最近の『MAJOR 2nd(メジャーセカンド)』が個人的に凄まじい盛り上がりを迎えています。中学生編始まって以来のヤマ場にして最大のピークと言ってもいいでしょう(そうか?)。
少年たちの友情と葛藤をこれでもか!という熱量で描き切った小学生編も、もちろん大変素晴らしかったですよ。最高に満足のいくものだった。
前作とは異なる主人公像を読者に提示しながらも、これぞ『MAJOR(メジャー)』だ!というパワーを感じさせてくれるストーリーにはただただ胸が熱くなったね。『MAJOR(メジャー)』世代としては最高だった!の一言に尽きる内容でしたとも。
前作が大ヒットした後の続編、いわゆるセカンドジェネレーションものはどうしても前作のトレースをしてしまいがちになり、非常にストーリーメイキングが難しいジャンルというのが一般的な見方でしょう。
しかし、そんな常識もなんのその。単行本2巻時点で発行部数が100万部突破の大ヒットを記録し、今年の4月からはNHKでアニメも放送されるという好調な滑り出しを見せてくれたのである。前作で偉業を成し遂げたおとさんも喜んでいること間違いなしだってばよ!
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で、小学生編の流れでいくと、中学にあがったら大吾と光(トシ君の息子)の二世コンビが正式にバッテリーを組んで成長していくストーリーになるのかなって。王道だけどめちゃめちゃ熱いなって、期待に胸を膨らませていたものです。
佐倉さんのターンがはじまったな!
だがしかーし、読者の予想とは裏腹に、中学生編では光の姿はなく、まさかの佐倉さんがピッチャーに転向して大吾と同じ中学に進学していたのである。しかもピッチャー転向は大吾のススメときたものです。
フッフッフッ。このパターンで来たか・・・。おいおい、なんなのこの展開?期待をはるかに越えてきたじゃないか!
そうか、これはきっと満田先生(神)からの啓示なのだ・・・。佐倉さんこそがメインヒロインであるという事実を確固たるインパクトを以って読者に提示するためのね!
なんと言っても、『メジャー』でバッテリーと言ったら、それは結婚しよう!の隠語ですからね。吾郎が清水さんに「生涯、茂野吾郎とバッテリーを組んでくれ―――」と言ってゴールインしたように。わざわざ、佐倉さんがピッチャーに転向した理由なんてもう言うだけ野暮なレベルってワケ(ニヤニヤ)。
要するに、中学生編は佐倉さんのために存在するってことか!(多分違います)。そうとなれば、こちらも全力で佐倉さんの一挙手一投足に注力しなければ、それはもはや失礼というものでしょう。
さぁ、いくぜ!
佐倉さん編(中学生編)プレイボール!
今週の佐倉さんがかわいすぎる件
あれ・・・?
おかしいぞ・・・。なんだが知らないが、大吾がまた他の女の子にピッチャー転向を勧めはじめたんだが・・・。マジかよ・・・。もしかして、大吾って二股くんだったの!?(違います)
千里さんと大吾が投球練習(イチャイチャ)しているのを複雑な心境で眺めていた佐倉さんがぐうの音も出ないほどかわいかったのですが、しかしこれはどうなのよ・・・。
ハッキリ言わせてもらおう!完全にアウトである!と。というか個人的にはもう、トリプルプレーものですよ。一発でスリーアウトチェンジレベルにギルティなプレーであったと言えるね。
「睦子は一昨日から三連投になる」「あまりムリはさせたくない」って大吾くんなに寝ぼけたこと(もっともな正論)言ってるんですか...と。本当に主人公としての自覚あんのかよ!と言いたくなってしまいますね。
はぁ...(溜め息)。
全く、唖然も唖然でございますな。佐倉さんといえば、はじまりにして原点の存在であるところの「幼なじみヒロイン」なんだよ?
もはや「幼なじみ」を舐めてんの?って感じです。佐倉さんと大吾がバッテリーを組む。それ以外の選択肢なんて、ムリもムリムリ、カタツムリ~と言わざるを得ません。
だいたい最近は、「幼なじみヒロイン」といえば負けフラグみたいな形容詞がイオンみたいに結合してくる風潮あるけど、僕から言わせてもらえば甚だ理解できないっちゅー話ですよ。
そもそも、「幼なじみ」が、テンプレのように登場するそこらの属性持ちヒロインと同列のカテゴリに区分けされるところからして、断固議論の余地アリだと言いたいね。
なんたって、主人公にとって幼なじみヒロインってのは地球上のどこを探しても基本一人しかいないんですよ?「ツンデレ」とか「お嬢様」とか「ボクっ娘」とか、魅力的な属性は数あれど、「幼なじみ」ってのはその唯一無二的立場からして2段も3段も上の存在ってワケ。(※個人の見解です)
サンデーでかつて「落とし神」として崇め奉られたかの有名な神にーさまでさえ、幼なじみは将来の結婚相手だぞ!と熱弁をふるっているほどですよ。「TOYOTAが作る信頼の幼なじみ」論を展開し、そんな人いねーよ!と読者を笑わせてくれたものです。
まぁ、この神にーさまは最終的に幼なじみの天理を「ぼくとお前とのエンディングはない」とバッサリ振るんですけどね。くっ、いま思い出しただけでも死にたくなってくるな!
いや、それはそれ(どれだよ?)として、要するに幼なじみってのはもっと大切に扱われるべき存在ってことですよ。どぅ ゆー あんだー すたん?
間違いなく、断トツ一番早くに主人公の魅力に気付いている存在なのに、どうしてこうも涙を流さないといかんの?って。論理的に考えて、ありえないっちゅー話ですよ。
もう、大吾には呆れてものも言えません。本当に、中坊になったのかよ・・・。安西先生でなくても、まるで成長してないな・・・と言いたくなっちゃうね。まったく、小学生からもう一度やり直してきやがれ!このニブチン主人公が!
やっぱり大吾はイケメンだわ・・・
佐倉さん大勝利ィィィィィィィィィィィ!
佐倉さん編(中学生編)は、この調子でガンガン、ラブがコメっていく展開を期待しております!