咲-Saki- 198局(以下、咲-Saki-本編最新話感想のため未読の方はネタバレ注意)
今回の扉絵は.....えっ、天使!?....じゃなかった。我らが大天使・白築慕ちゃんではありませんか!
いやー、まさか年末最後のタイミングで『シノハユ』の主人公が本編の扉絵に抜擢されることになろうとは...。さすがにこのチョイスは『咲-Saki-』扉絵予想研究会(会員1名)を以ってしても驚愕と言わざるを得ませんな。やってくれるじゃないですか立先生...。全力で御礼申し上げます!
ふぅ....。やはり慕ちゃんは最高に可愛い...。可愛さのスーパーインフレである。身に纏う可愛いオーラの桁が違う。ちょうど『シノハユ』の連載最新話では、天使のごとく背中から羽が生えちゃったからね。もはや、本格的に本物の天使と見分けがつかなくなってきてるからね。
しかも、よく見たら奥の方に咏さんもいらっしゃるし。うむ。実に最高の扉絵でした。やっぱり小学生は.......最(ry)
<前回の感想>
宮永照の連続和了!
〇南3局 親:宮永照 ドラ:
前回。ついに王者・宮永照が動き出し、初の和了を許してしまったガイトさん。
無論、和了られた点数は30符1翻(300・500)の安手でしかなく、これ自体に大騒ぎする要素はどこにもない。
が、問題はここから始まってしまう連続和了の方であり、更に状況を厄介にしているのは、今がちょうど照の親番直前であるということ。そして、照に和了られ、あっさり流されてしまった南2局がガイトさんの親番でもあったということである。
そう、この状況はガイトさんにとって非常に厳しいと言わざるを得ません。
そもそも玄ちゃんがドラを独占しているせいで、他家は一撃の高打点を和了するのが極めて困難な状況なのに、東場は優希、南場は照の独壇場とあってはもう話にならない。高い手も作れず、和了れるチャンスを生み出すのも厳しいなんて無理ゲーもいいところ。
しかも、この状況は何も前半戦だけに限った話でもないですし。無論、後半戦で「天和」レベルのミラクルプレーが飛び出すことはないにせよ、東場優希の完成度を前にしては、前半戦と似たような苦戦を強いられることは必至でしょう。
ゆえに、南場の親で細かくても連荘を重ねていくことが点差を埋めるための活路でもあったわけです。なのに、その貴重な親番もあっさりと照に蹴られてしまったという事実。「少し面倒」なんてレベルじゃありませんよ!ガイトさんまさかの大ピンチである。そりゃ、信頼の厚いチームメイトから心配の声が上がるのも頷けるというもの。
従って、何が何でもここで宮永照の連荘を阻止しなくてはいけないのです!流れを断ち切らなければ最悪試合が終わってしまう。そうでなくても、現在3位のガイトさんとしてはもうこれ以上の失点は避けたいはず。ガイトさんここが正念場でございますよ。
あっ...(察し)全く止まる気配がない......
もはや、お構いなしである。照さんによる無情な連続和了が始まった!
うん。やっぱり、照の圧倒的な強さは見ていてワクワクさせられますな。打点は低いのに、いや、だからこそ積み棒が増えていくように段々と恐怖が積みあがっていく感じがたまらない。本当に王者らしい麻雀だなぁと思わされます。
なんせ、玄ちゃんなんて準決勝で植えつけられたトラウマのせいか「ビクッ」ってなっちゃってますからね!
平和ツモ20符2翻の700オールを和了っただけで、こんなにも他家をどよめかせるとはさすがだ...。これが「王者の打ち筋」ですよ、小走先輩!
ギギギー発動!?
まだまだ照の連続和了は終わらない。南3局1本場・2本場・3本場とも他家を全く寄せ付けず着々と和了りを重ねていくインハイ王者の宮永照。
○南3局(平和ツモ/20符2翻・700オール)
ツモ
○南3局1本場(自風ツモ/30符2翻 1100オール)※積み棒1本
ツモ○南3局2本場(1翻役+ツモ/40符2翻 1500オール)※積み棒2本
※和了系不明○南3局3本場(七対子ツモ/25符3翻 1900オール)※積み棒3本
ツモ
ここまで怒涛の4連続(南2局から含めると5連続)和了を演出してみせた照だが、その和了りは全てがツモ和了りによるもの。
もちろん、ガイトさんの言う通り、たった4回~5回程度の和了りではその和了り方に偏りがあるかどうかを判別することは出来ない。
3本場における玄ちゃんからの出和了りをスルーしたことも、ツモ和了りでないと25符2翻になってしまい、前局より打点が低くなってしまうからという理由がある。
ゆえに、ここまでの照の和了りには不自然なところはなかった。.....なかったんだけれど、
続く、南3局4本場。これまでの照とは一風変わった和了りを見せる。
ポン ツモ
この形で、優希からの出和了りを見逃してのツモ。確かに、出和了りの30符3翻7000点(5800+1200点)より、ツモ40符3翻の3000オールの方が打点は高くなるけれど、しかし、出和了りでも打点制限の条件はクリアしているわけなので、これまでの照なら問答無用で優希からロンを取ったはず。赤土さんの言うように、より多く和了るならいきなり高めにいくのではなく段々と打点を上げていった方が理にも適っているでしょう。
それなのに、この見逃しは一体どういうことなのか...。普通に考えても、大トップである優希からの直撃を取れる出和了りは照としてもベターな選択としか言いようがない。だから、あえての見逃しに何かしらの理由が隠されていることは言うまでもありません。
となると、ツモ和了りであることが能力発動の条件になっていると考えた方が妥当でしょうか。
まぁ、部長やフナQ、赤土さんさえも知らなかったプレイングということは、これまでの公式戦において一度もお披露目したことのない正真正銘の「隠し球」なのでしょうし、「連続和了」のツモ限定版というだけならば、普通に「連続和了」で良いはずなので、そう単純なものでもないのだとは思いますけどね。
ともかく、阿知賀編以来ずっと示唆されてきた「ギギギー」がようやくお披露目になるのだと思うと感慨深い.....。
準決勝では「相手が手強くて使いどころが難しかった」と言っていたわけですから、恐らくは何かと制約が大きかったり条件が揃わないと発動出来ない能力だったりではあるのでしょうけど、「照魔鏡」「連続和了」に続く照の第三の力がこの決勝の大舞台でどんな展開をもたらしてくれるのか、俄然期待したいところ。咲さんが怯えてる時点でヤバい能力なのは間違いなさそうですし...。
というわけで、今週の感想をまとめると...、
しおるねとすこやん
久しぶりに登場した「宇野沢栞さん」が大変可愛かったなってことですよ!
というより、この2人って、卒業後は「ハートビーツ大宮」に所属することになったのか。もしかして、はやりん路線を歩むつもりなの?それもまたすばら!特に宇野沢さんならポスト瑞原はやりも十分にこなせると思いますね。おもちだし。
そう見ると、これは「はやりん→宇野沢さん→由暉子ちゃん」へと継承されていく流れを暗に示唆しているシーンであり、後々は由暉子ちゃんも「ハートビーツ大宮」に所属することになるんだということを意味しているシーンとも解釈(誇大妄想)ができるのか...。なるほど奥が深いなぁ....。(勝手に納得)
<関連記事>
また、すこやんのいじられっぷりが素晴らしかったことも見逃せません。
なんでこんなにもすこやんは可愛いのか。すこやんの魅力は天井知らず過ぎてホント胸が熱くなりまくりですよ。もはや今世紀最強の可愛さである。アラサー界では向かうところ敵なしだね。圧倒的無敗神話ここにアリ!当ブログはアラサーすこやんの活躍にも全力で注目しております!
〇現在の点数状況(前半戦南3局4本場終了時点)
1位 清澄高校 :146700点
2位 阿知賀女子:98900点
3位 白糸台 :87500点
4位 臨海女子 :66900点
そんなわけで、次号休載につき、次回は1/18発売号で掲載予定。2018年の最後の号まで『咲-Saki-』が楽しめて今年は本当にすばらな年でございました。苛烈を極める先鋒戦!来年も最高に楽しみですね。