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『咲-Saki-』第205局「進化」感想

 咲-Saki- 205局(以下、咲-Saki-本編最新話感想のため未読の方はネタバレ注意)

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咲-Saki- 第205局「進化」 感想

 

 

前回、優希のダブリーを封殺し「全国3位」の実力を発揮してみせたガイトさん。

 

開幕で「天和」を和了ったとはいえ、東1局の1本場で競り負けたこの状況は、東場でリードを作りたい優希にとって非常に苦しい展開でしょう。

 

まぁ、"格上"の上級生を相手に「侮れないじぇ...」なんて言ってのける優希はやっぱり超大物ルーキーだとは思いますが......笑。

 

準決勝でもガイトさんが似たようなことを言っていましたし、もしかしたらこの2人、わりといいコンビなのかもしれませんね。

 

 

<前回の感想>

 

 

 

 

第205局「進化」:ガイトさんの猛攻

 〇東2局  親:松実玄 ドラ:東:麻雀王国

 

 

続く東2局。

 

圧倒的最下位で回ってきた親番に玄ちゃんが気合いを滲ませるも、

 

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三倍満

 

ガイトさんの猛攻は止まらず、門清平和一通一盃口ツモで、6000・12000の三倍満が炸裂!!!

 

かじゅモモの言う通り、ドラなしダマでの三倍満は非常に珍しい。前半戦のオーラスでもドラなしの三倍満和了っていましたし、ガイトさんの火力は一体どうなっているのでしょうか。

 

もっとも、「天和」2回に比べれば全然可愛いく思えてしまうのが何とも言えないところではあるんですけどね.......。

 

ここまで来るともはや、今回の決勝先鋒卓は咲-Saki-』史上最も点数移動の激しい対局になるような気もしているのですが、親の役満を2回和了ってもリードを守り切れないかもしれない現実....、俄かには信じがたいってものですよ。

 

 

.....と思っていた矢先の東3局。

 

 

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怒涛の三連続和了

 

照が2巡前に切った西:麻雀王国で待ち構えていたガイトさんの親っパネに放銃してしまい、ここで優希がトップから陥落!

 

 

二索:麻雀王国三索:麻雀王国四索:麻雀王国八索:麻雀王国八索:麻雀王国三筒:麻雀王国四筒:麻雀王国六筒:麻雀王国七筒:麻雀王国八筒:麻雀王国三萬:麻雀王国四萬:麻雀王国五萬:麻雀王国西:麻雀王国

 

無論、この形の牌姿で2巡前に西:麻雀王国が出ているなら止まるわけもないので、流石にこれはガイトさんの技あり和了でしょう。

 

いやはや、「間合い」を見極めたガイトさんの強さは計り知れませんわ.....。

 

 

宮永照の連荘

 

さて。

 

跳満・三倍満・親っパネの3連続和了で無事に原点まで復帰し、絶賛勢いに乗るガイトさん。トップとの点差が32700点まで詰まり、このままいけば逆転も見えてくるか...!と思われたまさにその時、

 

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照の連続和了

 

ついに、最強の高校生・宮永照が本格始動!

 

ガイトさんの親番チャンスを粉砕するのみならず、次が自分の親番であることを見越したうえでの即和了り。他家からすれば、ここで照に和了られるのは相当に厳しい展開と言わざるを得ません。

 

 

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油断のない照

 

 

それと、照は前半戦で発動していた「ツモ和了り限定」のギギギ...を封印した模様で....。

 

あれだけ人外的な9連続和了を見せつけたうえで「一度目もギリギリだったし 二度通じるとは思えない」と言える冷静さは流石の一言ですが、「ツモ限定」の状況で速度が落ちるのは自明の理。

 

そもそも、「九蓮」に繋がる....以外のメリットがほぼ皆無な能力ですので、照が自分自身でそう認識している通り、通常の「連続和了」の方が間違いなく使いやすい能力だと個人的にも思いますね。

 

松実玄の進化

 〇東4局 2本場  親:宮永照 ドラ:五筒:麻雀王国

 

......というわけで、驚異の「連続和了」の初弾を決め、続く親番の東4局・東4局1本場も、1000オール、5800の1本場は6100と順調に点数を積み上げていく照。

 

 

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"霧"とは何か?

 

しかし、その先の東4局2本場、打点上昇の制約に苦しみ、リーチを余儀なくされた照の前にまたしても嫌な「霧」が立ち込める。

 

勝戦の随所で玄ちゃんが見せてきた謎の「霧」。

 

その詳細に関しては未だに不明点もありますが、ドラが五筒:麻雀王国に決まった瞬間に"好機到来だ"と語っている点を踏まえると、

 

①この霧は穏乃によるものではなく

②玄ちゃんはこの霧の発動タイミングを任意(勝負所)で操れる

 

という条件にやはり間違いはないようで。

 

そして........、 

 

 

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玄ちゃんの逆襲

 

ここで、まさかまさか、玄ちゃんが追っかけリーチを選択!

 

ドラを手放せない性質から、ずっとリーチを掛けることが出来なかった松実玄の麻雀。準決勝では「ドラを手放す覚悟」を決めたがゆえに追っかけリーチを見せた彼女だったが、今回は明確に違う。

 

ドラゴンを操り、自分の元へと引き入れることが出来るようになったからこその追っかけリーチ。これが、「お別れ」を経験し、前へと進み出した松実玄の"進化"である!

 

 

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ドラゴンを操りし者


す、凄い..............。

 

あの宮永照にドラの五筒:麻雀王国を掴ませての狙い撃ち。

 

自ら手放なさない限り、決して河に姿を見せる事がなかったはずのドラを、一時的にでも他家の手に送ることで自分の元に引き寄せるだなんて....。まさに「すべてのドラは玄に集まる」という言葉の通りではないですか....。

 

しかも、荒川憩や園城寺怜を以ってしても単独では不可能と言われていた照の連続和了阻止を最高の形で実現してまったわけですから....。流石にビックリせざるを得ないってもの。

 

 

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阿知賀のドラゴンロード

 

 

無論、準決勝でも繰り返し触れられていたように、和了り続ける度に打点上昇を強いられる照にとって、ドラを抱え込む玄ちゃんの存在はまさに天敵であり、相性最悪の存在です。

 

言うなれば、鬼が金棒を封印された状態で闘っているようなもので、和了速度が神速の域に達している今回の面子を相手に、ドラを絡めた手作りが出来ないというのはあまりにも苦しすぎるでしょう。

 

玄ちゃん以外みな同じ条件とは言え、能力の性質上、一番影響を被っているのは間違いなく照ですからね。いかに彼女が強くとも、この条件下で苦戦を強いられるのは必然であります。

 

でも、そうとわかっていても、あの照の”支配”を越えて玄ちゃんが一矢を報いて見せた事には非常に大きな感慨がありました。もし、玄ちゃんが完全にドラゴンをコントロール出来るようになっているのなら、ここから始まる最後の南場は更に予想が難しく、また面白い展開になっていくのかもしれませんね。

 

 

〇現在の点数状況(後半戦東4局1本場終了時点)

1位 白糸台       :144900点 

2位 清澄         :122700点

3位 臨海女子     :100800点     

4位 阿知賀女子 :31600点 

 

というわけで、現在の点数状況は上記の通り。

 

東4局2本場における玄ちゃんの和了点が不明のため1本場までの点数で集計していますが、当たり牌がドラの五筒:麻雀王国である点やリーチを掛けている点、裏ドラ等の要素も考慮すると、最低でも「倍満」――下手をしたら「数え役満」――くらいはありそうな気も。

 

泣いても笑っても先鋒戦ももう残りあと4局ですし、ラス親の照はもちろんのこと、優希・玄ちゃん・ガイトさんの3人がどれだけチャンピオンを追い詰められるのか、そんな所にも期待しながら読んでいきたいと思います。

 

 

次号は休載で、次回は8月2日発売号で掲載予定。

 


 ※本記事にて掲載されている情報物は「『咲-Saki-』/小林立ヤングガンガン」より引用しております。