編>


 

 

 

四葉ちゃんの魅力と一花さんが乗り越えたもの

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一花さんと四葉ちゃん


さて。今週のお話は一花さんと四葉ちゃんが2人きりで想いを語り合うシーンから。

 

改めての感想にはなりますが、「悩める一花さんの心をすくい上げる」というこの状況において、四葉ちゃんの適任ぶりは特筆ものですよね。

 

悩みの元にも関係している三玖や二乃には荷が重く、五月もまたこういった場面ではやや真面目に取り組み過ぎる(それが彼女の美点ですが...)きらいがある。もちろん、四葉ちゃんも真剣に一花さんを心配していることは明白ではありますけれど、しかしそれでも持ち前の明るさや純粋さで、シリアスになり過ぎることなく、一花さんの内面へと踏み込める。これは彼女にしか発揮できない持ち味だなぁと言えそうです。

 

 

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お姉ちゃんらしく

 

それゆえでもあるのでしょうか。

 

そんな四葉ちゃんの純粋さに引き摺られるかのように、一花さんもまた少しずつ自分の心の内を露わにしていくんですね。何よりも「お姉ちゃんらしくしないと」というセリフを引きだしているのがポイント。彼女が「長女」という役割に重責を感じていたことを姉妹の誰かへ打ち明けたのはこれが初めてのことでした。

 

それもそのはず。これまでの彼女はずっと頼れる「長女」であらねばならなかったのです。かつての三玖が「一花なら心配ない(23話)」と言っていたように、二乃が一花さんを頼って恋愛相談を持ち掛けたように、妹たちにとっても彼女は信頼できるお姉ちゃんだったからですね。

 

ゆえに、そんな姉妹たちの信頼に応えなきゃという想いが彼女を「大人」たらしめようとしてきました。その事実は花火大会編や、生活費を稼ぐために頑張り続けてきた彼女の姿を見ても明らかというものでしょう。

 

 

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四葉ちゃんの”すくい”

 

しかし、四葉ちゃんはそんな彼女に、そうでなくても一花は一花なんだよと言ってくれたんですね。

 

だって、一花さんは「子供」の頃からずっと彼女たちのリーダーで、頼れるお姉ちゃんなんだから。

 

だから、大人とか子供とかは関係ない。「一花さんだけ我慢しないで」もいいのです。おやつを横取りするガキ大将な一花さんも、集めてたシールを自分のものにしてしまう嫌な子だった一花さんも私たちの大好きな「お姉ちゃん」。無理に背伸びをして大人になろうとしなくてもその事実はいつまで経っても変わらない。これこそが四葉ちゃんが一花さんへ伝えたかった心からの想いでした。

 

 

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一花さんのしたいこと

 

だからこそ、四葉ちゃんの”純粋な想い”を受け止めて、ずっと自分を規定し続けてきた「お姉ちゃん」像を打ち破り、きちんと自身の感情と向き合うことが出来た一花さんの姿を僕らは本当に美しいと思えるのでしょう。

 

最初から彼女の内にある”想い”はたった一つしかなかったのです。「ずっと 今が続いてほしかった」。それは三玖のためでも、二乃のためでもありません。そこにあったのは「誰にもフータロー君を取られたくなかった」という自分の純粋な願いだけ。

 

ゆえに、三玖が告白を決意した時は負けられないと思ったし、二乃が今の関係を変えたいと話を持ち掛けてきた時は反対の感情を示しもした。これが等身大の中野一花だったわけですよ。

 

そして、彼女はきっとこれでいいのだと思います。長女として頑張ってきたからこそ手に出来たもの(=女優への道)があるように、変わらない本質があったって構わない。そんな彼女を「よかった」と言ってくれた妹が確かにここにいるんだから。だから本質は変えぬまま正々堂々前を向く。変わったものと変わらないもの。「人間」はこの2つをきちんと両立させていける存在なのです。

 

 

「長女」という壁を乗り越えて、ようやく自身の想いに向き合えた一花さん。そんな彼女がこれからどんな恋愛模様を見せてくれるのか。本当に楽しみが尽きませんね!

 

 

 

 

三玖の”悩み”と風太郎の覚悟

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偽五月=三玖

 

また、今週非常に興味深かったのは、やはり偽五月の正体が三玖であったと判明したシーンでしょうか。

 

もちろん、可能性ベースで考えれば十分に候補ではありましたし、状況から見て一花さんでないなら、もう三玖以外は考えられなかったわけなので、ある意味順当とは言えますが、どちらかというと論点はそこではなく、先に五月に気付かれてしまったことの方が問題なんじゃないかなぁ...。

 

なんせ、どう考えても三玖はフータローに気付いて欲しいと思っていたのでしょうから。今までの関係から一歩を踏み出した証としてフータローに自分を見つけて欲しかった。だから、五月の姿のまま(=真意や状況はともかく五月にまで事実を伏せていたのは五月に対する不義理なのでここに関しては言及があっても仕方ない気はします...「この関係に終止符を打ちましょうと宣言をしてしまった。動機に関してはこれで十分なようにも思います。

 

 

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風太郎が向き合っていくもの

 

一方、依然として五つ子の見分けに苦戦を強いられていたフータローに対し、今回お爺ちゃんが語っていたセリフも物語的にかなり意味深ですよね。

 

「愛」があれば見分けられる。このセリフについてはこれまでにも幾度かブログで触れてきましたが、無論これは単なる言葉遊びなんかであるはずがないのです。現に、五つ子同士はもちろんのこと、お爺ちゃんも中野父も彼女たちの「違い」をきちんと理解しているのですから。要するに「家族」は全員が当たり前のように見分けが出来ているわけですね。

 

であるならば、「お主に孫たちと向き合う覚悟があるのか?」という問いは、”家族”という領域に踏み込む覚悟があるのか?と問うているようにも思えます。ひとまずこの部分に関しては、三玖の悩みとも絡めてどう収集が付いていくのかに全力で期待していきたいところかなと。

 

....というわけで、今週の感想を総括すると、

 

 

やっぱり四葉ちゃんは天使!

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四葉ちゃん天使過ぎる問題

 

やっぱり四葉ちゃんはウルトラ大天使だったんだなってことですよ!

 

もはや我々の業界では四葉ちゃんと書いて「天使」と読むのは常識中の常識レベルですからね。四葉ちゃんにはこのまま天使の聖域にいてもらいたい気もするし、フータローを恋愛的に意識し始めたらどうなるのかも気になるしで本当に悩ましいところではありますのう....。

 

まぁ、とりあえず今週は四葉ちゃんの大活躍と一花さんの笑顔が見れたので、とても印象深い回になったことだけは間違いないですね。今後とも当ブログは四葉ちゃんの活躍に注目をしております!本当早く2週間後になってくれないかなぁ...。
 

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『五等分の花嫁』/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。